人生いろいろ

映画 レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮

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英BBC制作のダビンチ入門ビデオ

見えるものの背後にあるメカニズム、それに対する興味、好奇心、探求心がスゴイ

さらに有力者への自己の売り込み(営業努力)も、しっかりやってる

これ全部、一人でやったの? という感じ

月はなぜ落ちて来ないのか、というニュートンと同じ疑問を持っていたらしい

(^_^;)

 

読書 エリス「論理療法」

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論理療法とは、1955年に著者エリスによって始められた、不安や悩みを解決する心理療法の一種

間違った(ナンセンスな)信念や思い込み(その多くは「~ねばならない」という表現をとる)を正すことで、感情や行動の改善を目指す

思考(理性)に重点を置いた、非常に理知的な心理療法であり、自己分析力のあるインテリ向き

フロイト流の精神分析を重症者向きとすれば、比較的軽症者向きと言えるかもしれない

古代ギリシアのストア哲学(エピクテトスなど)を現代風にアレンジした感じ

「療法」と名付けられているが、精神疾患の有無に関係なく、理性的な生き方の教科書としても十分に役に立つと思う

大判328ページ、普通の本の600ページ分くらいあるが、非常に読みやすい

(^_^;)

 

映画 天才脳の行方と秘密

71t92HCd2BL._AC_SX466_1955年アインシュタインが亡くなり、解剖を担当した医師が、遺族に無断で、脳を取り出し保存する

この行為は大した結果に至ることなく、映画はアインシュタインの劇的な人生をたどる

20世紀最大の天才も、若い頃は就職で苦労し、大学に働き口を得られず、特許庁の審査官となって、余暇に独自の研究を進める

他の自然科学分野とは異なり、数学や理論物理は、ペンと紙さえあれば最先端の研究を進められるところが痛快

やがて1915年に論文を4本発表するが、どの論文もそれぞれノーベル賞級の画期的な研究で、それを短期間に4本書き上げたところに、天才特有の創造爆発を感じる

ニュートンも、有名な三大研究(万有引力、微分積分、光の分解)を、ペスト蔓延から避難したわずか18か月間に完成させた

ニュートンはリンゴの落下を見て、普通の人とは異なる疑問を持ったが、アインシュタインは子供のころ、磁石の針を動かす不思議な力の存在に、同じような疑問を持った

(^_^;)

読書 孤独の研究

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25年前にも読んだ本の再読

多くの天才たちの人生を「孤独」という視点から解説している

ある種の才能や感覚が突出すると、共同での生活や作業が苦痛になる

ソローは「天国の寄宿舎より、地獄で一人で暮らしたい」と言った

巨万の富を孤独の確保につかったピュリツァーやヒューズには、滑稽な悲劇性がただよう

著者が孤独の音楽の最高峰とするのは、グレン・グールドのゴールドベルク変奏曲、冒頭のアリア

(^_^;)

 

 

読書 死ぬための教養

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若いころ雑誌「太陽」の編集長をしていた著者は、多くの作家たちと、個人的にも深い交流をした

著者が還暦を迎えたころから、その作家たちの訃報に接することが多くなり、その作品を読みながら、死について考える

モンテーニュは「哲学の目的は、死に対して心の準備をすること」と言ったが、かつてその役割を宗教が担っていた

そしていま、それは教養だと著者は言う

かつてテレビでもよく見かけたし、ひょうきんな人柄というイメージだが、実際はかなり神経質で重い胃潰瘍を患い、何度も大量の血を吐いている

さらに交通事故で瀕死の重傷を負い、死線をさまよう

そんな著者だが、78歳の現在もご健在

(^_^;)

 

読書 創造の心理と秘密

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本書には「秘密」と言うほど大したことは書いてないですが、天才のエピソードがいろいろ出てきます

子どもが成長して社会に適応してゆくプロセスを、日本では「大人になる」と言います

これは「おとなしくなる」が語源との説もあります

つまり自己主張が弱くなって、よく言えば「丸くなる」、悪く言えば「詰まらない人間になる」

大人になるのは、創造性を失うプロセス、という側面があるようです

たしかに天才と呼ばれる人には、どこか子供っぽいところを濃厚に残している人が多い

ただし、子供っぽい人が天才とは限りません

(^_^;)

 

室井佑月と米山隆一が、結婚~?

