ヨーロッパ

ヨーロッパのイメージ

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 ポルトガルとポーランドは

  ちょっと気の毒な感じもしますが

 まあまあ妥当なところでしょうか

  (^_^;)

 

日本人から見たヨーロッパに対するイメージをまとめた地図が、海外掲示板で話題になっています

英語が余り得意でない人のために、念のために下に訳しておきます

アイスランド「安全、治安が良い」
アイルランド「緑が多い」
ポルトガル「雑魚(ザコ)」
スペイン「サッカー大国」
スコットランド「独立したがってる」

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イギリス「飯がマズい」
フランス「デブがいない」
ノルウェー「刑務所が豪華」
デンマーク「みんな幸せそう」
オランダ「チューリップ」

ドイツ「ユダヤ人を大虐殺した国」
ベルギー「チョコレート大国」
スイス「腕時計が有名」
オーストリア「クラシック音楽で有名」
イタリア「マフィアの国」

スウェーデン「イケメンが多い」
ポーランド「みんなバカ」
チェコ「無宗教」
ハンガリー「ラード」
セルビア「テニス大国」

フィンランド「サンタクロースで有名」
エストニア「IT産業」original
ラトビア「ジャガイモが食えない」
リトアニア「親日家」
ロシア「馬鹿でかい」

ベラルーシ「美人が多い」(→)
ウクライナ「美人が多い」(↓)
モルドバ「ワイン」
ルーマニア「ハチミツ」
ブルガリア「ヨーグルト」

ギリシャ「経済破綻した国」
トルコ「親日国」

 

 

以下、海外の反応

・ロシア「馬鹿でかい」に笑ったわ。
・この日本人のイメージは結構正しいかも。

・イギリスの「飯がマズい」も間違ってはいないね。
・これはかなり正確じゃないか?
・正直これは自分の中のヨーロッパのイメージとかなり近かったよ。

557eef53-s ・イギリスの飯がまずいなんてことはないだろ。
イギリスにはインド、タイ、イタリア、フランスなどの様々なレストランが沢山あるんだから!
・↑でも典型的なイギリスの料理って言うと、

トーストに豆を乗せた奴(→)みたいなイメージがあるよね。

・ポルトガルの扱いが酷過ぎる、どうしてこうなったのか・・・

(ポルトガル「雑魚(ザコ)」)
・なぜ私の祖国ポルトガルは日本人から「雑魚」扱いされてるのか?
・ポルトガルって日本との繋がりも結構深い国なんだけどね。
日本の料理『天ぷら』もポルトガルの影響を受けてると思ったんだけどな。
・ポルトガル人は日本人にキリスト教と銃を与えたはず。
感謝されても良いくらいだと思うんだが。
・ポーランドの扱いも酷過ぎる。
この日本人の意見には同意しかねるよ。

(ポーランド「みんなバカ」)
・ポーランドとドイツのイメージが悪過ぎるな。

(ドイツ「ユダヤ人を大虐殺した国」)
・スウェーデンに関しては結構当たってる気がする。

(スウェーデン「イケメンが多い」)
・アイルランドとスコットランドは入ってたのに、ウェールズが入ってなくて泣いたわ。
・日本人はウェールズの存在を完全に忘れているようだ。
・私はこのようなステレオタイプというのが大嫌いだよ。
・これはステレオタイプではなく事実だと思う。
・日本人は東欧の女が大好きなんだな。

(ベラルーシ「美人女性が多い」)
(ウクライナ「美人女性が多い」)
・実際東京にはウクライナやベラルーシ出身の美女が夜の街で沢山働いてるからね。
・ラトビアの「ジャガイモが食えない」ってのはどういうこと!?
・↑実はこの地図を見てそれが一番気になった。
・私はラトビア人だけど、ジャガイモは普通に主食なんだが。
どうしてラトビアではジャガイモが食べられないと思われてるのか!?
・これは恐らく日本の掲示板か何かでネタにされていたものだと思う
ラトビアの人はジャガイモは食べるんだけど、貧しくてジャガイモを食べる余裕すらないってことだろう。
・↑ジャガイモすら買えないほど貧乏って、じゃあ彼らは一体何を食べてるのか!?
・ハンガリー「ラード」ってどういうこと!?
・ハンガリーの「ラード」でクソ笑ったわw
・日本人ってフランス人は痩せてると思ってるの?
・一応フランスはデブが多い国ランキングで124位だからね。
ちなみにイギリスは40位、スペインは63位、ドイツは79位となってる。
そして日本169位だ。
つまり日本人から見るとヨーロッパ人は太ってる人が多いイメージなんだろうな。
でもその中ではフランス人は比較的痩せてる人が多いように見えるってことだろう。

 

【快挙】反田恭平 ショパン・コンクール2位

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 まだ日本人の優勝者は無く

  前回の内田光子さんが1970年ですから

 半世紀ぶりの快挙!

