筆者は国際政治を論ずる保守系の論客
ニーチェ論と言うより、ニーチェを下敷きにした三島由紀夫論
ニーチェの主張するニヒリズムに最も近いのは、日本の武士道であるとする
ルサンチマンを嫌悪し、強く生きよと説くニーチェは、武士道(特に勇の武士道)と合いそうだ
世の中を覆い尽くす勢いの女性性に対する、男性性の復権宣言か?
来月であの事件から半世紀
三島由紀夫を読みたくなってきました
(^_^;)
筆者は国際政治を論ずる保守系の論客
ニーチェ論と言うより、ニーチェを下敷きにした三島由紀夫論
ニーチェの主張するニヒリズムに最も近いのは、日本の武士道であるとする
ルサンチマンを嫌悪し、強く生きよと説くニーチェは、武士道(特に勇の武士道)と合いそうだ
世の中を覆い尽くす勢いの女性性に対する、男性性の復権宣言か?
来月であの事件から半世紀
三島由紀夫を読みたくなってきました
(^_^;)
無頼派の作家、坂口安吾が昭和20年の終戦の5年くらい前と、終戦の5年くらい後、長崎を2回旅した体験をエッセイにしたもの
戦前の長崎は造船所や軍事工場が多く、軍の警戒エリアなので地図もなく、旅に苦労しています
今はスマホにグーグルマップがあるので、旅が非常に楽になりました
彼は隠れキリシタンについて書こうと思って取材旅行をしていた訳です
その中で、長崎の人が長崎チャンポンを大食いすることに驚いています
彼の言によると、現地の人は誰でも、大皿で3人前くらいのチャンポンを、みんな軽く食べてしまうのだとか
長崎では明治になっても隠れキリシタンへの弾圧が続き、逮捕されて拷問されたりして信仰を捨てること(これを「ころぶ」と呼ぶ)を求められています
そのとき厳しい拷問に耐えた信徒の多くが、食事が足りないからもっと食わせてくれるなら、ということで信仰を捨てた(ころんだ)と、坂口安吾は驚いています
このとき逮捕して拷問した側には、食事で苦しめるつもりはまったくなかったようです
当時の記録によると、このとき逮捕された隠れキリシタンには、毎日「白米1日3合」の飯が給されていたそうで、これは炊く前の米の約450グラムに相当し、現代人の感覚では簡単に食べられる量ではありません
ちなみに私はいま一日一食の日が多いのですが、1回の食事に白米なら100グラムくらいで、かなり腹がふくれます
拷問には耐えるが、1日3合の飯には我慢できない
長崎人の大食(食欲)には驚くべきものがあるとしています
(^_^;)
▼長崎チャンポン

福岡の歴史ばかり読んできたので、現代の福岡も読んでみました
雑誌BRUTUS特別編集号(2018年7月発行)です
おいしいお店と個性的なショップの紹介がほとんどですが、ところどころに「福岡愛」を自認する人のエッセイが混じっています
都市機能がコンパクトにまとまっていて、しかも田舎くさくなく、住むには最高!ということのようです
(^_^;)
漫画家のつげ義春が旅に出る時に読んでいた旅ガイド
旅ガイドと言うより、かなり学問的な地理の本で、各県の自然、歴史、経済、社会などが詳しく書いてある
欧米で出版されてる旅ガイド(ミシュランとかロンリープラネットとか)は、歴史や社会についての詳しい説明があるのに、日本の旅ガイドは、どこのお店が美味しいとか、どこのお土産がカワイイとかに特化していて、イマイチ物足りない
本書は昭和36年(1961年)に出た古い本なので、高度成長期より前の「古き良き日本」を感じることが出来ます
ヤフオクで全18巻、激安で買いました
大判で400ページもあるので、今日は福岡県を読みました
(^_^;)
▼炭を運ぶ人たち 今の中国奥地みたい ((((;゚д゚))))
▼まだ集塵装置も無い時代の煙突
▼八幡製鉄所の高炉
福岡の県民性の本だが、「福岡県民のオキテ」とは違ってストーリー性はなく、254個の福岡ネタが羅列してある
同じ福岡県でも、北九州とかは全く別の文化なので、福岡県と言うより福岡市(博多周辺)の説明が多い
東京だって、下町、山の手、多摩と、かなり文化が異なるもんね
博多周辺には2000年前に「奴国」があって、漢から金印をもらったりしているので、非常に歴史がある
福岡は余りにも住み心地が良いので、他県から転勤してきた人が、そのまま住み着いてしまう率が高いらしい
関西のような東京に対する変な対抗意識や排他性もなく、とても開放的で、海も山も空港も近いので何かと便利
全般に物価が安く、福岡から東京に引っ越すと、物価が余りにも高いので驚くそうだ
男は大学入学や就職で大阪や東京に出ていく人が多いので、やや女性余りらしい
ただし、女性が男を立てるのは見かけだけで、実は女性の尻に敷かれている男が多いそうだ
(^_^;)
これまで読んできた反藤原史観による古代史疑問点を一覧表にしたような本
73個の論点について、それぞれ通説への疑問点(謎)と、反藤原史観に基づく解答らしきものを提示している
この解答らしきものを組み立てれば、反藤原史観による古代通史を描けるのだが、それは読者の楽しみとして、とっておいてる感じ
よく図書館の推理小説の本で、しばらく読んだあたりで「犯人はこいつだ」と書き込んであるイタズラがあるらしいですけど、いきなり犯人を明らかにしちゃっては、推理小説の楽しみが消えますからね
逆に、最初に本書を読めば、読者は更に個々の論点を突っ込みたくなって、それぞれに該当する本を買って、反藤原史観の世界に引きづりこまれていく可能性大
