新宿駅直結の商業施設「新宿ミロード」が来年2025年3月16日をもって閉館する
1984年の開業から40年
閉館の理由は、新宿駅西口地区開発計画の進捗に伴うもの
ミロードそのものは余り利用したことがありませんが、新宿駅南口で待ち合わせをすれば、いやでも中を通るので、親しみは感じます
新宿、渋谷、品川、どこも工事現場の中に駅があるみたいに変わりつつあります
(^_^;)
新宿駅直結の商業施設「新宿ミロード」が来年2025年3月16日をもって閉館する
1984年の開業から40年
閉館の理由は、新宿駅西口地区開発計画の進捗に伴うもの
ミロードそのものは余り利用したことがありませんが、新宿駅南口で待ち合わせをすれば、いやでも中を通るので、親しみは感じます
新宿、渋谷、品川、どこも工事現場の中に駅があるみたいに変わりつつあります
(^_^;)
この人、新宿高校出身だったんですね
新宿高校→東京女子大→テレビ東京→フリー
新宿高校は、女子アナ出身高校第1位だったんだけど、今でもそうなのかな?
(^_^;)~♪
* * * * * * *
元テレビ東京アナウンサーのタレント森香澄(29)が6/19、インスタグラムを更新。
同窓会の機運が高まっていることを報告した。
森香澄はストーリーズで
「有吉クイズのOA観てくれて、プチ同窓会が開かれそうです」
と報告。
6/17放送のテレビ朝日系「有吉クイズ」(日曜深夜0時25分)に出演し、18年以来稼働していない都立新宿高校2年時のクラスのグループLINEに対し、6年ぶりにメッセージを送信していた。
新宿高校OBで世田谷区長の保坂展人(ほさか・のぶと)著
『国より先に、やりました
「5%改革」で暮らしがよくなる』
が4/30に発売される
「5%というのは決して小さくない数字です。
1年目で5%を変える、翌年、残りの変わっていない95%のうちの5%をまた変える。
これを繰り返していくと、8年で3割以上、12年なら半分近くが変わる計算になります」(本文より)
世田谷区長として4期目を迎えた保坂展人が、国政で解決できていない問題に取り組んだ12年半を振り返る
我々より1学年上だが、そのわずか1年の差が、洗脳されるかされないかの運命を分けたかもしれない
我々より少し上の学年だった世代は、坂本龍一がそうだったように、当時流行していた共産主義(共産教カルト)の宗教的イデオロギーに洗脳された人が多い
いまどき共産主義(共産教カルト)なんぞ、まともな知性のある人なら誰も見向きもしない
だが当時は、優秀な学生から洗脳されていったのだから、カルト宗教の流行は恐ろしい
そして一度洗脳されてしまうと、オウム真理教、共産教カルト、統一教会などカルト宗教はみんなそうだけど、抜け出すのは覚せい剤をやめるより難しい
保坂は、中学時代から学園闘争に熱中していた
保坂の父がマスコミ(NHK職員)だったので、その影響もあったのかもしれない
試験の成績は良かったはずだが、内申書に過激な活動歴を書かれ、昼間(全日制)の高校は全て不合格
新宿高校の夜間(定時制)に潜り込んだが中退している
だから最終学歴は中卒なんだけど、才能ある人は学歴なんか関係なくのし上がる、ということなんでしょうね
保坂展人
1955年11月26日、宮城県仙台市生まれ
東京都立新宿高校(定時制)中退
政治家、教育ジャーナリスト、世田谷区長
1996年10月に衆院議員となり、2011年に世田谷区長に当選して現在4期目
社民党副幹事長、総務省顧問等を歴任
著書に『<暮らしやすさ>の都市戦略 ポートランドと世田谷をつなぐ』(岩波書店)、『88万人のコミュニティデザイン』(ほんの木)、『NO!で政治は変えられない―せたがやYES!で区政を変えた8年の軌跡』(ロッキング・オン)など
ChatGPTに始まった最近のAI革命は、現在も着々と進行中で、ネット空間から収集した膨大なデータを日々「学習」し、その知的能力を飛躍的に高めています
その能力向上スピードが余りにも速いので、人間の知的能力がAIによって完全に凌駕(りょうが)される日(Singularity)も近いと言われています
それが人類にとって天国になるか地獄になるか、まだ予断を許さないようですが、AIの能力向上は24時間365日続いています
特に日本語の自然言語解析に必要な大規模言語モデル(LLM)が新たに開発されたというニュースです
((((;゚д゚))))
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12/19、産業技術総合研究所と東京工業大学の研究チームは、言語モデル「Swallow」を公開した。
「Swallow」は、米Metaが開発したLLM「Llama 2シリーズ」をベースに、日本語能力を改善させた、日本語に強い大規模言語モデル(LLM)
研究チームは、非営利団体「Common Crawl」が収集配布しているアーカイブ(2020~2023年に収集した約634億ページ)から日本語のテキストを独自に抽出・精錬し、約3121億文字(約1.73億ページ)からなる日本語のデータベース(コーパス)を構築した
* * * * * * *
「Swallow」という名称、たぶん東工大のマーク(→)から来ていると思います
産総研にも東工大出身者が多いですからね
四角い枠が東工大の「工」、中央のツバメ(Swallow)が「大」を表しています
来年、医科歯科大との統合で東京科学大学になると、このマークも変わるのかもしれません
(^_^;)
▲カーネギーホール
買収額は141億ドル(約2兆円)
USスチールは122年の歴史を誇り、かつて世界最大の企業でした
米国を代表していた大企業が海外勢に買収されるというのは、米国人にとっても感慨深いようで、米国でも大きく報じられています
「中国ではなく日本の企業に買収されて良かった」
と感じているかもしれません
いま中国は不動産バブルの破裂で、それどころではないと思いますけどね
日本でも東芝が、海外ファンドに買収されそうになってましたね
私も理系出身なので、友人が何人も東芝に就職しました
いま「半導体JAPAN」復活の流れに乗って、東芝が大復活して欲しいものです
USスチールは1901年の大合併で誕生しました
日本製鉄の前身の八幡製鉄も1901年の設立
良きライバルと言いたいところですが、かつての八幡製鉄から見たら、USスチールは雲の上の存在でした
USスチールの設立に深く関与したのが、鉄鋼王カーネギー(←)
日本で言えば、新一万円札の顔、渋沢栄一みたいな人
NYのカーネギーホールで有名です(↑↓)
カーネギーホールで演奏することは、世界の演奏家の夢
ピアニストのルービンシュタイン(→)が、ニューヨークで道を歩いているときに観光客から
カーネギーホールへの道
を尋ねられ
Practice, practice, and practice.
