43【文学読書】

新宿駅南口の超複雑な権利関係

town20151007185421京王線新宿駅は関東の大手私鉄の中で有数のターミナルだ。

1日平均の乗降人員数は約73万4000人で、小田急線新宿駅の約48万8000人や西武池袋線池袋駅の約47万8000人よりも多い。

上記の人員数は京王線(本線)と京王新線を合算したもの。

両路線の線路は新宿駅でつながっておらず、少し離れた場所にある。

本線のホームは1~3番線で、京王百貨店とルミネ新宿の地下15メートルに位置する。

一方の京王新線・都営新宿線ホームは4・5番線で、甲州街道の直下26.5メートルに造られた。

両ホームは連絡通路でつながっている。

 

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妻のご機嫌はなぜ、すぐに悪くなるのか?

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「ウチもできた妻なら」とため息をついていませんか。

“笑う哲学者”土屋賢二氏が結婚の神髄を語り尽くします。

 

土屋賢二 ユーモア・エッセイスト
東京大学文学部哲学科卒業。1975年にお茶の水女子大学に講師として就職、同大教授、文教育学部長などを経て、2010年より同大名誉教授。専門は哲学。『ワラをつかむ男』『妻と罰』など著書多数。

 

独身者から見ると 既婚者には人格者が多い よーな気がします

人格者だから結婚できたのか 結婚したから人格者になったのか (^_^;)

 

女と電気製品を一緒にしてはならない

女を扱うのは、火薬庫でタバコを吸うようなものだ。Dynamite pack with burning wick

その証拠に、それを聞いただけで女は「〈扱う〉とは何事か。電気製品みたいに言うな」と怒るだろ う。

もちろんわたしは、女と電気製品を一緒にするつもりはない。

電気製品は維持費がほとんどかからず、寿命がくれば文句も言わず黙って故障するだけだ。

女とは大違いだ。

女は簡単に怒る。怒る原因は無数にある。

しかもたいてい、なぜ怒っているのか理由がわからない。

理由を聞くとさらに怒るから、聞くに聞けず、どこを直せばいいのかわからないままだ。

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野地さんの最新刊

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不撓不屈で義理人情に厚くユーモアを忘れない“非エリート”社長たちの「逆境上等」人生物語。
目の前にはいつも壁があった。壁に挑んで強くなった。
「叩き上げの突破力」こそ、学ぶべき最強の武器だ。

「ヤンキー社長」とは?
【1】有名大学卒の企業内優等生=「エリート社長」とは一線を画する。
【2】自身の経験からつかんだ「独自の価値観」を持って経営に取り組む。
【3】「業界の革新」や「地域の活性化」に力を発揮している。
――個性派で実力派の経営者たちである。

彼らは逆境にあっても、それに挑むことを糧とし、突破してきた。時に遠回りも厭わず、
市場の常識に立ち向かい、筋を通して信頼をつかみ、成果を上げてきた――。
閉塞感を感じているビジネスパーソン、不安を抱える就活生に、勇気と、一歩踏み出すきっかけをお届けします。

≪主な内容≫
大手が勝てない郊外スーパー 最強の御用聞きこそ最強だ 福島屋 福島徹会長
山奥の酒蔵が「獺祭」で世界へ 苦境は「石」で乗り切った 旭酒造 桜井博志社長
常識破り「280円均一」で上場 賭けるならビジネスに張れ 鳥貴族 大倉忠司社長
高額クラフトビール市場席巻 楽しいぞゲリラ戦 ヤッホーブルーイング 井手直行社長
イスラムの国で豚骨ラーメンを 大反対は大逆転の種 博多一幸舎 入沢元社長
高マッチングの人材紹介 キャバクラは人間を学ぶ教室だ スリーサイズ 宮崎剛社長
割るならハイサワー 一緒に呑むから次の手が見える 博水社 田中秀子社長
ミャンマー日本工場第一号 撤退なんて怖くない ハニーズ 江尻義久社長
カード業界の慣習を全転換 「今まで通り」は敗北の道だ クレディセゾン 林野宏社長
――多彩な個性派社長に、気鋭のノンフィクションライターが迫ります。

 

小林まこちゃん 情報ありがとー (^_^;)

 

奇跡の金魚 潜伏サバイバル7年

浄化槽で体長25センチまで成長した“脱走金魚”

三重県の水族館「志摩マリンランド」の浄化槽で4月、巨大金魚が見つかった。

もともとは肉食魚ピラルクのエサだったが、水槽の排水口から脱出。

地下の浄化槽に7年以上も潜伏していたとみられ、飼育員らも「奇跡」と驚いている。

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作家の書斎

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「想像できることは全て書きつくされたのではないか」

そう言われるほどSF小説やファンタジー小説では、ありとあらゆる空想世界が創造されてきました。

ではSF・ファンタジーの巨匠たちは、どんな環境で世界観を創り上げ、ストーリーを思い描いているのでしょうか。

そんな、ちょっと気になる米国作家たちの書斎をご紹介します。

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二丁目のおネエさまに聞いた

e0089_650_d8efffad_caf1b2d1おネエさまたちのメッカ・新宿二丁目にあるバーのマスターにご協力いただき、恋多きおネエさまのみなさんにいろいろ聞いちゃうこのコーナー。

今回は、おネエさまのみなさんが考える「モテる女とモテない女のポイント」を教えてもらいました!

