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読書 葉隠入門

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「武士道と云うは死ぬ事と見付けたり」で有名な佐賀鍋島藩に伝わる思想書「葉隠」を、三島由紀夫が自分流に解説している

世の中には、損得で動く人間と、そうではない人間がいる

後者でなければ大業は成し得ぬと言ったのは西郷隆盛だが、現実の社会は前者が大部分を占めている

損得で動く人間の行動は予想しやすいので安心感がある

けして無茶な行動には走らない

経済学などは、そのような合理的人間を前提として理論を構築している

しかし江戸時代、家臣が主君への忠の覚悟と生き方(死に方)を本気で貫くには、損得の感覚では具合が悪い

損得を超えた武士の哲学が必要とされ、それに応えたのが「葉隠」だった

「葉隠」は、損得勘定の武士道を、上方流(商人のようだ)と罵っている

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一方、三島由紀夫(→)は天才にありがちな、かなり変わった価値観(性的嗜好と言ってもよい)の持ち主であり、「美しく高貴に死にたい」という潜在欲求(タナトス)が極めて旺盛だったように思われる

彼はそのために、自らの死を正当化し、美化し、高貴なものとするための壮大な内面世界を構築し、作品化し、行動化していった

三島にとって「葉隠」は、そのような内面世界構築の材料としては、非常に魅力に富んでいたものと思われる

「葉隠」の思想を語った山本常朝には、死を自己目的とする意識は希薄で、ただひたすら主君への忠を貫くには、生と死の二者択一の場面では、常に死を選ぶ覚悟を持てと主張しているに過ぎない

それは、三島が45歳で自決の道を選び、山本常朝が61歳(当時としては長命)で天寿を全うした違いとなって表れている

死を本気で覚悟した人間には、それまでの世間(損得勘定の世界)が従来とはまったく違って見えるのは、何となく想像できる

近松門左衛門が、死を覚悟して心中への道行(駆け落ち)に出た男女二人は「急に背が伸びた心地がする」としているのは、まことに鋭い描写だと思う

本当の人生や美意識というものは、その感覚の後に生ずるものかもしれない

(^_^;)

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九州広島を歩く(詳細版)

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別府鉄輪(かんなわ)温泉の夜 道から蒸気が噴き出してる

これは詳細版(写真4833枚)です

もともと人にお見せするためのものではなく、自分で旅の見聞を反芻するためのものです

記憶力は落ちてますが、10回ぐらい見れば、記憶に定着します

そんな訳で、何でもメモ代わりに撮ってますので、非常に冗長です

お時間とご興味のある方だけ、ご覧いただければ幸いです

スマホだと通信量を食います(全体で1GBくらい)ので、WIFIをお使いください

写真の枚数を5%程度に圧縮した簡易版(写真235枚)もあります

 (^_^;)

詳細版はここをクリック

簡易版はこちら

自殺のまきぞえ

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まったくヒドイ事件ですね

自殺するのは個人の自由だけど、他人に迷惑かけないで欲しいです

自殺自体は、どんなに社会が豊かになっても、けして無くなりません

むしろ豊かな先進国の方が、自殺が多いような気もします

貧しい後進国では、別な死(餓死や病死、虐殺や犯罪被害、事故死など)が多いですけどね

今の日本では過剰なコロナ自粛で、飲食業界などの倒産や失業が増えているので、その関連なら悲しいなぁと思いましたが、飛び降りたのは高校生だそうです

巻き添えになった19歳女性は、本当にかわいそう

自殺した高校生、巻き添えの大学生、双方のご両親やご家族など関係者の心情を思うと、いたたまれない気持ちになります

(T_T)

 

10月23日、大阪・梅田の商業施設「HEPFIVE」から男子高校生が飛び降り、路上を歩いていた19歳の女性にぶつかりました。

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男子生徒はその後死亡し、女性は意識不明の重体です。

10月23日18時前、大阪市北区の商業施設「HEPFIVE」(→)で

「路上に2人が倒れている」

と消防に通報がありました。

警察によりますと、大阪府に住む17歳の男子高校生が飛び降り下を歩いていた19歳の女子大学生とぶつかったということです。

「お店の名前がいっぱい書いてある看板、

そのちょうど隣くらい(に倒れていた)。

人通りが多いのでみんな戸惑っている様子だった」

(現場にいた人)

2人は病院に搬送されましたが、男子生徒はその後死亡。

女性は意識不明の重体です。

屋上には男子生徒のものとみられるカバンが見つかっていて、警察が詳しく調べています。

 

【続報】10/23、阪急・大阪梅田駅近くの商業施設の屋上から飛び降りて死亡した高校生の巻き添えになり、意識不明の重体となっていた19歳の女子大学生が死亡しました。

 

戦艦大和

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呉(くれ)の戦艦大和ミュージアムです

これもなかなかいいんですけど

すぐ隣にある実物大潜水艦も良かった

(^_^;)

 

福岡市立博物館

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有名な2000年前の金印の実物です

ホントに小さいんですけど国宝です

展示物が非常に充実してるのに入場料200円

700円の九州国立博物館は苦しいですね

(^_^;)

 

九州国立博物館

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まだ出来たばかりなので、ハコは立派ですが、展示物の不足は否めません

兄弟博物館(東京、京都、奈良)からブツを借りて、なんとかしのいでる感じです

(^_^;)

 

水郷柳川

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4時間以上も歩いて

 クタクタです  (^_^;)

 

熊本城

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熊本に来ています

熊本地震の被害は甚大で、熊本城の復旧も道途上といった感じです

日本全国の石垣業界(あるのかどうか知りませんけど)は、いま熊本に終結して活気づいているようです

復興に尽力されている方々には申し訳ないんですけど、崩れた石垣というのは、無常感に訴えるものがあって、すごくいいです

崩れた石垣にご興味のある皆さん、いまが見るチャンスですよ

(^_^;)

 

別府鉄輪温泉

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別府の鉄輪(かんなわ)温泉に来ています

中国コロナのせいか、20時なのに、ひっそりしています

地面から蒸気が吹き出してますね

周囲に「ナントカ地獄」がいっぱいあります

(^_^;)