聖書にはご存じの通り旧約と新約がありますが、旧約聖書はユダヤ教の聖典
もちろん「旧約」というのはキリスト教徒がそう呼んでいるだけで、ユダヤ教徒にとっては、旧約だけが「聖書」です
新約聖書を読んだことのある人ならご存じの通り、いきなり訳の分からない「××の父は××」みたいな系図の説明が始まって、それでウンザリして、聖書を読むのをやめた人も多いはず
聖書の民は、やたらと系図にこだわります
阿刀田高さんは小説家で、「奇妙な味」の短編推理小説で知られており、こっちも一時ハマリました
日本ペンクラブ会長を務めたり、行政能力も高いみたいです
そして小説のかたわら、古典文学の解説書なども書いています
さすが小説家だけあって、学者先生のお堅い本などとは比較にならない読みやすさ
まず「あいやー、よっ!」と覚えましょうと書かれています
ユダヤ人の先祖は、アブラハムから始まって、イサク、ヤコブ、ヨセフ、・・・
この4人を押さえておけば、古代ユダヤ人の系図は理解できるそうで、その時には「あいやー、よっ!」と覚えればいいそうです
(^_^;)