創楽と受楽 人生の楽しみと「仕事一筋」

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ホンダの創業者、本田宗一郎は65歳で引退した

この引退にもいろいろドラマがあるのだが、それは置いて、引退後のエピソード

本田宗一郎は「仕事一筋」で生きてきた人なので、引退して家にいてもすることが無い

まだ65歳だから元気はある

人に勧められて、世間でいわゆる「趣味」と呼ばれるものをいろいろ始めてみたのだが、どれもイマイチ退屈で飽きてしまい困ったそうだ

逸話として聴いた(読んだ)話なので、どこまで事実なのか、困ってからどうしたのか、その辺の詳しいことは知らない

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ただ本田宗一郎にとって、

仕事一筋」(新しいものを創造する楽しさ)

の世界は、

趣味」(出来上がった作品を味わう楽しさ)

の世界に比べると、次元が異なるほど底抜けに楽しかったのではないかと思う

趣味にも創造的な要素はあるが、やはり仕事のそれとは次元が違うのだろう

仕事からそのような底抜けの楽しさを感じ取れる人は、おそらく少数派だ

だが優秀なエンジニア、ビジネスマン、創業者、研究者、芸術家などには、そんな人が少なくないように思われる

仕事を通じて自分で何かを創り出し、それを見たり感じ取ったり出来る人は幸せだ

工場の流れ作業のような単純作業がツライのは、それを感じ取ることが難しいからだ

 

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文豪の永井荷風(→)「人生に三楽あり」と言った

読書と酒と女だそうだ

彼はかなり自分勝手な人間で、他人の都合など構わず、人生の楽しみを味わい尽くしたような感じの人だ

そんな人の言葉なので、それなりに真実味がある

だが荷風が本当に楽しかったのは、文章を書くことだったと思う

読書と酒と女というのは、その合間の、やや息抜きのような楽しみ

どんなに楽しいことでも、そればかりずっと続けていると集中力が持たなくなったり、一時的に飽きてきたりするので、息抜きというのは必要だ

私は、人生の知的な楽しみには2種類あると思っている

創楽(そうらく):自分で何かを創り出す楽しみ

受楽(じゅらく):他人が創り出したものを味わう楽しみ

創造には苦しみの側面もあると思うが、それでも創楽の真髄に触れると、受楽など詰まらなく感じて、せいぜい息抜き程度になるのかもしれない

天才は創楽を味わう、と言うより、創楽を味わって「仕事一筋」に生きたから、結果として世間から「天才」と呼ばれるようになったようにも思える

「仕事一筋」などと聞くと、世間の平凡な人は「無趣味の詰まらない人間」をイメージすることが多いだろうし、確かにそんな人間もいると思う

だが実は「仕事一筋」の人の中に、「人生の本当の楽しみを味わい尽くしている人」がいるのではあるまいか?

何かに挑戦して失敗した人を見て、批判したりあざ笑ったりする人がいるが、そんなあざ笑う人こそ「人生の本当の楽しみ」から最も遠いところにいるように思える

(^_^;)

 

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新宿を歩く(3)二の酉

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▲「よぉ~、シャンシャンシャン!」

詳細はここをクリック

 

下は、花園神社で熊手が売れて、「よぉ~、シャンシャンシャン!」している動画です

下をクリックしてから表示されて動き出すまで、少し時間がかかる場合があります

モバイル接続の場合、ギガをそれなりに消費します

受信環境によっては、まれに動画を見れない場合もあります

(^_^;)

シャンシャン動画1(56MB)  シャンシャン動画2(64MB)

 

Gメール・アドレスへのメール送達不能問題

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今年の夏あたりから、

Gメールのメルアドにあてた

私からのメールが送達不能になる

という問題が発生していました

仕方ないので、LINEをしている人へはLINEで連絡したりして何とかしのいでいましたが、LINEをしていない人へは、ほとんどコミュニケーションが不可能な状態に陥っていました

昨日ネットでいろいろ調べたら、

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この不具合(送達不能)が

世の中で広く発生している

ことが分かりました

特にPCメールソフトにサンダーバード(Mozilla Thunderbird)を使っていると、不具合になることが多いようです

私もメールソフトにサンダーバードを使っています

直接の原因は、Googleがセキュリティを高めるために、今年の夏あたりからGメールの機能変更をしたことにあるようです

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さらにその原因には、セールスメールを何十万通も大量に送信するような悪質なスパム業者などがいて、Googleなどネットインフラの側でも、やむをえずセキュリティ機能を高めている事情があるようです

