51【飲んだり食べたり】

逆流性食道炎によって起こる食道がん

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日本人の“新たな国民病”とも言える、逆流性食道炎について解説をしましょう。

reflux_img02逆流性食道炎は、胃酸や胃の内容物が食道に逆流することによって起きる食道の炎症です。

日本の環境が清潔になったことや、胃がんのリスクを下げるためにピロリ菌を積極的に除菌していったことによって、日本人のピロリ菌の感染率は激減しています。

ピロリ菌が起こす萎縮性胃炎のせいで低下していた胃酸の分泌量は、正常レベル近くまで戻ってきました。

加えて食生活の欧米化(高脂肪食)や過食によって、胃酸が過剰に分泌されるようになり、逆流性食道炎になる人が急増しています。

o0393016913346618581逆流性食道炎は様々な症状を引き起こしてQOL(Quality of life 生活の質)を落としてしまいますが、何より問題になるのは、「食道がんのリスクが上がる」という点です。

慢性的に炎症が続いている場所では発がんのリスクが上昇します。

これは、ピロリ菌による胃炎から胃がんが、ウイルス性肝炎から肝臓がんが生じることとまったく同じです。

逆流性食道炎が関与するのは、食道がんの中でも「腺がん」というタイプで、欧米の食道がんは、50%以上が「腺がん」です。

肥満の多い欧米では、逆流性食道炎からできる食道腺がんが増えていることが深刻な社会問題になっています。

つまり私たち医療者は、「胃がんのリスクを減らそう」とせっせとピロリ菌を除菌してきましたが、それが逆流性食道炎を増やし、結果的に食道腺がんのリスクを上げている可能性が出てきているのです。

この点に関して、実は全く予想外のことが起きているというわけではありません。

除菌が逆流性食道炎を起こし得るということは、もともと医療者の中でも懸念されていました。

ただし日本の場合、食道がんの90%以上が「扁平上皮がん」という別のタイプで占められています。

「腺がん」は食道がんのごく一部にすぎないため、「欧米人と違って、日本人は体質的に腺がんになりにくいのだろう」と楽観的に考え、あまり問題視されてこなかったのです。

ピロリ菌の除菌でやっぱり食道がんは増えている?