  ということになります

 \(^o^)/

 

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クラシック音楽の世界三大コンクールの一つ

第18回ショパン国際ピアノ・コンクール

の最終結果が10/21未明(日本時間10/21午前)、ポーランドの首都ワルシャワで発表され、

東京都出身の反田恭平さん(27)が2位

山口県出身の小林愛実さん(26)が4位

に入賞した。

本選に出場した日本人2人がともに入賞した。

コンクールは1927年に始まり、5年に1度開催。

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優勝経験者には世界的に著名なマルタ・アルゲリッチさんやスタニスラフ・ブーニンさんらがいる。

日本人としては1970年に内田光子さん(←)が2位に選ばれている。

本選は2人のほか、地元ポーランドやイタリアなどのピアニストら12人で争われた。

小林さんは前回2015年も本選に進んだが、入賞を逃していた。

 

 

 

映画 ウトヤ島、7月22日

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これは2011年に現実に起きたウトヤ島銃乱射テロ事件を元にした再現映画です

数百人の学生が、ノルウェー・ウトヤ島(↓)のサマーキャンプに参加

そこに突然の銃声が鳴り響き、学生たちは300m四方くらいの狭い島中を必死に逃げ回る

わずか72分で69人射殺という、八つ墓村(←)の元になった津山事件(30人)をはるかに超える、記録的な短時間大量射殺をした無差別テロ事件です

何の心の準備もなく、銃弾が飛び交う戦場に突然投げ込まれたようなものだから、うろたえるのは分かるのですが、それにしてもここまで状況判断が出来なくなるのだろうか?と少々不思議に感じました

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実は、この映画を見ている途中で、急に吐き気を催してトイレにかけこんだのです

映画を観ていて、こんな気分になるのは初めて!

死体のグロい場面は少ないから、それに反応した訳ではありません

この映画、無差別銃撃の72分をワンカット撮影しているので、その場に居合わせたような独特の臨場感があります

主人公の女子学生の近くにカメラマンが立ち、ずっと彼女の行動を追いかけて、場面切替なしで撮影しています

彼女が走れば、カメラマンも一緒に走るので、その時にカメラが揺れて、画面が激しくブレる

そんな超ブレブレ動画をずっと見ていて、しかもスゴい臨場感に当てられたのかなと思っています

画面が激しくチラチラするTVアニメを見ていた子供が、急に気持ちが悪くなった事件がありましたよね

あれ以来、TVアニメには「画面から離れて観ましょう」と表示されるようになりました

とにかく臨場感は非常に高いのですが、娯楽性は低いので、観る人によっては退屈してしまうかもしれません

((((;゚д゚))))

 

▼事件は北欧ノルウェーで起きました

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▼事件現場のウトヤ島は、首都オスロから30キロくらい

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▼湖の中にある小さな島です

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▼対岸からは600mくらいで、夏だから泳いで渡ることも可能

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▼300m四方くらいの狭い島内には、キャンプ場がある

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現実の事件現場の動画(映画ではない)へ

 

踏切のある空港

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 踏切の向こうを

  飛行機が横切っていきます

 なんか不思議な感じがします

  (^_^;)

 

フィンランド・ジョーク

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まだ寒い毎日ですが、東京あたりの寒さは、たかが知れています

アメリカでは、異常寒波の上に停電が重なり、中国コロナも併せて三重苦だそうです

地球上で寒い国と言うと、フィンランドがその代表のようで、次のようなジョークが出来ています

(^_^;)

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* * * * * * * * * *

 

気温が×××度の時、世界では何が起きているか?

その時、フィンランド人はどんなふうにふるまうか?

