人生いろいろ

死について モンテーニュ「エセー」

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▲ミシェル・エケム・ド・モンテーニュ(Michel Eyquem de Montaigne)

 

昨日ジョブズの最後の言葉から死について書いたので、そのつづきを書く

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大学受験のころ、英文解釈の英文に下のような文章があった

我々の多くは、100年前にはこの世に存在していなかった

我々の多くは、100年後にはこの世に存在していないだろう

ではなぜ、前半を悲しまず、後半だけを悲しむのか?

当たり前じゃないかと感じる人も多いかもしれないが、私にはなぜか心に刺さり、記憶に残って長く気になっていたが、その時は誰の文章なのか分からなかった

それから20年以上たったある日、読書をしていたら、その文章にぶつかった

16世紀ルネサンス期のフランスの哲学者モンテーニュの言葉で、彼の代表作「エセー」の中の文章だった

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彼はワインの産地で有名なフランス南西部の中心都市ボルドーの近くの、モンテーニュ村の貴族の息子だった

彼の家が支配している村なので、彼の名前と同じ村名になっている

さほど大貴族と言うほどではなかったようだが、フランス革命より2世紀以上も前のフランス貴族の生活は、非常にぜいたくなものだった

彼がまだ幼いころ、専門の目覚まし楽団がいて、目覚めの音楽を毎朝演奏していた

目覚ましベルのような荒々しい音で目覚めると、脳の発育に良くないと親が考えたようだ

最初はごく静かな音楽から始め、彼が目覚めるまで少しずつ音量を上げ、彼が目覚めてからもしばらく演奏を続ける

まさにアンシャンレジーム期の、貴族の優雅さの極致のような生活だ

現在の超高級ホテルで、このようなサービスを提供したら面白いと思うのだが、まだ眠っている部屋に楽団が入って来るのを嫌がる人も多かろう

彼の父親(ボルドー市長を務めたこともある)は息子の教育に熱心な教育パパだったようで、家庭教師をやとって彼に当時の学問教養を広く身につけさせた

当時すでにラテン語は日常語ではなかったが、彼の父は家庭教師にフランス語の使用を禁じ、ラテン語だけで彼を教育した

当時の学問教養は、ほぼすべてラテン語で書かれていたので、そのための配慮だった

おかげで彼は、ラテン語をフランス語と同様に、母国語としてあやつれるようになった

彼は成長して裁判官になり、ボルドー高等裁判所(パルルマン)で働いた

しかし彼は裁判官の仕事に飽き(貴族は飽き易い)、37歳の時に退職して故郷のモンテーニュ村に帰り、屋敷の中に書庫を兼ねた読書室(librairieを設けて読書生活に入った

 

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▲モンテーニュの読書室(librairie)

天井の梁(はり)に、古典文献からとった格言名言が書かれている

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彼の読書室はモンテーニュ村に現存している

一度尋ねてみたいと思っているのだが、コロナのせいで延び延びになっている

右の写真(→)は、モンテーニュの屋敷の片隅にある塔で、この3階に彼の読書室がある

彼が生きた時代は16世紀の後半で、日本で言えば戦国時代、織田信長の生きた時代と重なる

今より平均寿命が短かったとはいえ、37歳でご隠居さんのような生活に入るのは、かなり早かったはずだ

ただ、当時の貴族は生まれてから死ぬまでずっとご隠居さんみたいな生活の人もいたので、特に問題はなかったようだ

それからの彼は、モンテーニュ村の領地管理という必要最低限の雑務(ビジネス)以外は、この読書室にこもってギリシャ、ローマの古典を広く渉猟(しょうりょう)し、その合間に「エセー」という本を書いた

当時のフランスは宗教戦争のまっただ中で、カトリック勢力とプロテスタント勢力が、血で血を洗うような抗争を続けていた

時には彼の屋敷に暴徒がなだれこむような事件も発生しているが、彼は穏健な思想だったので、カトリックとプロテスタントの両派から信頼されており、のちに一時ボルドー市長をつとめて両派の調整もしている

彼はそんな両派の抗争からは距離を置いて、読書室での静かな読書と執筆の生活を続けた

まあ、働く必要のない貴族だからできた生活と言えばその通り

だが現在の平和で自由で豊かな日本で「適度なレベルのお金(some money)」があったら、誰でもその気になれば実現可能な生活かもしれない

彼はカトリック教徒だったが、「エセー」には宗教的記述が乏しく、この時代の人としては驚くほど合理精神に貫かれている

武人と文人という違いはあるが、合理精神のカタマリのような信長とモンテーニュが出会っていたら面白かったのではないかと思う(モンテーニュは信長より1歳年上)