ただそのせいで多くのユーザーにとって、

メールがどんどん使いにくくなっている

のも事実

メールを使うための設定などがセキュリティ対応でドンドン複雑化して、多くのユーザーの手に余る状態になり、結果として

ネット・コミュニケーションの主流が、メールから

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SNS(LINEなど)へと移りつつある

ようにも見えます

LINEなどのSNS業者が、メールを敵視して、メールを使いにくくさせるために、スパムをバラまいているんじゃないかと邪推したくもなります

 

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■現在発生している問題と取り得る対応:

(Gメール以外のアドレス&サンダーバード)→(Gメールアドレス)

送信側がGメール以外のアドレスから、メールソフトのサンダーバードを使って、受信側のGメールアドレスにあててメール送信すると、送達不能になる

A)メール送信側が取り得る対応:

(A-1)メールソフトにサンダーバード以外を使って送信する

(A-2)Gメールアドレスを使って送信する

B)メール受信側が取り得る対応:

(B-1)Gメール以外のメールアドレスを使う

(B-2)SNS(LINEなど)を使う

受信側としては、必ず対応しなければならない状況ではありません

ただ、気が付かないうちに、一部の送信者からのメールが届かなくなっている可能性はあります

送達不能の場合、送信側には送達不能連絡がありますが、受信側には何の連絡もありませんからね(送達不能だから当然だけど)

 

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■メール送信側としての私の対応:

(A-1)はいろいろ大変なので、とりあえず(A-2)で、

今までのメルアドから送達不能になった人には、

Gメールアドレスを使って再送信する

ことにしました

Gメール以外のアドレスと同じように、Gメールアドレスを使って、サンダーバードから送受信することは可能です

Gメールは非常に多機能ですし、他のGoogleサービスを使うにはGメールアドレスを取得する必要があるので、私もGメールアドレスを持っていますが、

Gメールは非常に多機能すぎて少々使い勝手が悪い

ところもあり、今のところ私はGメールアドレスをメインのメルアドにするのを躊躇(ちゅうちょ)しています

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ただ今回のようなことがあったので、もしかすると今後は、メインのメルアドをGメールアドレスに変えるかもしれません

(Googleの策略に、まんまと乗せられているような気もしますが・・・)

(^_^;)

 

東工大学長が女性アワード「HeForShe賞」受賞

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▲東工大 大岡山キャンパス 本館

 

東工大の入試で女性枠を設けることについて、男女差別とかの批判もあるようですが、私は良い取り組みだと思います

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研究開発の世界では

異種交配が創造力をかき立てる!」

と言われていますが、世の中の究極の異種交配が女と男であることは間違いありません

私が大学生のころ学科の教授が、

「今年の学部生は雰囲気が違うなぁ」

と言ったのを覚えています

いつもの学年は男子学生ばかりだった学科に、その年は女子学生が一人含まれていたことを意識しての発言だったようです

日本は製造現場での品質管理と効率性を通じて、世界でも有数の豊かで自由な先進文明国になることができました

これからの先進文明国に必要なのは、何よりも科学技術分野での卓越した創造性(研究開発力)です

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何か新しいことをすれば、日本の大手マスコミ(朝日→、毎日、TBS、NHK)みたいな

「自分は何もせんで、批判ばかりする連中」

というのが不可避的に必ず発生します

そんな社会のダニみたいな連中は無視して、新しい時代をドンドン切り開いてもらいたいものです

(^_^;)

 

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女性アワード「WOMEN AWARD 2023」

Forbes JAPAN主催で、その個人部門で

東工大学長の益一哉が「HeForShe賞」(→)

を受賞しました。

HeForShe賞は、WOMEN AWARD個人部門の中で唯一の男性への賞です。

ジェンダー平等推進を呼びかけ、行動を起こした男性に贈られます。

 

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東工大学長 益一哉(←)のあいさつ

このたびは「HeForShe賞」を賜り深く感謝申し上げます。

受賞の理由として、東工大が2024年度入学の入試から、これまでにない規模で「女子枠」というポジティブな取り組みに踏み切ったとあります。

東工大の女性学生の割合は、学部で13%程度です。

東工大は東京医歯大と統合し、2024年秋に「東京科学大学」となります。

今回の受賞を契機に、女性活躍を含む多様性をより尊重し、推進します。

皆様と共に成長し、より良い未来を築いてまいります。

 

イチローは出身高校がキライ?

