31【クラシック音楽】

熊さんのアタッカ応援メール

 

熊さんからアタッカへ
応援メールいただきました
ありがとー (^_^;)

 

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徳永パパ様
CC皆様
熊谷です。お仕事ご苦労様、
そして慶子さんにも おくればせながら
バンフではお疲れ様でした。
土曜日に横浜のコンサートで やくぺん先生にまた会ってしまい、
バンフのコンクールの裏話を聞きました。
まず、やくぺん先生曰く
バンフは下馬評では アタッカとシューマンの争い、と言われていて
とてもよかったのに 蓋を開けると
どちらも残らず、関係者が一瞬氷ついた、とのこと。
やくぺん先生のお話をまとめると

 

・アタッカの演奏は素晴らしかった、
・慶子さん?が 今回の演奏は
 ”攻めました、攻めないとアタッカではないですから”
 と言っていて、それでよかったが 審査員の好き嫌いは出てしまう。
・しかしアタッカのレベルではもうおとなしい教科書通りの
 ような演奏はすべきでなく、攻める演奏=独自の解釈、個性を出す演奏で
 とてもよかった。
・バンフの審査員の1人に聞くと、彼は アタッカを残したかったので
 最後まで ファイナルの枠を広げられないか?(3を4団体になど)と提言した
 がうまくいかなかった。
・またこの審査員はさらに アタッカを残すのに
 モーツアルト、ハイドン、ロマン派、現代曲のそれぞれに10数%づつ
 与えられている点数配分を変更できないか?とも言ってみたが
 バンフのシステムは事前に公表されていてこれも残念ながら
 変更はできなかった、
・しかしバンフに世界各地から来ていた音楽関係者にアタッカの素晴らしい演奏は
 十分印象に残ったはずなので これからの活動に十分役に立つと思うので
 残念に思わなくても良い。

 

というようなお話でした。
立ち話なので多少勘違いがあるかも、ですが まとめると

 

アタッカの演奏は素晴らしかった、ファイナル3団体に残れなくても
世界から来た多くの音楽関係者に強い印象を残したので
それなりによかった、

 

ということでした。
今回のバンフのように審査員全員の点数性のため、素晴らしいのに個性的な演奏が
ファイナルに残れないケースは ピアノでもあって
誰だったか、ロシアの若手ピアニストがファイナルに残れないのが
わかったとき、審査員のアリゲリッチが抗議のため
”でも彼は天才よ”と捨てゼリフを言って審査員を降りたケース、
の話をしたら、やくぺん先生が ”そうそう、同じですよ”と言って
いました。
 
やくぺん先生の前のブログでも
>あっと驚く結果ですが、まあともかく、これが結果。
http://www.banffcentre.ca/media-release/1144/bisqc-winners-media-release
>正直、ここまでやってくれるともう、これはこれでああそうですか、って感じです。

>つまり、既にキャリアを様々に始めている他の9団体のどこも、
>バンフ・センターが世話する必要がない、って宣言でもあるわけですから。
>その意味では、教育機関のバンフ・センターとすれば最も意味のあるところが
>優勝したわけですな。
と言っていますし、
>このレベルになると、もう完全に「好き嫌い」。はっきり言えば、
>彼らのハイドンやドヴォルザークには、余りに も個性が明快すぎてついてけない、
>やり過ぎ、と拒絶反応を示す聴衆もいて当然だし、
>審査員の中には「あれをやってはいけない」と考える者 もいよう
とのことで この通りだったのでしょうか。
しかし、
アタッカのドヴォルザークが
>この1週間の間での最大の音 楽的 収穫。
>個人的には2013年のベスト演奏のひと つだ
という記述はすごいですね。さすがアタッカ。

 

バンフのファイナルに残れないでも 演奏は1番素晴らしかった、と
多くのプロの評論家が認めるほど アタッカは進化してきているのですね。
とにかくもこれからのアタッカの活躍がさらに期待できそうです。
頑張れアタッカ!!
ではまた。

 

尺八とブラームス

20130808-025669-1-L読響が9月24日、横浜市の神奈川県立音楽堂で特別演奏会を開く。

公共施設としては国内初の音楽専用ホールだった同音楽堂は、壁面全体が木で作られていることから木のホールとも呼ばれ、豊かな音響で知られている。

各地にコンサート会場が増える以前、読響にとって神奈川県内での重要な活動拠点のひとつで、70年代には3年連続で「ニュー・イヤー・コンサート」を開くなど、ゆかりの深い会場でもあった。

