季節の風物

皆既月食とAI判決

今日の深夜(9/8の03時ころ)、皆既月食です

ちなみに今日は二十四節気の「白露

夜間の気温が下がり、草花や木々に朝露が宿り始める頃を指すそうです

夏の暑さが和らぎ、秋の気配が深まる時期とのことですが、まだまだ暑いなぁ

白露(はくろ)は、秋の季語

与謝蕪村も作品を残しています

白露や 茨の刺に ひとつづつ

(しらつゆや いばらのはりに ひとつづつ)

秋も深くなり、あたり一面に露が降りている。いばらに近づいてみれば、その鋭い刺(とげ)の先の一つ一つに露の玉がくっついて輝いている

話は飛びますが、アメリカでこんな判決が出ました

生成AI学習に「著書を無断利用」と訴えられた米新興企業

2200億円支払い和解 著作権侵害で最大額か

詳細はここをクリック

これだけの金額をポンと払えるくらい、いまAI企業は儲かってるのかな?

今回の判決で

約50万冊に1冊あたり3000ドル(44万円)

というのがスゴい!と思うんです

1000冊とか2000冊じゃない、50万冊ですよ

50万冊はだいたい、都内の区立図書館1館の蔵書数です

広尾にある都立中央図書館が240万冊、永田町の国立国会図書館が4600万冊、アメリカ議会図書館(世界最大)が1億7000万点(写真や動画を含む)

日本では年間に7万冊(7万タイトル=毎日200タイトル)くらいの新刊書が出版されてますから、50万冊というと新刊の7年分以上で、それだけの本をAIが読んで学習した訳です

いま日本だと、新刊本の初版は4000部くらいで、売れなくて初版で終わる本も多い

仮に1冊1500円として、せいぜい売上600万(1500×4000)で、著者に入る印税は10%くらいだから60万円

英語圏はもう少し高いかもしれないけど、該当する50万冊の著者には、44万円はウレシイ臨時ボーナスかもしれませんね

(^_^;)~♪

 

じゃんがら念仏踊り

いま、お盆なんですねー

曜日とか祝日に余り関係なく生きてる私ですが、お正月とお盆には1年の区切りを感じます

江戸時代までの日本には「1週間」という概念が無く、丁稚(でっち)奉公とか女中奉公といった最下層で働く人たちの休日は、お正月とお盆だけだった

まさに「おしん」の世界、きっと休みが待ち遠しかったでしょうね

「おしんの動画」を観ると、涙腺がゆるみます(T_T)

年間休日がお正月とお盆の合計でせいぜい2週間くらいですから、現在の週休2日制とはエラい違い

まあ最近は、ブラック企業とかもあって、丁稚奉公みたいにコキ使われている人たちもいるらしい

この「奉公」という言葉には、歴史性や宗教性を強く感じます

お盆は、仏教が入って来る前からあった先祖供養の行事で、仏教の方が後から盂蘭盆会(うらぼんえ)と名付けて仏教行事に含めたみたい

キリスト教のハロウィンも、キリスト教以前からあった素朴な習俗で、よく似ています

念仏踊りと聞くと一遍上人の時宗ですけど、リズムに乗って体を動かすという意味での踊りは、仏教よりずっと前から、たぶん縄文時代からあって、何千年もつづいていたはず

キャンプファイアーみたいに焚き火を囲んで楽しく、時には熱狂的に、踊っていたんじゃないかなぁ

踊りの上手な人は、集落の中でスター的な存在になったりしてたかな?

太鼓を叩いたり歌ったり、音楽の原点かもしれません

盆踊りも江戸時代までは、一種の乱交パーティーのような様相を帯びていて、いまの我々から見たら「やりたい放題」みたいな雰囲気だったらしい

何しろ電気の無い時代ですから、焚き火や提灯の近くの踊りの輪から外れれば、周囲は完全な暗闇

夜這いの習慣とかもあって、江戸時代までの日本は、性に対して非常に大らかでした

世界史的(人類史的)に見たら、キリスト教の性道徳の方がかなり異常なんじゃないかなぁ?

(^_^;)~♪

▲時宗の念仏踊り(踊躍念仏・ゆやくねんぶつ)

もう梅雨明け?

上の図は直近の東京のお天気です

気象庁はまだ梅雨明け宣言してませんが(平年7/19ころ)、雨が降りませんねぇ

参院選が7/20だから、当日に雨が降るかどうか、候補者は気になることでしょう

とにかく今は雨こそ降らないけど、湿度が高くて超蒸し暑い!

