政治

女帝賛成8割

20190501-05010071-nksports-000-10-view

a2fc5_759_c1906c4d_c0e80544-cm

 

 やはり小室問題の暗い影を感じます

  状況をここまで悪化させた秋篠宮家に対する

 不信任投票のようにも思われます  (;´Д`)

 

共同通信社が4月1、2両日実施した全国緊急電話世論調査によると、ご即位された天皇陛下に、82.5%が「親しみを感じる」と回答した。

「親しみを感じない」は、11.3%にとどまった。

皇室典範で「男系男子」に限るとした皇位継承を巡り、

 女性天皇を認めることに賛成は79.6%で、反対の13.3%を上回った。

内閣支持率は51.9%。4月の前回調査比0.9ポイント減でほぼ横ばいだった。

不支持は1.1ポイント減の31.3%となった。

今回のご退位は、上皇さま一代に限って認められた。

今後の天皇のご退位に関しては「認めるべきだ」が93.5%に上った。「認めるべきではない」は3.5%。

 

剣璽等承継の儀 即位後朝見の儀

AS20190501001198_comm

 

天皇陛下が即位後朝見の儀で述べられたお言葉

 

日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより、ここに皇位を継承しました。

この身に負った重責を思うと粛然たる思いがします。

顧みれば、上皇陛下には御即位より、30年以上の長きにわたり、世界の平和と国民の幸せを願われ、いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、その強い御(み)心を御自身のお姿でお示しになりつつ、一つ一つのお務めに真摯に取り組んでこられました。上皇陛下がお示しになった象徴としてのお姿に心からの敬意と感謝を申し上げます。

ここに、皇位を継承するに当たり、上皇陛下のこれまでの歩みに深く思いを致し、また、歴代の天皇のなさりようを心にとどめ、自己の研鑽(さん)に励むとともに、常に国民を思い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としての責務を果たすことを誓い、国民の幸せと国の一層の発展、そして世界の平和を切に希望します。

 

AS20190501001295_comm

▲改元を祝して、神戸・阪神間から集まった45台のだんじり巡行

 

天皇陛下は1日午前0時、皇室典範特例法の規定に従い、第126代天皇に即位された。

同時刻に元号も改められ、「令和」時代がスタートした。

陛下は同日午前、皇居・宮殿で、皇位継承に伴う最初の儀式「剣璽けんじ等承継の儀」に臨み、皇位の証しとして伝わる剣や曲玉まがたまなどを受け継がれた。

続いて「即位後朝見ちょうけんの儀」で国民の代表と会い、「国民に寄り添い、憲法にのっとり、象徴としての責務を果たす」など、天皇として初のお言葉を述べられた。

 陛下はこれらの儀式に先立ち、宮殿「菊の間」で、午前10時過ぎ、天皇として初の公務に臨まれた。自身の即位に伴う二つの儀式を国の儀式として行うとする閣議決定を決裁された。

 剣璽等承継の儀は午前10時半に始まり、陛下は最も格式が高いえんび服に勲章を着用して入場された。

 新たに皇位継承順位1位の皇嗣となった秋篠宮さま、車椅子に乗った常陸宮さまが続かれ、三権の長や閣僚らが参列した。

 陛下が壇上に立たれると、剣と曲玉、天皇が国事行為で使う国璽こくじ(日本国の印)・御璽ぎょじ(天皇の印)を持った4人の侍従が、一列になって入場。それぞれを陛下の前の台に置いた。

 剣と曲玉は、陛下のお住まい・赤坂御所に安置されることになる。もう一つの皇位の証しである鏡は、皇居・宮中三殿の賢所かしこどころに保管されている。

 午前11時12分に始まった即位後朝見の儀には、皇后雅子さまや秋篠宮ご夫妻ら成年の皇族方計13人が参列。国民の代表として、安倍首相ら三権の長や閣僚、都道府県知事、都道府県議会の代表らが参列した。

 陛下は、憲法と典範特例法の定めるところにより、皇位継承したことを明らかにした上で、「常に国民を思い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としての責務を果たす」と誓い、国民の幸せや国の発展、世界平和を希望された。

