アニメ・コミック

訃報 藤子 不二雄Aさん

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 トキワ荘の偉大な漫画家さんたちが次々に世を去り

  非常にサミシイ気持ちです (T_T)

 貸本屋で細々と始まった日本のマンガ文化ですが

  今や世界を席巻するビッグビジネス!

 (^_^;)

 

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漫画家の藤子 不二雄Aさん、本名、安孫子素雄さんが、4/7午前、川崎市内の自宅で亡くなりました。

1951年より漫画制作を始め、

『忍者ハットリくん』(↑)

『怪物くん』

『プロゴルファー猿』

『笑ゥせぇるすまん』(→)

など数々のヒット作を著しました。

2008年に旭日小綬章を受章した際のインタビューでは、漫画を書き続ける情熱や、若い世代へ伝えたいことのほか、かつてコンビを組んだ藤子・F・不二雄さん、故・藤本弘さんへの思いを語っていました。

 

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訃報 八奈見乗児

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声優でナレーターの八奈見乗児さん(→)が、12/3午後10時59分死去した。90歳。

14日に所属事務所・青二プロダクションが公式サイトを通じて訃報を伝えた。

青二プロのサイトでは

「弊社所属俳優 八奈見乗児 儀(享年91)令和3年12月3日

 午後10時59分に90歳を以て永眠いたしました」

「尚 葬儀告別式につきましては親族のみにて滞りなく相済ませました。

 ここに生前の御厚誼に深謝するとともに謹んでご通知申し上げます」

と記した。

八奈見さんは、東京都出身。

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主な出演作品は、

『ゲゲゲの鬼太郎』(一反木綿、→

『巨人の星』(伴宙太)

『ヤッターマン』(ボヤッキー)

『サイボーグ009』(アイザック・ギルモア)

『マジンガーZ』(弓教授)

『DRAGON BALL』(ナレーション)

を務めたほか、海外ドラマの吹き替えなど幅広く活動した。

 

そこらへんの草

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 「ダ埼玉」などと言われて

  とことん馬鹿にされても

 一向に気にしない心の余裕

  素晴らしいですね~

 (^_^;)

 

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人気漫画「翔んで埼玉」に登場し、実写映画版でも使われた名ぜりふ

「埼玉県人には、そこらへんの草でも食わせておけ!」

にちなみ、「そこらへんの草」を食材に使ったと称する「そこらへんの草天丼」を同県春日部市のスーパーが商品化した。

「ご当地グルメにしたい」と担当者。

埼玉を痛烈にこき下ろした作品を「ネタ」にしたユニークな発想が当たり、連日完売するほどの人気という。

そこらへんの草天丼は、春日部市の「みどりスーパー」が1パック334円(税込み)で4月1日に販売を始めた。

天丼に乗せている天ぷらの材料は地元産の大葉やマイタケ、葉タマネギなどで、まさに「そこらへんの」食材だ。

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開発した総菜部部長の河内みどりさん(54)は、2年前に「そこらへんの草」の天ぷらを考案した経験を持つ。

新型コロナウイルスの感染拡大が長期化して外食に出かけにくい風潮が広がる中、おもしろく気分が盛り上がる総菜を売り出そうと考え、今度は天丼の商品化に取り組んだ。

狙いが的中し、天丼は発売直後から会員制交流サイト(SNS)などで話題に。

埼玉県松伏町から買い求めに訪れた50代のパート従業員の女性は「新鮮でおいしい。ユーモアもあっていい」。

春日部市の30代の女性会社員は「夫に楽しんで食べてもらいたい」と笑顔で話した。

詳細はここをクリック

 

訃報 スーパージェッター

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 大気中の有人飛行体の世界最速はマッハ7

  50年前の記録で、その後破られてません

 30世紀には破られるのかな?

