人生いろいろ

「疲れ」という概念を初めて知る高校生

駅で電車を待っていると、近くにいた男子高校生2人が

「なんか今日すげー眠いわ」

「疲れてんの?」

というやり取りを始め、眠そうにしている方の高校生が

「いや、疲れてはないけど、今日サッカーやったじゃん?それから眠い」

と答えると、隣の高校生は

「え、初めて? それ『疲れ』って言うんだよ」

と教えていた

・・・という記事を読みました

常時「疲れ、ダルさ、痛み」などに悩まされがちな高齢者から見ると

「疲れ」という概念を初めて知る高校生

「若いって、いいなぁ」

なんだけど、若い人には若い人なりの悩み(恋愛、受験、将来への不安など)があるだろうから、人生にはいつも悩みが付きものという感じもします

実際、若いころなら一晩寝ればスッキリした疲れとかカゼでも、正常に戻るのに何日も、時には何週間もかかったりすると、痛切に年を感じますねぇ

エレベーターに乗っていたら、たまたま隣に立ってる高齢者が「足が痛ぇよー」なんて独り言を、小さな声でうなってるのを耳にしたりとか

肉体的な痛みだけでなく

スマホとか世の中の最新動向に付いていけない自分への怒り(*1)

会社の人間関係から離れ、さりとて近所付き合いには溶け込めない

近い将来、確実に訪れるであろう「死」に対する、漠然とした不安

などの鬱屈した気分が、高齢者の精神をジワジワと蝕んだりします

それに耐えきれなくなって、外に向かって怒りやイライラを爆発させたりする、心の弱い高齢者も出てくる

いわゆる「切れやすい老人」だ

男が多いので「切れジイ」なんて呼ばれてるけど、高齢者より若い中年層にもいる

女性だと家庭内で「姑の嫁いじめ」になったりするのかも

認知症の症状が混じることもある(他人事ではないんだけどね)

この種の「切れジイ」には

コンビニのレジ係や、居酒屋店員、駅員などに食ってかかってるじいさん

電車の優先席に座って、周囲の電話してる訳でもなくスマホの画面を見ているだけの若い人に向かって、「スマホの電源を切れ!」などと勝ち誇ったように叫んでるじいさん(*2)

もっとヒドくなると、新宿駅などによく出る「ぶつかりおじさん」で、特に若い女性など刃向かって来そうもない人に対して攻撃的(だから屈強な若い男にはぶつからない)

とか、いろいろ痛々しいバリエーションがある

(*2)は(*1)が背景にありそうで

「自分に対する怒り」を周囲の他人に向けている

のが見え見えで、本当に痛々しい

ちなみに、昔は一時「心臓ペースメーカーに悪影響」とか言われた時もあったので、「切れジイ」はこれを知って

「うまい憂さ晴らしの手段を見つけた!」

と思って、勝ち誇ったように命令口調で叫んでるようだが、今のペースメーカーはそんなこと無い

だいたい、スマホくらいで異常になるペースメーカーなんて、恐くて使えないよ

((((;゚д゚))))

高校生の元記事へ

老けない女 藤あや子(64)

日本人の女性には「老けない女」というジャンルの人たちがいて、私は少なからず興味を持っています

上の写真は、演歌歌手の藤あや子さん(64

雑誌「GQ Japan」最新号に載った、ごく最近のお姿です

あや子さんはクルマが大好きなので、「愛車の履歴書」というコーナーの記事に登場しています

銀座のクラブのママっぽいね

プライベートではジャージ姿で過ごすことが多く、自宅用ジャージとお出かけ用ジャージがある

見かけによらず「見た目より機能性」という人なのかな?

秋田県のご出身(やっぱり)

1981年、20歳で2歳年上の男性と結婚、長女が誕生し、翌年に離婚

2017年に57歳で、24歳年下の男性と再婚

36年間(21~57歳)独身(バツ1)だったことになりますね

よっぽど結婚に(男に)懲り懲り(こりごり)したんでしょうか?

17歳の孫がいる

作詞作曲では小野彩(このさい)というペンネームを使っており、自作曲も多い

山梨県に自身の絵画や陶芸を展示する「ギャラリー彩」を運営している

という訳で、なかなか多才です

同じく女性演歌歌手の伍代夏子さん、坂本冬美さんと仲が良い

(^_^;)~♪

▲この動画は、藤あや子さん40歳(24年前)

▼64歳の今も、余り変わってないなぁ

「老けない女 宮本信子」へ

退職代行はあり? なし?

