政治

毎日新聞「母校を訪ねる」シリーズ

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憲法学者・小林節さん

新宿高校1966年度卒

ぐるっと首都圏・母校をたずねる:東京都立新宿高校/7

苦悩の日々が「強さ」導く 小林節さん /東京 – 毎日新聞

 昨年6月の衆院憲法審査会で安保法案を「違憲」と断じ、10日投開票された参院選では「国民怒りの声」代表として各地を駆け回った憲法学者で慶応大名誉教授の小林節さん(67)=1966年度卒。

舌鋒(ぜっぽう)鋭い論客という現在の姿からは想像が難しいが、高校時代は「コンプレックスだらけで、現実から逃げ回っていた」という。悩み抜いた青春の日々を語ってもらった。

 出身の新宿区立淀橋中は、成績の良い生徒を都立戸山高か新宿高に振り分けていて、新宿高には受動的に入りました。

予習・復習の習慣を身につけてなかったから、授業についていけない。WS000000

それと、自分には生まれつき左手に指がない障害があって、それが「みにくいアヒルの子」のように思えて。

思春期でしょ。女性を意識するから、姿に欠点があることは当時の自分にとって致命傷でした。

 1年の夏に館山の臨海教室に参加しましたが、僕は泳げないから、遠泳に参加せず浜辺でずっと見ていた。

家に帰ったら顔にシミがたくさんできて、すごみのある顔になっていた。

シミは今も取れずそのままです。それが臨海教室の思い出です。

 2年あたりから、授業は好きな英語と政治経済だけ出て、あとはクラスメートに代返を頼んでいました。新宿御苑に壁の穴から侵入して過ごしたり、新聞部の部室で、全国の高校から送られる学校新聞を読んで過ごしたり。

一応出席していることになっているから卒業はできたけれど、3年の成績は学年430人中402番。担任から「大学に行くだけが人生じゃない」と言われました。

 高校時代は逃げ回っていた日々。一方で「きちんと生きなくちゃ」という悩みを熟成した期間でもありました。生きているのがいやだけど、死ぬ勇気もない。死ぬ勇気がないなら生きていくしかねえな、と。

何より自分を産んで育ててくれた母親に悪い。母が、私という障害児を産んでしまったために、親戚から「うちの面汚し」と言われていたのを知っていたので。

 卒業後は浪人する羽目になって、そこから反転攻勢しました。子どもの頃の目標である弁護士になろうと思いました。

小学校の同級生の父親に苦学して弁護士になった人がいて、その人に「小林君、負けてる人を助けるのが弁護士なんだ」と言われ、なりたいと思ったんです。慶応大に入学した後はひたすら勉強し、大学は首席で卒業しました。

 憲法学者は、差別された人や迫害された人に光をあてる職業です。被差別事件に関わっても、誰も僕のことを警戒しない。

一見すると障害者だから仲間と認めてもらえるし、外見の問題だけでなく、高校時代に心の修羅場をくぐっているからだと思います。

 昨年6月、衆院憲法審査会で安保関連法案に「違憲」を突きつけた翌日の夕方、記者から「学生団体のSEALDs(シールズ)が機動隊に植え込みに追い込まれている」と言われ、許せないと思って国会前に行き、街頭演説をしました。

憲法で認められた表現の自由で、誰にも迷惑をかけてない。子どもたちに「いいんだよ、これはやっていいんだ」と見せたかった。

 今の自分は孤立を恐れない、非常に自立した人間だと思います。それは、逃げ回っていた高校時代、自分という条件から逃げ切れないことを発見したからです。

代返してくれた仲間と、代返を見逃してくれた教師。そんな新宿高のおおらかで雑な雰囲気。その校風が、今の「強い自分」の原点に導いてくれたような気がします。

高校3年間は、本当に深いところでの哲学的決断をするための、迷っている時間をくれた場所です。

 

臨海教室で大遠泳 連帯感と達成感経験

 小林さんが思い出を語った臨海教室は、初代校長が掲げた「学校、家庭、同窓生、生徒が一体となった大家族主義」という理念を具体化する行事として1922年から始まった、同校を代表する伝統行事だ。