そして、どうやら逆流性食道炎による発がんが増え始めているようなのです。

この問題はメディアでもほとんど取り上げられていません。けれど上の図で分かる通り、増加傾向にあるのは明らかです。

もちろん、ここで増加した分がすべて、ピロリ菌の除菌によるものであるというわけではありません。

除菌が爆発的に行われるようになったのは2013年以降なので、そこから逆流性食道炎になって発がんしたとしたら時間軸が合いませんから。

おそらく、「ピロリ菌感染の自然低下→逆流性食道炎の増加」が、腺がんの増加として反映されているのでしょう。

ただし、この増加分が除菌とは無関係だとしても、「逆流性食道炎になれば、日本人でも腺がんが増える」ということは読み取れます。

つまり除菌によって逆流性食道炎になれば、タイムラグはあるものの、将来的に腺がんになるリスクが上がるだろうということです。

ここまで読み進めて、「医者に勧められるがままにピロリ菌の除菌をしたのに、どうしてくれるんだ!」と思った人もいるかもしれません。

患者数を比べてみると、現状では腺がんは食道がんの10分の1以下で、さらに食道がんが胃がんの5分の1程度です。

腺がんを多く見積もったとしても、胃がんの50分の1ということになります。

つまり、胃がんのリスクを減らすことの方が、優先順位は高いのです。

もちろん、ピロリ菌を除菌したら自動的に逆流性食道炎になるわけでもありません。

除菌によって胃酸が活発に分泌されるようになったとしても、あくまで本来あるべきレベルに近づくというだけです。

それが逆流するかどうかは、日頃の食生活の内容や量、肥満の程度などが大きく影響しています。

適切な生活習慣が守られていれば、簡単には逆流しません。

その上でも、この問題については、医療者もやや不用意だったのかもしれないと自戒を込めて考えています。

除菌で胃酸が増えることに加え、ご飯がおいしくなり、体重増加から逆流性食道炎になってしまったという人が結構います。

総合的に、ピロリ菌の除菌の必要性や妥当性は現状でも揺るぎませんが、除菌はしっかりとした生活習慣の指導とセットであるべきだったのでしょう。

さて、ではそのようなリスクをはらんだ逆流性食道炎になってしまったら、どうすれば良いでしょうか。

暴飲暴食、肥満は逆流性食道炎の敵

前述したように、発症には生活習慣が深く関わっているので、まずはその見直しから始めましょう。

暴飲暴食をしない、食後3時間以上空けてから就寝する、肥満の場合はダイエットをする、などが重要になってきます。

肥満の改善には運動が有用ですが、あまりに激しいトレーニングや筋トレは腹圧をかけて、むしろ逆流を助長するので注意が必要です。

仕事が忙しくて帰宅が遅く、どうしても夕食が遅くなる人もいると思います。

その場合、本来の夕食の時間に軽く食事を済ませ、帰宅後はごく少量を追加する方がいいでしょう。

生活習慣の改善で治らなければ、胃酸の分泌を抑える薬(PPIなど)が有効です。

世界中で逆流性食道炎の患者が増え続け、今や膨大な量のPPIが処方されています。

抗がん剤など高額な薬を抑えて、金額ベースでTOP10に入ることもあるほどです。

効果があるからこそ世界中で使用されているわけですが、あくまで薬なので、副作用に注意が必要です。

長期間服用すると、骨粗鬆症(特に女性)、腎臓病、特殊な腸炎、心臓病、肺炎、認知症のリスクが上昇すると言われています。

胃酸だって、必要があるから分泌されているのです。とにかく止めればいいというわけではありません。

自然の摂理に逆らえば、必ず何らかの反動は出てきます。

症状がおさまった後も、漫然と飲み続けるというのはお勧めできません。

つまり「薬を飲んでいれば暴飲暴食しても大丈夫」というわけはないのです。

症状が強い場合、PPIの内服が必要ですが、それと並行して生活習慣の改善に努め、最終的には逆流性食道炎からも薬からも卒業するのが、一番理想的なゴールなのです。

(参考文献)
逆流性食道炎ガイドライン
Lagergren J, et al. Symptomatic gastroesophageal reflux as a risk factor for esophageal adenocarcinoma. N Engl J Med. 1999;340:825-31.
Trivers KF, et al. Trends in esophageal cancer incidence by histology, United States, 1998-2003. Int J Cancer. 2008;123:1422-8.
天野 祐二、他. 本邦におけるBarrett食道癌の疫学―現況と展望― 日本消化器病学会雑誌 2015;2:219-231

北海道の大みそか

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大みそかは大掃除やお節の準備に追われてヘトヘトの疲労困憊。

夕方、やっと片づいて食卓に座り、紅白を見ながらご馳走を食べ、年越しそば…というのが、一般的な大みそか。

でも、北海道では12月31日の夜は、なぜか握り寿司を食べます。

そして、あろうことか、お節もつまんでしまうのです。

寿司とお節。さらには、カニ、刺身、すき焼きなど、贅沢の限りを尽くすような料理が並びます。

北海道の大みそかは、他の地域とはちょっと様子が違うようです。

北海道では握り寿司のことを「生寿司」(なまずし)と呼びますが、大みそかは一年で最も生寿司が売れる日です。

回転寿司はお持ち帰りのお寿司のみ。しかも、予約していないと買えないことも…。

スーパーのお惣菜コーナーも、とにかく寿司、寿司、寿司。

普段は野菜や肉コーナーを担当している店員さんも、ほとんどが寿司作りにまわります。

しかし、次から次へと買われてしまうので、それでも追いつかないほどお寿司が売れまくります。

大みそかは久しぶりに家族がそろうので、夕食にはご馳走が並ぶという地方が多いのではないでしょうか。

すき焼きやしゃぶしゃぶなど、家族でワイワイ鍋を囲むのは楽しいものです。

そんなご馳走に加え、北海道をはじめ東北などでは、なんと、大みそかにはもう、おせちに箸をつけるというのです。

これは、新年を迎える準備が大みそかにはすでに始まっている、という捉え方のようです。

お正月のために作ったおせちを大みそかに食べるなんて…。

なんとなくピンときませんが、そんな地域は意外と少なくないようです。

北海道では12月になると、飯寿司という、魚を発酵させたものが出回ります。

もちろん、手づくりしている家庭もありますが、今は手軽にスーパーなどで手に入ります。

飯寿司を食べるころになると、年末が近いことが感じられます。

飯寿司は鮭をはじめ、キンキ、ホッケ、ハタハタなどの魚を、キャベツ、ニンジン、大根、生姜などの野菜とともに、米麹に漬けて乳酸発酵させるもので、北国のいわば保存食。

ただ、それほど長期間漬け込まないので、鮒寿司にように強烈な臭いはなく、“魚の漬け物”のような感じです。

大みそかには、生寿司以外にも、この飯寿司もよく食べられています。

 

