60【旅と散歩】

ブッダは我が子に「悪魔」と名付けた

先日(6/16)みんなで行った鎌倉大仏

 

1993年、生まれた我が子に「悪魔」と命名して市役所に届け出たトンデモない親がいて、役所に受理されなかった事件(悪魔くん事件)がありました

子供に「悪魔」と名付けることは、「社会通念上、問題がある」と判断されたようです

ところが仏教の教祖であるブッダ(仏陀)も、我が子に「悪魔(ラーフラ)」と名付けています

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自由を修復しています

上野駅に登場した横断幕、「自由」を修復しています

いきなり哲学的なテーマでビックリしますが、ここでいきなり「おフランス革命2.0」でも始めるという訳でもなく、駅構内の巨大絵画「自由」を修復するのだそうです

「自由」は、上野駅中央改札口の壁に大きく描かれた、画家・猪熊弦一郎による1951年(昭和26年)の作品名

制作から74年たってますから「修復」も必要でしょうけど、ちょっと見た感じでは、まだ割とキレイですね

(^_^;)~♪

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もう梅雨明け?

上の図は直近の東京のお天気です

気象庁はまだ梅雨明け宣言してませんが(平年7/19ころ)、雨が降りませんねぇ

参院選が7/20だから、当日に雨が降るかどうか、候補者は気になることでしょう

とにかく今は雨こそ降らないけど、湿度が高くて超蒸し暑い!

室内はエアコン天国だけど、外は地獄

(;^_^;;;) アツイヨー

▲猫はエアコンの上が大好き

おフランスの議会で雨漏り

おフランスの議会で雨漏りです

パリは19世紀半ばにオスマン知事のパリ改造計画が進められました

それまでのパリは、汚くて不潔な街だった

そのころ出来た建物は、すでに2世紀近くが経過して古びてきています

おフランスは伝統を重んずる国なので、古い建物ほど価値があるとされていますが、雨漏りとか機能的にいろいろ問題が起きることが多い

ホテル・クリヨン

以前にパリを旅して、ホテル・クリヨンという、かなり高級なホテルに泊まったことがあります

おフランス語だと、オテル・ドゥ・クリヨン(Hôtel de Crillon)

あのころの、しかも一番安い部屋で、1泊4万円以上

最近のインバウンド相場の東京や京都なら、1泊4万円なんて大したことないですけど、30年くらい前ですから、今なら1ケタ上かな?

予約も「一見さんお断り」みたいな感じで、紹介状が必要

ここを定宿にしてるような、おフランスの上流階級に知り合いは居ませんので、仕方なく前日に泊まっていたパリ日航ホテル(ニッコードパリ、今はもう無い)のコンシェルジュに頼んで、紹介状を書いてもらいました

でも中に入ってビックリ

内装はかなり古びていて、床なんか歩くとギシギシ!

それもそのはず、このホテルの建造は1758年(267年前)ですから、あのおフランス革命(1789年)よりもずっと前

日本だと江戸中期、9代将軍徳川家重の時代

「革命広場」と呼ばれたコンコルド広場に面していますから、革命の直後は毎日のように、窓からギロチン処刑が見えたはず

この場所で1343人がギロチン処刑された、まさに恐怖政治の時代

▲コンコルド広場の場所

▲ギロチン処刑

上の絵は処刑場だったコンコルド広場で、言葉は悪いが、ギロチン処刑は「民衆の娯楽」だった

おフランス国王ルイ16世の処刑場面で、処刑直後の彼の首を民衆に見せている

たぶん観衆から「革命バンザイ!」とか歓声が上がったのだろう

絵の左奥は、たぶんホテル・クリヨン(当時は王室別邸)

これに少し遅れて、たぶんこの場所で、王妃マリー・アントワネットも37歳で処刑された

飢えた民衆に向かって「パンが無ければ、ケーキを食べればいいじゃない」と言ったとされている、あの人です(本当は言ってないらしいけど、いかにも言いそうな人なんだよね)

今の日本なら「コメが無ければ、・・・」で、誰か名言を残してくれないかなぁ

▲フランス国歌は「革命バンザイ!」の歌です

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ホテルの建物は古いけど客層は別格で、いかにも「おフランスの貴族」といった感じの貴婦人がロビーにいたりして、私にとっては普段なかなか味わえない「異次元空間」でした

ホテルの格というものは、設備ではなく客層なんだなぁと感じました

まあ、これを感じるだけならロビーでいい訳で、泊まる必要はないです

ただ、私がいま横になっているこのベッドに、フランス革命の前には、王宮に招かれたおフランスの貴族が寝ていたのかもしれないと思うと、不思議な感情移入が可能です

私は旅するとき、昼間は「歩くの大好き」で、一日中ひたすら歩きまわるので、「ホテルは寝るだけの場所」と割り切って、ふだんは安宿に泊まることが多い

よく行くタイのバンコクやパタヤでは、1泊2000円くらいのホテルが普通です(今は円安で、もう少し高いかも)