当初は希望者のみが参加したが、57年からは全員参加となり、1年生が夏休み期間中に3泊4日で、千葉県館山市にある同校の館山寮で過ごす形式になった。

 期間中は携帯電話使用禁止。各部屋にはテレビも冷房もない寮での集団生活で、生徒は心身ともに鍛えられる。

メインイベントは3日目の「大遠泳」だ。

寮の前の浜をスタートして約1キロ離れた大賀海岸まで平泳ぎで完泳を目指す。

生徒は泳力別に事前練習をし、水泳部の卒業生もボランティアで参加する。

手厚い指導と協力体制により、これまで無事故。最近10年は約9割の高い完泳率を誇る。

 水泳部OBとして約30年にわたり指導にあたってきた鈴木仁志さん(48)=85年度卒=は、臨海教室で味わった仲間との連帯感と遠泳の達成感を後輩にも経験してほしいと思い、参加を続ける。

鈴木さんは「泳ぎの不安な生徒もいる中、皆で無事ゴールした時の喜びは他ではできない経験」と魅力を語り、「今後も伝統を受け継いでほしい」と話す。

新宿高の「大家族主義」は、臨海教室として今も引き継がれている。

英首相官邸ネズミ捕獲長

sty1607140006-f2 英BBC放送によると、英首相官邸でキャメロン前首相が飼っていた飼い猫ラリーが、キャメロン氏の首相退陣後も官邸にとどまり、メイ新首相の下でネズミ捕りの公務を続けることになった。

2011年、ネズミ捕りの技術を見込まれ、キャメロン氏に「採用」されたラリーは茶色と白の雄猫。

「英首相官邸ネズミ捕獲長」の役職を与えられた。

英首相官邸の報道官は「ラリーは公務員であり、キャメロン氏に属していない。首相交代後も官邸に残る」と語った。

 英首相として最後の下院質疑となった7月13日、キャメロン前首相は、猫のラリーについて、「私が猫のラリー愛していないとのうわさは誤りである。証拠があります」と語り、自身の膝に猫のラリーを乗せた写真を掲げて笑いを誘った。

 

クリントン大統領も ホワイトハウスで

猫を飼っていたね  (^_^;)WS000000

掲示板が足りない!

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6月22日に公示される参院選の東京選挙区(改選数6)で、立候補予定者が想定した30人を超える見通しとなり、各地の選挙管理委員会はポスター掲示場の増設作業に追われている。

有権者数約73万5千人と都内最多の世田谷区

区選管は区役所前にあるポスター掲示場(縦1・36メートル、横4・43メートル)の左下に、 「31、32、33」と記したベニヤ板を急きょ継ぎ足した。

ドクター中松が 出てないね

やっぱ都知事選かな  (^_^;) 続きを読む

札幌冬季五輪2026

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北海道の高橋はるみ知事と札幌市の秋元克広市長は13日、札幌市で会談し、札幌への招致を目指す2026年冬季五輪・パラリンピックの名称を「北海道・札幌冬季五輪・パラリンピック」とし、開催経費を含めた概要計画を共同で策定することで合意した。

北海道全体で招致に取り組むことをアピールする狙 い。会談は非公開で行われた。

道や市の関係者によると、双方のスポーツや財政担当などの関係部局でプロジェクトチームを発足させ、札幌市 が作成した開催概要計画案をたたき台に議論し、双方の意見を盛り込んで7月末ごろに公表する。

8月以降に国や日本オリンピック委員会(JOC)に提出する 予定という。

札幌市の担当者は「名称だけでなく、中身も北海道と札幌市が一緒になってやっていく計画にしたい」と話した。

日本人って ホントに

お祭りが大好きだよね  (^_^;)

 

神社の裏側

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安倍晋三首相の鶴の一声で開催地が決まった伊勢志摩サミット