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 日本は 中国や北朝鮮とは違って

  自由主義の国でありますから

 両性の同意があるのなら

  好きにしていただければ と思いますけど

 もの好きな人って いるんだねぇ~  (^_^;)

 

室井佑月(50)が、前新潟県知事の米山隆一(52)と近日中に結婚することが9日、分かった。

昨年末から交際していた。

室井佑月は再婚となる。

2人は共通の知人を通じて知り合い、昨年末から交際に発展した。

知人は

「米山隆一が猛アプローチして、室井佑月もそれに応えたそうです」

と明らかにした。

2人は既に周囲に結婚を報告している。

米山隆一は東大卒で弁護士資格と医師免許を持つ。

16年に新潟県知事に初当選し、18年に辞職している。

現在は医師、政治家としての視点から新型コロナウイルスに関してさまざまな発信をしている。

室井佑月は昨年8月に乳がんの手術を受けた。

関係者は「再発の不安を抱えながらの生活の中で、米山隆一から熱烈なプロポーズを受けた。大きな心のよりどころになっているようです」と明らかにした。

 

読書 細川幽斎

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 佐藤『幽斎玄旨』に続いて細川幽斎ものを2冊読みました

 江戸時代の改易や明治維新で没落した大名が多い中

 室町時代から現代まで 延々と続く稀有な名門細川家

  その秘密の一端は

 幽斎が残した家訓和歌にあるようです  (^_^;)

 


 

【死ぬ前のひと言】

織田信長「是非に及ばず」

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豊臣秀吉「秀頼を宜しくお頼み申す」

細川幽斎「思い残すことはない」

一休宗純「死にとうない」 

大石内蔵助「お先に」

葛飾北斎「あと10年生きたいが、せめてあと5年の命があったら、本当の絵師になれるのだが」

吉田松陰「身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂」

ゲーテ「窓を開けてくれ。明りがもっと入るように」

カール・マルクス「最後の言葉なぞ、充分思いを伝えきれなかった愚か者が言うことだ」

不明「カネは生きてるうちに使え」

 

山尾志桜里どこへ行く?

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 ←この人との対決

  見たい気がします  (^_^;)

 

新型インフルエンザ等対策特別措置法改正案(新型コロナウイルス特措法)の採決で反対し、立憲民主党(枝野幸男代表)に離党届を提出した衆院議員の山尾志桜里(45)が注目されている。

山尾志桜里は同改正案の採決で、党の方針に従わず造反した後

「賛成ありきの短い党内議論で

 民主的手続きが担保できないのは残念だ」

と枝野執行部を批判。

離党会見では

「反対すると決めて行動した時から

 離党という選択肢はあった」

とし

「国会での議論や立憲主義、民主主義に対する考え方について

 私と党にギャップがある」

と党に三くだり半を突き付けた。

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かつて民進党時代には幹事長に一時内定していたともいわれたが、2017年に週刊文春が男性弁護士とのダブル不倫疑惑を報じ、山尾志桜里は男女関係を否定したが、その後は要職からは遠ざかった。

今年7月の東京都知事選挙では、立民の目玉候補として小池百合子都知事の対抗馬に名前が浮上していたが、離党で出馬の可能性はほぼなくなった。

今後は特措法で同じく反対した「れいわ新選組」山本太郎との連携もささやかれる。

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野党関係者は

「山尾志桜里は小学時代、ミュージカルの初代アニー役を務めたことで知られ、元俳優の山本太郎と合体なら話題を集める。

 れいわは東京育ちに支持者が多く、地元育ちの山尾志桜里は擁立しやすい」

と話す。

東大を出て司法試験合格、検察官を務めた後、当時の民主党代表だった小沢一郎にスカウトされて政界入りした山尾志桜里。

立民議員によると

「民主党が下野すると『民主党でなく自民党に入っていればよかった』と愚痴をこぼした人」

と権力志向は強かったという。

自民党関係者は

「旧民主党からは既に保守系の細野豪志や長島昭久が自民党に入っている。

 山尾志桜里は保守というよりリベラルですが、政界は一寸先が闇。

 急接近してくるかもしれない」

と話している。

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▲野党のみなさん

 