災害備蓄食糧

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東京都がビスケット13万人分を無料で配っている。

8日NHKの報道によると、東京都は災害対応食料として備蓄している食糧のうち、来年1月末に賞味期限が終わるビスケット約13万人分を今月から無料で配布している。

東京都は災害発生時に被災者等に配布するためにビスケットなど800万人分の緊急食糧を備蓄している。

このうちビスケット約13万人分が来年1月31日に賞味期限が切れるが、東京都は食品ロス(食品廃棄物)を防止するために希望する団体や個人にビスケットを無料で配布している。

8日から配布を開始した立川市は、ビスケット128人分が含まれるボックスのまま希望者に配布する。

このボックスは、1個あたりの重量が20㎏程度で、ビスケットを受けとる車を動員しなければならないとNHKは伝えた。

東京都によると8日朝からビスケットを貰おうとする希望者が殺到しており、この日のうちに配布が終わりそうだと明らかにした。

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 なぜ備蓄食料は不味いのか?

 それはこんな不逞の輩がいるからです  (;´Д`)

 「災害用のビスコ缶、美味いのでつい開けて食べちゃう」

 

年末年始は「尿酸値」に注意

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宴席などで食べ過ぎ飲み過ぎになりがちな年末年始。

気になるのが尿酸値だ。基準値の7・0mg/dlを超えるのが高尿酸血症で、最近は20代や30代にも増えているという。

そのまま放っておくと、中高年になったときに痛風を発症するリスクが格段に高まる。

尿酸値と聞いてイメージされるのが“プリン体”だ。

プリン体は、日頃われわれが口にしている食品のうまみ成分だ。

プリン体から作られる尿酸は、活性酸素から身体を守る働きもある。

今は日本の成人男性の3割から4割が、尿酸値が基準値を超えた高尿酸血症。

そういう人は、タラコや明太子などの魚卵、あん肝やレバー、もつなどの臓物、魚の干物や塩漬けなどプリン体の多い食品を控えるように言われますが、最近はそうした食べ物の影響より、エネルギーの摂取過多の方が高尿酸血症に至る要因として大きいのではないかとみられている。

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 風が吹いても痛いから「痛風」

  本当にそんなに痛いの?  (^_^;)

 

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高血圧と塩

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高血圧対策の筆頭は「減塩」とされている。

高齢者の食卓に薄味のメニューが並び、味わいのなさに「食べる喜び」を失いつつも、「健康のためなら」と我慢を続ける人も少なくないだろう。

これは「血圧は塩分によって上がっている可能性が高い」という過去の研究をもとに「塩分」が目の敵にされてきたからだ。

だが実際には、味覚を犠牲にして減塩食を続けても、血圧が下がらない人もいる。

中には、減塩したのに血圧が上がる人もいる。塩分が原因だったら、この現象は説明がつかない。

実は、塩分が高血圧をもたらす「真犯人」であるかどうかは、医療関係者の間でいまだ議論が続いている重大なテーマだ。

そこでいま、新たな理論が注目を集めている。

『脳梗塞・心筋梗塞は予知できる』の著者で、循環器に詳しい真島消化器クリニック院長の真島康雄医師は、「高血圧と塩に直接の関係はありません」と明言する。

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 医学常識が コロコロ変わるのは

  ちと困りますね~  (^_^;)

 

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温泉合宿 これまでの歴史

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2008年12月 第1回 箱根 「ペンションおかだ」

2009年12月 2 箱根 レイクホテル

2010年09月 3 熱海 四季ホテルうたゆの宿

2011年01月 4 石和 ホテル慶山

2011年10月 5 箱根 伊東園ホテル

2012年03月 6 鬼怒川 プラザホテル

2012年09月 7 別所 上松屋旅館

2013年03月 8 修善寺 ホテル滝亭

2013年09月 9 越後湯沢 ニューオータニ

2014年10月 10 東山(会津若松) 「向瀧」

2015年04月 11 宝川(水上) 「汪泉閣」

2015年10月 12 館山 「ホテル川端」

2016年12月 13 舘山寺 「ウェルシーズン浜名湖」

2017年05月 14 伊香保 「凌雲閣」

2017年12月 第15回 喜連川 「かんぽの宿」

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太田くんを囲む会 その実体は

太田くんに名幹事さんをやってもらって

温泉合宿を楽しむ会 なのです  (^_^;)

 

渋谷寿司会

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マグロだけ一皿に ドンと出されると

 見た目はイマイチになりますね  (^_^;)

 

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