71【事件事故】

上級国民の高齢ドライバー暴走死傷事件

▲地裁の法廷(この事件のものではありません)

ここ数年で世間を騒がせた「上級国民の高齢ドライバー暴走死傷事件」と言うと、

池袋暴走事件の飯塚幸三さん 元工業技術院長(理系官僚の最高峰)

が有名ですが、これとほぼ同時期に

レクサス暴走事件の石川達紘さん 元東京地検の特捜部長

も暴走死傷事件に関与しています

今日は熊さんに誘われて、石川さんの民事裁判を、東京地裁606号法廷で傍聴しました

この事件の法廷傍聴は2回目で、前回11/28は証人尋問で盛り上がったのですが、今回は判決言い渡しだけで、開廷予定の10時に裁判官が登場すると

原告の請求を棄却する。理由は追って送達する」

とだけ言って、わずか1分足らずで閉廷(拍子抜けしました)

「原告の請求」とは、石川さんのトヨタ自動車に対する5000万円の損害賠償請求のことです

「棄却」ですから、トヨタ自動車に賠償責任無しとする判決です

憲法で裁判公開の原則が定められておりますが、民事裁判では効率化などのため

口頭陳述(読み上げ)などを書面で代用すること

が恒例化しており、証人尋問でもないと、傍聴者にとってはまったくあっけないものです

もちろん裁判資料は原則公開ですから、あとから判決全文を取り寄せれば、判決理由の詳細を知ることは可能だと思います

この暴走事件は刑事事件として、すでに石川さんの有罪が確定しています

それを民事裁判でひっくり返すのは極めて困難で、ほぼ結果が見えている裁判ということで世間も余り注目しておらず、法廷は傍聴券の発行もなく空いていました

一応、マスコミが数人来ていて、今日のニュースにはなっていました

私は以前(10年以上前かな)、裁判の傍聴にハマったことがあり(いわゆる裁判ウォッチャー)、熊さんの誘いもあったので、久しぶりに地裁法廷に入りました

前述のように民事裁判はあっけないので、裁判ウォッチャーは刑事法廷を傍聴することが多いのですが、今日は民事法廷です

法廷の隣にある待合室ですぐ近くから拝見した石川達紘さんは、さすが元東京地検の特捜部長だけあって、すでに年齢は85歳ですがお元気そうです

前回11/28は「矍鑠(かくしゃく)たる力強いオーラ」のようなものを感じましたが、今日は全面敗訴の直後だったせいか、少し元気がなく残念そうに見えました

百戦錬磨の特捜部長だった人ですし、「負けてもともと」みたいな裁判ですから、それほど落ち込んではいないと思いますが

暴走事故が起きたのは石川さんが「20歳台の美人の愛人」と一緒にクルマでゴルフに出かける際だったので、この辺に「85歳の若さの源泉」があるのではないかとするゴシップ風の報道もあります

この事件で、石川さんへの刑事判決が実刑ではなく執行猶予が付いたことに、世間から

司法関係者の身内びいき

上級国民への忖度(そんたく)

などといった激しい批判ある訳ですが、上記のようなゴシップ風の報道もいくらか関係がありそうです

とにかく、石川飯塚両事件の裁判における最大の争点は、

事故原因が、クルマの欠陥か? または運転者のミスか?

という点にあります

クルマの欠陥が機械的や電気的なものなら、時間をかければ欠陥の究明は可能かもしれませんが、最近のクルマには事故防止などのためのソフトウェアが搭載されており、これは実際には数万行とか数十万行に及ぶ膨大なコンピュータ・プログラムです

このプログラムの中に、1カ所でも1文字でもバグ(プログラム上のミス)があれば、クルマが誤作動(暴走など)するかもしれません

このようなバグを発見するのは、数十巻もあるような大百科事典の中から、あるいは日本全国のすべての電話帳から、わずか1文字の誤字を発見するような気の遠くなる作業で、完全にバグをゼロにすることは、現実にはほぼ不可能です

