43【文学読書】

犬神家のアイロンいら~ず

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 ちょっと不気味だけど良いアイデアですね

  ただ、こうゆう斬新な新商品は

 想定外の欠点があるかもしれないから

  少したって評価が定まってから

 買った方がいいかもよ

  (^_^;)

 

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衣類を着せれば乾く乾燥機 「アイロンいら~ず2」 。

人の上半身型と下半身型のエアバッグを温風で膨らませます。

ズボンで使うと、映画『犬神家の一族』(→)の名シーンそのものでインパクト大。

家の中で100分も倒立している姿は、かなりシュール。

パンパンに膨れるのでシワが伸びるため、アイロンがけの手間がなくなります。

シャツ用の上半身はMとLの2サイズがあり、襟も立てればシワが伸びます。

またシャツを着せずとも、中の骨組みに靴下やパンツやハンカチなども干せるので、一石二鳥。

 

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▲映画『犬神家の一族』予告編 2分

 

▲映画『犬神家の一族』本編 135分

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読書 天才たちのライフハック

1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック_01

 

天才たちのエピソードを集めた本

内容は薄いが、読み易くて面白いので、つい最後まで読んでしまった

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左の表紙にも書いてあるが、アップル社の創設者であるスティーブ・ジョブズ(→)は、スマートなプレゼンからは想像しにくいが、非常に泣き虫だった

会議などで、自分の話が相手に伝わらないだけで、よく泣いていたそうだ

ナポレオン(↓)は超が付くほどの読書好きで、常に特製の図書館馬車に大量の本を積んで、戦場に向かっていたという

(^_^;)

 

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読書 右脳の冒険

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コリン・ウイルソンが、人間の意識の構造について書いた「フランケンシュタインの城」の続編(実践編)ともいうべき作品

人の意識に関する私の問題意識の原点は

「天国は人の心の中に存在する

 地獄もまた同様である」

という言葉に要約される

天国が人の心の中にあるか、西方浄土にあるか、宇宙のかなたにあるか、そんなことよりまず

「私は天国の住人になりたい!」

ということなのだ

すると、西方浄土や宇宙ではなく、自分の心(脳)の中に天国があるのなら、もしかすると天国の住人になるということは、自分の意志の力で可能なのではないか?という問題意識が生じる

本書は、この問題意識に対する解答を提供しようとしている

 

首曲がりトンネル

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私は必要があって よく通るのですが

 本当に天井が低くて

かがんだりしないと通れません

 世にも珍しいトンネルです

(^_^;)

 

高輪ゲートウェイ駅の北側に、JR山手線や京浜東北線、東海道本線などの線路を東西方向にくぐる、正式名称「高輪橋架道橋下区道」があります。

このガード下、天井が非常に低いことで有名で、高さ制限はわずか1.5m

タクシー屋根の表示灯がぶつかって壊れることから「提灯(ちょうちん)殺しのガード」、また人の身長よりも低いことから「首曲がりトンネル」といった異名があります。

この「高輪橋架道橋下区道」が、高輪ゲートウェイ駅周辺の開発に伴い、様変わりしています。

現在、すぐ北側に歩道付き2車線道路の新たな「第二東西連絡道路」を建設中。

完成とともにそちらに切り替えられたのち、現在の架道橋下区道は役目を終えます。

工事に伴い、すでに自動車は通行止めに。

タクシーが天井スレスレに通り抜ける光景は、もう見られなくなっています。

さらに5月10日(月)からは、西側部分が全面通行止めになり、歩行者用通路は旧鉄道敷上に設けられた仮通路に切り替えられます(6月1日からはさらに北側の別の仮通路に切り替え)。

もともと山手線や京浜東北線は西側のガード下入口付近を走行していましたが、線路が東側に切り替えられたあと、線路跡は更地に。

この入口周辺の光景も、以前に比べ開放的な印象になっています。

工事計画では新たな歩行者用通路(地下)の完成予定は2026(令和8)年度。

「提灯殺し」はもはや発生しなくなったとはいえ、このガード下道路はまだ「首曲がりトンネル」としてしばらく残ることになりそうです。

なお「第二東西連絡道路」の完成は2031(令和13)年度の予定となっています。

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徒然草

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徒然草の中のお気に入り(13段)

 額に入れて壁に掛けています

(^_^;)

 

ひとり燈のもとに文をひろげて

見ぬ世の人を友とするぞ

こよなう慰むわざなる 

 

ひとり淋しく 明かりの下で本を広げて

昔の作者たちと 友情関係を育むことは

楽しくて 心が穏やかになる

 

読書 この人を見よ

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ニーチェが44歳で、発狂する直前に著した、自叙伝のような、一種の著作目録

このときのニーチェは理解者を失い、非常に孤独だったが、自分の思想の重要性は深く自負していたので、自分に注目しない世間に「私に注目せよ!」という叫びを発していて痛々しい

 1)噴出するような創造力

 2)同時代人に理解されない

 3)狂気と紙一重

という天才の3条件に見事に適合している

脳(おそらく右脳)から噴き出すような直観と情動を、知性(左脳)がかろうじて文章化したような作品群

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あの「ツァラトゥストラ」全4部を、各部10日程度で書き上げていることからも、その噴出の速さと激しさがうかがわれる

私はまだ「ツァラトゥストラ」と本書だけなのだが、激しく情動を揺さぶられるような読後感が残る

本書の読後に、手塚富雄「ニーチェの人と思想」(中公「世界の名著・ニーチェ」所収)を再読して彼の人生をたどり直してみたが、まさしく「天才はつらいよ」という悲壮感に満ちている