  (^_^;)

 

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漫画家の久松文雄(→)氏が16日、歯肉がんで死去。77歳。

葬儀は近親者で行う。喪主は長男、雄太氏。

名古屋市出身。

30世紀の未来から20世紀にやってきた主人公の活躍を描いた「スーパージェッター」や「冒険ガボテン島」は1960年代にテレビアニメが放送され、人気を博した。

後年、日本史や中国史を題材にした作品を数多く手がけ、全7巻の「まんがで読む古事記」では古事記の全編を漫画化した。

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この久松さんって、1943年4月生まれで、「スーパージェッター」のテレビ放映が始まったのが1965年1月ですから、このとき久松さん21歳

わずか21歳で、アニメの連続テレビ番組を持つって、かなり早熟の天才ですね

(^_^;)

 

読書 つげ忠男選集

つげ忠男アウトロー選集1~どぶ街~_01

つげ義春は大好きな漫画家の一人で、彼の作品はほとんど、何度も読んだ

そのつげ義春の弟が、本書の作者のつげ忠男

その作品選集10冊を、一気に読んだ

つげ忠男アウトロー選集1~どぶ街~

つげ忠男アウトロー選集2~無頼の街~

つげ忠男アウトロー選集3~無頼平野~

つげ忠男アウトロー選集4~狼の伝説~

つげ忠男アウトロー選集5~流れ者たち~

つげ忠男昭和選集1~きなこ屋のばあさん~

つげ忠男昭和選集2~雨季~

つげ忠男昭和選集3~夜よゆるやかに~

つげ忠男昭和選集4~遠い夏の風景~

つげ忠男昭和選集5~ある予感~

絵のタッチは兄義春と似ているが、雰囲気は兄より暗く鬱屈して乾いている

忠男は一時、血液銀行で働き、その経験が作品の中に何度も登場する

血液銀行は、今は無くなったが、「売血所」とも呼ばれ、輸血用や血液製剤の原料として血液を買い取る場所で、社会の底辺の人間がその日の食費やギャンブル代のために、自分の血液を売りに集まった

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兄義春(←、左)も相当に暗いのだが、そこにはある種の温かみもある

弟忠男(←、右)はそれよるはるかに暗く、冷たく、乾いていて、何とも救いが無い雰囲気が漂っている

第二次大戦の敗戦からすぐというこの時代の日本は、社会全体が暗くて貧しかったし、それはこの選集の中にも濃厚に表現されている

兄弟が育ったのは、昭和20年代、高度成長前の貧しい時代の東京下町、そのまた特に貧しいエリア

将来に希望を持てない鬱屈した時代精神が感じられる

つげ義春のマンガにも出てくるが、この兄弟の父親は早くに亡くなっている

母親の再婚相手である病気がちの義父は残酷な性格の男で、つげ兄弟はひどい児童虐待を受けて育った

正式な美術教育はおろか、家庭の貧しさから義務教育にすら満足に通えなかった兄弟が、二人ともプロの漫画家になっているのは、まさに兄弟共通の才能の成せるところなのだろう

今回も一気に10冊、まったく退屈せずに読めたということは、漫画家としての非凡な才能を感じる

特にアウトロー選集は、社会の掃きだめのような貧しくて暗い街が主な背景になっていて、日常的に暴力と退廃と背徳が横行するハードボイルド的な作品集

全体に、夢と現実が織り交ざったようなシュールな話が多い

兄つげ義春は、睡眠中にみた夢を漫画化したが、その影響は弟忠男と蛭子能収に及んでいる

(^_^;)

 

読書 未知なるカダスを夢に求めて

未知なるカダスを夢に求めて★2011 クトゥルフ神話の幻夢境 (クラシックCOMIC)_01

ひとつ前に読んだ「銀の鍵」は、断片的な夢をそのまま作品化したものだったが、本書は夢の世界を再構成して、夢幻境をめぐる長編の冒険活劇に仕立てている

ラブクラフトには珍しく、ホラー的な要素の乏しい、ファンタジー作品

三蔵法師と孫悟空たちが、異形の怪物たちと戦いながら天竺をめざす「西遊記」を連想させる

作者自身はこの作品を手慰みの習作として扱い、生前は公表しなかった

左の表紙にある奇妙な像が、縄文時代の遮光器土偶に似ているのは、漫画家さんのお遊びだろうか

(^_^;)

読書 銀の鍵

銀の鍵★2011 クトゥルフの神秘 クラシックCOMIC_01

本書に収められた5つの短編は、ラブクラフトが夢に見た内容を、ほぼそのまま作品にしている

作中には、ラブクラフトの分身であるランドルフ・カーターが、夢の中の主人公として登場する

私はまだ体験したことが無いのだが、世の中には明晰夢というものがあるらしい

明晰夢とは、睡眠中にみる夢のうち、自分で夢であると自覚しながら見ている夢のこと

明晰夢の経験者はしばしば、夢の状況を自分の思い通りに変化させられると語っている

そんなことが可能なら、まさに「夢のような世界」を自由に楽しむことが可能になる訳で、人生の楽しさや奥深さが何倍にも膨らむように思う

(^_^;)