誤作動が常に発生するのなら対処は比較的簡単なのですが、何らかのめったにない条件下でのみ誤作動するようなバグがあると、事態はますます深刻です

簡単なバグはすぐに除去されるので、深刻なバグが残ります

そんな深刻なバグが原因で誤作動した瞬間(めったにない極めてレアな瞬間)に、たまたまクルマを運転していたドライバーは悲劇です

石川さんや飯塚さんが、そんな悲劇の主人公である可能性を、完全にゼロであると言い切ることは困難です

裁判の判決では両事件とも「運転者のミス」とされましたが、何か割り切れないものが残ります

これからクルマの自動運転が実用化されていくと、この問題はますます社会の重大問題になっていくだろうと思います

最近注目されているAIの深層学習(deep learning)が、バグの除去(デバッギング)に活用されて、デバッギングの自動化が広く実現すれば、将来への光明になるかもしれません

 

* * * * * * * * * *

 

石川飯塚両事件の経過比較(主にwikiより)

 

    • 石川達紘クサス暴走事件
      • 1939年4月4日生まれ、85歳、中大卒、元検事
      • 2018年2月18日に男性1人を車(レクサス)ではねて死亡させる
      • 2021年2月15日、東京地裁から禁錮3年執行猶予5年の判決
        • 自動車運転処罰法違反(過失致死)などの罪
        • 判決は、アクセルペダルの裏面にペダルが踏み込まれたまま衝突事故が起きた際に生じる傷痕が残っていたことに着目し、「車の不具合のみで事故が起きたなら傷痕が生じた理由の説明が困難」として、被告がアクセルを踏み込んだと認定
        • アクセルやブレーキがどう操作されたかを記録するレコーダーのデータが、事故発生前後にアクセルが強く踏まれたことを示していることも踏まえ、車の不具合はなかったと結論付けた
      • 2023年5月(事故発生から5年3か月)最高裁は石川の上告を棄却、禁錮3年、執行猶予5年の有罪判決が確定
        • これにより石川は弁護士法の規定に基づき弁護士資格を失った
        • 同年8月8日付で瑞宝重光章返上
      • 2023年、石川は、暴走は車の欠陥が原因だったとして、製造元のトヨタ自動車と販売会社に5千万円の損害賠償を求める民事訴訟を東京地裁に提起

 

  • 飯塚幸三池袋暴走事件
    • 1931年6月1日生まれ、2024年10月26日93歳没、東大卒、元研究者
    • 2018年に足を痛めて杖をつくようになった
      • 2018年ころ、通院先の医師はパーキンソン症候群と似た症状があると診断し、飯塚本人に「運転は許可できない」と伝えていた
      • 2019年の年明けには車の車庫入れも手こずるようになった
    • 2019年4月19日12時25分ごろ、池袋で乗用車の運転中に多重衝突事故
      • 豊島区東池袋四丁目の都道、東京メトロ東池袋駅付近の交差点
      • 2008年式トヨタ・プリウス (DAA-NHW20) が暴走
      • 暴走の原因は、ブレーキとアクセルを踏み間違えたこと
      • 母子2人が死亡し、運転していた飯塚と妻を含む10人(飯塚を除くと9人)が負傷
    • 東京地方裁判所における刑事裁判
      • 被告人は「車に電子系統の異常が起き、ブレーキが効かなくなった」として無罪を主張
      • 検察官は「事故の原因は、被告人がブレーキとアクセルを踏み間違えたことだ」として、禁錮7年(法定刑の上限)を求刑
    • 2021年9月(事故発生から2年5か月)に禁錮5年の実刑が確定
      • 自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷罪)
      • 2021年9月17日付で瑞宝重光章を褫奪(ちだつ)
      • 高齢ドライバー事故への社会の関心を高め、自主返納が増加
    • 2024年5月時点で、関東地方の刑務所(詳細非公表)に収監
    • 2024年10月26日に刑務所内で老衰により93歳没
      • 同年11月25日に報道された