YouTubeで人気の経営エンターテインメント番組『REAL VALUE』

退職代行はあり? なし?

というテーマを取り上げた

退職代行肯定派9人と、退職代行否定派ホリエモン(堀江貴文)ら8人が、激論を展開

ホリエモンは、「こういうビジネス(退職代行)をするから、バカが増える!と主張

社員に退職代行を使って辞められたら困らないのか聞かれると「そんな奴、採用しねえよ、まず」と吐き捨てた

ホリエモンって、発言が過激なんで誤解されがちだけど、実はトンデモないほどの超努力家なんだよね

それでホリエモンの不思議なところは、そんなトンデモないほどの努力は「誰でも出来る!」と本気で信じてること

「こんな簡単なこと、何でみんなしないの?」 (・_・?)

みたいな感じでいる

それで、そんな努力をしない(出来ない)人を「バカ!」とか呼んじゃう

これって自己啓発なんかの世界で、ポジティブ・シンキング(PT:積極的考え方)の肯定派と否定派の論争でもよく出てくる

PT肯定派が

「前向きに努力すれば、目標は必ず達成出来る!」

みたいなこと言うと、PT否定派は

「でも、そんな努力が出来ない人っているんだよ」

みたいに応じる

どっちも言ってることは正しいんだけど、言ってる土台(人生観とか忍耐力のようなもの)が違ってるから、この種の論争はたいてい平行線になりがち

自分を前提にものを考えるというのは、人間の性(さが)かもしれないね

この辺の議論を、橘玲さんが「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」という本でうまく整理してくれてます(橘玲さんは、どちらかと言うとPT否定派)

日本はまだPT否定派もそこそこいてバランスが取れてるような気がするけど、PT万能社会のアメリカではPT肯定派の主張が強すぎて、PT否定派は「落ちこぼれ」「ダメ人間」扱いされて発言すら出来ないような雰囲気もある

アメリカにだって日本とはカタチが違うけど同調圧力はあるし、むしろ宗教的背景(プロテスタントの倫理=カルヴァン主義)があるから、日本より強烈かもしれない

そんな米国社会で、PT否定派(努力出来ない人たち)の鬱積(うっせき)した不満を代弁して大統領になったのがトランプなんじゃないかな

トランプ本人はホリエモンと同じでトンデモない努力家なんだけど、政治的主張はホリエモンとは逆かもしれないね

トランプは、プロテスタント福音派が支持母体なので、その辺の宗教的信念も関係してるだろうけど

仕事がツラくなって会社を辞めたくなったら、

バックレればいいだけで、簡単じゃん!

というのがホリエモンの主張

でもそれが出来ない人たち(真面目だけど自己主張が弱い)が、社会には確実に存在しているのも事実

それに実務的なこと言えば、バックレるより退職代行つかって正式な退職手続きを踏んだ方が、失業手当の受給や次の就職にも有利に働くと思うんだよね

ホリエモンくらいになると、そんな実務レベルのケチくさいことは「どーでもいー」と切り捨てるんだろうけど、PT否定派からはトコトン嫌われるだろなぁ

まあ今の日本みたいに、お互いに忖度(そんたく)しまくって言いたいことも言わない社会では、遠慮なくズバズバ本音を言うホリエモンみたいな人が必要だとは思うけどね

それで詰まらない結論をあえてまとめれば

1)自分で退職手続き出来る人は、そうすればいい

2)それが気が重い人は、退職代行つかえばいい

3)そんなのメンドウという人は、バックレればいい

ということなのかな(本当に詰まらない結論だけど)

(^_^;)~♪

「退職代行サービス」へ

牛丼すき家が一斉休業

上の2枚の写真は、今朝の朝散歩で、近所の牛丼「すき家」を撮ったもの

我が家の近所(品川駅周辺)には、すき家2軒と吉野家1軒があります

駅の規模が大きい割に、飲食店などが並ぶ繁華街の規模が小さい、というのが品川駅地元民の不満

私は舌が余り敏感ではないようで、微妙な味の違いが感じ取れず、すき家と吉野家の違いもよく分からない

何を食べてもけっこう美味しいし、牛丼は特にダイスキ

他に寿司と焼肉とハンバーグが好き(超子供舌)

ただ食べるのが異常に遅い(これは直りそうもない)

写真1枚目が港南二丁目店で、ここが近いのでよく行きます(月に2~3回)