開催を5月末に控え、カウントダウンが始まっている。

水面下では、サミット参加国の首脳が、そろって伊勢神宮へ参拝する段取りで交渉が続けられている。

そうなれば、世界の視線が、伊勢神宮や日本の神道へ注がれることになるだろう。

桜の花びらが舞う3月末、伊勢神宮内宮では、テロへの警戒のため、普段から警備を担当している正職員の衛士に加えて、多くの警察官が動員されていた。

20年に1度──。

伊勢神宮には、持統天皇時代から1300年もの長きにわたって受け継がれてきた「式年遷宮」と呼ばれる神事がある。

20年ごと に、社殿を新たに造営し、旧殿から神体を移すことをいう。

内宮から外宮、14の別宮に加えて、あの有名な宇治橋も全面的にリニューアルされる。

 

式年遷宮を お祭りと考えれば

あの御柱祭よりも古い!  (^_^;)

 

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文化庁長官が新宿高校で授業

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本年度から新規に導入された新教科「人間と社会」のなか「文化の多様性」の授業が12月9日(水)に1年生を対象に行われ、青柳正規さん(新宿高校15回生・ 文化庁長官)がゲストティーチャ―を務められました。

授業は、先ずは「様々な文化があることは大切か?大切とすればその理由は」をテーマに、体育館に集まった1年生全員による討論が行われ、その後に青柳さんが登壇し「文化の多様性」について講演されました。

青柳さんは生徒の討論を踏まえた上、人類が幾多の危機を乗り越えてきたのは生物の多様性があり文化の多様性があったからということを、歴史上の多くの例 を引きながら話された。

そして、現在の困難な世界情勢を乗り越えていくには、お互いの文化を知り理解し、文化の多様性を受け止めることが必要で、そのため のキーワードは「寛容と自制」と締め括られた。

ごみ屋敷条例 世田谷区

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自宅に大量のごみをため込む、いわゆる、ごみ屋敷への対策として、東京・世田谷区は、住民自身の生活環境も改善させながらごみを片付けていくことを盛り込んだ条例案をまとめました。

これは8日に開かれた定例記者会見で新宿高校中退の保坂展人区長が明らかにしました。

それによりますと、世田谷区では、いわゆる、ごみ屋敷を巡るトラブルが相次ぎ、ことし7月現在、合わせて52件に上るということです。

区が今回まとめた条例案では、ごみが崩れるなどして周辺に影響が出るおそれがある場合、住民に指導や勧告をしたうえで区が片付けを行うことができるとしています。

一方で、ごみ屋敷の住民には、故意にごみを放置しているのでなく、心身の状態が悪化し、生活環境に問題があるケースが少なくないとして、医療・福祉の関係機関や地域の住民と連携して生活環境を改善させる取り組みを行うことも盛り込まれています。

世田谷区は今後、区が片付けを実施する際の具体的な基準を検討するなどしたうえで、来年2月に開かれる区議会に条例案を提出する方針です。

保坂区長は「ごみ屋敷の住民本人が抱えている生活環境の問題などを解決しながら、根本的な対策に取り組んでいきたい」と話しています。

 

「捨てる技術」が無い「困ったちゃん」に
行政がいよいよ介入します  (^_^;)

 

世田谷区長、保坂のぶと氏(都立新宿高校中退)

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世田谷区長、保坂のぶと氏(都立新宿高校中退)は、中学生時代、学生運動の経歴などを書かれた ために受験した高校を不合格となり、千代田区教育委員会を相手取り提訴(内申書裁判)。

判例は現在も重要判例として認識されている。

社民党所属、現在は無所属。

また、管理教育につい て疑問を呈した「学校解放新聞」を発行するなど、子どもの側に立った教育ジャーナリスト活動、市民運動を展開。

  • 保坂展人(ほさかのぶと)
  • 世田谷区長(前衆議院議員・ジャーナリスト)
  • 1955年11月26日生まれ
  • 身長181cm、体重78kg
  • 家族
    妻と長男(会社員)
  • 趣味
    読書、ブロク日記(毎日更新)
  • ツイッター( @hosakanobuto )のフォロアー
    58,333人(2015年3月25日現在)
  • 座右の銘
    元気印 または、志太く(何事も、しぶとくあきらめません)