 

+15℃。スペイン人は毛糸の帽子をかぶり、手袋とコートを着用。フィンランド人は日光浴をする。

+10℃。フランス人は集中暖房をつけようとむなしい努力をする。フィンランド人は花壇に花を植える。

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+5℃。イタリアでは車のエンジンがかからなくなる。フィンランド人はオープンカーでドライブする。

0℃。蒸留水が凍る。フィンランドのヴァンターヨキ川の水は、ほんの少し凝固する。

-5℃。カリフォルニアでは住民が凍死寸前。フィンランド人は庭でソーセージをグリルして、夏の最後を楽しむ。

-10℃。イギリスでは暖房を使い始める。フィンランド人はシャツを長袖にする。

-20℃。オーストラリア人はマヨルカ島から逃げ出す。フィンランド人は夏至祭りをおしまいにする。秋の到来である。

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-30℃。ギリシャ人は寒さで死亡。フィンランド人は、洗濯物を屋内に干し始める。

-40℃。パリは凍えてガチガチ音を立てる。フィンランド人は屋台に行列する。

-50℃。シロクマが北極から退避しはじめる。フィンランド軍は、本格的な冬の到来までサバイバル技術の訓練を延期する。

-60℃。コルヴァトゥントゥリが凍結。フィンランド人はビデオを借りて家の中で過ごすことにする。(コルヴァトゥントゥリはフィンランド北部・ラップランドにある山でサンタクロースが住むとされる)

-70℃。サンタクロースが南方へ引っ越す。フィンランド人は、コスケンコルヴァを屋外に保管しておけなくなり、いらいらする。フィンランド軍がサバイバルの訓練を開始。(コスケンコルヴァはフィンランドの蒸留酒でアルコール度数が非常に高い。通常、飲む前にビンごと冷凍庫に入れて冷やす)

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-183℃。食品の微生物が死滅。フィンランドの牛は、乳しぼりに来る人間の手が冷たいと文句を言う。

-273℃。絶対零度。あらゆる原子の運動が停止。フィンランド人は「くそっ、今日はずいぶん寒いじゃないか」と言い始める。

 

芸術的な雪だるま

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 美術館に冷凍ショーケースを作り

  永久保存したらどうでしょう

 (^_^;)

 

スペインの首都マドリードは50年ぶりの大雪に見舞われ、大混乱となっています。

あるマドリード市民が芸術的な雪だるまを造り、話題となっていました。

完璧なヴィーナス像!

もはや氷像と呼ぶべき美しさですが、さすが芸術大国スペインと言ったところでしょうか。

さっぽろ雪まつりに納品したいレベルです。

数日でこれだけの作品が登場するのだから、スペインに日常的に雪が降ったらどうなるのかと期待する人がたくさんいました。

* * * * * * * * * *

海外掲示板のコメント

●彼女はホットに見える。

●オレが付き合ったどの女より暖かい。

↑オレもだ……。

●マドリードの連中は100年に1度の雪をフルに楽しんでいるな。

投稿者実際にその通りだよ。

↑スキーを履いて背中にパラモーターをつけているやつもいた。

↑北欧からもっと雪を送って欲しい。きっと退屈なスペイン人たちが新しいルネッサンスを作り上げる。

●何十年に一度の雪だっていうのに、すでにエキスパートレベルの彫刻だぞ。

↑すでに彼らは多くの彫刻経験がある学生がいるからな。濡れた雪はちょっと冷たい粘土版みたいなもんだ。

●このヴィーナスは、近代の美の標準型に近づいている。オリジナルより高いヒップライン、ちょっと痩せているなど。

●これの一番のお気に入りは胸。

 

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読書 教説と手紙

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快楽主義者のことをエピキュリアンと呼ぶが、エピクロスはその元祖

快楽主義という言葉のイメージとは逆に、人生の雑事を「苦」と考え、それからの解放を「快」としたので、その哲学の理想はむしろストア哲学(禁欲主義)に近い

大欲は無欲に通じるという禅の境地や、涅槃(欲望から解放された悟り)を理想とした原始仏教の境地にも似ている

人間(特に男)は若いうちは肉体的欲望の奴隷となりやすいので、老年こそ欲望から解放された、人生の最も充実した時代としている

その規範をひと言で言えば

 「隠れて生きよ」

となって、世間の雑事に煩わされることなく、なるべく俗人に出会うことの少ない場所で静かに生きることを勧めている

ここまで来ると、老荘の無為自然の境地にも近くなり、深山幽谷に住む仙人のような生き方になる

エピクロスは非常に多くの著作を書いたが、そのほとんどは隠滅してしまい、現在残っているのはディオゲネス・ラエルティオスが「ギリシア哲学者列伝」に残した引用(つまり本書)だけとなっている

この時代の哲学は、自然哲学(世界観、のちの自然科学)と人生哲学(人生観、いかに生きるべきか)から成っているが、自然哲学は古代原子論(アトム)による説明で、現代人には少々退屈