絶世の美女にはなれないとしても、どうせならモテたい! と誰でも思うものです。

モテないあなたは、モテない女のポイントを押さえちゃっていないかチェックしてみてね♪

 

新宿二丁目のおネエさまに聞いた「モテるための必須ポイント」

「たまに見せる色気」
「言葉づかい」
「素直さ」
「身だしなみ」
「恥じらい」
「公共の場でのマナーがよい」
「つくす女」
「笑顔、愛嬌がある、男性にも女性にも同じ振る舞い、シンプルな装い」

 

新宿二丁目のおネエさまに聞いた「モテない女の特徴」

「ケバイ、高圧的、自分を前に出しすぎる」
「グチをすぐこぼす女」
「声がでかい」
「女性にほれられる女」
「笑顔なし、化粧が下手」
「ヒステリック」
「自己中」
「会話するとき、自分のことばかりベラベラしゃべる」

 

お ネエさまのみなさんが考えるモテる女像って、大和撫子的な雰囲気!

凛としていて上品で、だけど芯は強いみたいな、そういう女性ってモテそうです。

まあ、 大和撫子はムリだとしても……すぐにグチをこぼしたり、ヒステリックになったりなど、モテない女にならないように気を付けるべし、です!

 

愛と憎しみの新宿

41DcTjuKwRLTKY201009240247  1960~70年代にアングラ文化や街頭デモで底知れぬエネルギーを感じさせた新宿。

80年代以降は地上げや再開発で風景も集う人々も変わったと 語られ た。

だがいま、その街が再び新しい顔を見せようとしていると、批評家の平井玄さん(62)はいう。

自らの半生と新宿の近代史を重ねて『愛と憎しみの新宿』 (ちくま新書)を著した平井さんに聞いた。

「私にとって新宿は『ファウスト』の遍歴物語の舞台。新宿にうごめいていた芝居や音楽、政治運動の担い手や飲み屋のオヤジ、アル中の職人、そうした『悪魔』たちに導かれるうちに、自分自身もデーモンになっていった」

新宿2丁目のクリーニング店に生まれ、現在も新宿に暮らす平井さんは、新宿高校では一学年上の坂本龍一らと高校全共闘を結成、ジャズ喫茶にもぐりこんでは山下洋輔や阿部薫の演奏を聴いた。

そんな平井さんにとって、バブル期を頂点とする80年代の新宿は「栄えてはいたが、死んだ街」だった。「巨大になりすぎて、何でも売っているけど、新宿にしかないものは何もなくなった」。平井さんは一時、新宿を離れる。

商業的な若者文化の先端は渋谷へ、カネのない若者が独自文化を生みだすパワーは高円寺などへ流出した。だが不況下の地価下落で流れが再び変わった、と平井さんはみる。若者が徐々に新宿周辺に戻り始めたというのだ。

たとえばフリーターたちの労働運動の拠点が新宿に置かれている。「フリーターは交通費がかかるところには住めない。どこへでも歩いていけるところに、集まって暮らすしかない。そういう人々の多く住むエリアの一つとして、新宿が再び面白い文化を生み出す可能性はある」

 2年前のメーデーでは、フリーター全般労組が中心になり、約40年ぶりに新宿一周デモが実現。平井さんも参加した。いま新宿には、アナーキズムのグッズを扱うショップやビート詩人の朗読会が開かれるカフェなど、「新宿的」な店が生まれているという。

「ふたをされ暗渠(あんきょ)になっていただけで、流れそのものは途絶えていなかった。街の骨格はそう変わっていない。私の本を読んでいまの新宿を歩けば、歴史が二重写しで浮かび上がってくるはずだ」

若い読者からの反応も多いという。かつて10代の平井少年を遍歴に誘った悪魔メフィストフェレスの役を、平井さん自身が担おうとしている。

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一九六〇~七〇年代の新宿。そこは伝説的なジャズ・バーやシネマテークなどが集まる巨大な文化工場だった。風月堂、紀伊國屋書店、文壇バー、ATG新宿文 化をはじめ、異形な場所に奇怪な人間たちがひしめきあって、戦後日本文化の闇鍋を形作った。一方で、歌舞伎町や要通り、旭町や二丁目などなど、喰い物や SEXを入力するとたちまち爆発的に膨張する欲望の街でもあった。新宿二丁目の赤線地帯で生まれ育った思想家が、濁愛、陰謀、宇宙の文学や悪魔の建築、阿 鼻叫喚に劣情有理、ありとあらゆる運動を包みこんだ新宿の奥座敷を七転八倒して活写する異色の地下文化史。