ふつうに全日制に入学してれば

我々の1年先輩ですね

「遅れて来た全共闘世代」かな  (^_^;)

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60歳目前の年金対策

60歳目前から実践できる年金を増やす対策物価上昇より1.4%程度の年金引下げ

先月1月30日、消費者物価指数の公表とともに来年度の年金水準も決定しました。

消費者物価指数2.3%上昇に対して、年金水準は0.9%のアップ。

物価上昇割合よりも1.4%程度の年金水準の引き下げとなりました。

これは「もらいすぎ年金水準の解消分0.5%」と「現役世代の減少と平均余命の伸び率の影響(マクロ経済スライド)による支給調整分0.9%」の影響を受けた結果です。

マクロ経済スライドにより、今後は物価が上昇しても、毎年1%程度は、年金アップに反映されなくなります。

そもそも、この制度は若い世代の年金水準の確保のための必要な措置なのですが、若者はもちろん、もうすぐ年金をもらう世代にとっても大きな不安要素といえるでしょう。

60歳を目前に控えた世代が今からできる年金制度の活用方法を紹介します。

 

付加保険料を支払う(お得度:◎)
対象者:国民年金第1号被保険者など。会社員は選択不可。

方法:国民年金保険料に加え、毎月400円の付加保険料を支払うと、65歳以降、老齢基礎年金に「200円×納付月数」の付加年金が加算されます。2年間年金をもらえば、元がとれます。金額的には大きくありませんが、お得度は◎です。

 

65歳まで国民年金を支払う(お得度◎)
対象者:会社を引退した人、自営業など

方法:国民年金は60歳に達するまで加入義務はありますが、60歳以後、加入義務はありません。しかし、65歳に達するまでは、年金を増やすために 任意で加入できます。国民年金の保険料を支払うことにはなりますが、節税効果も大きく、65歳から10年程度、年金をもらえば元がとれます。平均寿命は男 性が80.21歳、女性が86.61歳ですので、確率的には支払う年金よりも多くもらえる可能性があります。

 

60歳以降も正社員として働く(お得度:長期的○ 短期的▲)
対象者:会社員など

方法:厚生年金は「働く期間」と「給与水準」で決まります。60歳以降も正社員など、厚生年金被保険者として働くと、会社を退職した後の年金額が増加します。長い目で見れば、給与をもらっている分、貯蓄や年金への依存度が低くなり、老後の安心度は高まります。

なお、給与と年金を足した合計額がある一定基準を超えると、今もらえるはずの年金の一部がカットされますので、短期的には損をした気分になるかもしれません。

 

繰下げ支給(お得度:長生き◎ 短命×)
本来、65歳からもらえる老齢基礎年金、老齢厚生年金を「66歳から」「70歳から」のように支給開始を遅らせると、毎回もらう年金を増やすことが できます。例えば1年遅らせる(66歳0か月~)と8.4%の増加、5年遅らせる(70歳0か月~)と42%の増加となります。

支給開始から短期間で亡くなると結果的には損をしたことになりますが、支給開始から12年程度(例:70歳支給開始であれば82歳まで)もらえば元がとれる計算となり、それ以降は繰下げ支給を選択したメリットを存分に受けることができます。

働いて収入を得ている、他の家族が働いている、金融資産があるなど、他の収入・資産があることが前提とはなりますが、長生きに対する不安を軽減する対策としては検討の余地があるでしょう。なお、65歳に達するまで、特別支給の老齢厚生年金をもらっていても選択できます。

 

漠然とした老後不安を放置せず、できることからコツコツと
その他にも、NISA(少額投資非課税口座)の活用、不動産投資など、老後の収入を確保する手段はさまざまですが、どれもメリットもあれば、デメリット・リスクもあります。どのデメリット・リスクを受け入れられるか、という目で選択して、よい方法を選択しましょう。

物価が上昇しても年金が増えにくいマクロ経済スライドは、家計にじわじわと響いてきます。老後に対する漠然とした不安を放置するのではなく、「家計を見直す」「投資する」「働く」「年金制度を上手に活用する」など、できることからコツコツと取り組んでいきましょう。