 安倍首相が国民代表の辞で祝意を伝えた上で、陛下を象徴と仰ぎ、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ時代を創り上げていく」などと述べた。

 陛下は午後、1日付で就任した小田野展丈のぶたけ・侍従長、河相周夫ちかお・上皇侍従長の認証官任命式に臨まれた。

 その後、皇后さまと共に皇居・吹上仙洞せんとう御所を訪れ、上皇ご夫妻にあいさつし、宮殿では、皇族方らの祝賀を受けられる。

 

退位礼正殿の儀

 

天皇陛下が退位礼正殿の儀で述べられたお言葉は以下の通りです。

 

今日をもち、天皇としての務めを終えることになりました。

ただ今、国民を代表して、安倍内閣総理大臣の述べられた言葉に、深く謝意を表します。

即位から30年、これまでの天皇としての務めを、国民への深い信頼と敬愛をもって行い得たことは、幸せなことでした。象徴としての私を受け入れ、支えてくれた国民に、心から感謝します。

明日から始まる新しい令和の時代が、平和で実り多くあることを、皇后と共に心から願い、ここに我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります。

 


 

天皇陛下は平成31年4月30日、譲位の日を迎えられる。

天皇の譲位は、江戸時代の光格天皇以来202年ぶりで、憲政史上初めて。

陛下は同日午後5時から、皇居・宮殿で「退位礼正殿の儀」(退位の礼)に臨み、在位中、最後となるお言葉を述べられる。

陛下は同日をもって譲位し、30年余り続いた「平成」は幕を閉じる。

5月1日午前0時に皇太子さまが即位されて「令和」に改元される。

4月30日の退位の礼は、計11に上る譲位関連の最後の儀式。

憲法で定める国事行為として執り行われる。

天皇、皇后両陛下が宮殿「松の間」に入室され、側近が「三種の神器」のうち剣(けん)と璽(じ=勾玉)などを「案(あん)」と呼ばれる台の上に安置。

安倍晋三首相が感謝の意を伝え、陛下が国民に向けたお言葉を述べられる。

退位の礼の参列予定者は安倍首相と閣僚、衆参両院正副議長、都道府県知事ら約300人。

皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻をはじめ、成年皇族方が陪席される。

両陛下は退位の礼の後、皇太子ご夫妻や皇族方のごあいさつを受けられる。

その後も宮内庁や皇宮警察の職員らのあいさつが夜まで続き、平成最後の日を終えられる。

退位の礼に先立ち、陛下は30日午前、皇居・宮中三殿で同日の譲位を報告される。

天皇のみが着る祭儀の正装「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」を身につけられる最後の機会となる。

5月1日に上皇、上皇后となる両陛下は、同日以降の皇太子さまのご即位関連儀式には出席されない。

 

西田哲也 覚醒剤で現行犯逮捕 経済産業省 製造産業局 自動車課のキャリア公務員

西田1

drug_yakubutsu_mayaku_ranyou

 

 職務権限の大きい 中央官庁の課長補佐クラスが

   覚せい剤で汚染されたとなると

 影響の大きさは 計り知れません!  ((((;゚д゚))))

 

【速報】覚醒剤とみられる粉末を所持したとして、警視庁は29日、東京都足立区綾瀬、経済産業省のキャリア職員で経済産業省製造産業局の自動車課の課長補佐西田哲也容疑者(28)を麻薬特例法違反容疑で現行犯逮捕したと発表した。

経済産業省のキャリア官僚で製造産業局自動車課の課長補佐・西田哲也容疑者(28)が、覚醒剤およそ22グラム、末端価格132万円相当が入った郵便物を受け取ったとして、警視庁に現行犯逮捕されました。

警視庁によりますと、覚醒剤は、アメリカから西田哲也に国際郵便で届いたファッション雑誌の袋とじの中に隠されていたということです。

取り調べに対し西田哲也は、「覚醒剤が入っていると知らなかった」と容疑を否認しています。


米国から密輸したとみられる覚せい剤の代替物を所持したとして、警視庁組織犯罪対策5課などは29日までに、麻薬特例法違反容疑で、経済産業省のキャリア官僚で自動車課課長補佐の西田哲也容疑者(28)=東京都足立区綾瀬=を現行犯逮捕した。

