2020.11.20 読書 未知なるカダスを夢に求めて ひとつ前に読んだ「銀の鍵」は、断片的な夢をそのまま作品化したものだったが、本書は夢の世界を再構成して、夢幻境をめぐる長編の冒険活劇に仕立てている ラブクラフトには珍しく、ホラー的な要素の乏しい、ファンタジー作品だ 三蔵法師と孫悟空たちが、異形の怪物たちと戦いながら天竺をめざす「西遊記」を連想させる 作者自身はこの作品を手慰みの習作として扱い、生前は公表しなかった 左の表紙にある奇妙な像が、縄文時代の遮光器土偶に似ているのは、漫画家さんのお遊びだろうか (^_^;) SNSでもご購読できます。 コメントを残す コメントをキャンセルコメント ※ 名前 メールアドレス(公開はされません。) 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 Δ