これは2011年に現実に起きたウトヤ島銃乱射テロ事件を元にした再現映画です
数百人の学生が、ノルウェー・ウトヤ島(↓)のサマーキャンプに参加
そこに突然の銃声が鳴り響き、学生たちは300m四方くらいの狭い島中を必死に逃げ回る
わずか72分で69人射殺という、八つ墓村(←)の元になった津山事件(30人)をはるかに超える、記録的な短時間大量射殺をした無差別テロ事件です
何の心の準備もなく、銃弾が飛び交う戦場に突然投げ込まれたようなものだから、うろたえるのは分かるのですが、それにしてもここまで状況判断が出来なくなるのだろうか?と少々不思議に感じました
実は、この映画を見ている途中で、急に吐き気を催してトイレにかけこんだのです
映画を観ていて、こんな気分になるのは初めて!
死体のグロい場面は少ないから、それに反応した訳ではありません
この映画、無差別銃撃の72分をワンカット撮影しているので、その場に居合わせたような独特の臨場感があります
主人公の女子学生の近くにカメラマンが立ち、ずっと彼女の行動を追いかけて、場面切替なしで撮影しています
彼女が走れば、カメラマンも一緒に走るので、その時にカメラが揺れて、画面が激しくブレる
そんな超ブレブレ動画をずっと見ていて、しかもスゴい臨場感に当てられたのかなと思っています
画面が激しくチラチラするTVアニメを見ていた子供が、急に気持ちが悪くなった事件がありましたよね
あれ以来、TVアニメには「画面から離れて観ましょう」と表示されるようになりました
とにかく臨場感は非常に高いのですが、娯楽性は低いので、観る人によっては退屈してしまうかもしれません
((((;゚д゚))))
▼事件は北欧ノルウェーで起きました
▼事件現場のウトヤ島は、首都オスロから30キロくらい
▼湖の中にある小さな島です
▼対岸からは600mくらいで、夏だから泳いで渡ることも可能
▼300m四方くらいの狭い島内には、キャンプ場がある