西田哲也は「郵便物を受け取ったが、覚せい剤が入っているとは知らなかった」と容疑を否認しているという。

20150206_komukaiminako_32

西田哲也の逮捕容疑は27日、覚せい剤約22.1グラム(末端価格約130万円)と認識し、入れ替えられた代替物を自宅で所持した疑い。

組対5課によると、米ロサンゼルスから成田空港に国際郵便で到着したファッション雑誌の中に覚せい剤が隠されているのを税関職員が発見。

通報を受けた警視庁が郵便物の中身を入れ替えて届けさせたところ、西田哲也が受け取った。

郵便物の宛名は別人で、届け先も異なる住所だったが、西田哲也は郵便局に電話し、自宅に届けさせていた。

同課は西田哲也が自ら使うために密輸したとみて、入手先などを調べる方針。

経済産業省の話 職員の西田哲也が逮捕されたことは誠に遺憾。捜査に協力し、厳正に対処する。

 

 

令和おじさん 次期首相候補へ

1914_warera_05_kyodo

kutsu_190401reiwa01

 

 高校卒業後 集団就職で上京 段ボール工場で現場労働

   田中角栄以来の 純粋なたたき上げですね

 御曹司ばかりの政界に 風穴を開けて欲しい  (^_^;)

 

平成に代わる新元号「令和(れいわ)」を発表した菅義偉(すが・よしひで)官房長官(70)の認知度が高まり、「ポスト安倍」候補に急浮上している。

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が6、7両日に行った合同世論調査では、菅氏は次期首相候補として衆院予算委員長の野田聖子(58)らを上回る支持を集め、一定の存在感を示した。

調査を細かく分析すると、「令和おじさん」がどんな人たちに支持されているのかが見えてくる。

suga

今回の調査では、安倍晋三首相(64)の次の首相として誰がふさわしいと思うかを尋ね、候補として、自民党の石破茂元幹事長(62)▽加藤勝信総務会長(63)▽岸田文雄政調会長(61)▽小泉進次郎厚生労働部会長(37)▽河野太郎外相(56)▽菅氏▽野田氏▽茂木敏充経済再生担当相(63)▽立憲民主党の枝野幸男代表(54)▽国民民主党の玉木雄一郎代表(49)-の計10人を上げた。

その結果、小泉氏がトップとなる25・9%の支持を集め、石破氏が20・7%と続いた。

菅氏(5・8%)は、岸田氏(8・4%)に続く4位にランクイン。

昨年10月の調査では2・7%で6位だったが、支持率を倍増させ、順位も上げた。

自民党支持層に限っても、菅氏は9・4%の支持を集め、小泉氏(22・8%)、石破氏(18・6%)、岸田氏(13・9%)に次ぐ4位となった。

さらに調査結果を性別・年齢別にみると、「ポスト安倍」に菅氏を望む声は女性より男性に多く、特に40代(14・4%)、30代(13・9%)、10~20代(11・4%)の男性で人気が高かった。

WS000

 

 官房長官・定例記者会見における 

  東京新聞・望月イソ子との絶妙なやりとりが

 夫婦漫才みたいで面白いです  (^_^;)

 

八重桜を見る会

sakura_tree

 

 18200人をオモテナシするのって

  すごく大変だろなぁ

 お疲れさまでした!  (^_^;)

 

安倍晋三首相は13日午前、東京・新宿御苑で恒例の「桜を見る会」を開いた。

各界の著名人約1万8200人が出席した。

八重桜が満開となった新宿御苑に、安倍首相はピンクのネクタイ姿で登場。

安倍首相は、東日本大震災をめぐる失言で前五輪相の桜田義孝氏が更迭に追い込まれたことなどを念頭に

「後半国会も身を引き締めて臨んでいかなければならない」

と述べた。

安倍首相は震災からの復興に向けて

「被災者の皆さんが安心して暮らせる生活を取り戻せるように全力を尽くす」

と強調した。

 また、5月1日に令和に改元することに触れ、

「一人一人の花が咲き誇る時代にしていきたい」

と述べた。

恒例となっている安倍首相自作の俳句は

「平成を 名残惜しむか 八重桜」

「新しき 御代寿ぎて 八重桜」

と2句を披露した。

 sty1904130003-f1

▲ももクロに囲まれた安倍ちゃん

北海道知事 元夕張市長の鈴木直道氏

japan_character1_hokkaidou

 

