42【アート&ホビー】
マルタの猫
地中海の真ん中に浮かぶマルタ共和国は、紺碧(こんぺき)の海に美しい石造りの家々や城壁などが調和する印象的な島国だ。
十字軍由来の「マルタ騎士団」やハンフリー・ボガートが主人公の探偵にふんした映画でもおなじみのダシール・ハメットの小説「マルタの鷹」などもこの島由来とされる。
人口の倍近くのネコが住むマルタは、ネコ好きの間では、田代島(宮城県)や青島(愛媛県)と同じ「猫島」として知られている。多くの愛好家が、風光明媚なネコの“聖地”に癒やされにやって来る。
「ネコは好きだよ。獲った魚はもちろんあげるさ。この島の伝統だからね。すごく古い文化だ」。島東部の港町・マルサシュロックで、漁師のアンソニー・ダマートさん(49)はそう話した。「まあ、あげるのは食べられない大きさのものだけど」 続きを読む
水木しげる死去
『ゲゲゲの鬼太郎』などで知られる漫画家の水木しげるさんが30日、心筋梗塞のため都内の病院で死去した。93歳だった。
水木さんは1922年、鳥取県境港市生まれ。
太平洋戦争時、激戦地であるラバウルに出征、爆撃を受け左腕を失うも復員後紙芝居画家となり、その後、貸本漫画家に転向。
代表作に『河童の三平』『悪魔くん』など。
1991年に紫綬褒章、2003年に旭日小綬章などを受章。
2010年には文化功労者にも選ばれている。 続きを読む
ゼロの会」作品集
新宿高校を卒業して何十年もたったある年、初心から絵画に取り組もうと、母校美術教師を長く勤められた吉江新二先生に指導をお願いし、絵画部OBを中心に一部同好者も加えて、プロ・アマ混合で平成7年に発足した「ゼロの会」が、共同展第20回を記念して画集(作品集)を発行されました。
記念画集は共同展第10回を迎えた平成16年にも発行されており今回が2冊目。
間もなく96歳という高齢にもかかわらず壮健な吉江先生を囲んだ会は、新しい一里塚を刻んで、ますます意気盛んです。
事務局には2冊寄贈いただきました。
事務局会議室書棚に保管していますので、ご関心のある方はぜひ来局いただき、手にとってご覧下さい。
新宿高校「ゼロの会」
ネコーヒー
風呂好きの猫ですね (^_^;)
NASAが開発した「流磁性体」の時計
世界限定24個のハイテク置き時計フェロイック(Ferrolic)が約100万円で発売された。
『フェロイック』の動画を見てまず驚くのは、生き物のように “ピチョピチョマフマフッ” と動く黒い液体。
何度見ても「これはCGではないか?」と目を疑ってしまうほど、トロリとしなやかな摩訶不思議すぎる動きである。
実はこの黒い液体の正体は、NASAが開発した「流磁性体」というもの。
簡単に言えば “砂鉄のような液体” で、裏側から磁石でコントロールすることにより、“ピチョピチョマフマフッ” とした独特の動きを表現しているという。
次は「動く書道」を 実現して欲しい (^_^;)
ミューザ川崎 & 帰ってきた怪獣酒場
ニュージーランドのオーロラ
夜空を赤く染める低緯度オーロラ=ニュージーランドの南島
中垣哲也さん撮影 ISO10000で10秒間露光
ニュージーランドの星空を鮮やかな赤や紫色に染める大規模な低緯度オーロラを、札幌市の写真家中垣哲也さん(53)が長時間露光で撮影した。
極域で見られるオーロラは緑色が多いが、太陽の活動が活発な時期には低緯度からオーロラの上部の赤い色が見えるという。
中垣さんによると、撮影したのは4月16日。
場所はニュージーランドの南島で、緯度は北半球なら北海道周辺にあたる。
通常は低緯度オーロラを肉眼で見ることは難しいが、「南の星空がほんのりと赤く染まって見えた」と中垣さん。
空に向かって伸びる光の筋が左右に動く様子も見えたという。
長時間露光に 興味が出てきた (^_^;)
喫茶店「ほんやら洞」 全焼
1月16日午前4時50分ごろ、京都市上京区大原口町のギャラリー兼喫茶店「ほんやら洞」から出火しているのを通行人の男性が発見し119番した。
京都府警上京署などによると、木造2階建ての店舗延べ約120平方メートルが全焼。
東側の店舗の一部にも燃え広がったが、約2時間後に消し止められた。
けが 人はないとみられる。
同署が、出火原因を調べている。
ホームページなどによると、ほんやら洞は、昭和40年代に、シンガーソングライターの岡林信康さんら文化人やミュージシャンによって開業。
2階に文化活動スペースを備え、学生の文化発信の拠点となるなど、名物喫茶店として知られていた。
現場は、京都御苑の北東約20メートルの京町家などが立ち並ぶ古い街並みが残る一角で、同志社大学今出川キャンパスなどの近く。
—————————
ほんやら洞(ほんやらどう)は、小正月の頃に新潟県の魚沼地方で行われる伝統行事、またはそのなかでつくられる雪洞(かまくら)のこと。
古くは、雪で「かまくら」をつくり、水神様を祀って、鳥追いの歌を歌うなど、秋田県の「かまくら」と同様の豊作祈願の伝統行事だった。
鳥追いの歌のなかにも「ほんやら」というかけ声があり、これが語源とされる。
しかし、地域によっては、観光化がすすんで、主に、無数の雪洞のなかに蝋燭などがともる幻想的な風景を目玉にした行事となっている。
一方、鳥追いの行事を行う、新潟県魚沼市では、雪洞のことを「ほんやら洞」ではなく、「鳥追い洞」という。
雪が足りない年は、雪ではなくテントで代用することもある。
雪洞は、主に、各地の雪祭りなどの行事のなかで多くつくられる。
雪洞のなかから漏れる光が織りなす風景をメインとする行事としては、5千もの「ほんやら洞」がつくられることもあるという小千谷市の「山谷坪野ほんやら洞まつり」、南魚沼市の「六日町温泉ほんやら洞まつり」(南魚沼市雪まつりの中の行事)が有名である。
つげ義春が1968年6月に「ガロ」に発表した短編漫画作品『ほんやら洞のべんさん』は、冬の小千谷を舞台にしている。
つげ自身は「主人公の寂しい気持ちをオーバーにならないように描きたかった」と述懐する。
作中のべんさんの言葉「なぜ旅にきたのかね、なんとなくじゃわからん、お前さまは寂しいんじゃないかね」が印象的だ。
べんさんの複雑な家庭環境、鬱屈した感情と主人公の気持ちがうまくかみ合っており、起承転結も見事である。
権藤晋は完成度の高さでつげの最高傑作に上げているが、つげ自身はまとまり過ぎが欠点であると考えている
この漫画をもとに「ほんやら洞」と名付けられた喫茶店が京都にある。