全英オープンは、24歳の日系米国人、コリン・モリカワの優勝で幕を閉じた。
2019年にプロ転向したばかりのモリカワは、昨年、初出場にして全米プロを制覇し、この全英オープンも初出場にして勝利を挙げて、早くもメジャー2勝目を達成した。
異なるメジャー大会をどちらも初出場で制覇したことは、王者タイガー・ウッズも成し得なかった史上初の快挙だ。
コリン・モリカワ(Collin Morikawa、1997年2月6日 – )
アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス出身の日系米国人プロゴルファーである。
2020年のPGA選手権、2021年全英オープン優勝者。
世界アマチュアランキング1位に立つなど輝かしい実績を残し、カリフォルニア大学バークレー校を卒業後の2019年にプロ転向。
プロ転向から4試合目の同年「3Mオープン」では、同じくプロ転向したばかりのマシュー・ウルフとの優勝争いの末に2位でフィニッシュ。
早速高いポテンシャルを示すと、転向6試合目の「バラクーダ選手権」で初優勝を遂げた。
プロ転向後はシーズンをまたいで22試合連続で予選を通過。
過去30年ではタイガー・ウッズの25試合連続に次ぐ2番目の記録だった。
予選落ち後の初戦となった20年7月「ワークデイ・チャリティオープン」でツアー2勝目を挙げた。
2020年8月9日、2020年のPGAチャンピオンシップで優勝、2度目のメジャー選手権のスタートでメジャーを獲得した。
2021年7月18日、2021年全英オープン、2位のジョーダン・スピースに2打差をつけて初優勝。
1934年以来2つのメジャー選手権で優勝した最速の選手となった。
また、デビュー戦で2つの異なるメジャーで優勝した最初の選手にもなった。
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