歴史書の売り方としては、上手なマーケティングかもしれません
(^_^;)
福岡と佐賀の間に吉野ケ里遺跡というのがある
1980年代に工業団地の造成で地面を掘り返したら、弥生時代の巨大な遺跡、おそらく当時のクニが現れた
邪馬台国が見つかった!?ということで、当時はマスコミでも大きく取り上げ、毎日1万人以上の見学者が訪れた
周囲に深さ2~3メートルの堀を設けて防御を固めた、日本には珍しい城塞都市国家で、当時が古代の戦国時代(倭国大乱)であったことが分かる
遺跡内の墓からは、戦闘で傷ついたと思われる遺骨が数多く見つかっている
結局、邪馬台国ではないという結論になったが、50ヘクタールもある巨大遺跡は、今では吉野ケ里遺跡記念公園として整備されている
本書は、1989年に行われた歴史学者6人によるシンポジウムをまとめたもの
一般向けの公開討論なので、学会での討論に比べると穏やかなものだとは思うが、邪馬台国の場所についての議論にも関わるので、かなり熱っぽい議論になっている
(^_^;)
日本の古代史の原点である古事記を読もうと思うのだが、原文はもとより現代語訳でも読みにくいので、まずマンガから
世界からマンガの国と見られている日本では、多くの古典がマンガ化されている
横山光輝「三国志」全60巻などという超大作もある
古事記は江戸時代初めまでは偽書とされていた
本居宣長が慎重な考証によって偽書ではないことを論証し、日本書紀とならぶ古代史の正典となった
その神話編には荒唐無稽な話が多い
戦前は皇国史観から全て真実として教育したが、戦後はその反動で、すべてウソ話として歴史学会でも無視してきた
しかし高度成長期に日本中で道路やビルを建設し、地面を掘ってみたら古代の遺跡が次々に見つかり、それらが古代神話を微妙に反映していることが明らかになった
そんな訳で、今では何らかの史実を、神話の中に仮託していると考えられている
その「何らかの史実」を、推理小説にように探るのが、古代史最大の楽しみです
(^_^;)
大分県竹田氏にある豊後岡城の歴史をまとめたマンガ
源義経が活躍したころから明治維新に至る、岡城の歴史をうまくまとめてある
岡城は、難攻不落の名城として有名だったが、明治維新で一時幕府方に付いた藩が明治新政府への恭順を示すために破壊され荒れ果てた
今は石垣だけが残っている
この竹田市で幼少期を過ごした滝廉太郎は、破壊された岡城をイメージして名曲「荒城の月」を作曲した
なお土井晩翠は仙台の青葉城をイメージして作詞したそうなので、九州と東北のコラボですね
(T_T)
11月の大統領選も終盤で、いよいよ泥仕合ですね

可能性としてはいろいろ考えられるけど
1)カナダに多い中国人のしわざ
2)毒殺が大得意のプーチン
3)アメリカ国内の愉快犯
4)トランプ派の自作自演
このうち(3)の可能性が高いかな (^_^;)
トランプ大統領(→)あて郵便物から、猛毒リシンが検出された。
郵便物はホワイトハウスに届く前に押収された。
当局の話によると、この郵便物は今週初め、ホワイトハウスあての郵便物を検査する施設で見つかった。
封筒の中の物質が猛毒のリシンと確認されたという。
トランプ政権はこれまでのところ、この報道についてコメントしていない。
米連邦捜査局(FBI)とシークレットサービスは、この小包がどこから発送されたのか、アメリカの郵便システムを通じて送られたのかなどを捜査している。
FBIは19日の声明で
「現時点では公共の安全への脅威は確認されていない」
とした。
捜査関係者は、この小包がカナダから発送されたと考えていると明かした。
複数報道によると、2度の検査の末、リシンの存在が確認されたという。
リシンは飲み込んだり吸い込んだり、あるいは注射すると吐き気や嘔吐、内出血、最終的には臓器不全を引き起こす恐れのある致死的な物質だ。
解毒剤は存在しない。
影響は量によって異なるものの、リシンにさらされると36~72時間以内に死亡する可能性があると、米疾病対策センター(CDC)は説明している。
CDCはテロで使用されることのあるリシンについて、粉末やミスト状、あるいは錠剤といったかたちの武器に製造できるとしている。
ホワイトハウスや他の連邦政府施設は過去にも、リシンを含んだ小包の標的になったことがある。
2013年には当時のバラク・オバマ大統領や政府職員に宛てた、リシン入りの封書が郵送途中で発見された。
翌年には、ミシシッピ州在住の男性が、禁錮25年の実刑判決を受けた。
2018年には、国防総省やホワイトハウス宛にリシンを含んだ封書を送ったとして、米海軍の退役兵が訴追された(審理中)。
リシンとは別に、2018年には野党・民主党の幹部や俳優、報道機関などに爆発物の入った小包が送りつけられた。
また2001年にはアメリカの複数メディアや民主党の政治家に、炭疽菌(たんそきん)入り容器の入った封筒が送りつけられた。
【続報】
AP通信は20日、トランプ米大統領にあてて猛毒のリシン入りの郵便物が送り付けられた事件で、実行犯とみられる女性を東部ニューヨーク州バファロー近郊の国境検問所で逮捕したと伝えた。
複数の捜査当局者の話としている。
女性は逮捕当時、カナダから米国に入国しようとしていた。
名前は明らかにされていない。
問題の郵便物はカナダからホワイトハウスのトランプ氏あてに郵送されたとみられ、ホワイトハウスに送られる全ての郵便物を検査する施設で見つかった。