彼はラテン語の達人だったが、「エセー」は日常語のフランス語で書いた

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そのせいか広く読まれて、ちょっとしたベストセラーになった

当時のフランス国王とも親しく、国王が彼の屋敷に泊まりに来て夜遅くまで語り明かしたり、彼がパリまで遊びに行って国王と会ったりもしていた

フランス国王アンリ3世→   

モンテーニュは、国王アンリ3世の「侍従」という立場だったが、常に近くにいて臣従していた訳ではない

国王のアドバイザーやコンサルタントのような立場だったと思われる

書名の「エセー」は、エッセイ(随筆)の語源となっており、もともとは「試み」や「企て」という意味

彼は自分という実験台を通して、散文形式で率直に思いつくままに、人間という存在を描写してみようと「試み」た

「エセー」は現在、日本語訳されて岩波文庫にも入っており、全6巻2224頁という大部の作品だが、体系もストーリーもなく、思いつくままのバラバラなテーマで書かれた本なので最初から通して読む必要はなく、好きな所から読み始めても楽しめる

だから夜眠る前に「エセー」を開き、適当なページから眠くなるまで読むというのを習慣にしている人も多く、私もその一人だ

冒頭に「ではなぜ、前半を悲しまず、後半だけを悲しむのか?」と書いたが、これだけを読むと唐突な感じで納得できる人は少ないと思う

だが、彼の「エセー」に読み親しんでいると、この考え方(哲学)が心に染み込んできて、死が余り怖くなくなるような気がするのだ

(^_^;)

 

この世界は人間が見ている夢?

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「自分が見ている世界は、実は水槽に浮かんだ脳が見ているなのではないか?」

との説は、巷でよく言われる思考実験の一つです。

このような考えを元に、実存主義やエントロピーの概念を解説したビデオを、科学系YouTubeチャンネルのKurzgesagtが公開しました。

 

* * * * * * * * * *

 

世界の実在や人間の認識に関する議論で必ず出て来る「水槽に浮かんだ脳」仮説

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日常とか常識を余り疑わないで生きている方々には奇妙な説に見えるのかもしれませんが、哲学好きには魅力的な仮説です

私も哲学好きなので、この仮説には余り違和感がありません

いやむしろ、かなり実感をともなった感覚(世界観)かもしれない

いま私の周囲に広がっている世界(宇宙)や、私の周囲にいる人たち、ビッグバンに始まると言われているすべての宇宙や地球や人類の歴史は、すべて私の脳が創り出した夢(幻想)なのではないか?

もし私が死んだら、世界(宇宙)も時間も実在性を失って消滅し、すべては無に帰する

このような仮説は、過去においても唯心論的な哲学や宗教で唱えられたりしていた訳ですが、いま科学の最先端の理論物理学者などでも、この仮説に魅力を感じる人が増えていて、一般の人たちの間にも共感が広がっているようです

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これとは少し違うけど、心理学者・岸田秀の「唯幻論」(ゆいげんろん)というのがあって、彼は世界はすべて幻想であると主張しています

岸田秀は高校生の頃から原書(ドイツ語)でフロイトに親しんで(のめりこんで)いたという、かなりの変人(天才肌)

彼の主著「ものぐさ精神分析」(←)は、「唯幻論」で脚色されたフロイト哲学(精神分析)の入門書で、非常に読みやすいオススメです

私は若い頃にこの本に出会い、余りの面白さにグイグイ引き込まれ、正続2冊計800頁余りを、一晩徹夜で読み明かしたことがあります

この本は要するに

「この世はすべて幻想である」

「人間は本能の壊れた動物である」

と主張し、その立場から人間行動や世界の歴史を説明する

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例えば高校生が必死に勉強していて、

「あの大学に合格できたら、きっと

素晴らしい人生(毎日)になるだろう」

と考える

しかし実際に合格して憧れの大学に入学すると、うれしくて舞い上がるのは、せいぜい1か月くらい

やがて現実の人生(毎日)が期待したほどのものでなかったことに気付き、中には幻滅して五月病に陥る人も出てくる

そして大学卒業が近づくと、

「あの会社に採用されたら、きっと素晴らしい人生(毎日)になるだろう」

と考え、さらに

「あの人と結婚できたら・・・」

「課長になれたら・・・」「役員になれたら・・・」

「自分の家が持てたら・・・」

でもそれはみんな夢(幻想)に過ぎず、夢が実現すれば、やがて必ず幻滅する

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なんだか夢も希望も打ち砕くような悲観的な哲学ですが、これを完全に否定し切るのは難しい

