ブーフーウーとゴッドファーザー

35262343

 

NHKに「おかあさんといっしょ」という子ども向け番組があって、これは数十年前から続く超長寿番組なんだけど、その最初のころに番組内で「ブーフーウー」という人形劇が演じられていました

なぜかメキシコが舞台で、そこに住む3匹の子ブタの物語

ブー(長男ブタ):ぶつぶつや 声:大山のぶ代

フー(次男ブタ):くたびれや 声:三浦勝恵

ウー(末っ子ブタ):がんばりや 声:黒柳徹子(→)

もともとは絵本だったのを、NHKが人形劇にしたようです

先日、映画「ゴッドファーザー」のパート1~3を通して観たんだけど、この中で初代ゴッドファーザーであるヴィトー・コルレオーネには3人の息子がいます

これが「ブーフーウー」の3匹の子ブタとキャラが一緒!

 

20220623220607

images-2022-03-05T094452.059

 

長男ソニー・コルレオーネ(←)は、気が短くて怒りっぽく、いつもブツブツ文句を言っている

次男フレド・コルレオーネは、お人好しで少しアタマの弱い頼りない男で、いつもヘマばかりして周囲に迷惑をかけ、本人もコンプレックスのカタマリになっている

末っ子マイケル・コルレオーネは、大学出のインテリ秀才(昔は大学へ行くのはインテリ秀才だけだった)で、マフィア(イタリアヤクザ)を嫌っていた

長男ソニーはチンピラみたいな性格で、マフィアのボス(組長)になるような器ではなかったが、他にいないから多分こいつがボスの後を継ぐんだろうなと、本人も周囲も思っていた

35262345

次男フレド(→)は、人がいいだけで、組織の上に立てるような人間ではない

末っ子マイケルは、大学を出た後、マフィアになることを嫌って海兵隊に入ったりしていた

初代ゴッドファーザー、ヴィトー・コルレオーネは、末っ子マイケルを気に入ってかわいがっていたが、マイケルがマフィア(ヤクザ)を嫌っているのを知っていたから、マイケルだけはマフィアにしたくないと考えていた

 

35262344

 

それが運命のイタズラで、長男ソニーがファミリー(組)間の抗争であっけなく殺されてしまい、末っ子マイケルが二代目ゴッドファーザーになり(↑)、ドラマが展開していく

200px-Sicily_in_Italy.svg_

初代ゴッドファーザー、ヴィトー・コルレオーネは、故郷イタリアのシシリー島(→)で、地元ヤクザに両親や兄を虐殺され、わずか9歳で天涯孤独の身となって新天地アメリカへ渡ってきたので、家族を大切にする思いが非常に強い

映画「ゴッドファーザー」は、ファミリー(ヤクザの組)の物語であると同時に、ファミリー(家族)の物語でもあり、ストーリーに重厚さを増している

(^_^;)

 

▲「ぼく自分で直してみるよ」って、若き日の黒柳徹子の声

 

夜が来る~♪

35262337

 

この歌、サントリー・オールド(←)のCMソングで有名

洋楽なのかと思っていたら、純然たる日本人の作曲なんですよね

35262338

寺内貫太郎こと小林亜星(→)作曲

役者としても有名ですが、作曲家としても大変な数の名曲を創っています

もちろん作曲家の方が本業

そしてこの「夜が来る」というシブい曲

この曲だけでも、小林亜星は天才だなぁと思う

ご自身でも歌っています(↓)

(^_^;)~♪

 

オールドのCMをもっと見る

 

ゴッドファーザーをまた観る

A3FnOKFtxxS7UDXF7gXUGGMnqYcCPYI6OQZ34vKn

 

久しぶりに映画「ゴッドファーザーの1~3をまとめて観ました

さすが映画史に輝く超名作映画だけあって、何度観てもいいもんですねぇ

特に2が絶品で、心が締め付けられるほどいい!