来年、音楽堂開館60周年を迎えるのにちなみ、32年ぶりに読響が登場することになった。

今回の特別演奏会は、首席客演指揮者、下野竜也のタクトで、プログラムのメーンはブラームスの交響曲第1番ハ短調。

迫力いっぱいのこの大曲を、一般の大ホールの半分程度の客席数、わずか996席という空間の中で味わえる珍しい機会でもある。

ソリストは読響との初共演となる藤原道山(尺八奏者)。

音楽堂の芸術監督でもある一柳慧作曲の「音に還る~尺八とオーケストラのための」と千住明作曲の「黄金の海」を演奏する。

藤原道山は、10歳から尺八を始め、人間国宝の山本邦山に師事。

これまで、2001年のCDデビュー以来、ウィーンで録音したシュトイデ弦楽四重奏団との共演アルバム「FESTA」など12作を発表。

映画「武士の一分」のゲストミュージシャンとして音楽に参加するなど、幅広い活動を続けている。

今回演奏する「音に還る」については、「別世界ではなく同じ世界にいる協奏曲として、オーケストラと対話するような演奏」を目指すとしている。

特別演奏会は、神奈川県立音楽堂で9月24日午後7時開演。曲目は、ほかにベートーヴェンの劇音楽「シュテファン王」序曲。

料金は全席指定5000円。

申し込み・問い合わせは読響チケットセンター(0570-00-4390)。

詳細は読売日本交響楽団公式サイト http://yomikyo.or.jp/

(2013年8月8日 読売新聞)

 

25年目の弦楽四重奏

 

 山崎さんから映画情報です ありがとー (^_^;)

 こんばんは。 山崎 潤です。

7/6に公開されたアタッカ出演「25年目の弦楽四重奏」情報です。
大ヒット上映中ということで昨日の朝日新聞夕刊に大きく広告が出ていました。img2091

 

東京近辺でも角川シネマ有楽町に加えシネマイクスピアリ(舞浜7/13より)、
角川シネマ新宿(7/27より)と拡大ロードショー展開しています。(全国23館展開)

 

私は7/7の昼の回で見てきましたが、館内満席で見終わった後見ず知らずの
方と「おもしろかった。見に来てよかった。」と思わず言葉をかわしてしまいました。
また「同窓生の娘さんが出演して、演技指導をしている」と自慢もしてしまいました。
まだごらんで無い方は是非劇場に足をおはこびください。

 

映画裏話いくつかお伝えします
●クリストファー・ウォーケンは演奏の練習に対して熱心ではなかった。
撮影時は後ろから他の人が手を伸ばして弾いていた。
●慶子さんが教えたフィリップ・シーモアはとても熱心だった。
●アンドリューは「Wow」の一言でギャラが違った。
●慶子さんも笑うシーンがあったがギャラには反映しなかった。
●映画の中で「アタッカ(切れ目無く演奏)」という言葉が出るが監督が気を利かせて入れてくれた。
●映画の中で語られたセカンド・ヴァイオリンの役割は慶子さんの話が元になったが、脚本料は
出なかった。etc.

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松山さん、熊谷さんからの情報です ありがとー (^_^;)

 

7月6日~ 全国ロードショー

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熊谷です。

ところでアタッカの出る映画ですが
角川シネマ有楽町で7/6から解禁?ですが
いちおうどの会も空いていました。
(マニアックだからな~)

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http://www.kadokawa-cinema.jp/yurakucho/movie/index.php?mo_code=40032&from=next
https://t.cineplex.jp/ticket/p0020.do?th=0017&sd=20130706

PS なお、
*16:30、19:00より生演奏終了後、ベートーヴェン弦楽四重奏曲第14番の第1楽章
だって。うーん、第1楽章だけじゃこの曲の良さはわからないけど
まあ無いよりましかな。

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『25年目の弦楽四重奏』初日生演奏決定!
初日7/6(土)16:30の回、19:00の回の上映前に弦楽四重奏の生演奏が決定しました!!
<ベートーヴェン弦楽四重奏曲第14番>の第1楽章を披露頂く予定です。
是非ご来場ください!

日時:7月6日(土)16:30の回、19:00の回上映前
*16:30、19:00より生演奏終了後、予告編+本編の上映。

ゲスト:女子弦楽アンサンブル Bloom Quartet&Ensemble

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『25年目の弦楽四重奏』7/7(日)トークショー決定!
7/7(日)14:00の回の上映前にバンドネオン奏者・小松亮太さんによるトークショーが決定しました!!
映画の見どころや、演奏家としての解説などを語って頂きます。
是非ご来場ください!

