じゃんがら念仏踊り

いま、お盆なんですねー

曜日とか祝日に余り関係なく生きてる私ですが、お正月とお盆には1年の区切りを感じます

江戸時代までの日本には「1週間」という概念が無く、丁稚(でっち)奉公とか女中奉公といった最下層で働く人たちの休日は、お正月とお盆だけだった

まさに「おしん」の世界、きっと待ち遠しかったんでしょうね

「おしんの動画」を観ると、涙腺がゆるみます(T_T)

年間休日がお正月とお盆の合計2週間くらいですから、現在の週休2日制とはエラい違い

まあ最近は、ブラック企業とかもあって、丁稚奉公みたいにコキ使われている人たちもいるらしい

この「奉公」という言葉には、歴史性や宗教性を強く感じます

お盆は、仏教が入って来る前からあった先祖供養の行事で、仏教の方が後から盂蘭盆会(うらぼんえ)と名付けて仏教行事に含めたみたい

キリスト教のハロウィンも、キリスト教以前からあった素朴な習俗で、よく似ています

念仏踊りと聞くと、一遍上人の時宗ですけど、踊り自体は仏教よりずっと前から、たぶん縄文時代からあって、何千年もつづいていたはず

キャンプファイアーみたいに焚き火を囲んで楽しく、時には熱狂的に、踊っていたんじゃないかなぁ

踊りの上手な人は、集落の中でスター的な存在になったりしてたかな?

太鼓を叩いたり歌ったり、音楽の原点かもしれません

盆踊りも江戸時代までは、一種の乱交パーティーのような様相を帯びていて、いまの我々から見たら「やりたい放題」みたいな雰囲気だったらしい

何しろ電気の無い時代ですから、焚き火や提灯の近くの踊りの輪から外れれば、周囲は完全な暗闇

夜這いの習慣とかもあって、江戸時代までの日本は、性に対して非常に大らかでした

世界史的(人類史的)に見たら、キリスト教の性道徳の方がかなり異常なんじゃないかなぁ?

(^_^;)~♪

▲時宗の念仏踊り(踊躍念仏)

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