室内はエアコン天国だけど、外は地獄

(;^_^;;;) アツイヨー

▲猫はエアコンの上が大好き

高輪の桜が満開

高輪プリンスホテル(高プリ)日本庭園の桜が満開です

今朝(3/31)の朝7時前、外気温8度、かなり寒い

花見なんかしてる人は、ほとんどいない ((((;゚д゚))))

写真をクリックすると拡大します

▲御殿山花見之圖

高輪(御殿山)は江戸時代まで東京湾に突き出た高台で桜の名所

台へ登る坂道に手すり用のを張ったので、高縄→高輪

現在の品川駅あたりが海岸で、その先は海、房総半島まで見えた

上の浮世絵の下の方に見える街並みは東海道品川宿で大繁華街

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謹賀新年 & ハッピー・ヴァレンタイン~♪

朝陽27会の皆さま あけましておめでとうございます

いろいろなことがメンドウになりつつある今日このごろ

当ブログの新年のご挨拶も9日になってしまいました

そうしているうちに、立花さんからコンサートのお知らせ(↓)をいただきました

ありがとうございます!

もうすぐヴァレンタイン、時のたつのは早いですねぇ

(^_^;)~♪

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お元気ですか?

本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

恒例?になりましたヴァレンタインコンサートのお知らせです。

29() 14:00開演、ガルバホール(西新宿)にて。

アール・ヌーヴォー様式のガウディ風サロンは不思議な空間。

是非お出かけください。心よりお待ち申し上げます。

チケットのお問い合わせは

bartoshi★a.toshima.ne.jp または baritoshi112★gmail.com

まで宜しくお願い致します。(★を@に)

立花・高橋

阿波踊りの達人

昨日今日と連日35度を超える猛暑ですが、そろそろ夏祭りの季節ですね

私はお祭りダイスキで、日本全国の主なお祭りはほとんど見に行ってるんですが、そんな数ある日本の夏祭りの筆頭は、やはり阿波踊りだと思います

世の中が不安定になり、

庶民にストレスが鬱積すると、日本人は集団で踊り出す

と言われています

日本中の老若男女が突然、仕事も家も放り出して踊りの列に加わり、伊勢神宮をめざしたりする(おかげまいり

明和のおかげまいり(1771年)では、300~400万人が伊勢に殺到した(当時の人口は約2200万人)

そんな集団乱舞の最後が、幕末に大流行した「ええじゃないか踊り

民衆のストレスが爆発した狂気という側面もあるのですが、旅支度も無しで急に伊勢をめざしたりする踊り衆に対して沿道の住民は概ね好意的で、食事や寝る場所を提供したり、けっこう牧歌的なほのぼのとした側面もあったようです

「ええじゃないか踊り」の雰囲気を最も良く伝えているのが阿波踊

だと言われています

集団のシンクロナイズが重要な女踊りに比べると、男踊りは個人芸の世界

子供の頃から阿波踊りの世界にどっぷり浸かって生きてきた地元徳島の老人には、上の動画のような、まさに芸術の域に達したような阿波踊りの達人がいっぱいいるようです

私は直接見たことは無いのですが、かつて東京など大都会に花街が隆盛を誇ったころ、その料亭でお客さんたちをもてなすお座敷衆の中に、芸者さんとは別に

幇間(ほうかん)と呼ばれる男性の職業

がありました

この幇間という職業は、「たいこもち」とか「男芸者」「太夫衆(たゆうしゅう)」などとも呼ばれますが、世の中で最も極めることが難しい職業

女性の芸者さんは、若くて美人ならそのお色気だけでもお客は満足しますが、男芸者である幇間は色気なしでお客をもてなし満足させる訳ですから、並大抵ではない

そんな幇間さんたちが、お座敷でどんな芸を披露したのか?

私は見たことないので良くは知りませんが、きっと上の動画のような粋な踊りも披露していたのではないかと想像します

花街の衰退とともに、幇間という職業もほぼ絶滅してしまったのが非常に残念です

咲き誇りし花街文化、風と共に去りぬ

谷崎潤一郎に「幇間」という短編小説があります

(^_^;)~♪

▲ええじゃないか踊り

▲映画「ええじゃないか」予告編

追伸

じいさんの年季の入った踊りもいいけど

やっぱキレイな女性の踊りは最高ですね

(^_^;)

 

立花さんのヴァレンタインコンサート2024

▲ガルバホール

 

オペラの立花さんから、ヴァレンタインコンサートのご案内をいただきました

情報提供、ありがとうございます

(^_^;)~♪

 

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新年明けましておめでとうございます。

毎年恒例?になったヴァレンタインコンサートのお知らせです。

2月4日といえば日本では立春。

一足先に春の歌で始まります。

日本を代表する大作曲家平井康三郎の歌曲、そして孫にあたる平井秀明氏の作品とお話もお楽しみください。

アール・ヌーヴォー様式の不思議な空間、ガルバホールにて2月4日(日)14時開演です。

チケットのお問い合わせは bartoshi@a.toshima.ne.jp または baritoshi112@gmail.com までどうぞよろしくお願いいたします。

チラシを添付しましたのでご覧ください。

立花敏弘

 

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