 

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慶応会7/7

 

山崎さんから慶応会の写真をいただきました
ありがとうございます (^_^;)

 

 こんばんは。 山崎 潤です。

徳永パパ・ママ・慶子さん。cc皆様。

昨日の慶応会楽しい集まりをありがとうございました。
今回は映画「25年目の弦楽四重奏」の話題もあり
とても盛り上がりました。

来年のアタッカ演奏会が楽しみですが、チケットが取りにくいとのこと、
是非チケットの達人佐野さんに活躍してもらいたいです。

映画裏話いくつかお伝えします
●クリストファー・ウォーケンは演奏の練習に対して熱心ではなかった。
撮影時は後ろから他の人が手を伸ばして弾いていた。
●慶子さんが教えたフィリップ・シーモアはとても熱心だった。
●アンドリューは「Wow」の一言でギャラが違った。
●慶子さんも笑うシーンがあったがギャラには反映しなかった。
●映画の中で「アタッカ(切れ目無く演奏)」という言葉が出るが監督が気を利かせて入れてくれた。
●映画の中で語られたセカンド・ヴァイオリンの役割は慶子さんの話が元になったが、脚本料は
出なかった。etc.

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バッハ筆写の楽譜発見

index 「音楽の父」と呼ばれるドイツの音楽家、バッハ(1685~1750年)が筆写した楽譜が新たに見 つかった。

バッハ資料財団が6日、東部ワイセンフェルスで発表した。

カトリックのミサ曲を書き写したもので、プロテスタントのバッハが、カトリックの教会 音楽の影響を強く受けていたことを示す貴重な資料としている。

 発表によると、バッハが筆写したのは、イタリアの作曲家フランチェスコ・ガスパリーニの「ミサ・カノニカ」。

ワイセンフェルスにある作曲家ハインリヒ・シュッツの記念館で今年4月に見つかった。

 財団は使われた紙やインク、筆跡を分析した結果、1740年にバッハ本人が書いたものと断定。

計30枚あり、保存状態は極めて良好という。

 バッハはライプチヒのプロテスタントの教会を拠点に活動していた。

 

「フェロー・トラベラー」リリース!

 

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 ▲上の画像をクリックすると、曲の一部が試聴できます

 

ニューヨークでご活躍中の

アタッカカルテットの徳永慶子さんから

メールをいただきました \(^o^)/

 

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慶応会の皆さま、

大変ご無沙汰しております。ニューヨークもさすがに春の兆しが見えてまいりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

さて、去る3月26日をもちまして私たちアタッカ・カルテットの初のCD,「フェロー・トラベラー」が世界各国でリリースされました。
ジョン・アダムス氏による全ての弦楽四重奏作品を一枚に収録したもので、ありがたいことにニューヨーク・タイムスなどからすでに批評をいただきました。

 

ジョンによるいわゆる舞曲の書について:
 「クロノスカルテットのレコーディングを捨てろとは言わないが(なぜならこの曲はクロノスカルテットのメンバーたちの性格や技巧にあわせてデザインされたものだからだ)、アタッカはこの組曲の順番を変え、そして情熱あふれる、ファンキーながらも(クロノスよりも)表現の明確な演奏を披露してくれる」

 

このほかにも、ストラド、ストリング(米国版)などから批評やインタビューをいただくことになっています。

 

CDの最後に入っていて、タイトルにもなっている「フェロー・トラベラー」は、ちょっと簡単には説明できない理由により、史上最初で最後の録音になる予定です。
ライブで演奏することもありません。
ただ、すでにCDを買ってくださった方々の大半が「この曲が一番いい」とコメントして下さっています。
もしご興味がおありでしたらどうぞ聞いてみてください。

 

このあと4,5,6月演奏でしばらく忙しい日が続きますが7月には帰国します。
皆さまにお会いできる機会を心待ちにしております。
季節の変わり目ですがお体ご自愛ください。

 

徳永慶子

NYタイムス記事(PDF)はここをクリック

 

新宿折々

  新宿高校 校長 戸田 弘美

 

 早いもので、一昨年4月1日に着任して2年がたちました。
今年も、4月からの新宿高校における学校行事や、心に残った事柄などについて、生徒の教育活動の報告と共に、「新宿折々」として記します。

 

 ○4月7日(土)入学式

 

 入学式当日は快晴で、明るい日差しが降り注いでいました。入学式では、東京都教育委員会の竹花豊委員より、ご挨拶をいただきました。新入生への祝辞をいただくとともに、本校の教育活動にエールを送っていただきました。心から、感謝申し上げます。

 