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私は野球に余り関心がないのですが

イチロー選手には野球選手としてより

一人の天才(あるいは変人)

として、何か惹きつけられます

思い出したくない過去は、誰にでもありますが

天才には、周囲に溶け込みにくい人が多い

ので、特にそうかもしれません

まあ、アサ芸情報ですけどね

(^_^;)

 

イチローが11/4-5の2日間、北海道立旭川東高校の硬式野球部員を指導した。

マスコミ嫌いでなかなか表に出ることが少ないイチローだが、球児を指導する時は別。

メディアにとっては、イチローを取材する数少ない場となっている。

球界関係者は

「引退してからテレビ番組やイベントに出演することはほとんどなく、

自らのブランディングに重きを置いているようです。

テレビ局はキャスティングするために

オファーを絶え間なく出していますが、あっさりと断られている。

侍ジャパンのニュース解説やバラエティー番組の対談など、

様々な交渉を持ち込んでも、

出演するのはCMや女子野球とのエキシビションマッチぐらい。

プライドが高く、イメージ戦略を非常に気にしているようですね」

と語る。

イチローは2020年に「学生野球資格回復制度」の認定を受け、高校生を指導するのは旭川東高校で7校目。

過去には、東京都立新宿高校、智弁和歌山高校、国学院久我山高校、千葉明徳高校、高松商業高校、富士高校)。

ところがこれまで、イチローの出身校である愛知工業大学名電高校には一度も足を運んでいない。

スポーツライターは

「イチローにとって、高校時代のことは思い出したくないようです。

当時はサボりグセがあり、無理やり練習をさせられていたといいます。

抑圧された寮生活を送り、3年最後の夏は甲子園にも行けませんでした。

あまりいい思い出がないことも関係があるんじゃないでしょうか。

とはいえ、オファーがあったのかどうかはわかりませんが…」

と語っている。

以上、「アサ芸プラス」が報じている。

 

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新宿高校のグラウンドで、野球部を指導するイチロー

 

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▲これちょっと古いマップなんで、新宿高校バイパスはまだ未表示

 

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こじのりさん ライブスケジュール

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 新宿高校出身こじのりさんのライブスケジュールです

  情報提供ありがとうございます (^_^;)

 

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フルートの小島のり子です。
11月のライブに追加があったので、メールで送信させてください。
8.9.10.11が4連ちゃんになりました。それぞれに素晴らしいメンバーとやります。
ライブへのお越しをお待ちしています。

小島のり子

kojinori★mac.com ★を@に
jazzkojinori★gmail.com ★を@に

Website:kojinori.com

YouTube:youtube.com/@jazzkojinori

ちょこちょこアップしています。ショート動画も。

おかげさまでツアー中にチャンネル登録者数が、990人を越えました

よろしければ、チャンネル登録おねがいします。

配信ライブは年内はありません。11/4アワデラ2フルートの配信アーカイブが購入できます。

1週間、何度でも視聴できます。Websiteの11月スケジュールからどうぞ。

諸々どうぞ、よろしくお願いいたします。

続きを読む

品川駅の再開発

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▲品川駅中央通路

 

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東京の品川駅周辺が、さらに大きく変貌しつつあります

もともと品川駅の港南口には東京湾に面した倉庫が多くて、そこで働く港湾労働者や運送トラックの街、つまり肉体労働者の街でした

25年くらい前から品川インターシティなどの再開発が始まり、港南口にはソニー本社(→)、NTTデータ、キヤノン、ニコンなど、大企業のオフィスビルが次々に出来ました

今では、ちょっとした丸の内や大手町のようなオフィス街が形成されています

多くの倉庫跡地には高層マンションが林立して、現在ではタワマン街になっています

そしてごく最近、さらに大規模な再開発が品川駅周辺で進んでいます

リニア中央新幹線の始発駅建設(静岡県知事→が必死になって邪魔してますけどね)

JR品川駅と駅ビルの大改造(今までの高輪口駅ビルがショボ過ぎました)

高輪ゲートウェイ駅(↓)周辺の再開発(大型駅ビル、いくつも建設中)

高輪口の旧ホテルパシフィック跡地再開発(トヨタの東京本社などが出来ます)

京急とJRのホーム平面化工事(京急がJRと同じ1階へ下がってホームが1本増えますが、品川駅を出て横浜方面へ向かう京急線は、スグに急坂を登ることになります)

京急八ッ山橋跨線橋の掛替工事(「開かずの踏切」と言われていた京急八ッ山橋踏切が、立体交差で便利になりそう)