死について

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最近、大学時代の研究室の友人が、心筋梗塞で急逝し、まさに「早すぎる死」を痛感しました

下の文章は、哲学者・三木清の『人生論ノート』の抜粋です。この文章を書いたとき、昭和十年代なかば、彼は40歳前後でした

戦前の平均寿命は50歳にも満たず、40歳はすでに初老でした

 

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近頃私は、死というものをそんなに恐しく思わなくなった。

年齢のせいであろう。

以前はあんなに死の恐怖について考え、また書いた私ではあるが。

思いがけなく来る通信に黒枠のものが次第に多くなる年齢に私も達したのである。

この数年の間に私は一度ならず近親の死に会った。

愛する者、親しい者の死ぬることが多くなるに従って、死の恐怖は反対に薄らいでゆくように思われる。

生れてくる者よりも死んでいった者に一層近く自分を感じるということは、年齢の影響に依るであろう。

三十代の者は四十代の者よりも二十代の者に、しかし四十代に入った者は三十代の者よりも五十代の者に、一層近く感じるであろう。

この年齢に達した者にとっては死は慰めとしてさえ感じられることが可能になる。

死の恐怖はつねに病的に、誇張して語られている、今も私の心をとらえて離さないパスカルにおいてさえも。

パスカルはモンテーニュが死に対して無関心であるといって非難したが、私はモンテーニュを読んで、彼には何か東洋の智慧に近いものがあるのを感じる。

最上の死は、あらかじめ考えられなかった死である、と彼は書いている。

 

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この場合の「東洋の智慧」とは、主に老荘のことでしょうね

モンテーニュの主著『エセー』は、私の座右の書です

次の文章は、『エセー』1-20

「哲学を極めることは、死ぬことを学ぶこと」

よりの抜粋です

 

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足をしっかり踏まえて死を受けとめ、これと戦うことを学ぼう。

そしてまず手始めに、最大の強みを敵から奪うために、普通とは逆の道を取ろう。

死から珍しさを取り除こう。

死に親しみ、馴れ、しばしば死を念頭に置こう。

いつも死を想像し、しかもあらゆる様相において思い描こう。

馬がつまづいた時にも、瓦が落ちてきたときにも「これが死であったら」ととっさに反芻しよう。

お祭やお祝い事の最中にも、我等の境遇を思い起こさせるこの繰り返しを常に口づさもう。

そして喜びにうつつを抜かし、こうした喜びが如何に多くの死に狙われているかを忘れないようにしよう。

古代エジプト人は祝宴の最中や、御馳走の合間に、会食者への警告として、人間のミイラを持ってきた。

死はどこで我々を待っているかもわからない。

あらかじめの死を考えておくことは、自由を考えることである。

死の習得は、我々をあらゆる隷属と拘束から開放する。

 

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死に対する覚悟を決めてから、本当の人生が始まる。そんな気がします

次の文章は、雑誌「ニューズウィーク」の掲載された、死に関する科学的研究のレポート

「死が間近に迫ると、不安や恐怖に苛まれるのではなく、愛や幸福を感じる人が多い」

ことが研究でわかったという

 