 それでは例年どおり、当日の校長式辞を紹介させていただきます(冒頭の挨拶部分はここでは割愛いたします)。

 

 さて、ただいま入学を許可いたしました、321名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんの元気な姿を、まの当たりにし、保護者の皆様の愛情とご苦労に、深い敬意を払う次第でございます。

 

 わが新宿高等学校は、大正11年に東京府立第六中学校として創立した、歴史と伝統ある都立高校です。昨年度9月29日には、この体育館を会場とし、創立90周年記念式典を盛大に挙行することができました。

 

 まず、新入生の皆さんに現在の学校の様子を紹介したいと思います。本校は進学指導特別推進校として、今年も目覚しい大学進学実績をあげました。新2,3年生もこれに続いており、学校全体に勢いがあります。

 

も ちろん、大学進学だけが人生の選択肢ではありません。皆さんには一人一人、将来への夢があるはずです。自分の人生、どう生きるのか、何を目指すのか、ま ず、しっかりと調べたり考えたりすることから始めて下さい。本校では計画的なキャリア教育を行い、皆さんを支援しています。

 

一 つ取り上げますと、先月は例年通り、大学進学が決まった卒業生を集めて合格速報会と題し、先輩の話を1,2年生が聞く会を行いました。その中で、ある卒業 生が言った言葉をここで紹介します。卒業生の一人は、「環境と自然について興味があり、建築に進みたいと思って大学を選んだ。部活動は運動部で、3年で引 退するまで続けて、勉強との両立をやり遂げた」と話していました。将来の夢があるから、つらくても頑張れたこと、そして、部活動練習後の時間に集中して勉 強に取り組んだ工夫と努力、達成感を語ってくれました。

 

本校では「毎日が文武両道」を合言葉にしています。学習だけではなく、運動会、文化祭といった学校行事や部活動に、全力投球してください。自分自身を精一杯鍛え、これからの三年間で大きく成長してくれることを期待しています。

 

さて、本校の校是は初代校長が唱えた「全員指導者たれ」です。校是のもとで、リーダーの資質として大切な「自主・自律・人間尊重」の精神を養うことを教育目標にしています。今日は、入学式を迎えた皆さんに、この「自主自律」にちなんだ話をしたいと思います。

 

ア メリカ、ニュージャージー州にあるプリンストン大学では、学部生や大学院生が学内試験を受ける際にオナーコードというシステムがあります。試験は驚くべき ことですが、監督する試験官なしで行います。学生は試験を受けるとき、解答用紙に「不正をしないことを誓います」という文を書いて提出し、試験に臨むので す。この話を私は最近、話題になっている新書で読んだのですが、実は昨年、この話と同じ話を90周年事業のため、昔の本校に関係する記録を紐解いている 際、目にしました。それは、今から約50年前に書かれた文章でした。当時、本校の国語科教師が、その時すでにプリンストン大学で行われていたオナーシステ ムの様子と、この制度が学生の自主管理によって行われていることを取り上げて紹介していました。時代を超えて生き続けている、「自主」の素晴らしさを感じ るとともに、今から50年前に、この話題を引用して、その当時の新宿高校の生徒や同窓生に、自主性の大切さを説いていた本校教師の高い見識に、感服いたし ました。

 

 そして今、現在 の本校を顧みるとき、この自主自律の精神は、運動会、文化祭を実行委員会の生徒がリーダーとなって自主的に運営することや、生徒の日常生活の思考、行動の 様々な場面で、脈々と息づいていることが分かります。自主とは、自ら学び、自ら考えて行動すること、自律とは、自分で目標を立てて、達成するよう努力する こと、と、私は生徒の皆さんにいつも言っています。新入生の皆さんにとっての自主自律とは何でしょうか。ぜひ、よく考えてください。そして、これからの高 校生活で実践してください。

 

皆さんは今日から新宿高校の一員です。教職員一同、皆さんと過ごすこれからの三年間を楽しみにしております。(最後の挨拶は、ここでは省略いたします。式辞は以上です)

 

新 入生代表による生徒宣誓は自分の言葉で語り、堂々として頼もしく見えました。入退場時の管弦学部の演奏により、重厚な格調高い入学式となりました。また、 音楽部の済み切った歌声に、心洗われました。式の最後に、アカペラによる校歌紹介を近くで聞き、少しリラックスしたのか、嬉しそうに微笑んでいた新入生た ちの顔が印象的でした。

 

▼入学許可

 

▼新入生代表 宣誓

 

▼音楽部による校歌紹介

 

▼管弦楽部による入退場時の演奏