俗に「悲観哲学」と言われているショウペンハウエルの考え方も、これに近いと言えそうです

もしかすると遺伝子(DNA、→)が、人間(個体)の行動力(繁殖力)を高めるために、人間の脳に「夢を持つ」という特殊な機能を持たせたのかもしれません

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岸田秀さん(←)は現在、1933年12月25日生まれの89歳

余り将来に夢を持たない方が、長生きできるのかもしれませんね

  (^_^;)

 

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ウラヤミ系 修羅場 YouTube 対岸の火事

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ネット上には、「裏」「闇」「修羅場(しゅらば)」というようなキーワードに該当する情報がある

私は「ウラヤミ系」と勝手に呼んでいる

世間体を考えて乙に澄ましている「オモテの顔」の背後に、人間のドロドロした欲望が渦巻いていて、それが時々露出している場面がウラヤミ系の舞台だ

ヤクザなど反社勢力や犯罪現場が登場することも多いが、犯罪までいかなくても、不倫などの男女関係や、嫁姑対立など家族関係に関する修羅場も多い

昔は(今でもあるが)「アサヒ芸能」とか「週刊大衆」みたいなスキャンダル専門雑誌があって、芸能人や有名人の修羅場を扱っていたし、テレビのワイドショーなども似たような世界

今はネットで誰でも情報発信できるので、ごく普通の一般人の修羅場情報が、ネット上には山ほどアフレている

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共和制ローマ期(紀元前1世紀)のエピクロス派の哲学者(詩人)に、ルクレティウス(→)という人がいる

彼はその著書物の本質について』(De Rerum Natura)の中で、次のように書いている

「大海で風が波を掻き立てている嵐の時、安全な陸の上から(船に乗った)他人の苦労をながめているのは面白い。

他人が困っているのが面白い楽しみだと云うわけではなく、自分はこのような不幸にあっているのではないと自覚することが楽しいからである。

野にくりひろげられる戦争の大合戦を、自分がその危険に関与せずに見るのは楽しい。

とはいえ、何ものにも増して楽しいことは、賢者の学問(哲学)を以て築き固められた平穏な殿堂にこもって、高所から人を見下し、彼らが人生の途を求めてさまよい、あちらこちらと踏み迷っているのを眺めていられることである。

才を競い、身分の上下を争い、日夜甚だしい辛苦を尽くし、富の頂上を極めんものと、また権力を占めんものと、あくせくしているのを眺めていられることである。」

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対岸の火事」「他人の不幸は蜜の味などと言うが、ルクレティウスはその心情を、セキララに、ぬけぬけと、哲学的な詩に書いている

大昔(紀元前1世紀)の人だが、人間のこの辺の心情は、2千年たっても変わらない

人類が自我(自意識)を持つようになった、たぶん数百万年前からずっと変わらない、人間の持つ根源的な心情の一つなのだろう

グーグルやYouTubeで「修羅場 不倫」などと入れると、その種の「対岸の火事」情報が山ほど出て来る

上の動画はその中の一つで、特に厳選したものではなく、この程度の平凡な修羅場情報ならネット上にありふれている

中には、不倫された側からの報復(復讐)が徹底していて、不倫した側を精神的にも経済的にも社会的にも、地獄の底までトコトン追い詰めていくようなスサマジイ動画もある

普段はおとなしい温厚な人でも、怒らせたら怖い人は確実に存在する

どちらかと言うと、妻に不倫された夫が、腹いせや同情集め、あるいは第三者のアドバイスを求めて、2チャンネルなどのネット掲示板に不倫の経緯を投稿(カキコ)するケースが多い

どう考えても不倫妻より不倫夫の方が多いと思うのだが、夫に不倫された妻からの情報が少ないのは、ネット掲示板の利用者に男が多いからだろう

それらの掲示板情報を整理して動画化したのが、修羅場 YouTube

投稿者は最初に「スペック」といって、自分や配偶者(汚嫁)、不倫相手(間男)などのプロフィール(子の有無、美人やイケメンかどうか、職業、年収、性格、愛情や打算の有無など)を紹介する