そんな愛用している「すき家」さんですが、今日は臨時休業

数日前から「すき家」全店休業してる

もちろん、例の「ねずみ汁事件」のせいです

個人経営の外食店で料理にゴキブリ混入くらいは、実はザラにある話で、外食産業でバイトとかしたことのある人は、余りの不潔さに「外食したくなくなる」とかよく聞きます

むしろ「すき家」さんは、客席からよく見えるところに厨房がある店が多いので、かなり清潔な方ではないかなぁと思っています

ただ今回のように、味噌汁の中にネズミが泳いでるような生々しい映像がネットに流れると、巨大外食チェーンの本部としても放置することができません

今回の全店休業措置(売上減24億円)を決定するにあたり、「すき家」の経営トップは、死ぬほど悩み、熟考したのではないかなぁと推察します

で、その「すき家」を経営しているのが

外食チェーン「ゼンショー」のトップ

都立新宿高校出身の小川賢太郎

ということで、朝陽27につながってくる訳です

「ゼンショー」の本部が、品川駅の駅ビル(JR品川イーストビル)に入っているので、地元企業的な親しみも感じています

小川賢太郎氏は、都立新宿高校から東京大学に進学するも、全共闘運動にのめり込みすぎて中退

その後は港湾労働者として汗を流し、大学の外での労働運動に身を投じた

音楽家の坂本龍一より少し上の世代で(1948年生まれ)、全共闘運動に巻き込まれて共産主義に洗脳され、一時は道を踏み外したかと思いきや、そこから猛然と反撃に出て、今や日本の外食産業を代表する「外食王」

共産革命に情熱を燃やし、20代はいろいろ回り道してます

外食業界に足を踏み入れたのは1978年、30歳ころに吉野家に入社してから

吉野家で働きながら牛丼店のノウハウを学び、コツコツ貯めた500万円を元手にささやかな弁当屋からスタート

そして今やグループ店舗数 1万5109店(2024年3月末)という巨大企業グループを築き上げた、まさに立志伝中の人物

若いころは労働者の味方となって革命運動に奔走し、やがて経営者(資本家)として成功する

英国首相チャーチルの言葉を思い出しますね

20才で保守なら情熱が足りない

40才でリベラルなら知能が足りない

If you are not a liberal at 20, you have no heart.

If you are not a conservative at 40, you have no brain.

外食産業では、YouTubeに不潔なイタズラ動画が流れた「くら寿司」とか、たびたび社会問題化しています

今回の「ねずみ汁事件」も、悪質なイタズラではないかとの憶測もありますが、真相は闇の中

今回の「すき家」一斉休業という決断には、災い転じて福と成そうという、小川賢太郎氏の不屈の闘魂のようなものを感じます

(^_^;)~♪

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還暦を過ぎて一から板前になった人

 

定年退職などで仕事をリタイアした後に、まったく別な仕事に飛び込む人がいる

都内の自宅で「寿司かわの」を営む河野透さんは、66歳のときに自宅の一室で寿司屋を始めた

東京生まれの東京育ちで、1968年、大学新卒で広告代理店の東急エージェンシーに入社

社歴38年間のほとんどを、テレビ広告担当の広告マンとして活躍し、62歳で定年退職

寿司職人養成学校の東京すしアカデミーに入学して、板前の基礎を学ぶ

卒業後、インターネットで見習い募集のお店を探して応募した

上下関係が厳しいとされる職人の世界に、未経験の62歳が飛び込んだ

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もっと変わり種としては、裁判官から板前になった人もいる

大阪高等裁判所の裁判官(部総括判事)だった岡本健さん

1994年、還暦で依願退官して板前に転身、裁判所の近くに居酒屋を開いた

「人を裁く(さばく)」から「食材をさばく」へ

当時かなり話題になり、下は日経新聞に載った記事

▲クリックすると拡大します

世の中には、板前になりたかったけど別の道に進んだという人が少なからずいる

でも、還暦を過ぎて一から板前修業を始めようとする人は少ない(だから話題になるんだけど)

何かを良いことを始めるのに、遅すぎることなんか無い!

などと昔から威勢良く言いますが、実行するにはとても勇気がいる

好きなことを今から始めるのは、遅すぎるか? 遅すぎないか?

という質問は、さほど重要な質問ではなく

好きなことを本当に今、始めたいのか? 始めたくないのか?