 

モンスター独裁者は「空気」で周囲を支配します

▲フジテレビ「相談役」 日枝久(87)

モンスター独裁者は「空気」で周囲を支配します

「空気」による支配には、社長とか会長の肩書きは不要です

そんなものが無い方が、肩書きから来る責任を免れて、勝手放題の独裁支配が可能になります

独裁支配権(その中核は、役員や部長層への人事権)を好き勝手に行使して、いざとなると「相談役だから」などと言って逃げる卑劣きわまりない存在

日本的な「空気」は、独裁者を生み出す土壌です

日本人の最大の欠点として、

人間関係や、それが醸し出す「空気」が関係してくると

とたんに冷静な判断力を失って(思考停止)

トンデモない愚かな判断や行動をしてしまう

というのがあります

異常なほど先輩後輩の序列を気にする

常に周囲の顔色を見ながら意思決定する

余計な忖度(そんたく)をして、発言や行動を自粛する

などの日本人のおかしな習性(時には長所になることもあるんだけど)は、ほとんどこの「空気」が関係しています

有名な「タイタニック・ジョーク」などで、外国人から茶化されたりしています

例えば、80年以上前の御前会議(天皇臨席の会議)でも、この「空気」が充満していました

会議出席者の誰もが「空気」に飲まれて開戦に反対できない気分(思考停止)になりました

そして、絶対に勝てないと分かっていた愚かな戦争に突入(真珠湾攻撃)していって、善良な日本人が310万人も死んだのです

この「空気」こそ、日本人を狂わせる最大の脅威であり、この「空気」を悪用して、組織の独裁者に居座っている悪党が、組織の大小を問わず、日本社会のあちこちに広く存在しています

そんな独裁者の醸し出す「空気」に触れると、周囲の日本人は冷静な判断力を失って思考停止に陥り、「愚かな羊たちの群れ」となります

ひたすら凶悪独裁者に盲従し、その言いなりになって黙ってしまうのです

まさに【羊たちの沈黙】です

今日の記者会見は、そんな「愚かで卑屈な4匹の羊」登場しただけのように見えました

私たち日本人の99%は、この「空気」に触れると、みんな愚かで卑屈な羊になってしまう可能性を秘めています

浜田聡議員やホリエモンみたいな、「空気」に流されないスゴい人は、たぶん1%もいないでしょう

「王様は裸だ!」と叫ぶ子供が必要です!

いまフジテレビの不祥事に憤って叫んでいる人たちも、それは自分が外部にいて「空気」に触れていないから

もし自分自身の属する会社や組織に独裁者がいたら、その独裁者の前では「空気」に威圧されて、言いたいことも言えない羊になってしまうのかもしれません

▲日枝が死ぬほど恐い「愚かで卑屈な4匹の羊」

祖師ヶ谷大蔵で通行人が殴り殺される

▲ウルトラな街 祖師ヶ谷大蔵

小田急線の祖師谷大蔵の駅前で、通行人が殴り殺されました

殴った犯人と殴り殺された人に面識は無く、たまたま通りがかって口論になり、犯行に及んだようです

43歳にもなって、どうでもいいようなことで激怒して、簡単に人を殴り殺すような人間が、そのへんをウロウロしている訳です

恐ろしいことです

((((;゚д゚))))

* * * * * * *

小田急線の祖師ヶ谷大蔵駅近くの路上で、男性が殴り殺されました

殴り殺した犯人は、世田谷区に住む佐藤賢(43)

犯人の佐藤賢は、今月6/9の未明、小田急線の祖師ヶ谷大蔵駅近くの路上で、会社員の土肥隆さん(51)に因縁をつけて頭などを複数回殴って殺しました

事件の直前、土肥隆さんは客引きをしていた飲食店の従業員と路上でトラブルになっていて、その従業員に対し土肥隆さんが「おい!」と言った際、たまたま近くを通りかかった犯人の佐藤賢が、自分に言われたと勘違いして口論となったということです