この種の投稿が多いせいか、この辺の書き方のスタイルは確立されている感じがする

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それから不倫発覚の経緯とその後の動き(興信所や弁護士が登場する場合が多い)や報復(復讐)について説明していく流れだ

「今日、不倫現場に踏み込んだ」(→)とか、現在進行形の生々しい情報が多くて臨場感がある

その都度、掲示板を閲覧している第三者からの意見や質問、アドバイス、ツッコミが入る

最初はこんなの閲覧数かせぎの作り話ばかりだろうと思っていたのだが、非常にリアリティの高い描写が多いので、最近は実話の方が多いのではないかと思い始めている

 (^_^;) 

 

松永記念館を歩く

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先日、小田原の一夜城に登った際に見つけた松永記念館、昨日見学しました

開館は朝9時からで、少し早く着いたので小田原駅の近くの牛丼すき家でビール2本を飲み、30分くらい歩いて記念館へ

いやー、この途中の道が暑かったこと~ (;^_^;;;)

暑さのせいか見学客は私一人

「電力の鬼」松永安左エ門 (→)が晩年を過ごした自宅と茶室を静かに見学できました

帰宅して今日、

新井「七十歳からの挑戦 電力の鬼・松永安左エ門」

を読みました

明治から戦中戦後にかけての日本経済史の、ド真ん中を駆け抜けたような波瀾万丈の人生

昨日訪れた晩年の自宅に、総理大臣池田勇人とか、数多くの政財界人が通ったのですね

この松永安左エ門さん、福沢諭吉とか明治の話がいっぱい出て来るので、かなり昔の人のようでもありますが、1971年に95歳で亡くなられているので、割と最近の人でもあります

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上記の本には、実業家・福沢桃介(ももすけ、→)もたびたび登場します

同じく電力事業に傾倒し、時には松永の共同経営者、時には良きライバルだった桃介

ともに日本の電力開発に大きな足跡を残した天才実業家ですが、松永は秀吉に似た人たらしな所があり、桃介は信長に似てやや冷たく人を突き放すような所があった

松永と桃介は、ともに福沢諭吉の「直接の薫陶」を受けた慶応義塾の同窓

桃介の方が7歳年上だが、当時は入学とか学年とかエーカゲンだったので、ほぼ同期に塾生だった

諭吉は晩年、健康のために毎朝約4キロの散歩(三田から広尾や目黒のあたりまで)をしていたのですが、そのときに多くの塾生も同行し、その中に松永と桃介もいて、諭吉の前で時論を戦わせて親しくなりました

桃介は諭吉の娘と結婚(入り婿)して福沢に改名

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この桃介さん、右上の写真のようにジャニーズ系の超イケメン、おまけに超お金持ちだったので、モテまくって女性関係は派手だった

のちに日本最初の女優・川上貞奴(さだやっこ、→)と愛人関係(不倫)にあったことでも有名です

このあたり、川上貞奴が主人公の大河ドラマ「春の波濤」でも描かれました

もちろん、愛する娘のダンナが不倫すれば娘の父親である諭吉にとって面白くないのは当然ですが、当時は不倫(特に男の不倫)に対して世の中全般に甘いというか超ユルい感じだったので、大問題にはなっておらず、桃介と諭吉の関係が破綻したりもしていない

そんな訳で桃介と貞奴は、隠すことなく堂々と、愛人関係を続けました

桃介は水力発電所建設のため、たびたび木曽川に現場視察に出かけています

そのとき木曽川にかけた橋(桃介橋)や、貞奴と過ごした別荘(現在の桃介記念館)などが木曽川沿いに現存し、私も以前訪れたことがあります

帰りに川崎のよくいく回転寿司屋に寄ったのですが、そのときの板前さんが超面白い人だった

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親が医者で、その仕事の関係で海外で育ち、中学の時に日本に帰国したときは日本語がまったく話せなかった

英語フランス語イタリア語スペイン語が堪能で、今も1年の半分は海外生活、奥さん(イタリア人)は30歳以上も年下の超美人(写真を見せてくれた)

いま海外では日本人の板前が引っ張りだこで、日本での給料の倍以上もらえるとか、そんな人がなぜいま日本で回転寿司の板前をしているのかなど、面白い話をいっぱい聴きました