人生哲学は、のちの哲学が非常に難解になったのに比べると単純明快で、現代人にも親しみやすい

本書には3つの手紙が含まれているが、最初の2つは主に自然哲学なので、ここで退屈して読むのをやめてしまうともったいない

3つ目の手紙(メノイケウス宛の手紙)から読むのがいいと思う

(^_^;)

 

 

読書 老年について

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ローマのストア哲学者を3人選ぶなら、エピクテトスとマルクス・アウレリウスが来て、3人目がセネカかキケロかな

キケロは雄弁家として切れ者なんだけど、ややクセの多いところが嫌われやすい

そのキケロが、大カトー84歳の口を借りて、若者2人に向かって、老年の何たるかを語らせています

時代は紀元前2~3世紀、日本では縄文時代が終わり、弥生時代が始まったころ

さすがにローマ帝国の超大物政治家である大カトーですから、老いてますます盛ん、弱ったところなどまったく見せず、むしろ「老いを楽しむ」余裕さえ感じさせます

特に、老年は「欲望の鎖」から解放された自由な年代であると主張しています

と言っても、大カトーは80歳で次男を儲けていますから、なかなか精力旺盛でした

良いもの(健康とかお金)について、

「有る時は大いに使え、無い時は強くは求めるな」

としているのは、いかにもストア哲学者キケロらしい

「死によって魂が消え去るなら、死は無視すれば良い。

 魂が不滅なら、死を待ち望むべきだ」

とも言っている

まだキリスト教が登場する以前だから、最後の審判のような話は出て来ない

本書の中の言葉ではないが

Live as if you were to die tomorrow. 明日死ぬかのように生きよ

Learn as if you were to live forever. 永遠に生きるかのように学べ

という言葉を思い出した

いま調べたら、ガンジーの言葉だそうです

(^_^;)

 

 

 

読書 魔犬

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ラブクラフトのコミカライズはPHP版が多いのだが、これは角川版

表題作の「魔犬」は、世間の退屈さに飽きた二人の若い男の奇怪な体験ストーリー

二人は友人で、おそらく貴族の生まれで、遊びにも恋愛にも、学問にも芸術にも、そして冒険にも飽きていた

二人が最後にたどりついた楽しみは、何と墓場荒らしという背徳の世界だった

ヨーロッパ各地の数世紀前からある墓地を研究探索し、歴史に名を遺す人物の墓を暴いて、遺品を収集してコレクションを作っていた

遺跡発掘の私的な真似事(お遊び)のようなもの

そしてオランダのある古い墓で見つけた遺品から、二人はとんでもない運命に巻き込まれていく

人間が欲望を満足され過ぎると、次には強烈な退屈に襲われるというのは、歴史が証明している

典型的にはローマ帝国の「パンとサーカス」だが、ヨーロッパの社交界も、サーカスの代用品かもしれない

いま世界の先進国では、ミニマムインカムと称して、働かなくても食える社会を目指しているが、その先に来るのがどんな社会かを、いまのうちに真剣にイメージしておく必要を感じる

本書には「魔犬」のほかに「神殿」「名もなき都(無名都市)」が収められている

後2作はPHP版にも別な漫画家さんで収録されていて、比較の楽しみもあった

本書を描いた田辺剛氏の画力は素晴らしいと思う

(^_^;)

 

読書 メルヘンの深層

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ペローやグリムに代表されるヨーロッパのメルヘンや童話が、実はかなり性的であったり残酷な話であったという本が、日本で一時流行した

シンデレラの姉たちがガラスの靴に合わせるために、足の一部を切り取ったというたぐいの、ちょっと子供には聞かせたくないような話

メルヘンの多くは、最初は子供向けではなく、中世ヨーロッパの糸つむぎ部屋で、女性たちの間で言い伝えられてきた大人向けの話だったようだ

子供向けのメルヘンは教育的な配慮から、勧善懲悪的な結論に傾きがちだが、本来のメルヘンには、もっと人間的なドロドロとした情念が含まれている

その情念の分析には従来、フロイト派の精神分析の立場から多く試みられてきたが、そこには歴史的な背景に対する配慮が欠けていると著者は批判する

著者は中世ヨーロッパ、主にフランク王国の制度史や社会史を専門としている歴史学者で、本書の中では、メルヘンが成立した当時の社会背景や時代精神を説明している

日本書紀の神話の部分が、荒唐無稽な作り話ではなく、大和朝廷が成立する前後の歴史を反映していることが明らかになりつつある

本書を読むと、メルヘンや童話も、その当時の歴史的事実や時代精神が色濃く反映していることが分かる

(^_^;)