1913~1915年は大正2~4年、浅草でしょうかね?
電柱が立ってるから、もう電気はあったみたいだけど、みんな和服を着ている
疑似カラーなのでリアリティが高い
タイムマシンがあったら行ってみたいなぁ (^_^;)
1913~1915年は大正2~4年、浅草でしょうかね?
電柱が立ってるから、もう電気はあったみたいだけど、みんな和服を着ている
疑似カラーなのでリアリティが高い
タイムマシンがあったら行ってみたいなぁ (^_^;)
聖書にはご存じの通り旧約と新約がありますが、旧約聖書はユダヤ教の聖典
もちろん「旧約」というのはキリスト教徒がそう呼んでいるだけで、ユダヤ教徒にとっては、旧約だけが「聖書」です
新約聖書を読んだことのある人ならご存じの通り、いきなり訳の分からない「××の父は××」みたいな系図の説明が始まって、それでウンザリして、聖書を読むのをやめた人も多いはず
聖書の民は、やたらと系図にこだわります
阿刀田高さんは小説家で、「奇妙な味」の短編推理小説で知られており、こっちも一時ハマリました
日本ペンクラブ会長を務めたり、行政能力も高いみたいです
そして小説のかたわら、古典文学の解説書なども書いています
さすが小説家だけあって、学者先生のお堅い本などとは比較にならない読みやすさ
まず「あいやー、よっ!」と覚えましょうと書かれています
ユダヤ人の先祖は、アブラハムから始まって、イサク、ヤコブ、ヨセフ、・・・
この4人を押さえておけば、古代ユダヤ人の系図は理解できるそうで、その時には「あいやー、よっ!」と覚えればいいそうです
(^_^;)
一神教であるユダヤ教の成立に影響を及ぼした古代宗教に、ペルシャ(現在のイラン)のゾロアスター教があるので読んでみた
世界最古の一神教であると言われている
徹底した善悪二元論であり、この世のすべては善悪(神と悪魔、光と闇)の対決プロセスであると考える
光(炎)を崇めるので、拝火教とも呼ばれている
日本人などから見ると、西洋人は何でも二元論で割り切る傾向があるが、その背後にゾロアスター教があるのか、あるいは二元論的傾向の結果としてゾロアスター教が出て来たのか?
本家のイランはイスラム教に征服され、現在のゾロアスター教は世界全体で信者が数万人しかいない「消えつつある宗教」だが、インドのタタ財閥など信者には成功者が多い
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教だけでなく、仏教への影響もあって、特に空海の真言宗における大日如来信仰には、ゾロアスター教の影響が大きいとしている
ゾロアスターに相当するペルシャ語をドイツ語読みすると「ツァラトゥストラ」になり、ニーチェとの関係も深い
新書にしては微に入り細にわたる宗教論が展開されていて、1回読んだくらいでは頭の中が混乱している
ちなみに、自動車メーカーの社名「マツダ」(→)は、創業者の姓(松田)であると同時に、ゾロアスター教の神アフラ・マズダー(Ahura Mazda)に由来する
マツダのエンブレム、Mを表してるそうだが、炎のようにも見える
(^_^;)
▲ゾロアスター教の儀式
真言宗の護摩にちょっと似ている
一神教3兄弟の、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の歴史や関係は、分かりやすく簡潔にまとめられている
ただ、なぜ一神教が生まれたのか?という疑問には、はっきりとした答えは無い
ユダヤ人の歴史を見ると、ニワトリと卵のような関係に見える
周囲の強大な民族や国家から弾圧されたユダヤ人の悲惨な歴史が、被害者意識と、その反動としての選民意識を生み出した
しかし、その特殊な選民意識が、周囲からユダヤ人を孤立させ、その悲惨な歴史の原因にもなった
宗教というものは遺伝子と似ていて、信者(個体)のことより、宗教(DNA)それ自身の利己的な論理で生成進化する
あるいは、ペストや中国コロナのような、伝染病にも似ている
(^_^;)
著者は全共闘世代(1948生まれ)で、就職を潔しとしなかったのか、在野の哲学者として分かりやすい思想書などを書いていたが、その後に40歳過ぎてから東工大の先生になった(すでに退官)
その語り口は非常に分かりやすく、山本七平(イザヤ・ベンダサン)を大学生・社会人向きとしたら、彼の本は高校生でも理解できると思えるほど、易しくかみくだいて書いてある
一部の専門家しか読まない本や論文は別として、本来、本と言うものは、このように書くべきものだと思う
ただし、山本七平ほどの知的刺激は無く、よく言えば、頭の中の整理にはなったかな~、という感じ(まあ、「入門」だからね)
表題の通り、社会学的な立場から宗教を解説しており、序論、ユダヤ教、キリスト教、宗教改革まで読んだ(イスラム教、仏教はとばした)
社会学的な立場から、というのは、宗教を社会構造の一つとしてとらえるという立場で、宗教意識が希薄な日本人にはイマイチぴんと来ないけど、日本人を「日本教徒」と考えれば、まさしくピッタリ当てはまる