ビール1本のツモリで入ったのに、話の面白さにグングン引き込まれて、結局3本(今日は合計5本)飲んじゃった

 (^_^;)

 

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松永記念館(松永安左エ門の自宅)の居室

晩年の松永は、この部屋で寝起きをしていたらしい

 

一夜城と福翁自伝

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先日、小田原の一夜城(石垣山城)に登りました

城の建物はありませんが、石垣の多くは残っており、駐車場の近くにパティシエ鎧塚俊彦(→)の「ヨロイヅカファーム」もありました

天下統一の総仕上げ、秀吉が北条攻めのために「一夜で築いた」と言われる城なので、急ごしらえのチャチな城かと思っていたら、一の丸、二の丸、天守閣まである壮大な城でした

これを一夜ではないにしても、わずか88日間(3か月弱)で築いたと言うからビックリ

城から小田原市街が一望できます

日本一堅固と言われていた北条の小田原城は平野に立つ平城なので、山の上に立つ一夜城(石垣山城)の天守閣から、秀吉は小田原城を見下ろしたのでしょうか

いきなりすぐ近くに壮大な城が出来たせいか、北条は戦意を失い、すぐに降伏しています

秀吉はその生涯で多くの名城を築いていて、「秀吉は建築家だった」と言う人もいる

海岸付近から歩いて標高260mまで、距離的には往復10キロ4時間くらい登り下りしたので、ほとんどは舗装された道路でしたが、かなりの脚力強化になったような気がします

家を出るときは雲っていて、その前数日間より涼しかったのですが、登っているうちに晴れてきて暑くなり、汗だくだくになりました

城から下る途中にあった自動販売機のポカリスエットが死ぬほど美味しかった

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行く前にグーグルマップ(↑)で下調べをしたら、松永記念館というのが目に付きました

もしかして「電力の鬼」松永安左エ門?(→)と思ったら、まさにその通りで、松永が晩年を過ごした邸宅が没後に記念館になっています

一夜城に登った帰りに寄ろうと思ったのですが、暑さでその気が失せ、次回の楽しみにしました

現在の民営電力会社地方分割9社体制は松永の主張によるもので、旧国鉄のような公営1社全国独占体制を考えていた当時の政界の動きを封じて、自由競争体制による効率経営を実現しました

その後の国鉄の腐敗堕落と大赤字、さらに分割民営化への国家的大混乱を考えると、いかに松永に先見の明があったかが分かります

現在もまだ1社独占体制を続けて底なしの腐敗堕落(ケタはずれの高給&高受信料)の極みに達している公共放送NHKも、早く解体整理してもらいたいものです

小田原から帰宅して、松永の著書「人間福沢諭吉」を読みました

その中で松永は、福沢諭吉を「日本史上の三大偉人」として持ち上げています(残り二人は、聖徳太子と弘法大師空海)

松永が慶應義塾に在学したころまだ福沢諭吉は存命中で、三田のキャンパス内にあった福沢の自宅に松永はたびたび押しかけ、直接の薫陶を受けています

特に面白かったのは、松永と福沢の最初の出会いの場面

慶應義塾で教授に廊下ですれ違う時に丁寧なお辞儀をしていた松永に向かって、粗末な服装をした変なじいさんが近より、

「教師に向かって、そんな丁寧なお辞儀をするな!」

と言うのです

「三尺下がって師の影を踏まず」という伝統的価値観が生きていた時代に、それとは真逆なことを言う変なじいさんに松永は驚くのですが、それが福沢でした

福沢が言うには、

「ここ慶應義塾において

 教師も学生も共に学問する仲間だから同列で

 身分の上下などは無いし、あっては困るんだ!」

ということでした

松永の著書「人間福沢諭吉」は、「福翁自伝」からの引用が多いので、いままた「福翁自伝」を読み始めています

「福翁自伝」を読むのは今回で3回目ですが、グイグイ引き込まれるような面白さ

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最初に読んだのは大学時代、江藤淳先生(→)の授業「福翁自伝を読む」でこの自伝の存在を知りました

私は江藤淳先生から「直接の薫陶」は受けておりませんが、多大な影響を受けています

次に読んだのは30代の半ば、そして今回と、それぞれ感じるところが微妙に違います

福沢諭吉は66歳で亡くなっており、「福翁自伝」が書かれたのは63歳のとき

明治時代の63歳は、立派に「翁」だったのですね

いま「福翁自伝」の半分ほど読み終えたところで、貧乏書生がいきなり咸臨丸による万延元年遣米使節団トップのところへ押しかけて「私も乗せて行ってください」と頼むあたり、福沢の押しの強さを感じます