(^_^;)

 

 

読書 シッダールタ

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ブッダ(ゴータマ・シッダールタ)の伝記小説かと思ったら、そうではなく、ブッダも登場するが、主人公シッダールタとは別人物

若き日に人生に悩み、出家して恵まれた生活を捨てるところはブッダと共通だが、その後の展開は還俗して恋をしたりカネを儲けたりと激動する

しかしシッダールタの心は満たされず、再び全てを捨てて、川のほとりで渡し守となる

鴨長明の「発心集」には、大きな寺の高僧(玄賓僧都、げんぴんそうず)がある日突然、全てを捨てて貧しい渡し守になる話が出てくるが、それが連想される

書物や人からではなく、川の流れから学ぶという考え方も、方丈記の「ゆく川の流れは絶えずして・・・」を思い出させる

人生に大切なことは、所有することでも、知ることでもなく、体験することにあると考え、ブッダのような悟りを追体験しようとして、シッダールタは苦闘する

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文学作品として非常に完成度が高く、小説でありながら詩のように美しい文章は、ノーベル賞作家ヘッセの、詩人としての才能が輝いている

キリスト教徒であるヘッセが書いているので、輪廻転生や涅槃といった仏教思想に、原罪や愛といったキリスト教思想が混入しているが、これはこれで面白い

(^_^;)

「荒野のおおかみ」へ

 

読書 荒野のおおかみ

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自分は人間ではなく、荒野から出てきたおおかみだということを、心の底でいつも知っていたという男の告白の体裁をとった、ヘッセの内面的な自伝

コリン・ウイルソンの言う「アウトサイダー」の典型の、その生きづらい人生を克明に描写している

今では常識化しているが、ごく大雑把に言うと、人間は右脳と左脳が機能していて、右脳が情動(無意識)、左脳が理性(意識)を支配している

多くの人は、この2人の支配人の間で、何とかバランスをとって生きているが、特に脳が肥大化した人(いわゆる天才)にあっては、このバランスが崩れ、自意識が過剰化し、いわゆる精神の分裂状態を招きやすい

クレッチマーの気質分類(↓)に無理に当てはめると、右脳優勢が粘着型、左脳優勢が分裂型、ほぼ拮抗してるのが循環型かな?

右脳左脳論が流行するよりもずっと前、ウイルソンが「アウトサイダー」で文壇に華々しく登場するよりも前に、天才ヘッセは人の脳の複雑な多重構造に着目していた

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ヘッセに言わせれば、人の精神の分裂は2つだけに限られず、実は非常に多くの人格に多重分裂しており、その不安定な統合体が人間であるとしている

人間の意識の多重性や奥深さには、古来多くの文学者や哲学者が着目してきた

古くはブッダもこの点に着目し、非常に深い認識論を展開しているようだ

(^_^;)

 

▼クレッチマーの気質分類

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広尾の古民家

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この近所に住んでいたことがあるので、前を通るたびに「なんじゃ、これは?」という気がしました

周囲は高級住宅街なのですが、この家の周囲だけ別世界

「古民家」などという風流なシロモノではなく、「ゴミ屋敷」「お化け屋敷」といった感じ

夜は中に電球が1個点灯していたので、人が住んでいるみたいでした

((((;゚д゚))))

 

明治通り沿いの広尾商店街に入る交番の向かいの古民家が、撤収・解体されることがわかった。

以前から

「今にも崩れそう・・・」

「傾いている!」

と話題騒然だった。

関係者の話では、住人が亡くなり解体することになったそうです。

昨年は二階の窓が外れて、一時警察沙汰になるような事もあった。

いつも見慣れた風景が無くなる事もあり、近隣の住民が写真に収める姿も見られた。

 

▼この人が住んでいたそうです

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読書 アウトサイダー

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著者コリン・ウイルソンの略歴は、

1931年、イギリス、レスター生まれの評論家、小説家。労働者階級の家に生まれ、アカデミックな教育は受けなかった。さまざまな職につきながら独学、作家の道を志す。56年、『アウトサイダー』で衝撃的デビューを飾り・・・

とある

まともな学校教育をほとんど受けず、ほぼ独学にもかかわらず、25歳で本書を書いて全世界に衝撃を与えた

まさに天才の名にふさわしい人物が、過去の、特に19世紀の天才(アウトサイダー)たちに焦点をあて、その生態を明らかにしている

個人的には、特にニーチェとショーペンハウエルへの言及に興味がある

天才を対象にしている以上、それは脳の構造や機能の分析とならざるを得ず、まだ右脳の概念は登場していないが、その後の「フランケンシュタインの城」などへ続く意識のメカニズムの解明が為されている

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著者コリン・ウイルソンは非常に多くの本を書いているが、処女作から一貫して同じテーマを追求している

実は本書を最初に読んだのは20年くらい前なのだが、そのときは余りの難解さにうんざりして、5分の1くらい読んだところで読み進めるのを断念している

しかし、何か非常に重要なことを論じていることは間違いなさそうなので、その後、コリン・ウイルソンの本を10冊くらい読んだが、本書よりずっと分かりやすかった

そのおかげかどうか、今回は最後まで読み通すことが出来たが、果たしてどれほど理解できたかは自信がない

まだ何回も読む必要を感じる

(^_^;)