初代ゴッドファーザー(年配役)のマーロンブランド、二代目のアルパチーノもいいんだけど、初代(若者役)のロバートデニーロ(→)がものすごくいい

1と2が作られたのが1970年代なので、すでに半世紀が経過しているが、これを超える映画は余り出て来ていないような気もする

200px-Sicily_in_Italy.svg

シシリー島(←)のコルレオーネ村で、地元のマフィアに両親や兄を虐殺された初代ゴッドファーザー(1901年、わずか9歳)が、命をねらう地元マフィアの追手を逃れて新天地アメリカへ渡る

小さなカバン一つで無一文、身寄りも無く、やや栄養失調気味で、英語もまったく話せず、まさに完全ゼロから出発

それが44年後(1945年、53歳)には、ニューヨーク5大マフィアの最大ファミリーのボスにのし上がって、孫の洗礼祝いに盛大なパーティーを催し、地元の名士や上院議員も出席する

まさにアメリカンドリームなのだが、けして大昔の話ではなく、我々の祖父祖母の生きた時代

わずか100年ほど前なのに、今と比べると生きる環境が非常に厳しい

特に社会的弱者には厳しいのだが、みんなたくましく生きている

utsu_man

教育や労働環境、福祉などが充実して、日米欧など先進国の生きる環境は最近100年間で格段に良くなった

だがそのぶん、人間が弱くなっているような気もします

はっきりしたデータは手元にありませんが、社会が豊かになって生きる環境が良くなるほど、自殺者は増えているような気がします

((((;゚д゚))))

 

太田くんを囲む会

太田くんを囲む会ランチ会 新宿エルタワー 9/18(祝)12時~

▲太田くん、いつも幹事、ありがとね~ (^_^;)

▲ゴジラTシャツ

▲私(小杉)は、終了後に、恵比寿の写真美術館

この世界は人間が見ている夢?

be7d8f6c40835fefb8d5807877aa2741_t

 

「自分が見ている世界は、実は水槽に浮かんだ脳が見ているなのではないか?」

との説は、巷でよく言われる思考実験の一つです。

このような考えを元に、実存主義やエントロピーの概念を解説したビデオを、科学系YouTubeチャンネルのKurzgesagtが公開しました。

 

* * * * * * * * * *

 

世界の実在や人間の認識に関する議論で必ず出て来る「水槽に浮かんだ脳」仮説

brain_nou_suisou_denkyoku

日常とか常識を余り疑わないで生きている方々には奇妙な説に見えるのかもしれませんが、哲学好きには魅力的な仮説です

私も哲学好きなので、この仮説には余り違和感がありません

いやむしろ、かなり実感をともなった感覚(世界観)かもしれない

いま私の周囲に広がっている世界(宇宙)や、私の周囲にいる人たち、ビッグバンに始まると言われているすべての宇宙や地球や人類の歴史は、すべて私の脳が創り出した夢(幻想)なのではないか?

もし私が死んだら、世界(宇宙)も時間も実在性を失って消滅し、すべては無に帰する

このような仮説は、過去においても唯心論的な哲学や宗教で唱えられたりしていた訳ですが、いま科学の最先端の理論物理学者などでも、この仮説に魅力を感じる人が増えていて、一般の人たちの間にも共感が広がっているようです

4122025184.01._SCLZZZZZZZ_SX500_

これとは少し違うけど、心理学者・岸田秀の「唯幻論」(ゆいげんろん)というのがあって、彼は世界はすべて幻想であると主張しています

岸田秀は高校生の頃から原書(ドイツ語)でフロイトに親しんで(のめりこんで)いたという、かなりの変人(天才肌)