犯人の佐藤賢は調べに対し、「けんかをして複数回殴ったことははっきり覚えている」と容疑を認めています

▲これも人殺しの犯人ですが、上の事件とは関係ありません

▲ネットでたまたま見つけたポスターです 人殺し事件とは関係ありません

 

林芙美子の恩師 今井先生

35262379

2926953861

 

私は展覧会などへ行っても有料のパンフレット(その展覧会の展示内容をまとめた1000円くらいのパンフレット)はめったに買わない

でも今回の「林芙美子展」(→)のパンフレットは、内容が充実していたので買った

新宿歴史博物館のスタッフの水準は、かなり高いのかもしれない

その中に、芙美子の恩師についてのページがあった

芙美子は極貧の家庭環境で育ち、当時の常識から言えば小学校卒業と同時に女中奉公か何かで社会に出るのが普通だったと思うが、芙美子の文学的才能に気付いた小学校教師のすすめで女学校に進学した

親からの経済的援助は期待できず、昼は学校で夜は学費稼ぎのバイトという生活を送り、しかも周囲は富裕な家庭のお嬢さまばかりという、かなりキツイ女学校生活だったはず

tsuugaku_girls_sailor

それなのに芙美子が女学校生活を余りツライと感じていない、むしろ良き思い出の時代らしいのは、この先生がいたことが非常に大きいのだろう

まさに「恩師」と呼ぶにふさわしい、芙美子にとってとても重要な存在で、この人が芙美子の才能を開花させたのかもしれない

性犯罪ばかり起こしている昨今の学校教師どもに比べたら別世界

さらに言えば、芙美子にとってもっと重要な人物は、いち早く芙美子の才能に気付いて進学をすすめた小学校の先生かもしれない

この人がいなければ、今井先生に出会うことも無かったのだ

(^_^;)

 

35262377

▲女学校を卒業して2年21歳、東京での極貧生活の中から送ったはがき

下足番、女工、事務員、カフェーの女給などでギリギリの極貧生活

原稿を雑誌社・出版社に売り込んで回り、ときには拾われた

当時の原稿料は、現金書留や為替で送られてきたので

郵便配達が「林さん、書留でーす」と来ると、芙美子の胸は高鳴った

このころに芙美子がつけていた日記が「放浪記」の原形

 

35262378

▲昭和4年26歳、今井先生へのはがき

前年(昭和3年)に雑誌「女人芸術」掲載の「放浪記」が好評

翌年(昭和5年)に「放浪記」の単行本が出てベストセラー化

芙美子は超売れっ子作家になった

 

切ない話

keiyakusyo_tsukitsukeru

 

いま日本は格差社会が進行して、底辺ではかなり悲惨な状況もあるみたいです

上の話で子どもを放置して逃げた親の行動は犯罪レベル(刑法218条の保護責任者遺棄罪)ですし、ちゃんと役所に連絡すれば、恵まれた環境とは言いがたいと思いますが、それなりの対応はしてもらえるはずです

上の動画の「金融屋」というのは、たぶんヤミ金融で、その取り立てはかなり厳しいイメージがあります

でもそれは見た目だけ、言葉だけです

「内蔵を売って返せ!」みたいなこと言うかも知れませんが、実際は暴力をふるうことは99%あり得ず、たぶんカラダに指一本触れることは無い

いまの日本でヤクザとかヤミ金融の人間が取り立てで暴力をふるうと、トンデモなく重い刑罰や不利益が科せられます

だから精神異常レベルの底抜けの馬鹿でなければ、そんな愚かなことはしない

暴力をふるえば暴行罪(刑法208条)になりますが、暴行罪の範囲はかなり広くて、ケガをさせるような暴力だけではない(もしケガさせたら傷害罪(刑法204条)になり、刑罰ももっと重くなる)