「日本史上の三大偉人」の一人、空海が遣唐使船に便乗するのと似ています

そして使節団トップが「ああ、いいよ」と簡単にOKするのですが、国家を代表する外交使節団に、どこの馬の骨とも分からぬ貧乏書生が紛れ込めたことに驚きです

福沢の洋学知識や押しの強さもさることながら、当時の牧歌的な雰囲気も感じます

このときの咸臨丸の艦長が勝海舟で、通訳としてジョン万次郎も同乗していた

関西育ちの福沢諭吉と、チャキチャキ江戸っ子の勝海舟は、ウマが合わなかったようで、「福翁自伝」でも勝海舟のことを余り良くは書いていません

空海も福沢も、行った先で文献を買いまくって日本へ持ち帰り、日本のその後の文明化に多大な貢献をしています

 

不倫してない人って、あまり見たこと無い

ホリエモン堀江貴文(←)が6/20付で自身のユーチューブを更新。

女優・広末涼子の不倫問題と自身の不倫についての持論を展開した。

ホリエモン堀江貴文は

「先日、広末涼子さんの不倫問題について、いろいろ解説する動画撮ったりしたらですね

『不倫は絶対許さない不届き者!!派』

から総攻撃を受けて大変なことになってるんですけど」

と切り出した。

ホリエモン堀江貴文は

「そもそも僕の周りって結婚してる人で

 不倫してない人ってあんまり見たことないんだよね逆に」

「なんで、みんな離婚しないのかな逆にって

 思っちゃうぐらい不倫してますよね」

「少子化の原因の一つってこの家族制度にあると思うんですよね」

と持論を展開し「一夫一妻制」を「古くさい」と話していた。

 

不倫の倫とは倫理(価値観)で、現在の極端に厳格な一夫一婦制って、キリスト教(特にカトリック)の影響が強くて、

男性の性欲を極端に罪悪視する

非常におかしな性に関する価値観

が根底にあると思うんです

これには、イエス・キリストが変態(異常性欲)だったので、ふつうの男性の健全な性欲を憎んで(妬んで)いたからという説もありますね

それに精霊で身ごもったとかアホなこと言ってますが、イエスは母マリアの不倫で生まれた子なので、それにコンプレックスを持ったイエスが、不倫をトコトン憎むのも大いにありそうなこと

日本も江戸時代までは「浮気は男の甲斐性」とか、男の性欲にもっと大らかだったんだけど、薩長のヤボな田舎侍がつくった明治政府の西欧化政策(富国強兵、追いつけ追い越せ)のやり過ぎで、カトリックの変な価値観(一夫一婦制の強要)まで持ち込んじゃって、混乱しているようにも見えます

現在の日本の夫婦関係を規定している民法は、ナポレオン(→)が再編纂したローマ法の影響が強いですから、当然にローマ・カトリックの変な価値観(イエスの変態性欲)が色濃く反映している訳です

そもそも不倫って民事事件で、警察も検察も動かない、当事者以外にはどうでもいい事件なんですよ

日本人には民事と刑事の区別もつかないアホが、そこらにいっぱいいるそうですから、そんな連中をアテにして、週刊××みたいなのがマスク警察ならぬ「不倫警察」を気取って、正義の味方ヅラして不倫した男女を叩いています

もともと日本人とかアジア人の男って、性欲のカタマリのような白人どもに比べると性欲が余り激しくないのに、白人どもの作った「男の性欲を極端に罪悪視する価値観、法律」を社会に厳格に適用して、セックスした男の責任をやたらと追求しているんだから狂気の沙汰です

それで日本人の男が馬鹿馬鹿しくなってセックスをしなくなって、結果として少子化になるのは当たり前だと思いますけどね~♪

いま日本人の夫婦は、セックスの回数が世界一少ないとして有名なんですよ

子化の原因は他にもいろいろありそうですので、それはまた別なところで論じたいと思います

  (^_^;)

 

自分との対話

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  私のモットーは

    明日死ぬと思って今日を生きよ

    永遠に生きるつもりで今日学べ

  です (^_^;)

 

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アップル創業者スティーブ・ジョブズ(→)は、毎朝、自分に対して