彼の主著「ものぐさ精神分析」(←)は、「唯幻論」で脚色されたフロイト哲学(精神分析)の入門書で、非常に読みやすいオススメです

私は若い頃にこの本に出会い、余りの面白さにグイグイ引き込まれ、正続2冊計800頁余りを、一晩徹夜で読み明かしたことがあります

この本は要するに

「この世はすべて幻想である」

「人間は本能の壊れた動物である」

と主張し、その立場から人間行動や世界の歴史を説明する

juken_sleep_inemuri_man

例えば高校生が必死に勉強していて、

「あの大学に合格できたら、きっと

素晴らしい人生(毎日)になるだろう」

と考える

しかし実際に合格して憧れの大学に入学すると、うれしくて舞い上がるのは、せいぜい1か月くらい

やがて現実の人生(毎日)が期待したほどのものでなかったことに気付き、中には幻滅して五月病に陥る人も出てくる

そして大学卒業が近づくと、

「あの会社に採用されたら、きっと素晴らしい人生(毎日)になるだろう」

と考え、さらに

「あの人と結婚できたら・・・」

「課長になれたら・・・」「役員になれたら・・・」

「自分の家が持てたら・・・」

でもそれはみんな夢(幻想)に過ぎず、夢が実現すれば、やがて必ず幻滅する

dna

なんだか夢も希望も打ち砕くような悲観的な哲学ですが、これを完全に否定し切るのは難しい

俗に「悲観哲学」と言われているショウペンハウエルの考え方も、これに近いと言えそうです

もしかすると遺伝子(DNA、→)が、人間(個体)の行動力(繁殖力)を高めるために、人間の脳に「夢を持つ」という特殊な機能を持たせたのかもしれません

img_f34ac2bca522d14bb03830f602490f29157854

岸田秀さん(←)は現在、1933年12月25日生まれの89歳

余り将来に夢を持たない方が、長生きできるのかもしれませんね

  (^_^;)

 

詳細はここをクリック

 

 

敬老の日(9/18) 老人週間(9/15~9/21)

 

まだ暑い日が続いていますが

家にばかり閉じこもっていると

足の老化が進んで歩行困難になります

ゆっくりでいいので、外へ出て歩きましょう

(^_^;)

 

 

■「敬老の日(9/18)」に無料になる東京都の施設

「江戸東京たてもの園」入園無料【小金井市】
「東京都美術館」企画展 観覧無料【台東区】
「東京都庭園美術館」庭園入場無料【港区】
「東京都写真美術館」展覧会観覧無料【目黒区】
「東京都現代美術館」常設展(MOTコレクション)観覧無料【江東区】
「日本科学未来館」常設展 観覧無料【江東区】
「東京国立博物館」入館無料(来場者全員)【台東区】
「国営昭和記念公園」入園無料【江東区】
「敬老の日」周辺に割引になる東京都の施設
「よみうりランド」秋のお得なキャンペーン・60歳以上の方1名+小学生以下1名が63%割引【稲城市】
「HANA・BIYORI」花の敬老ウィーク・入園料半額【稲城市】

 

■「老人週間(9/15~9/21)に無料になる東京都の施設

「上野動物園」 入園無料【台東区】
「多摩動物公園」入園無料【日野市】
「葛西臨海水族園」入園無料【江戸川区】
「井の頭自然文化園」入園無料【武蔵野市】
「東京港野鳥公園」入園無料【大田区】
「夢の島熱帯植物館」入館無料【江東区】
「神代植物公園」入園無料【調布市】
「浜離宮恩賜庭園」入園無料【中央区】
「旧芝離宮恩賜庭園」入園無料【港区】
「六義園」入園無料【文京区】
「向島百花園」入園無料【墨田区】
「旧古河庭園」入園無料【北区】
「清澄庭園」入園無料【江東区】
「殿ヶ谷戸庭園」入園無料【国分寺市】
「小石川後楽園」入園無料【文京区】
「旧岩崎邸庭園」入園無料【台東区】

 

詳細はここをクリック

 

多摩ファミ定期演奏会

 

毎年恒例の多摩ファミ定期演奏会が近づいてきました

私は毎年鑑賞させていただいています

山潤さんからご案内のメールをいただきましたので、転載させていただきます

(^_^;)

 

♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ 

 

 

こんにちは。山崎潤です。

皆様。

私の参加している多摩ファミリーオーケストラ第17回定期演奏会まであと2ヶ月半となり、練習も追い込みにかかって来ました。

今回ヴァイオリン独奏に読売日本交響楽団の對馬哲男さんをお招きしています。聴きに来て頂けるとうれしいです。ご検討よろしくお願いいたします。

●日時 : 2023年 12月3日(日)