というシンプルな二択が、最も重要な質問のような気がします

(^_^;)~♪

追伸 裁判官から板前になった岡本さんは、この体験をに書いています

 

渋沢栄一は68歳で子供をつくった

ATMでお金を引き出すと、新札が増えてきた今日このごろ

新1万円札の顔、渋沢栄一は、68歳で子供をつくっています

朝陽27会メンバーの年齢が、今ちょうど68歳くらいですよね

このとき渋沢は、「若気の至りで」と言い訳したそうです

ちなみに、渋沢が生きた明治時代の平均寿命は40歳くらい

当時の乳幼児死亡率が高かったことを勘案して、14歳未満で亡くなった人を除いた平均寿命は、60歳くらいだったようです

渋沢栄一は、正妻とお妾(めかけ)さんを同居させたり、68歳でも子づくりに励んだり、いろいろがんばったようで、子供の総勢17人(諸説あり)

まあ、それだけの大家族を養う財力があればこそでしょう

「男の甲斐性(かいしょう)」

とか言われて、昔は財力や社会的地位のある男がお妾さんを持つことは普通にあることで、問題視する人は少なかったようです

あの聖人君子みたいな「経営の神様」松下幸之助(松下電器、現在のパナソニック創業者)にも、お妾さんがいました

生物学的に、能力のある男(強いオス)が多くの子孫を残すことは種の保存に有利

これは倫理観とはまったく別の視点

現在でも、フランス人は浮気に寛容で、政治家や芸能人の不倫が発覚しても、ほとんど無関心

街の人にインタビューしても「それが何か?」という反応が多いそうです

まあ、フランス人はみんな浮気をしているから、他人の浮気なんかどうでもいい、ということかもしれません

なにしろ昔のフランス貴族のお屋敷では、寝室が3つあって(夫婦の寝室、妻の寝室、夫の寝室)、どっちにも愛人がいるのが当たり前だったお国柄ですから

昔の日本には女性の側でも

「三流の男の正妻より、一流の男の妾になりたい!」

と言う女性もいたようです(今もいるかな?)

これと正反対なのが、旧1万円札の顔、福沢諭吉です

「私は、妻以外の女性と関係したことは無い!」

と広言していました

これはこれで立派なもんです

それで、旧札から新札への切り替え

1万円札の顔が、福沢諭吉から渋沢栄一へ替わったのは、なぜか?

少子化・高齢化の日本を憂えた財務省あたりの官僚さんが、

「子供をいっぱいつくりましょう!」と奨励しているのではないか?

と考えるのは勘ぐり過ぎかな?

皇統の維持に腐心している宮内庁は、密かに側室制度の復活を目論んでいるとのウワサがありますが、そのための布石として、新札の顔に渋沢栄一を推した可能性もありますね

最近では、ビリージョエルが67歳で子供をつくっているようです

問題は、子供が成人するまで健康でいられるか、ということですね

(^_^;)~♪

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追伸 テスラCEOのイーロン・マスク(54)は、もうすぐ14人の子を持つ父親になる

こちらはまだ68歳まで14年もあるから、あと10人くらい、いけるかもね~

彼の天才的な能力を引き継いだ子孫をいっぱいつくって、人類の明るい未来に貢献していただきたい!

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離婚同居 将棋の渡辺明九段

渡辺明   藤井聡太

いま世間では、夫婦別姓とかでモメてますが、「将棋の渡辺くん」こと渡辺明九段が、奥さんと離婚後も「一緒に暮らしていく」と公表した

離婚後も同居を続けるという、やや珍しいケース

離婚したら同居するな!などという法律は無いから、本人同士がOKなら別に問題なしだけどね

結婚するときは、

結婚と同時に同居をスタートする最もポピュラーなAコース

とりあえず籍だけ入れて、一緒に住むのは少し先というBコース

まず同居(同棲)して、心や体の相性などゆっくりじっくり確かめ合ったりしながら、いろいろあって籍を入れるCコース

があって、すでにAコースよりCコースの方がポピュラーかもしれないね

逆のコースでは

不倫が発覚したりして、まず別居して(Dコース)、いろいろあって離婚したり元の鞘に収まったり

というのが世間では多いような気がするけど、今回のように

離婚はするが同居は続ける(Eコース)

というのは、まだ珍しいケースなんじゃないかな?

動機がよく分からないけど、Cコースで結婚したカップルが

「とりあえず一段階、元に戻そう」

ということかな?