でもこのときはパリに半月くらいいて、「1泊くらい高いホテルに泊まってみよう!」みたいなノリでしたね

(^_^;)~♪

九死に一生を得た奇跡

インドで旅客機が墜落して多くの方が亡くなりました

この種の事故が起きると、「九死に一生を得た!」という人が現れます

道路の渋滞で空港に着くのが遅れて助かった!、みたいな人

今回の事故では、乗っていたのに助かった人が一人だけいて、「265死に一生を得た!」のにもビックリしました

確か明石家さんまさんも、番組収録の関係で一便ずらしたおかげで、墜落ジャンボ機(JAL123便、1985年8月12日)への搭乗を免れ

きてるだけでもうけ!」

という悟り?の境地に達し、娘さんの名前を「IMALU」にしたのは有名な話

当時私はある会社でコンサルをしていて、そこの会社のある役員さんも、JAL123便に乗るはずだったのに、直前の会議が伸びて命拾いしてました

その人の役員室へ行ったら、まさに墜落したJAL123便の航空券が額に入れて壁に飾ってありました

ちょっとクセの強い人で、いわゆる「一言居士」のウルサ型オヤジ

社内では「憎まれっ子世にはばかる」などと陰で言われてましたね

こんな奇跡で命が助かると、明石家さんまさんのように悟りの境地に達して、にわかに宗教心に目覚める人も少なくないようです

でもね、我々がいまここで平穏に生きてられるのは、それだけで大変な奇跡のおかげかもしれませんよ

地球上に生命が誕生した確率が信じられないほど低いことは科学者が主張してますし、いまだに地球以外の星に生命が確認できていないことからも分かります

人類の歴史は少なくとも過去数千年、飢餓と疫病と戦争と暴力による壮絶な苦難の歴史でしたが、現在(2025年)の我々日本人は、そのほとんどの苦しみから免れています(死だけは無理ですけど)

わずか30年くらい早く生まれていたら戦争に巻き込まれて、石川太郎先生のように大変な目に遭っていたであろうことを考えると、奇跡的に「いいタイミング」で生まれたなぁと思います

いま現在だって、ウクライナやガザに住んでたら、相当にキツイはず

そんな「奇跡」に立脚した今日このごろの日常ですが、それが当たり前の気分になっちゃうのも、人間という生き物の脳の習性(何でも慣れちゃう)なんでしょーかねー?

平穏な毎日の中で、「生きてるだけで丸もうけ!」と悟りの境地に達するのは、簡単ではないようです

(^_^;)

「九死に一生を得た」記事へ

艦内神社

▲戦艦「三笠」の艦内神社

 

海上自衛隊の多くの護衛艦の内部には、艦内神社があります

上の写真のように、神社というより神棚といった感じですが、小さいながらも神様が祀られており、祭日には盛装した艦長や幹部がお参りすることもあるそうです

戦前の旧帝国海軍から受け継がれた伝統

実際いざ戦闘となれば命がけ、生きるか死ぬかは運次第という側面もあることを考えると、「神だのみ」したくなる心情は理解できます

とは言っても、自衛隊は国(政府)の組織ですから、政教分離の原則に反する訳にもいきませんので、それなりの配慮もあるようです

(^_^;)

艦内神社の記事へ

 

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新宿高校(旧制六中)の興国の鐘

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▲日本海海戦(日露戦争)における戦艦三笠と東郷平八郎 左上はZ旗

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▲記念館「三笠

「横須賀・軍艦クルーズ」へ

 

路面電車が駅の2階に 広島

広島の路面電車が駅の2階に来るというので、地元では盛り上がってます

広島は、「日本一の路面電車の街」として有名

東京には、地下鉄の駅がビルの3階にあるメトロ渋谷駅などがあって、海外や地方から来た人たちを迷わせてますね

しかも、現在進行中の渋谷駅再開発工事の都合で、元々は東急デパートの3階にあった駅ホームを、駅前道路陸橋上へ移動させて、ますます複雑化させてます

3日前にも坂口安吾展などで渋谷へ行きましたが、駅の中は東京出身の私でも迷いそう

最近はだいたい1~2か月に1回くらい渋谷駅を利用してますけど、行くたびに駅の様相や通路が激変してる

山手線3シ駅(新宿、渋谷、品川)は今、工事現場の中に駅があるみたいで、鉄道好きの私には見ていて楽しいです

(^_^;)~♪