北品川駅周辺の再開発(★下の記事がこれです)

などが並行して進行中で、あと数年で品川駅周辺は、さらに大きく変貌します

 

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▲高輪ゲートウェイ駅

ほとんど「品川駅の中にある」と言っていいほど品川駅に近い

 

なお品川駅の南側に「北品川駅」があったり、「品川駅」なのに品川区ではなく港区にあったりとか、いろいろ歴史的な事情があって面白いですよ

下の地図にある「くら寿司」は、我が家から近いので、ときどき食べに行きます

この北品川駅の近くを旧東海道が走っていて、江戸時代を感じさせるレトロな商店街になってます

(^_^;)

 

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東京都品川区の「品川浦周辺地区再開発協議会」は、JR品川駅南側周辺で三つの再開発準備組合を2023年10月下旬に設立しました。

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約13ヘクタールの敷地を三つの街区に分けて、再開発ビルなどの建設を検討します。

対象区域は北品川一丁目と東品川一丁目にまたがるエリアです。

屋形船(→)や釣り船が停泊する品川浦を囲むように南、西、北の3街区に分かれ、うち西街区は京急本線の北品川駅が立地します。

北側はJR品川駅や同駅東口地区の再開発で整備した品川インターシティなどの高層ビル群が近接しています。

南街区
面積-約40,000㎡
準備組合-品川浦周辺南地区市街地再開発準備組合
準備組合設立-2023年10月28日
事業協力者-旭化成不レジデンス、東京建物、日鉄興和不動産、三菱地所グループ、五洋建設、大林組、東急不動産

北街区
面積-約60,000㎡
準備組合-品川浦周辺北地区市街地再開発準備組合
準備組合設立-2023年10月30日
事業協力者-旭化成不レジデンス、日鉄興和不動産、三菱地所グループ、清水建設、大林組、京浜急行電鉄、住友不動産、中央日本土地建物、東急不動産、長谷工不動産

西街区
面積-約35,000㎡
準備組合-品川浦周辺西地区市街地再開発準備組合
準備組合設立-2023年10月31日
事業協力者-旭化成不レジデンス、日鉄興和不動産、三菱地所グループ、五洋建設、清水建設、京浜急行電鉄

 

林芙美子の恩師 今井先生

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私は展覧会などへ行っても有料のパンフレット(その展覧会の展示内容をまとめた1000円くらいのパンフレット)はめったに買わない

でも今回の「林芙美子展」(→)のパンフレットは、内容が充実していたので買った

新宿歴史博物館のスタッフの水準は、かなり高いのかもしれない

その中に、芙美子の恩師についてのページがあった

芙美子は極貧の家庭環境で育ち、当時の常識から言えば小学校卒業と同時に女中奉公か何かで社会に出るのが普通だったと思うが、芙美子の文学的才能に気付いた小学校教師のすすめで女学校に進学した

親からの経済的援助は期待できず、昼は学校で夜は学費稼ぎのバイトという生活を送り、しかも周囲は富裕な家庭のお嬢さまばかりという、かなりキツイ女学校生活だったはず

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それなのに芙美子が女学校生活を余りツライと感じていない、むしろ良き思い出の時代らしいのは、この先生がいたことが非常に大きいのだろう

まさに「恩師」と呼ぶにふさわしい、芙美子にとってとても重要な存在で、この人が芙美子の才能を開花させたのかもしれない

性犯罪ばかり起こしている昨今の学校教師どもに比べたら別世界

さらに言えば、芙美子にとってもっと重要な人物は、いち早く芙美子の才能に気付いて進学をすすめた小学校の先生かもしれない

この人がいなければ、今井先生に出会うことも無かったのだ

(^_^;)

 

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▲女学校を卒業して2年21歳、東京での極貧生活の中から送ったはがき

下足番、女工、事務員、カフェーの女給などでギリギリの極貧生活

原稿を雑誌社・出版社に売り込んで回り、ときには拾われた

当時の原稿料は、現金書留や為替で送られてきたので

郵便配達が「林さん、書留でーす」と来ると、芙美子の胸は高鳴った

このころに芙美子がつけていた日記が「放浪記」の原形

 

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▲昭和4年26歳、今井先生へのはがき

前年(昭和3年)に雑誌「女人芸術」掲載の「放浪記」が好評

翌年(昭和5年)に「放浪記」の単行本が出てベストセラー化

芙美子は超売れっ子作家になった