あるいは、マスコミ向けの話題づくり?

男と女の関係の新しいスタイル?

ちなみに、渡辺明九段には「魔太郎」という愛称がある

藤子不二雄A作のマンガ「魔太郎がくる」のキャラクターに似ていて、本人も似ていると認めているらしい

まあ、見た目もキャラもとがっていて、マンガにしやすい人のようです

(^_^;)~♪

若いころの渡辺明と「魔太郎がくる」

 

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将棋の渡辺明九段(40)が、妻で漫画家の伊奈めぐみ氏と、昨年に離婚していたことを発表し、ネット上で話題となっている。

渡辺はX(旧ツイッター)で

「昨年、離婚しました。(足のケガとは関係ありません)」

「『将棋の渡辺くん』を通じて、夫婦で応援して下さった方に申し訳なく思います」

「膝手術の前から、まともに動けていないので、妻(元)にはかなり迷惑をかけています。世話だけでなく弱音を言っては話し相手をしてもらって、励まされています」

今後も一緒に暮らしていくので、引き続きマンガの応援をするのと、自分もケガからの回復を目指して頑張りたいです」

と書いている。

渡辺が伝えた離婚後も同居するという「離婚同居」についての書き込みが相次いだ。

「結婚の形も変わっていくし、離婚の形も変わっていく」

「渡辺明九段と伊奈めぐみ氏 『同居離婚』 新しい形だな」

「今年一番驚いたニュースだわ まぁ仲たがいじゃないみたいだしありかもですね」

「同居離婚か。べつに憎みあっていないのだからこれはありやね」

「渡辺明九段、離婚してたってマジ!? 同居も続けるって…新しい形の家族?」

「21年暮らしたけれど、同居はするということらしい。彼ららしい。お子さんも成人されてるし、理解は得られるだろ」

「離婚したのに同居ってどゆこと? なんちゃって夫婦別姓か?」

伊奈氏は漫画家として夫の渡辺を題材とした「将棋の渡辺くん」で知られ、伊奈祐介七段の妹にあたる。

2人は04年4月、渡辺が19歳の時に結婚。

同年7月に長男が誕生していた。

 

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追伸ニュース

将棋の渡辺明九段の元妻で漫画家の伊奈めぐみ氏が8日、自身のX(旧ツイッター)を更新。

離婚後の2人の関係性について漫画で端的に語った。

伊奈氏が2人の夫婦生活を描く漫画「将棋の渡辺くん」の最新話告知を受け渡辺九段は7日、自身のXを更新。

「昨年、離婚しました。(足のケガとは関係ありません)

『将棋の渡辺くん』を通じて、夫婦で応援して下さった方に申し訳なく思います」

と離婚を報告していた。

離婚後も同じ屋根の下でともに暮らしているそうで、その2人の支え合いの形には多くの反響が寄せられた。

伊奈氏は8日、「エゴサーチしたら、色んな人が持論を語っていた」と世間の声について言及。

「それらに対しまとめて返事、としてコレを貼っておこう」とポストし、漫画の1コマを投稿。

「誰も他人の家庭のことは理解できないから」

と漫画のコマのセリフでアンサーした。

映画 最強のふたり

久しぶりにいい映画だったので、感想を少し書きますね

映画評で評価の高い映画を観ると、期待が高くなる分がっかりすることもあるんだけど、本作は期待を裏切らなかった

ハングライダーの事故で、首から下がマヒした富豪の中年フィリップ

貧しいスラム街の出身だが陽気な黒人の若者ドリス

フィリップは、住み込みで身の回りの世話をする人を募集し、採用面接に多くの人が並ぶ

真面目そうな応募者が多い中で、気むずかしいフィリップは、ズバズバものを言うドリスが気に入る

ドリスは介護役に採用され、何もかも正反対の二人に友情が芽生えていく

階級差 パリの街並み 冒険 孤独と愛 不機嫌と愉快

寝たきりや、首から下がマヒでも、人生はそれなりに楽しめる

暗く湿っぽくなりがちな身体障害者の世界を、明るく愉快に描く

まあ、余り暗くならないのは、身体障害者でも大富豪だからかもしれないけどね

上流階級的な気取った世界を、痛烈に笑い飛ばしているところも痛快だ

2011年のフランス映画だから近作ではないが、この映画には実在のモデルがいて、ふたりともたぶん今も健在(もちろん一人は体が不自由)