状況によっては指一本触れるだけでも暴行罪は成立するし、コップの水をかけたり、近くで大きな音や声を出しても成立します

という訳で、子どもを放置して逃げる必要なんてまったく無いのです

でも底辺に落ちた親は、そんなこと知らないんでしょうねぇ

(T_T)

 

* * * * * * * * * *

 

上で「そんな愚かなことはしない」と書きましたが、それは相手が日本人の場合です

2f10137073e95d88e6f4b2081caf43ba_t

いま日本にいっぱい入って来てる外国人労働者の中には、いい人もいるけど、かなりヤバい連中もいます

奴らが生まれ育った国(特に南米がヤバい)では、暴力とか殺人が日常茶飯事で、その辺の感覚が日本人とは完全に違っちゃってる奴もいる

殺人の発生率が日本の数十倍、数百倍なんて国は、いくらでもありますから、問答無用でいきなりブスリ!もありうる

だから相手が日本人とは思えない見た目だったり、日本語をちゃんと話せないようなら、1秒でも早くその場から離れた方がいいです

ヤミ金融は相手(借り手)を威嚇(いかく)してお金を返済させようとするビジネスだから、取り立て(追い込み)には見た目の怖そうな人間を雇います

でもそこは企業ですから、わざわざ狂暴な外国人を雇って事件を起こされ、事務所の家宅捜索をされたり金融業の免許を取り消されたりするのは、企業として避けたいはず

だから借金の取り立てに外国人が来るケースは、まだ極めてマレだと思う

convenience_store_24

むしろ危険なのは飲食業やコンビニの店員で、すでに外国人が多い

「オレはお客さまだ!」という意識で、店員さんに横柄な態度を取る人も時々いるけど、トラブルには気をつけましょうね

((((;゚д゚))))

 

ブーフーウーとゴッドファーザー

35262343

 

NHKに「おかあさんといっしょ」という子ども向け番組があって、これは数十年前から続く超長寿番組なんだけど、その最初のころに番組内で「ブーフーウー」という人形劇が演じられていました

なぜかメキシコが舞台で、そこに住む3匹の子ブタの物語

ブー(長男ブタ):ぶつぶつや 声:大山のぶ代

フー(次男ブタ):くたびれや 声:三浦勝恵

ウー(末っ子ブタ):がんばりや 声:黒柳徹子(→)

もともとは絵本だったのを、NHKが人形劇にしたようです

先日、映画「ゴッドファーザー」のパート1~3を通して観たんだけど、この中で初代ゴッドファーザーであるヴィトー・コルレオーネには3人の息子がいます

これが「ブーフーウー」の3匹の子ブタとキャラが一緒!

 

20220623220607

images-2022-03-05T094452.059

 

長男ソニー・コルレオーネ(←)は、気が短くて怒りっぽく、いつもブツブツ文句を言っている

次男フレド・コルレオーネは、お人好しで少しアタマの弱い頼りない男で、いつもヘマばかりして周囲に迷惑をかけ、本人もコンプレックスのカタマリになっている

末っ子マイケル・コルレオーネは、大学出のインテリ秀才(昔は大学へ行くのはインテリ秀才だけだった)で、マフィア(イタリアヤクザ)を嫌っていた

長男ソニーはチンピラみたいな性格で、マフィアのボス(組長)になるような器ではなかったが、他にいないから多分こいつがボスの後を継ぐんだろうなと、本人も周囲も思っていた

35262345

次男フレド(→)は、人がいいだけで、組織の上に立てるような人間ではない

末っ子マイケルは、大学を出た後、マフィアになることを嫌って海兵隊に入ったりしていた

初代ゴッドファーザー、ヴィトー・コルレオーネは、末っ子マイケルを気に入ってかわいがっていたが、マイケルがマフィア(ヤクザ)を嫌っているのを知っていたから、マイケルだけはマフィアにしたくないと考えていた