開場13:30  開演14:00 終演16:30頃

●会場 : J:COMホール八王子(旧オリンパスホール)JR八王子駅直結

●曲目 :

ベートーヴェン/交響曲第7番

メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲

Vn.ソリスト 對馬哲男(読売日本交響楽団 次席第1ヴァイオリン奏者)

●料金 : 全席自由 ¥1,000

チラシ及び前売りチケットの販売方法は以下となります。

当日券もありますが混雑の可能性があります。

https://teket.jp/7680/26500

 

今回のメインプログラムは当オーケストラ8年振りのベートーヴェン交響曲第7番です。

この曲はTVドラマ・TVアニメ「のだめカンタービレ」で演奏されご存じの方も多いと思いますが、リズムがとても印象に残る曲で現代でも人気のある曲の一つです。

https://youtu.be/-76PybdeoE8

またもう一つのプログラムのメンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲は誰でも聞いたことのある美しい旋律を持ち、ベートーヴェン・ブラームスと並ぶ三大ヴァイオリン協奏曲の一つとして知られています。

https://youtu.be/Js7wxuQcLb0

両曲とも人気曲であると同時に難曲でもあるのでいつも以上に気合いを入れて練習中です。

今回はヴァイオリン独奏をプロ奏者の對馬哲男さんにお願いしているため、申し訳ありませんが入場は有料になります。

よろしくお願いいたします。

 

 

空音央(32)坂本龍一の息子

35262326

▲坂本龍一の息子、映像作家の空音央(32)

 

 

3月に死去した音楽家、坂本龍一の「最後のコンサート」を記録したドキュメンタリー

「Ryuichi Sakamoto|Opus」

red

がイタリアのベネチア国際映画祭で公式上映された。

ピアノに向かった坂本龍一のこん身の演奏をモノクロ映像で撮影。

息子でもある映像作家の空音央が監督した。

空音央は昨年初めごろ、がんで闘病中だった坂本龍一から

「十分にコンサートもできない体になっているので、

映画という形で何か残したい」

と提案されたという。

 

 

空 音央 そら・ねお

米国生まれ、日米育ち。

コネチカット州ウェズリアン大学で映画と哲学を専攻。

以降、ニューヨークと東京をベースにフリーランスの映像作家、アーティスト、そして翻訳家として活動。

短編映画、ドキュメンタリー、PV、ファッションビデオ、コンサートフィルムなどを監督。2017年には東京フィルメックス主催のTalents Tokyo 2017に映画監督として参加。

2015年に北海道平取町二風谷で現代に生きるアイヌ民族を撮ったドキュメンタリー『Ainu Neno An Ainu』をアーティストコレクティブLunch Bee Houseと共同制作。日本による植民地主義の歴史に苦しみながらも強く楽しく文化を守り続けているアイヌを追ったこのドキュメンタリー同プロジェクトのインスタレーション版が2017年に東京のイタリア文化会館で展示、2018年には東京G/P Galleryで展示される。2022年の恵比寿映像祭参加作品。

アーティストグループZakkubalanの一人として、写真と映画を交差するインスタレーションやビデオアート作品を制作。2017年にはワタリウム美術館で作品を展示、同年夏には石巻市で開催されているReborn-Art Festivalに参加し、短編映画とインスタレーションを制作。2019年にはSingapore Biennale、Dojima River Biennaleに参加する。

2020年、志賀直哉の短編小説をベースにした監督短編作品『The Chicken』がロカルノ国際映画祭で世界初上映したのち、ニューヨーク映画祭など、名だたる映画祭で上映される。業界紙Varietyやフランスの映画批評誌Cahiers Du Cinema等にピックアップされ、10月に発表されたFilmmaker Magazineでは25 New Faces of Independent Filmの一人として選ばれる。

2022年にはSundanceのScreenwritersとDirector’s Labに参加した。

詳細はここをクリック