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いつかやってくる死におびえる人は多い。

自らの死を極端に恐れる、「死恐怖症」(タナトフォビア)という症状もあるほどだ。

最近発表された研究でも、大半の人が死を恐ろしいイメージで捉えていることが指摘されている。

しかし同じ研究によると、現実に死が間近に迫っている者では事情が違い、一般に考えるよりはるかに肯定的な体験として死を捉えていることがわかった。

学術誌サイコロジカル・サイエンスに6月1日付けで掲載されたこの研究によると、死が身近に迫った人々の言葉を調査した結果、恐怖や不安に関連する言葉は少なく、意外なほど前向きに死と向き合っていることが判明したという。

ノースカロライナ大学チャペルヒル校の心理学者などからなる研究チームは、絵本作家のエイミー・クラウス・ローゼンタールが亡くなる10日前に記したコラムの言葉遣いが「愛と希望に満ちていた」点に着目したという(ローゼンタールはがんのため今年3月に他界した)。

研究論文の執筆者であるカート・グレイは声明の中で、

「死が目前に迫っている人が肯定的なのは不自然に思えるが、実際にはよくある反応だということが、今回の研究により明らかになった」

と述べている。

研究では、筋萎縮性側索硬化症(Amyotrophic lateral sclerosis:ALS)の末期にある患者と死刑囚という2つの集団について、死を目前にした時期の発言内容を分析した。

ALS患者については亡くなるまでの数カ月間に書かれたブログを、死刑囚に関しては刑執行前に残した最期の言葉を調査対象とした。

研究チームは、この2つの集団の比較対象として、死期を意識していない一般の人たちを対象に、自分が末期患者になった気持ちでブログを書いてもらったほか、自分が死刑囚だったら最後にどんな言葉を残すかと尋ねた。

両者の言葉を比較した結果、一般の人たちが想像した最期の言葉のほうが、実際に死に直面した人による言葉よりも、ずっと否定的であることが判明した。

グレイはこうコメントしている。

「死が近づいたときの感情は、悲しみや恐怖が多くを占めると考えがちだ。だが実際は、一般の人が想像するように悲しくも恐ろしくもなく、むしろ幸せな気持でいることがわかった」

「心身両面において、人間の適応力は驚くほど高い。死が迫っていようと、人は日常生活の営みを続ける。想像の段階では、死は孤独で意味のないものと捉えられがちだ。しかし、実際の言葉は、愛や社会とのつながり、そして意義に満ちている」

末期患者のブログをコンピューターによるアルゴリズム分析にかけたところ、マイナスよりもプラスの感情を表す言葉が使われる割合がはるかに多いことがわかった。

「心配」や「不安」、「恐怖」といった言葉よりも、「幸福」や「愛」を使う傾向が高いという。

一般の人が書いたブログのほうが、否定的な言葉が使われる頻度がはるかに高かった。

同様に、死刑囚が刑執行の直前に残した言葉は、収監されている時期に書いた詩と比べても、肯定的な意味を持つ単語が大幅に増えていた。

一般の人と比べると、否定的な言葉が使われる頻度は低かった。

こうした結果をもとに研究チームでは、死に対する感情では想像と現実にかなりの開きがあると結論づけている。

「死は誰にとっても避けられない。だが恐れることはない。今回の2つの集団を対象とした調査で、実際の死に至る体験は、意外なほど前向きなものであることが判明したからだ」

その限界にも触れている。

今回の研究は、死が迫った人の中でも特徴的な2つの集団を対象としており、老齢により死期が近づいた人など、他の集団には当てはまらない可能性もある。

死にまつわる感情を理解することは、今後の死への対処においてカギを握る要素だと、研究チームは述べている。

同チームは、

「人口の高齢化を考えると、この研究は、緩和ケアをめぐる政治的な議論に一石を投じる可能性がある」

と、その意義を強調した。

「現在の医療制度は、可能な限り死を避ける方向に特化している。これは主に、死が恐ろしく悲劇的なものだという観点に基づいたものだ。死を否定的に捉える文化的傾向を考えると、この方針は理解できるものではある。だが、今回の研究結果を見る限り、死は一般的に考えられているよりも肯定的なものである可能性がある。死神との遭遇は、思ったほど不吉なことでもないのかもしれない」

と、研究チームは論文で述べている。

 

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