読書 魔犬

魔犬 ラヴクラフト _01

ラブクラフトのコミカライズはPHP版が多いのだが、これは角川版

表題作の「魔犬」は、世間の退屈さに飽きた二人の若い男の奇怪な体験ストーリー

二人は友人で、おそらく貴族の生まれで、遊びにも恋愛にも、学問にも芸術にも、そして冒険にも飽きていた

二人が最後にたどりついた楽しみは、何と墓場荒らしという背徳の世界だった

ヨーロッパ各地の数世紀前からある墓地を研究探索し、歴史に名を遺す人物の墓を暴いて、遺品を収集してコレクションを作っていた

遺跡発掘の私的な真似事(お遊び)のようなもの

そしてオランダのある古い墓で見つけた遺品から、二人はとんでもない運命に巻き込まれていく

人間が欲望を満足され過ぎると、次には強烈な退屈に襲われるというのは、歴史が証明している

典型的にはローマ帝国の「パンとサーカス」だが、ヨーロッパの社交界も、サーカスの代用品かもしれない

いま世界の先進国では、ミニマムインカムと称して、働かなくても食える社会を目指しているが、その先に来るのがどんな社会かを、いまのうちに真剣にイメージしておく必要を感じる

本書には「魔犬」のほかに「神殿」「名もなき都(無名都市)」が収められている

後2作はPHP版にも別な漫画家さんで収録されていて、比較の楽しみもあった

本書を描いた田辺剛氏の画力は素晴らしいと思う

(^_^;)

 

読書 闇にささやく者

闇にささやく者 クトゥルフ神話の宇宙怪物 クラシックCOMIC_01

コズミックホラー(宇宙的恐怖)と呼ばれているラブクラフト作品群の中でも、特に宇宙をテーマとする色彩が強い作品

地球防衛軍こそ登場しませんが、宇宙人が地球を侵略するというストーリーで、SF小説の先駆けです

人間の脳だけを取り出して宇宙旅行をするという作中のアイデアは、1世紀前の作品としては斬新です

人類は半世紀前(1969)に月面上に降り立ちました

当時、次は火星だ太陽系外だとか騒いだけれども、その後に月以外の星に人類が行くことは無かったし、月にすら行かなくなった

過酷な宇宙環境と宇宙の広大さに対して、人間の肉体は余りにも脆くて弱く、寿命は短い

日本の小惑星探査機「はやぶさ」のように、高性能の観測機器を遠い宇宙に飛ばし、収集したデータや試料を回収するのが、地球周回以外の宇宙開発の主流になっている

脳だけ取り出す技術は現在医学でも無理だが、人間の感覚機能を代行する観測機器を宇宙に飛ばすというのは、それに近い方法と言えそうだ

さらに話は飛ぶが、人間が毎日のように睡眠中に見ているは、時空間を超越しているので、脳だけが宇宙旅行をしたり、タイムマシンに乗ったりしているようなものかもしれない

(^_^;)

 

読書 ニャルラトホテプ

ニャルラトホテプ★2011 這い寄るクトゥルフの狂気 クラシックCOMIC_01

「ニャルラトホテプ」とは、ラブクラフトによるクトゥルフ神話に登場する邪神

「ナイアルラトホテップ」など、表記にはいろいろブレがある

私がこの名に初めて出会ったのは、一時流行したファイル共有ソフト「ウィニー」の応用ソフトの名前だ

今は違法になったウィニーだが、当時は合法で、互いに手持ちのソフトやコンテンツを自由に交換できる便利なソフトとして一世を風靡した

ウィニー開発者の47氏(本名金子勇氏)は、「著作権法違反幇助」という罪名で逮捕されたが、のちに無罪が確定した

ウィニーは、自分がファイルを1つアップしたら、ネットからファイル1本ダウン出来るという、一種の相互扶助的な仕組みになっていた

ナイアルラトホテップという応用ソフトは、この1対1交換の原理を破るもので、自分は1本もアップせずに、何本でもウィニーネットからファイルをダウン出来るという非常に都合の良い代物で、これが普及すると誰もアップする人がいなくなり、ウィニーのファイル交換の世界が崩壊する

もちろん、クトゥルフ神話とは何の関係も無い

(^_^;)