黒人が主人公だからアメリカ映画っぽいけど、やはりフランス映画っぽさはよく出ている

(^_^;)~♪

哲学堂公園と井上円了 そして妖怪

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▲哲学堂公園

 

「君たちはどう生きるか」を書いた吉野源三郎が東大哲学科を出ているので思い出したのですが、中野区にある哲学堂公園を作った井上円了(いのうええんりょう、→)という人がいます

東洋大学の創設者で、新潟県長岡市のお寺の跡取りとして生まれましたが、東大哲学科を出て、寺を継がずに哲学者になり、明治大正の思想界に大きな影響を与えました

私の親が長岡市(旧山古志村)出身なので、今でも長岡には親戚が多く、長岡出身の井上円了に親しみを感じます

明治大正時代の哲学者というと堅物の学者先生を思い浮かべるかもしれないが、実はこの円了先生なかなかユーモアや遊び心のある人で、哲学の傍ら妖怪の研究もしている

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「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげるを思い出しますが、円了先生は妖怪というものを正面から「哲学的に」研究しています

今で言う民俗学のような研究もしていた訳です

都内には井上円了の事績が2つあります

哲学堂公園 中野区 釈迦、孔子、ソクラテス、カントをまつった「四聖堂」がある

東洋大学 文京区 キャンパス内に「井上円了記念博物館」がある

どちらもまだ行ったことがないので、近々歩いてみたいと思っています

(^_^;)

 

創楽と受楽 人生の楽しみと「仕事一筋」

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ホンダの創業者、本田宗一郎は65歳で引退した

この引退にもいろいろドラマがあるのだが、それは置いて、引退後のエピソード

本田宗一郎は「仕事一筋」で生きてきた人なので、引退して家にいてもすることが無い

まだ65歳だから元気はある

人に勧められて、世間でいわゆる「趣味」と呼ばれるものをいろいろ始めてみたのだが、どれもイマイチ退屈で飽きてしまい困ったそうだ

逸話として聴いた(読んだ)話なので、どこまで事実なのか、困ってからどうしたのか、その辺の詳しいことは知らない

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ただ本田宗一郎にとって、

仕事一筋」(新しいものを創造する楽しさ)

の世界は、

趣味」(出来上がった作品を味わう楽しさ)

の世界に比べると、次元が異なるほど底抜けに楽しかったのではないかと思う

趣味にも創造的な要素はあるが、やはり仕事のそれとは次元が違うのだろう

仕事からそのような底抜けの楽しさを感じ取れる人は、おそらく少数派だ

だが優秀なエンジニア、ビジネスマン、創業者、研究者、芸術家などには、そんな人が少なくないように思われる

仕事を通じて自分で何かを創り出し、それを見たり感じ取ったり出来る人は幸せだ

工場の流れ作業のような単純作業がツライのは、それを感じ取ることが難しいからだ

 

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文豪の永井荷風(→)「人生に三楽あり」と言った

読書と酒と女だそうだ

彼はかなり自分勝手な人間で、他人の都合など構わず、人生の楽しみを味わい尽くしたような感じの人だ

そんな人の言葉なので、それなりに真実味がある

だが荷風が本当に楽しかったのは、文章を書くことだったと思う

読書と酒と女というのは、その合間の、やや息抜きのような楽しみ

どんなに楽しいことでも、そればかりずっと続けていると集中力が持たなくなったり、一時的に飽きてきたりするので、息抜きというのは必要だ

私は、人生の知的な楽しみには2種類あると思っている

創楽(そうらく):自分で何かを創り出す楽しみ

受楽(じゅらく):他人が創り出したものを味わう楽しみ

創造には苦しみの側面もあると思うが、それでも創楽の真髄に触れると、受楽など詰まらなく感じて、せいぜい息抜き程度になるのかもしれない

天才は創楽を味わう、と言うより、創楽を味わって「仕事一筋」に生きたから、結果として世間から「天才」と呼ばれるようになったようにも思える

「仕事一筋」などと聞くと、世間の平凡な人は「無趣味の詰まらない人間」をイメージすることが多いだろうし、確かにそんな人間もいると思う

だが実は「仕事一筋」の人の中に、「人生の本当の楽しみを味わい尽くしている人」がいるのではあるまいか?

何かに挑戦して失敗した人を見て、批判したりあざ笑ったりする人がいるが、そんなあざ笑う人こそ「人生の本当の楽しみ」から最も遠いところにいるように思える

(^_^;)

 

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