「もし今日が人生最後の日だったら、

 僕は今からすることを

 『したい』と思うだろうか?」

と問いかけていたのは有名な話です。

Facebook創業者マーク・ザッカーバーグは、

「今、僕は自分にできるいちばん大切なことを

 やっているだろうか?」

と毎日のように問いかけている、と語っています。

これらの事実は、日々行う自分との対話がいかに大切かを教えてくれています。

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なりたい自分になるために、強い意志は必要ありません。

  「言葉が変われば」

   あなたは変われます。

最新の研究データからも、

  「脳は大人になっても、

   いくらでも変化できる」

とわかってきました。

しかし、大前提として注意してほしいことがあります。

それは、脳の変化を止めてしまう「脳内トーク」を使わないことです。

今回は、特にうまくいかない人ほどよく使う3つの言葉を紹介します。

詳細はここをクリック

 

訃報 坂本龍一 芸術は長く、人生は短し

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新宿高校在学中に、当時吹き荒れていた全共闘運動に巻き込まれてパヨクに染まり、パヨクによる洗脳が生涯とけなかった

音楽家としての世界的な名声をパヨクに利用されて、パヨクの集会などに登場しているのを見るのは痛々しかった

  「芸術は長く、人生は短し」Ars longa,vita brevis

この「Ars(英語でart)」という単語は、日本語の「芸術」よりも意味が広く、技術や学問など「○○術」「○○道」と呼ばれるような諸芸一般を差す言葉なので、

道

「道は長く、生は短し」

と訳す方がふさわしいかもしれません

それにしても「道」という漢字には、

なぜ「首」が含まれているのか?

「芸術は長く、人生は短し」を分かりやすく言い直したのが、

ガンジー(→)の名言と言われている

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明日死ぬと思って今日を生きよ

永遠に生きるつもりで今日

ではないかと思います

佐藤一斎も似たようなことを言っていて

若くしてべば、壮して成すあり。 

壮してべば、老いて衰えず。 

老いてべば、死して朽ちず。

ご冥福をお祈りします

  (T_T)

 

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坂本龍一さんが、先月28日、亡くなりました。71歳。

幼少期からピアノと作曲を学び、新宿高校を経て藝大に入学。

藝大大学院を修了後、1978年にミュージシャンの細野晴臣さん、高橋幸宏さんとともに「イエロー・マジック・オーケストラ」=「YMO」として、アルバムを発表し、当時最新の電子楽器を使った斬新な音楽性で“テクノポップ”という新たなジャンルを築きました。

1988年には、映画「ラストエンペラー」の音楽でアカデミー賞作曲賞を受賞したほか、グラミー賞など数々の賞を受賞して国際的な評価を高めました。

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2014年、中咽頭がんと診断され、治療後に音楽活動を再開しましたが、2021年に新たに直腸がんが見つかったことを公表していました。

癌の治療を受けながらも、体調の良い日は自宅内のスタジオで創作活動をつづけ、最期まで音楽と共にある日々でした。

坂本さんが好んだ一節

芸術は長く、人生は短し

Ars longa,vita brevis

 

これまでの坂本龍一関係の記事へ

 

大川隆法が66歳で死んだ カルト宗教「幸福の科学」教祖

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オウム真理教や統一教会の教祖に負けないくらい、ウサン臭さのカタマリのような教祖でしたね

もちろん、初代というのは成り上がりですから、どんな偉大な教祖でも生存中の同時代人からはウサン臭い目で見られて、ときには弾圧されたり石を投げられたりします

とにかく、カルト宗教屋に洗脳されダマされて壺を買ったり大金を寄付したりするアホがいるから、カルト教祖は三日やったらやめられない訳です

元商社マンの教祖で、宗教をビジネスとして「洗脳の科学」を研究し、人の心の弱みにつけ込んで、洗脳ノウハウを磨いたようです

それにしても、意外とあっさり「死んだ」と公表しましたね

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真言密教では教祖空海は未だ入滅しておらず、千年以上過ぎた今でも高野山では、教祖のために毎日食事が捧げられています

それをマネたのか、某S価学会でも「教祖は今でも生きている!」ということにしているようです

正確には教祖ぢゃないし、どうでもいいけど

  (^_^;)

 

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カルト宗教「幸福の科学」の教祖、大川隆法(66)が死んだ。

大川隆法は2/28、港区の自宅で倒れ、病院に搬送された。

3/2午前に死んだが、死因は不明。