世田谷「ガキ」殺害予告事件

P1090588←世田谷区役所

1月10日。よく晴れた三連休の初日にもかかわらず、世田谷の街中や公園ははしゃぎ回る子どもたちの姿が少なく、静かだった。

テレビや新聞で伝えられた「子ども殺害予告メール」を警戒し、多くの親子連れが外出を控えたためだ。

また第2土曜日のため区内の多くの小中学校で授業が行われたが、集団下校への付き添いを余儀なくされた保護者もいた。

筆者自身も世田谷区に住み、子育てをする身だが、その日は子どもとともに落ち着かない気持ちのまま自宅で過ごした。

殺害予告から6日が過ぎた15日現在、幸いにも世田谷区では関連する事件は報告されていない。

警察の捜査情報と犯人逮捕が待たれる中、単なるイタズラだと片付ける段階にはなく、引き続き子どもたちの安全にはいつも以上に注意を払う必要がある。

ネット上でも多くの情報が拡散されたこの事件だが、実は殺害予告が出された当日に不正確な情報が多く出回り、ある種の混乱状態になっていたことをご存じだろうか。

それは、行政の対応がネットによる情報伝達のスピード感に対してあまりにも無頓着だったことが原因だった。

非常時にこそ活用したいネットの情報伝達力。

それを生かすために何が求められるのか、整理してみたいと思う。

 

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新宿駅南口 怨念の土地

35e8c0f0720679fb50c862a9f659299ea83906ef_w=666_h=329_t=r_hs=d93252582414c6cfb19da7021d6ee9fc 不動産業界関係者はもちろん、警視庁捜査関係者からマスコミの事件記者まで、知らないものはない著名物件が、JR新宿駅南口から徒歩3分の一等地にある。

まさに「怨念の土地」である。

過去に、信じられないぐらい数々の事件を引き起こし、「永遠の塩漬け案件」といわれたが、2015年2月17日入札で、公売(官公庁の行う競売)にかけられることになり、関係者の注目を集めている。

最低落札価格は21億9000万円。「怨念の土地」で何があったのか──。

 

山口組の大幹部だった後藤忠政も逮捕

ここには、「真珠宮ビル」という名の老朽化した雑居ビルが建っていたが、2006年3月、ビルを管理していた元司法書士が、地上げに絡むトラブルで刺殺された。

その2カ月後、急成長していたマンション販売会社・菱和ライフクリエイトの代表と、広域暴力団山口組の大物組長・後藤忠政氏(当時・現在は除籍を 経て引退)らが、土地売買をめぐる公正証書の虚偽記載で逮捕された。起訴後、最高裁まで争われ、菱和ライフクリエイトの代表は無罪、後藤氏は有罪が確定。 後藤氏は現在、カンボジア在住である。

刺殺事件の方は、警視庁組対4課が、実行犯や運転手など暴力団関係者を逮捕、現在も捜査は続いている。

さらに、ビル売却をめぐって、暴力団関係者らが「買い主」を「極道をなめんじゃねぇぞ!」と脅したとして、2012年6月27日、暴力団関係者ら5人を逮捕した。

なぜ、こんな土地が存在するのか。

「トラブルが続き、一般の企業が手を出さなくなるので、土地の価格が下落する。そうなると、暴力団系企業や腕に自慢のブローカーが集まって、安く購 入して高値で転売しようとする。それがさらにトラブルを誘引して事件化。繰り返されて、犯罪の温床となる」(警視庁捜査関係者)

所有権者は、後藤氏系列の不動産会社・ウォールから南口開発を経てジェイエス合同へと移転している。

東京都主税局の差し押さえは、2000万円程度の固定資産税の滞納によるもの。「入札」の物件詳細に、「賃料は月額450万円」とあるように、払えない金額ではない。

形状が良く大通りに面した一等地なのに、塩漬け状態が続いていることから、所有権者が高値転売を諦めて、東京都主税局を利用、公明正大な売却を目論んだ、と読むことも出来る。

ただ、ジェイエス合同はダミーであり、真の所有権者が明らかでないうえ、土地には前・所有権者の南口開発が権利者となって、ジェイエス合同に28億円の抵当権を仮登記している不可解さもある。

公売によって過去が洗い流され、有効活用されるには、まだまだ曲折がありそうだ。