 

35262344

 

それが運命のイタズラで、長男ソニーがファミリー(組)間の抗争であっけなく殺されてしまい、末っ子マイケルが二代目ゴッドファーザーになり(↑)、ドラマが展開していく

200px-Sicily_in_Italy.svg_

初代ゴッドファーザー、ヴィトー・コルレオーネは、故郷イタリアのシシリー島(→)で、地元ヤクザに両親や兄を虐殺され、わずか9歳で天涯孤独の身となって新天地アメリカへ渡ってきたので、家族を大切にする思いが非常に強い

映画「ゴッドファーザー」は、ファミリー(ヤクザの組)の物語であると同時に、ファミリー(家族)の物語でもあり、ストーリーに重厚さを増している

(^_^;)

 

▲「ぼく自分で直してみるよ」って、若き日の黒柳徹子の声

 

ゴッドファーザーをまた観る

A3FnOKFtxxS7UDXF7gXUGGMnqYcCPYI6OQZ34vKn

 

久しぶりに映画「ゴッドファーザーの1~3をまとめて観ました

さすが映画史に輝く超名作映画だけあって、何度観てもいいもんですねぇ

特に2が絶品で、心が締め付けられるほどいい!

初代ゴッドファーザー(年配役)のマーロンブランド、二代目のアルパチーノもいいんだけど、初代(若者役)のロバートデニーロ(→)がものすごくいい

1と2が作られたのが1970年代なので、すでに半世紀が経過しているが、これを超える映画は余り出て来ていないような気もする

200px-Sicily_in_Italy.svg

シシリー島(←)のコルレオーネ村で、地元のマフィアに両親や兄を虐殺された初代ゴッドファーザー(1901年、わずか9歳)が、命をねらう地元マフィアの追手を逃れて新天地アメリカへ渡る

小さなカバン一つで無一文、身寄りも無く、やや栄養失調気味で、英語もまったく話せず、まさに完全ゼロから出発

それが44年後(1945年、53歳)には、ニューヨーク5大マフィアの最大ファミリーのボスにのし上がって、孫の洗礼祝いに盛大なパーティーを催し、地元の名士や上院議員も出席する

まさにアメリカンドリームなのだが、けして大昔の話ではなく、我々の祖父祖母の生きた時代

わずか100年ほど前なのに、今と比べると生きる環境が非常に厳しい

特に社会的弱者には厳しいのだが、みんなたくましく生きている

utsu_man

教育や労働環境、福祉などが充実して、日米欧など先進国の生きる環境は最近100年間で格段に良くなった

だがそのぶん、人間が弱くなっているような気もします

はっきりしたデータは手元にありませんが、社会が豊かになって生きる環境が良くなるほど、自殺者は増えているような気がします

((((;゚д゚))))

 

暴力団の組長さん、かわいそう

yakuzayouchien-400x400-1

kenka_tsukamiai_yopparai-1

 

暴力団「六代目山口組」の三次団体にあたる「常滑一家」の73歳の組長に、殴る蹴るなどの暴行を加えたとして、同組の若頭(わかがしら)中沢秀也(53)が逮捕された。

組長は言うまでもなく暴力団のトップで、若頭は組織のナンバー2とは言え、組長から見たら部下の組員。

  白いものでも組長が黒といえば黒になる

それが従来のヤクザ組織の「鉄のオキテ」だったはず。

ヤクザ組織に何が起きているのか?

