43【文学読書】

映画 美女と液体人間

1958年公開、東宝変身人間シリーズ第1弾で、ガス人間より古い

警視庁の中が、いかにもこの時代のお役所の中という感じ

平田昭彦が、いかにもキャリア警察官僚っぽくて、いい味出してる

キャバレーの雰囲気は、最近営業を終えた銀座「白いばら」を彷彿とさせる

ヒロインは白川由美(夫は俳優の二谷英明、長女は元女優の二谷友里恵)、題名の「美女」という看板に偽りなし

彼女に、下着姿で下水道の中を歩かせるのはスゴい

確かに液体が人を殺すのだが、液体人間というより液体生物で、ばい菌やウイルスに近い

生物の専門家と警察や行政が協力している姿は、中国コロナ対策によく似ている

(^_^;)

読書 唯脳論

OBJ69248ET-001

 

脳と心は、ほとんど同義語かもしれないが、心にはモノとしての側面が捨象されているのに対して、脳は頭蓋骨の中にモノとして厳然と存在する

そのモノとしての脳や人体を分解して研究するのが解剖学で、著者はその専門家

岸田秀の唯幻論との類似も感じるし、本書の中でも多少触れられている

雑誌「現代思想」の連載をベースにまとめられている

こんな雑誌を読む人に合わせたのか、かなり入り組んだ議論もあって、はなはだ理解するのに骨が折れる

最初に読むには「バカの壁」の方が良かったかな

(^_^;)

 

映画 血を吸う薔薇

fantasy_dracula2

 

「血を吸う」シリーズ3作目(最終話)

詰まらなかったらすぐ見るのをやめよう、と思いつつ、3作最後まで見ちゃいました

日本の田舎に吸血鬼が登場するという、かなり無理のある設定ですが、それなりにうまく出来てる

キリスト教色を前面に出さず、ジャパン・テイストに仕上がってます

岸田森さんの吸血鬼、前作でよほど評判が良かったのか、また怪演(熱演)してますよ

ジャズ・シンガー阿川泰子さんの、若き女優時代が見れます

(^_^;)

 

映画 呪いの館 血を吸う眼

「血を吸う」シリーズ、三連作ホラーの2作目

日本人にはナジミが薄い吸血鬼を、日本の田舎で再現

岸田森さんが吸血鬼を怪演してます

(^_^;)

シュールな観音さま

547567536346

hotoke_senju_kannon

 

 いったい何をすれば

  こんな観音さまを建てられるほど

 儲かるの?  (^_^;)

 

仙台大観音は、真言宗智山派に属している大観密寺に建つ像で、仙台の実業家の方が、自身の事業が成功を収めたのは、日頃から信仰していた観音様のおかげであるとして建立を発願。

8ECBEC6E-A34C-4E53-BE4B-9B915C52A02F

1991年9月に開眼法要が営まれました。

高さは台座を含めると地上100メートルで、世界でも有数の高さを誇る像として知られています。

ちなみに、自由の女神(→)は93メートル。

この像は仙台駅から7キロメートルほどの場所にあるのですが、市内から像を撮影した写真が、非現実的過ぎるとして海外で話題に。

外国人から様々な声が寄せられていましたので、一部をご紹介します。

 

続きを読む

暴力テロ組織ANTIFA

download

 

 先日の渋谷で行われたコソボ人のデモでも

  ANTIFAの旗が掲げられました

 しかもデモには立憲民主党の国会議員も参加

  おだやかではありません  ((((;゚д゚))))

 

米ミネソタ州ミネアポリス市近郊で黒人男性が白人警官の暴行で死亡した事件に抗議するデモは全米に拡大、一部が放火や略奪を行うなど暴徒化した。

一時はホワイトハウス地下に避難したというトランプ大統領は、

「ANTIFAと呼ばれる極左勢力が、デモを扇動している!