 偉そうに批判するだけの評論家タイプより

   現場で泥をかぶって実行して

 ちゃんと実績を出した人物を

   有権者は信用しますよね  (^_^;)

 

北海道知事選挙は、元夕張市長の鈴木直道氏(38)が初当選。

自民党、公明党、地域政党の新党大地が推薦した元夕張市長の鈴木直道氏が、立憲民主党、国民民主党、共産党、自由党、社民党が推薦した元衆議院議員の石川氏を抑えました。

鈴木直道氏は埼玉県出身。東京都庁に入り、財政破綻した夕張市に応援職員として派遣されたあと、平成23年の夕張市長選挙に当選し、市長を2期務めました。

選挙戦で鈴木氏は「ピンチをチャンスに」をキャッチフレーズにして、夕張市長として財政再建に道筋をつけたとする実績を強調するとともに、道外から投資を呼び込んで地域を活性化させると訴えました。

そして推薦を受けた自民・公明両党の支持層を固めたほか、支持政党を持たない無党派層にも支持を広げ、初めての当選を果たしました。

 

鈴木氏「人口減少問題に総力あげて取り組む」

鈴木氏はインタビューに対し、

「北海道には多くの課題やピンチがあるが、それを活力に変えてチャンスにできると訴えてきた。夕張市は全国唯一の財政再生団体で、人口減少、少子高齢化、財政難の中、地域の再生と財政の再建を両立させてきた。その経験は知事になっても生かせると考えている。人口減少問題に対し、国、北海道、市町村が総力をあげて取り組んでいかなければならないと」

と述べました。

自民党の北海道連の会長を務める吉川農林水産大臣は

「北海道179市町村の皆さんから支援をいただき、お礼を言いたい。鈴木新知事が北海道の新しい1ページを開いてくれると思う。これからもみんなで支えていこう」

と述べました。

 

自民 甘利選対委員長「陣営が結束できた」

自民党の甘利選挙対策委員長は北海道知事選挙について党本部で記者団に対し、

「候補者がよかったことと、そのよい候補者のもと、陣営が一糸乱れぬ結束ができた。そのことが勝利につながった」

と述べました。

 


 

立民 長妻選対委員長「一歩及ばず惜敗(せきはい)の結果」

北海道知事選挙で石川氏を推薦した立憲民主党の長妻・選挙対策委員長は

「残念ながら、一歩及ばず、惜敗の結果となった。今回の北海道知事選挙を糧として、地域の多様な声とつながり、現場の切実な声に根ざしたボトムアップの政治で、新たな未来をつくる取り組みを進めていく」

という談話を発表しました。

question_head_gakuzen_boy

 

 野党は何も分かってないですね~

  162万96万は「惜敗」ではなくって

惨敗」と呼ぶんですよ!  (^_^;)

  惜敗(せきはい)わずかの差で負けること。

  惨敗(ざんぱい)ひどい負け方をすること。

 

その他の泡沫野党のコメントは省略。

 


2017051800058_1

 

一夜明けて…

一夜明けた8日、鈴木直道氏は札幌市中央区にある事務所を訪れ、神棚に手を合わせたあと、当選を報じる新聞に目を通しました。

このあと、記者団に対し、7日夜から8日にかけてテレビ番組への出演などで1時間しか寝られなかったことを明かしたうえで

「当選を報じる新聞をみて実感が湧いてきました。『しっかりやるぞ』という燃え上がる思いも出てきて疲れは吹っ飛びました」

と語りました。そして、鈴木氏は

「これからやるべき事、やらなければならない事がたくさんあります。就任後にスタートダッシュできるよう政策づくりや体制構築の準備を進めたい」

と述べました。

 