C7qEF06VAAQ3nJZ

 

* * * * * * *

 

暴力団の組長(認知症)が部下の組員から暴行されちゃったとか、高齢化や暴対法など、時代の変化をスゴ~く感じます

暴対法(暴力団対策法)による締め付けがキツ過ぎて、暴力団員は激減(↓)し、みんなシノギに苦しんでいるらしい

ヤクザ組織の統制力が弱ったスキを突いて、「関東連合」などの半グレや不良外人、労組のフリをした狂暴集団(立憲民主党の辻本清美で有名になった「関西生コン」など、→)が跋扈(ばっこ)してきています

((((;゚д゚))))

 

AS20210408001447_comm

詳細はここをクリック

 

パチンコ屋でクルマ炎上100台

game_pachinko

 

厚木のパチンコ屋で8/20、クルマが100台以上も炎上しました

パチンコ屋の駐車場管理に問題があったと非難する意見もありますが、私はEV電気自動車のバッテリー爆発が原因ではないかと危惧しています

クルマというのは衝突事故でもなければ、そうそう簡単に燃えるものではありません

syoukaki_man

普通に駐車していたクルマが自然に炎上したとすれば、放火かEV車の自然発火(バッテリー爆発)の可能性が高い

パチンコ屋の駐車場なら、最初に出火したクルマの周囲にまったく人がいなかったはずもなく、火災報知器もあったでしょうから、すぐに消火器で火を消そうとしたはず

それでも消しきれずに100台も燃えたということは、火元のクルマの火力が非常に大きかった訳で、これもEV車のバッテリー爆発ならありそうなことです

7/25にオランダ沖で発生した自動車運搬船「フリーマントル・ハイウェイ」の火災は、欧州では大事件として報道されています

この火災で船員の1人が死亡し、被災した約4000台のうち1100台はポルシェで、残りはVWブランド、アウディ、ベントレー、ランボルギーニなどの欧州車

bakuhatsu

まだ火災原因は確定していませんが、船員から

「EV車から出火して、

火の勢いが激しくて消火出来なかった

との証言もあるので、EV車のバッテリー爆発の可能性が濃厚です

すでにノルウェーの海運業者が

「今後、EV車は運ばない。

火災が起きることが怖いのではなく、

EV車の火災(爆発)は火力が激しくて消火できないからだ」

としています

厚木のパチンコ屋の火災では死者こそ出ていませんが、場所がトンネル内だったらと考えると非常に恐ろしい感じがします

EV車のバッテリーは、スマホと同じリチウムイオン電池(LIB)なのですが、スマホが爆発して大ヤケドを負う事故がときどき起きているように、LIBの安全性はまだ完全には確立されておらず、技術的には改善途上の「やや危ない技術」です

クルマによる交通事故で毎年多くの死者が出ている現状を見れば、事故原因の多くが運転者にあるとは言っても、クルマ自体がまだ「やや危ない技術」なのかもしれません

((((;゚д゚))))

 

 

80歳の男性が滑落死 北アルプス燕岳

tsubakuro-02

tozan_choujou

 

北アルプス燕岳(つばくろだけ)で8/4、登山中の男性(80が滑落し、死亡しました。

警察によりますと、8/4午前7時すぎ、神奈川県横浜市の男性(80)が北アルプス燕岳の標高2650m付近で滑落しました。

燕岳から大天井岳に向け登山中で、尾根からおよそ100m滑落したとみられています。

男性は8/3、2人のパーティーで中房登山口から入山。

もう一人の同行者からの救助要請を受けて、長野県警のヘリで松本市内の病院に搬送されましたが、頸椎損傷により死亡が確認されました。

wakawakashii_man

 

* * * * * * *

 

私は「歩くの大好き」なので、あちこち歩き回るし、ハイキング程度の低山にも登るが、2650mなどという高山にはほとんど登ったことが無い

wakawakashii_woman

だから、この北アルプス燕岳(つばくろだけ)が、どれほど登山難易度の高い山か、正確には知らない

だけど、100mも滑落する危険があるというだけで、80歳には無理があるんじゃないかなぁと感じる

ワシはまだ若いんじゃ!」と言わんばかりに元気さを強調するじいさんが時々いるけど、年齢を無視した若化粧をしているばあさんに似たものを感じる

 (;´Д`)