 ANTIFAをテロ組織に指定する!」

と表明、各州の知事に州兵を使って早急に暴力テロ組織ANTIFAによるデモを制圧するよう要求した。

抗議デモと暴動は全米75都市に拡大、首都ワシントンやニューヨーク市を含む40都市以上が夜間外出禁止令を発令した。

日中のデモはおおむね平和的だが、深夜から一部が暴徒化し、店舗の破壊や略奪、警察車両への放火が起きている。

トランプ大統領は6/1の州知事らとの電話会議で、各州の対応を「弱腰」と非難。

「(デモ隊を)圧倒しなければならない。

 さもないと、ただの間抜けに見える!」

と述べ、逮捕や排除を求めた。

米メディアによると、首都ワシントンでデモがあった5/29夜、トランプ大統領はホワイトハウスの地下に一時避難した。

そして5/31、トランプ大統領はANTIFAをテロ組織に指定するとツイッターで投稿した。

バー司法長官は

「一連の暴動で、暴力テロ組織ANTIFAやその同調勢力による暴力行為は

 アメリカ国内テロであり、しかるべく対処する」

との声明を発表した。

暴力テロ組織ANTIFAは「アンチファシスト」の略とされ、反権威主義体制や反人種差別、反排外主義などを掲げる社会運動を自称する。

黒ずくめの服装に黒いマスク姿で知られるが、指導者や構成員が明確な組織体ではなく、極左思想の持ち主がソーシャルメディアなどで緩やかに連なっているとの指摘もある。

2011年のニューヨークのウォール街占拠運動に参加したほか、黒人運動「ブラック・ライブス・マター」に接近し、14年のミズーリ州ファーガソンでの白人警官による黒人少年射殺を契機とした暴動にも関与したと指摘されている。

暴力テロ組織ANTIFAの反トランプ姿勢も明確で、国際政治学者の藤井厳喜氏は、

「トランプ大統領を支持する講演に

 火炎瓶を投げ込んだこともある。

 今回のデモでもANTIFAが暴動を扇動し、

 反トランプ勢力が責任を追及するという流れだ」

と解説する。

トランプ大統領が唱える「ANTIFAのテロ組織指定」については、現行の法制度では国内の組織や団体を「テロ組織」に指定する法的根拠がなく、困難との見方が強い。

ただ、前出の藤井氏は

「確かに暴力テロ組織ANTIFAは米国内の組織ではあるが、

 当局はANTIFAとテロ支援国家とのつながりを示す証拠を

 つかんでいるのではないか」

との見解を示す。

中国コロナウイルスの死者も多く、国民の不満も高まる米国だけに、暴動が収まる見通しは立っていない。

 

映画 レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮

juuryoku_newton

 

英BBC制作のダビンチ入門ビデオ

見えるものの背後にあるメカニズム、それに対する興味、好奇心、探求心がスゴイ

さらに有力者への自己の売り込み(営業努力)も、しっかりやってる

これ全部、一人でやったの? という感じ

月はなぜ落ちて来ないのか、というニュートンと同じ疑問を持っていたらしい

(^_^;)

 

読書 心配学

41304H9RZiL

 

書名がいいですね、「心配学」ですよ

「日本心配学会」とか「××大学心配学部」とかあったら笑えるかも

とにかく人間にとって、生きていくうえで避けて通れないのが「心配」

心肺停止するまで、「心配」は停止することが無い

いま中国コロナで、世界中が「心配」だらけの毎日ですので読んでみました

2016年に出た本なので、中国コロナは出てきませんが、テロとか飛行機事故とか、病気、天災、原発、食品の安全、地球温暖化など、いろいろ「心配」のタネについて、その正しい危険性を判断するための考え方を説明

さらに正しい危険性と「心配」がズレるメカニズムを、統計学や心理学を絡めて、非常に分かりやすく分析しています

著者は元大型トラックのドライバーで、人生の途中から一念発起して心理学者(心配学者?)を目指したという、かなりの変わり種

写真も何となく、教壇よりトラックの運転席が似合いそう

(^_^;)

 

読書 ソクラテスの口説き方

519ZTBAHHFL

著者はお茶の水女子大の哲学の元教授で、1944年生まれ

現在は退官して名誉教授、75歳くらい、ご健在のようです

「ソクラテス以前以後」の隣にあったので読んでみたが、ソクラテスのことは4ページしか書いてない

ほとんどは日常的なエッセイで、妻や助手の悪口をユーモラスに書いているが、年齢のせいか、ユーモアセンスにオヤジギャグ臭が強い

著者略歴を見なければ、そこらへんの中年オヤジのヨタ話かと思うほど、素晴らしくどうでもいい話が続く

内容は恐ろしく空虚で、「ソクラテス以前以後」を100とすれば、2~3くらい

前後の脈絡も無いので、読む価値の有無を別にすれば、とても気軽に楽しく読める

(^_^;)