新元号は「令和」

20190401-OYT1I50027-1

WS001

 

 昭和に続いて「和」が入りましたね

   和を以って貴しと為す

 聖徳太子の素晴らしい理想です  (^_^;)

 

日本政府は1日午前の臨時閣議で、新しい元号を「令和」に決めた。

れいわ」と読む。

菅義偉官房長官が記者会見で公表した。

出典は日本の古典「万葉集」とした。

中国古典(漢籍)ではなく日本の古典から採ったのは確認できる限り初めて。

今上天皇陛下の退位に伴い5月1日午前0時から新元号「令和」に切り替わる。

平成は1989年1月8日からの30年4カ月で幕を閉じる。

関係者によると、政府は元号に関する懇談会などで「令和」を含む計6案を提示した。

中国古典を出典とする案もあったという。

WS002

令和は万葉集巻五、梅花の歌三十二首の序文、

「初春の月にして気淑く風ぎ、

 梅は鏡前の粉を披き、

 蘭(らん)は珮(はい)後の香を薫らす」

から引用した。

新元号公表後、安倍晋三首相は記者会見で談話を発表し、令和について

「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ、

 という意味が込められている」

と説明した。

出典とした万葉集に関しては「我が国の豊かな国民文化と長い伝統を象徴する国書だ」と述べた。

WS000

陛下のお言葉

 

天皇陛下の「御在位30年記念式典」が24日、東京都内で行われ、陛下は、皇后さまと一緒に歩んだ平成の30年間を、時折、声を震わせながら振り返られた。

 


 

 

陛下のお言葉

 

在位30年にあたり、政府ならびに国の内外から寄せられた祝意に対し、深く感謝いたします。

即位から30年。

こと多く過ぎた日々を振り返り、今日、こうして国の内外の祝意に包まれ、このような日を迎えることを誠に感慨深く思います。

平成の30年間、日本は、国民の平和を希求する強い意志に支えられ、近現代において初めて戦争を経験せぬ時代を持ちましたが、それはまた、決して平たんな時代ではなく、多くの予想せぬ困難に直面した時代でもありました。

天皇として即位して以来、今日まで、日々、国の安寧(あんねい)と人々の幸せを祈り、象徴として、いかにあるべきかを考えつつ過ごしてきました。

しかし、憲法で定められた象徴としての天皇像を模索する道は、果てしなく遠く、これから先、私を継いでいく人たちが、次の時代、さらに次の時代と、象徴のあるべき姿を求め、先立つこの時代の象徴像を補い続けていってくれることを願っています。

天皇としてのこれまでの務めを、人々の助けを得て行うことができたことは、幸せなことでした。

これまでの私のすべての仕事は、国の組織の同意と支持のもと、初めて行い得たものであり、私がこれまで果たすべき務めを果たしてこられたのは、その統合の象徴であることに誇りと喜びを持つことのできる、この国の人々の存在と、過去から今に至る長い年月に日本人がつくり上げてきた、この国の持つ民度のおかげでした。

災害の相次いだ、この30年を通し、不幸にも被災の地で、多くの悲しみに遭遇しながらも、けなげに耐え抜いてきた人々、そして、被災地の哀(かな)しみをわがこととし、さまざまな形で寄り添い続けてきた全国の人々の姿は、私の在位中の忘れ難い記憶の1つです。

平成が始まってまもなく、皇后は、感慨のこもった一首の歌を記しています。

ともどもに 平(たひ)らけき代を 築かむと 諸人(もろひと)のことば 国うちに充(み)つ

平成は、昭和天皇の崩御とともに、深い悲しみに沈む諒闇(りょうあん)の中に歩みを始めました。

そのような時でしたから、この歌にある「言葉」は、決して声高に語られたものではありませんでした。

しかし、このころ、全国各地より寄せられた、「私たちも皇室とともに平和な日本をつくっていく」という、静かな中にも決意に満ちた言葉を、私どもは、今も大切に心にとどめています。

在位30年にあたり、今日、このような式典を催してくださった皆さまに厚く感謝の意を表し、ここにあらためて、わが国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります。