71【事件事故】

カルロス・ゴーン逮捕劇

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芸能人が逮捕されると、いまどこの拘置所にいるとか大騒ぎで報道されるのですが、カルロス・ゴーンはいま日本のどこの拘置所(または警察署)に収監されているのかな? (・_・?)

 

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11月19日午後、世界第2位の自動車グループ、ルノー – 日産 – 三菱の最高経営責任者カルロス・ゴーンを乗せた専用飛行機が東京羽田空港に着陸した。
午後4時半、係留場に飛行機が完全に停止してドアが開かれた。

カルロス・ゴーンが搭乗階段が降りてくると、矢のように飛行機の隣に停車する白バン、黒のスーツを着た東京地検特捜部の捜査官たちが飛行機に押し寄せた。

カルロス・ゴーンの身柄確保に成功すると、検察はすぐに会社と自宅の家宅捜索に着手した。

カルロス・ゴーンの逮捕、そして自社への家宅捜索が行われる緊迫した状況で、通常なら会社は状況把握にドタバタするはずだが、日産は午後6時押収捜索を受ける中で、「カルロス・ゴーンの複数の重大な不正行為を発見した」という立場文を発表した。

そして夜10時、日産の日本人社長は記者会見を開き、「カルロス・ゴーンが権力の座に長く座っている弊害が明らかになった」と会長を直接狙って15分間批判の刃を研いだ。

まるで映画のような、よく組まれたシナリオを見ているような「カルロス・ゴーン逮捕劇」。

昨年トヨタを抜いて世界第2位の自動車帝国に立ち上がったルノー – 日産 – 三菱会長の墜落。

給与縮小申告が直接トリガーになったが、最終的に、その裏側には、フランス人の代表と日本の自動車会社の役員との間の葛藤、そしてルノーの枠組みから抜け出して日本の日産に戻ろうとする力が作用したという声も流れ出る。

腐敗したカルロス・ゴーンを落馬させた「革命」か、権力の座を奪取しようとする「クーデター」か?

 

カルロス・ゴーンの不正はインサイダー告発によることが分かった。

記者会見を自ら要望した日産の西川社長は「内部告発に基づいて日産監査役が問題を提起し、社内調査を進める一方、検察当局にも通報した」と、その過程を明らかにした。

ルノーと日産、昨年から三菱自動車まで統合し、事実上3つの会社の代表の役割をしてきたカルロス・ゴーン。

海外滞在が多いだけに、調査の事実を知っていたら、逃亡して日本に入国しなくなるかもしれず、カルロス・ゴーンについての捜査は数ヶ月間、徹底的に水面下で、そして密かに行われた。

日産の内部調査に合わせてカルロス・ゴーンを逮捕するため、日本の検察も密かに動いた。

英語能力が高い検察官を拡充し、日本に来る時、そして現場の確保のため、すべての計画を周到に立てて実行に移した。

カルロス・ゴーンの容疑は大きく3つ。

まず、収入を50億円(私たちのお金で500億ウォン)ほど縮小申告したこと、またブラジルのリオデジャネイロ、レバノンのベイルート、フランスのパリ、オランダのアムステルダムに会社の資金が入った自宅をもうけたこと、そして会社の投資を私的に使用した点などである。

給与縮小申告で逮捕までされたという点では、日本のメディアも異例と見るほど。

興味深い点は、カルロス・ゴーンの逮捕について、記者会見を自ら要望して声を高めた日本人社長である。

「決して容認することができる内容ではない。」
「懸念をはるかに超えて、強い怒りを感じている。」
「一人に権限があまりにも集中した。」
「長期にわたるゴーン統治のカルマ」
という言葉などを吐き出した。
15分余りの間、事実上カルロス・ゴーン個人に対する批判だけだったと伝える日本のマスコミ。
そして会社の将来について、
「カルロス・ゴーンにあまりにも集中している経営権力を脱皮し、持続可能な体制を目指す絶好の機会」
と述べた。
日本人社長は22日、取締役会を招集し、カルロス・ゴーンと共犯格のもう一人の外国人社長を解雇すると発表した。

保守性向の読売新聞は、今回の事件についての興味深い背景分析記事を出した。

「不協和音があった。日産が世界で販売を伸ばしているのに対し、ルノーの販売は伸びない状況だった。ルノー – 日産 – 三菱の3社連合は、日産が主導しているにもかかわらず、カルロス・ゴーンは海外の幹部を毎年招聘して執行役員を増やしていった。(カルロス・ゴーンと一緒に逮捕された)ゲイリー容疑者は、弁護士として1988年に北米日産法務部門に入社、2008年に日産本社執行役員に就任した。(22日会長の解任を決定する)執行役員会は、日本人の役員5人とカルロス・ゴーン本人を含む外部人事4人という微妙なバランス状態だった」

と伝えた。

この部分について、日本人社長は記者会見で、

「ゲイリー社長はカルロス・ゴーンの側近で、カルロス・ゴーンの権力を背景に、社内をコントロールしてきた」

と批判した。

再び読売の分析。

「葛藤が深まったのは去る2015年、日産とルノーの資本関係を再編する計画が失敗に終わったときだ。フランス政府の意を受け入れたルノーと日産が完全に統合する動きを見せたのを、社長(記者会見でカルロス・ゴーンを強く批判)などの日本の経営陣が強く牽制し、その後カルロス・ゴーンの動きを警戒するに至った。」

と、日産の内部の気流を説明した。

最終的には、日産という企業内で、カルロス・ゴーンに代表されるフランスなど外人役員と、日本人社長を筆頭とした日本人役員との間の軋轢の関係が持続してきたという話だ。

特に日本社会は日産がルノーに編入されて子会社になったが、「ルノー – 日産」と絶対呼ばないほど、これを認めずに日本の日産であることを強調する気流が強いのも事実である。

1999年の危機の日産に代表として就任して2万人近くの従業員を解雇し、主力工場を売却するなど、徹底したコスト削減で企業を蘇らせたカルロス・ゴーンだが、その無慈悲な経営方法自体、日本では受け入れられるものではなかったという話もある。

つまり会社が生き返っただけに、もう日本の会社の姿に戻って行く流れが厳然として存在するという意味である。

フランスのマクロン大統領はカルロス・ゴーンの逮捕について「注意深く見守っている」という言葉を残した。

世界第2位の自動車グループ「トップ」カルロス・ゴーンの墜落。

日本の検察のフランス人CEO逮捕、そして会社内の二つの勢力の対立。

フランスと日本に大きな波紋を呼び起こした今回の事件は、今出発点に立った感じだ。

 

カルロス・ゴーン逮捕

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法律の上に国民情緒があるという、どっかの「放置国家」とは違って、日本は法治国家です。

私情をはさむことなく、客観的事実と罪刑法定主義に基づき、粛々と刑事訴訟の手続きを進めていただきたいと思います (^_^;)

 

東京地検特捜部は11月19日、カルロス・ゴーン容疑者(64)を金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで逮捕した。

刑事訴追された場合、経営責任を問われるのは必至。

カルロス・ゴーンは、仏ルノー・日産自動車・三菱自動車の会長を兼務しており、自身の役員報酬を過少に申告した疑いを持たれている。

日産は同日、「複数の重大な不正行為」が認められたとし、会長職からの解任を取締役会で提案すると発表した。

販売台数で世界2位を誇るルノー・日産・三菱自連合にとって大打撃となりそうだ。

東京地検特捜部は11月19日、関係先として横浜市の日産本社などを家宅捜索した。

関係者によると、カルロス・ゴーンは自宅の購入代金などを同社側に全額負担させる一方、報酬として計上していない疑いがあるとして地検特捜部に日産の関係者が相談していた。

カルロス・ゴーンの犯罪行為により、日産が不正に負担させられた金額は数十億円に上るとみられる。

こうした犯罪行為には、日産の代表取締役のグレッグ・ケリーも関与していたという。

3社の有価証券報告書などによると、カルロス・ゴーンは2017年度、日産から7億3500万円、三菱自から2億2700万円、ルノーから740万ユーロ(約9億5千万円)の役員報酬を受けている。

日産は19日、内部通報を受け、数カ月間にわたって内部調査を進めていたことを明らかにした。

開示されるカルロス・ゴーンの報酬額を少なくするため、長年にわたり、実際の報酬額よりも少ない金額を有価証券報告書に記載していたことが判明したという。

カルロス・ゴーンについては、日産の資金を私的に支出するなどの、複数の重大な犯罪行為が認められ、グレッグ・ケリーがそれらに深く関与していることも分かったとしている。

日産は「これまで検察当局に情報を提供するとともに、当局の捜査に全面的に協力してまいりましたし、引き続き今後も協力してまいる所存です。株主の皆様をはじめとする関係者に多大なご迷惑とご心配をおかけしますことを、深くおわび申し上げます」などとするコメントを発表した。

カルロス・ゴーン

1954年にブラジルで生まれ、78年にミシュランに入社した。85年にブラジルミシュラン社長に就いた後、89年には北米ミシュラン社長に就任。96年にルノーに入社し、副社長に就いた。

99年、販売不振などで経営危機に陥っていた日産の筆頭株主になったルノーから日産に派遣された。同年10月、3年間で1兆円のコスト削減などを柱とする日産リバイバルプランを公表し、その後、日産の業績はV字回復。2000年に日産の社長に就いた。01年に最高経営責任者(CEO)となった。17年にCEOは退任した。

16年には、三菱自の燃費不正問題をきっかけに日産が三菱自に出資し、カルロス・ゴーンは三菱自の会長に就いた。

ルノー(Renault S.A.)

フランスのパリに本社を置く自動車製造会社。

グループの日産自動車やダチア、ルノーサムスン自動車などを含めると、世界最大クラスの自動車会社である。

従業員数300,217人(傘下のルノーサムスン自動車、ダチア、日産自動車を含む)

生産台数852万台- 2015年度世界第4位(子会社のルノーサムスン自動車、ダチア、日産、インフィニティブランドを含む。日産・インフィニティを除くと280万1592台。世界第13位)

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▲ルノー ルーテシア

 

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JAL泥酔パイロット

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JALは時代遅れの貴族労組のせいで、組織が腐っていることは有名。やはり先年の経営危機の時に下手な救済をしないで、一度倒産させて完全に病根を取り除いて置くべきだった。JALとか外務省とか、腐った組織がそのままになっているのを見るのは恐ろしい  ((((;゚д゚))))

 

英ヒースロー空港で10月28日、日本航空(JAL)の泥酔パイロット・実川克敏副操縦士(42)が、乗務前に規定値の9倍以上のアルコールが検出されたとして逮捕された。

実川克敏副操縦士は罪状を認めている。

日本のNHKによると、空港に向かっていた乗務員用バスの運転手が、実川克敏副操縦士が酒臭いことに気づいて警察に通報したという。

泥酔パイロット・実川克敏副操縦士の血液からは、100ミリリットルあたり189ミリグラムのアルコールが検出された。

パイロットの上限値は血液100ミリリットルあたりアルコール20ミリグラムで、検出値は上限値の9倍超にあたる。

実川克敏容疑者は1日、ロンドン西部のアクスブリッジ治安判事裁判所に出廷した。

法律の上限を超える血中アルコール濃度について、罪状を認めた。現在は再び勾留されている。判決は今月29日、アイルワース刑事法院で言い渡される予定。

泥酔パイロット・実川克敏容疑者はロンドン・ヒースロー空港発、東京・羽田空港行きのJL44便に乗務する予定だった。

しかし、出発時間の50分前に行われた呼気検査で、実川克敏容疑者から規定値を超えるアルコールが検出された。 JL44便は出発が1時間9分遅れた。

JALは記者会見を開いて謝罪し、再発防止に取り組むと述べた。

6月には英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のジュリアン・モナハン操縦士が、血液100ミリリットルあたり86ミリグラムのアルコールが検出されたとして逮捕され、禁錮8カ月の有罪判決を受けた

BAのこのパイロットは乗務のためロンドン・ガトウィック空港に向かう前、2ショット分のウォッカを3杯飲んでいたという。

 

芸大にゲーム専門コース

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 まさに「ゲー大」になる訳ですね  (^_^;)

 

日本でアートを志す者なら、すべての人が憧れる東京藝術大学

ここで学ぶのは伝統的な油彩や彫刻だけでなく……なんと来年4月から、ゲームの研究を行う専門のコースが開設されることが発表されました。

コースは横浜市にある、大学院映像研究科に作られます。

芸大はゲームを芸術の1分野として考えたことで、デザインではなく映像の学科に採り入れたのです。

東京芸大は「国公立大学でゲームを専門的に学べるのは、おそらく初めての試みでは?」とコメントしているとのこと。

ゲームコースは映像研究科のアニメーション専攻と、メディア映像専攻に在籍する修士課程(2年間)の学生が選択できるようになります。

そして採用は各学年から数人程度となる予定とのこと。

内容はデジタルだけでなく、アナログゲームも取り扱い、ゲームに関するいろんな講義や演習を行い、修了研究として学生たち自らがゲーム作品を制作することになります。

ほかにもスクウェア・エニックスなどから講師が派遣されたり、アメリカにてゲーム教育分野で実績がある大学との共同授業も実施される予定だそうです。

昔から「ゲーム=アート」については意見が分かれていましたが、これで堂々と「テレビゲームはアートである」と言えるようになりますね。

お母さんに「ファミコンしてないで宿題しなさい!」なんて怒られても、胸を張って反論できるようになります。

授業内容も気になりますが、天下の芸大生たちがどんなゲームを作るのか?

 

102歳が92歳を襲う

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  スゴイ! 元気だな~

   健全な性欲を維持することが

  長生きの秘訣かも~  (^_^;)

 

オーストラリア・シドニーの老人ホームで、92歳の婆さんに対する加重強制わいせつの容疑で、102歳の爺さんが拘束された。

シドニー警察当局が24日明らかにした。

事件があったのはシドニーのボンダイビーチ(Bondi Beach)の近くにある老人ホーム。

警察は容疑者の氏名や事件の詳細を明らかにしていないが、23日の昼頃通報があり、現場に急行した警察官が102歳の爺さんを拘束した。

102歳の爺さんは11月20日に出廷することを条件に保釈された。

有罪になれば7年以下の禁錮刑となる可能性がある。

若い頃に犯した罪で100歳を超えて裁判にかけられる例はあったが、100歳を超えてから犯した罪の責任が問われるのは極めてまれ。

 

オーケストラの就職事情

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 オーケストラの優雅な響きの背後には

  過酷な現実があるようですね  (T_T)

 

厚生労働省が発表した8月の有効求人倍率は、1.63倍。

日本人の勤勉さをもってしても、よくここまで日本が持ち直したものだと思います。

バブル崩壊後の1993年から2005年までの13年間、リーマンショック後の2008年から2013年までの6年間は、有効求人倍率1倍を割っていたわけで、その時代に就職活動をしていた方々は、本当に大変な思いをなされたと思います。

転職なんてとんでもない時代でもありました。

特に1999年には求人倍率0.48倍を記録。いわゆる「氷河期」です。

その年を挟んで前後数年間は、2人に1人しか就職できない状況だったわけです。

一方、オーケストラの就職事情に目を向けてみると、世界のどこを見まわしても、求人倍率0.48倍などという“素晴らしい時期”はなかったことでしょう。

最初に答えを言いますと、0.01倍にも届かないのが実情です。

9月3日付本連載記事でも少し触れましたが、たとえばヴァイオリンひとつとっても、日本全国42校ある音楽大学から、毎年ものすごい数の卒業生が生まれてきます。

そんな彼らに対して、日本にはオーケストラが36団体しかないうえに、各オーケストラのヴァイオリンの求人は毎年、数名程度あるかどうかなのです。

オーケストラによっては、募集がまったくない年もあります。

しかも、卒業して何年もオーディションを受け続けるので、著名オーケストラともなれば、たった1名の求人に対して200名以上の候補者がオーディションに押しかけて椅子を奪い合うということも珍しい話ではありません。

この背景には、細分化された専門職集団というオーケストラの特異性があります。

オーケストラは大きく、弦楽器、管楽器、打楽器、そしてハープやピアノに分けられます。

たとえば管楽器では8種類あります。

そのなかで一番高い音を演奏するフルートの定員は、オーケストラの規模にもよりますが、通常2名から3名程度です。

それもまた、首席奏者と2番奏者に分かれます。

こう聞くと、多くの方は「2番奏者としてオーケストラに入って、経験を積んで首席になるのだろう」と思われるかもしれませんが、そうではありません。

ソロが多い首席奏者のほうが給料は高いことは確かですが、2番奏者も首席奏者とは違う特別な技術が必要となる専門技術者なのです。

首席奏者も2番奏者も、同じ楽器でありながらオーディションは別に行われます。

そして、当然のことながら、フルート奏者はフルートしか演奏しないので、仮にトランペットやヴァイオリン、クラリネットの求人がたくさんあったとしても、フルートに空きがなければ、その年の就職口は閉ざされてしまいます。

オーディションに受かった後にも困難が待ち受けている

このように常に就職難の状況なので、海外のオーケストラのオーディションを受けて、日本から離れて活動をしているオーケストラ奏者も数多くいます。

もちろん、留学をして当地のオーケストラのオーディションを受けた方々が多くを占めているので、日本のオーケストラが就職難だから海外で就職というケースは多くありませんが、北はフィンランドから南は南アフリカまで、ヨーロッパ、アメリカ、アジア諸国と、どこのオーケストラに行っても、大概は日本人奏者に出会います。

では、海外のオーケストラのほうが就職口は多いかといえば、そうではなく、事情は日本とまったく同じです。

やはり、誰かが定年退職したり、途中退団してくれないことにはポジションが空きませんし、運よく空いたとしても何十人、何百人もの若い音楽家がオーディションに押し掛ける点では同じなのです。

しかも近年、ヨーロッパではビザの申請基準が厳しくなっており、外国人が職を得ることが本当に難しくなってきました。

さて、オーディションに運よく受かったとします。

しかし、「もう一安心。家族親戚にも胸を張って会える」かといえば、そうではありません。

ここからが本当の勝負となります。それは、1年間の試用期間です。

その期間中は、実際に仕事をしながら、ずっと周りの楽員に審査をされることになります。

若い奏者は経験もありませんし、そのオーケストラ独自のやり方を習得するだけでも大変なのに、これまで演奏したことのない新しい曲が毎週、押し寄せてきます。

なんとか最初の2、3カ月はこなせたとしても、1年間はとても長く、そこでボロを出してしまうことも多いのです。

それをすべて乗り越えたのち、最後にオーケストラの同意を得て、やっとプログラムにも正団員として名前を載せてもらえることになります。

残念ながら、その試用期間を通ることができなかった奏者を、僕もたくさん見てきました。

皆さん、「オーケストラの楽員って、大変だなあ」と思われたと存じます。

僕も心からそう思います。

しかし、少しは良いことがあります。

僕がロサンゼルス・フィルハーモニックの副指揮者をしていた時に、当時のフルート首席奏者であるジャネット・ファーグソン氏が、こう話してくれました。

「私の主人は、ウォルト・ディズニーで仕事をしているの。良い仕事だけど、半面、いつリストラされるかわからない。だから、オーケストラ奏者のほうが安定しているのよ」

僕はなるほどと、思いました。

アメリカのオーケストラは、音楽監督(指揮者)が絶大な力を持っており、奏者をクビにできるほどの権利があるけれども、音楽家組合が強いので、実際にはできません。

日本のオーケストラでも就職するのは大変ですが、よほどのことがない限り、リストラの心配はありません。

オーケストラには一般企業とは違う根本的な理由があるからです。

たとえば、いくら経済状態が悪くなっても、「この経営危機を乗り越えるために、フルートは1人だけにしよう。トランペットはなし」といったことはできません。

ひとつでも楽器が欠ければ、作曲家の楽譜通りには演奏できなくなります。

つまり、オーケストラは全体が一蓮托生といえるのです。

(文=篠崎靖男/指揮者)

 

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新宿三丁目で不審死

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 場所が新宿ですからね~ 何が起きても

  まったく不思議ではありませんね~  (^_^;)

 

東京・新宿のビルの隙間で、男性が血を流して倒れているのが見つかった。

警視庁によると、10月15日正午ごろ、地下鉄新宿三丁目駅近くで「人が倒れている」と110番通報があった。

警察官がかけつけると、30代くらいの男性が頭から血を流して倒れていて、その後、死亡が確認された。

男性は、9階建てと4階建ての雑居ビルの間(幅約70センチ)で死亡していた。

30歳代ぐらいの外国人とみられ、腕や脇腹に傷があった。

警視庁は身元の確認を急ぐとともに、事件と事故の両面で捜査している。

 

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お買い物 23億円

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▲ロンドンの高級百貨店ハロッズ

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私も含めて庶民には余り関係ありませんが、個人的な消費(投資は除く)で使えるお金は、せいぜい上限20億円程度だと言われています。

不動産や美術品は「投資」になりますし、クルマなんかいくら高くても数千万円~数億円。

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個人用ジェット機も似たようなもの。

個人用のクルーザーヨットは、消費と投資の境界線ですが、せいぜい数億円から十数億円。

実はお金というのは、儲けるより使う方が難しいようです。

だから使い道に困ると「月に行く」とか言い出す訳です  (^_^;)

 

英国で新たに施行された反汚職法に基づき、「不明財産に関する命令」がこのほど初めて適用され、ロンドンの高級百貨店ハロッズで10年間に1600万ポンド(約23億円)もの買い物をした女性の名前が10日、ザミラ・ハジイェバ氏(55)と公開された。

ハジイェバ氏はこれまで裁判で匿名を求めていたが、人々は事実をすべて知る必要があるとして報道機関が異論を唱えた結果、ハジイェバ氏の法廷での要請は退けられ、名前が明かされることになった。

アゼルバイジャン出身のハジイェバ氏は、元政府系銀行員の妻。

 

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新宿で通り魔事件

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 これは怖い事件ですね。住所は渋谷区ですが新宿駅の近く。

  新宿は東京で一番、外国人が多い区です。

 まだ犯人はつかまらず、外国人の可能性もアリ? ((((;゚д゚))))

 

10月9日16時40分頃、東京都渋谷区本町の区立公園で、男性会社員(46)が、背後から近づいた男に殴る蹴るの暴行を受け、顔の骨を折るなど全治約2か月の重傷を負った。

約15分後には、現場から西に約500メートルの路上で、さいたま市の男性会社員(47)が自転車で追い越そうとした際、男に顔などを殴られ、全治約10日のけがを負った。

警視庁代々木署は、同一犯による連続傷害事件として捜査している。

犯人の男は身長約1メートル65~75で、上下グレーの服だった。

被害者2人は男と面識はないという。

 

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インドネシア地震 最悪のシナリオ

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日本に住んでいるとピンと来ませんが、日本以外の国で地震や津波などの自然災害があると、その後に略奪や暴行といった「人災」が続くことが多いようです。

海外に旅行している間に自然災害に遭遇した場合、天災だけでなく人災への備えも必要になります。

平和ボケで防衛本能が低下している上に土地勘もなく、現地の人から見たら「お金持ち」の日本人は、略奪や暴行のターゲットになる危険性が高いです  ((((;゚д゚))))

 


 

インドネシアでは毎日のように地震が起きるが、スラウェシ島中部パルを襲った揺れと津波の規模は地元住民にとっても科学者にとっても想定外だった。

9月28日に発生したマグニチュード(M)7.5の地震と津波による死者は、これまでに少なくとも840人が確認されたが、最終的な死者は数千人におよぶ恐れがあると政府は言う。

複数の科学者はBBCに対して、地形やタイミング、事前警報が不十分だったことなどが合わさって、パルの被害は「最悪のシナリオ」とも呼べるものになってしまったと説明した。

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首都ジャカルタとスラウェシ島は、東京沖縄間くらい離れています  (^_^;)

 

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