(^_^;)
著者のユダヤ人イザヤ・ベンダサンが、実は日本人の山本七平(→)であるというのは、すでに広く知れ渡っている
ユダヤ教やユダヤ人に関する説明には、意図的かどうかは別に、誤りがあることも指摘されている
要するに、本書はほとんど日本人論であって、ユダヤ人論は「刺身のツマ」なのかもしれない
しかし、日本人には目からウロコがボロボロ落ちるような斬新な視点を、素晴らしい説得力で展開していることは間違いない
読書の楽しみここに極まれり!といった気分になる
この本を最初に読んだのは、もうかなり以前になるが、当時の大ベストセラーとなり、「日本教」「水と安全はタダ」という言葉が流行語になったのを記憶している
日本人とユダヤ人には、その歴史や民族性においてまったく正反対な点が多いが、一方で共通する点もあって、この2つの極めて個性的な民族を対照させたことは誠に素晴らしいと思う
(^_^;)
「ユダヤ人とは何か?」という問いに対する答えの一つとして、歴史的な名著とされている本です
読んでいると、ユダヤ人は全面的に哀れな被害者であり、悪いのは全て「反ユダヤ主義者」だと断定していて、20世紀を代表する思想家サルトル(→)にしては、ずいぶん善悪二元論で話を単純化しているなぁと感じます
この本のフランス語版の原著が出版されたのは1954年、戦後9年が過ぎたころですが、元となる原稿が書かれたのは1944年、大戦の真っ盛り、ドイツ人がユダヤ人を毎日ガス室で大量虐殺していたときでした
当時サルトルの母国フランスはドイツ軍に占領され、アメリカ軍によって解放されたばかりという状況で、ドイツ人に対する憎しみが満ちていたころですので、分からないこともありません
ユダヤ人の屈折して複雑な状況心理に対する洞察には、さすが天才哲学者だなぁと思わせるものがあります
最後に、ではどうすればいいのか?という方法論の話になると、「社会主義革命が必要だ!」としており、当時の時代精神がいかに現在と違っていたかを、まざまざと見せつけられます
サルトルは1980年に亡くなっていますが、その後ソビエト連邦が崩壊し、中国共産党がチベット人を大虐殺して民族絶滅に追い込み、ウイグル人を強制収容所へ送り、自由を求める香港人を弾圧している現状をもし彼が見たら、どう考えるでしょうか?
(^_^;)
錬金術と言うと、ハイリスクの投資とか、現代では危ない金儲けを意味しています
本来の錬金術とは、普通の安い金属類(銅とか鉛とか)を、金・銀などの貴金属に変化させようとする術です
もちろん、そんなことは不可能なのですが、あのニュートンでさえ、これに夢中になってます
黄金の生成には失敗しましたが、近代的な化学を生み出す母体となりました
黄金づくりと共に追及されたのが、不老不死のクスリです
秦の始皇帝が全てを手に入れたあと、最後に望んだのがこれで、徐福を日本に遣わしたりしました
ブラジルの大統領じゃないけど、「人間はいずれ死ぬもんだ」という宿命には、絶対に逆らえない
人間に出来ることは、せめて生きてる間だけは、好きなことをして人生を楽しむこと
(^_^;)
1971年公開、ゴジラシリーズ第11作なんだけど、前作同様にお子ちゃま向けでもありながら、公害という当時の社会問題も取り込むという、かなりハチャメチャな展開
おまけに当時の若者のサイケ文化まで混ぜ込んで、もう支離滅裂、何が言いたいんだか分からなくなっている
背景には映画の斜陽化で制作予算が極端に切り詰められ、撮影現場と東宝首脳陣に深刻な対立もあったらしい
円谷監督が前年に亡くなり、東宝特撮映画が存続の危機にさらされていたころの東宝社内の混乱が、そのまま映画になっちゃった、ということかしら?
去ってゆくゴジラの後ろ姿に、妙に哀愁を感じてしまいました
(^_^;)
日本の最近150年くらいの
社会風俗の変化は
世界史で最も激しかった
かもしれません (^_^;)
明治時代の女性が髪を切った時に、千葉県に届け出る「断髪届」が、千葉県白井市の民家から見つかった。
文明開化で男性はまげをやめたが、女性が髪を短くしてまげをやめることは禁止され、届け出をしないと罰せられた。
白井市教育委員会の戸谷敦司・学芸員は
「女性に伝統的な美を守らせたいという、
当時の価値観を示すとみられる貴重な資料」
と話している。
白井市教育委員会が、谷田(やた)地区にある旧家の井上家で行った古文書調査で見つかった。
日付は1876(明治9)年10月25日。
井上家長男の妻が、長患いが治るよう願をかけて7月に髪を切った、と義父らが届け出ている。
押印されていないことから、控えとみられるという。
1871(明治4)年に「散髪脱刀令」が出され、
「ざんぎり頭をたたいてみれば、文明開化の音がする」
と歌われたように男性の断髪が進んだ。
女性でも髪を切ってまげをやめる人が出てきた。
まげは油で固めるため、洗髪は半日がかり。
夏場でも月に1度洗髪できるかどうかで、悪臭のため頭痛に悩まされる人もいたという事情もあったようだ。