(練習して、練習して、さらに練習してください)
と答えたという逸話は余りにも有名
歩行者には5分で行ける道のりでも、演奏家には遠い遠い、さらに遠い道のようです
鉄鋼王カーネギーにも、次のような有名な逸話があります
母親と一緒に市場へ買い物に行ったカーネギー坊や
果物屋に山積みされていたサクランボに見入る
気付いた果物屋のおじさんが
「一つかみ、あげるよ」
しかしカーネギー坊や、手を出さない
おじさん「サクランボ、嫌い?」
坊や「好き」 でも手を出さない
おじさんは不思議そうな顔で、サクランボをつかんで坊やの帽子に入れてやる
帰宅後に母親が「どうして自分で取らなかったの?」と尋ねると、カーネギー坊や
「おじさんの手の方が大きかったから」
さすが大実業家、ガキのころからシタタカだったようです
この種の逸話は、伝言ゲームで話が盛られていくので、どこまでホントか知らんけど
(^_^;)
▲カーネギーホールの内部
▲哲学堂公園
「君たちはどう生きるか」を書いた吉野源三郎が東大哲学科を出ているので思い出したのですが、中野区にある哲学堂公園を作った井上円了(いのうええんりょう、→)という人がいます
東洋大学の創設者で、新潟県長岡市のお寺の跡取りとして生まれましたが、東大哲学科を出て、寺を継がずに哲学者になり、明治大正の思想界に大きな影響を与えました
私の親が長岡市(旧山古志村)出身なので、今でも長岡には親戚が多く、長岡出身の井上円了に親しみを感じます
明治大正時代の哲学者というと堅物の学者先生を思い浮かべるかもしれないが、実はこの円了先生なかなかユーモアや遊び心のある人で、哲学の傍ら妖怪の研究もしている
「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげるを思い出しますが、円了先生は妖怪というものを正面から「哲学的に」研究しています
今で言う民俗学のような研究もしていた訳です
都内には井上円了の事績が2つあります
哲学堂公園 中野区 釈迦、孔子、ソクラテス、カントをまつった「四聖堂」がある
東洋大学 文京区 キャンパス内に「井上円了記念博物館」がある
どちらもまだ行ったことがないので、近々歩いてみたいと思っています
(^_^;)
今週の 米国 映画収益ランキングで、
1位:「君たちはどう生きるか」
3位:「ゴジラ-1.0」
トップ3に日本映画2本は、ちょっとした快挙かな?
私はまだどちらも見てないので、内容についてどうこう言えません
「君たちはどう生きるか」(↑)は、吉野源三郎が1937年に出した哲学的な小説
1937年(昭和12年)は、盧溝橋事件が起きて日中が全面戦争に突入し、日米関係が緊迫の度を高めていたころです
そんな86年も前の本を、いまアニメ化しようと考えた宮崎駿監督(→)
よほど思い入れのある本なんでしょうかね?
著者の吉野源三郎という人は、東大哲学科を出て、何を思ったか26歳で陸軍に入り、2年後に辞めてからは反戦活動を始める
戦前に元陸軍将校が反戦活動をするのだから、軍や政府の上層部からにらまれるよね
もう少し後になって第二次大戦末期、時の首相の東條英機(→)は、気に入らない奴(特に左翼=共産主義者)を片っ端から徴兵して、危険な最前線に送るという手段を使った
その結果、若い人はもちろん、かなりの年配者でも最前線で亡くなったり、死ぬような苦労をした
私が東條英機を好きになれない最大の理由がこれだ
自分の周りにゴマすりイエスマンばかり集めて出世させ、優秀な人材を煙たがって左遷したのもこいつ
人間のちっぽけさ丸出しで、とても一国の首相とは思えない
今でもこんなトップのいる組織は、方向性や活力を失ってダメになりやすい
出陣学徒壮行会で「天皇陛下バンザイ」を叫んだのもこいつ(→)
こんな奴に送られて最前線へ出陣させられた学徒たちが気の毒だ
吉野源三郎も年齢的に最前線に送られておかしくなかったのだが(終戦時46歳)、運よくそうはならなかったようだ
もう少し若かったら、元軍人なんだから、間違いなく最前線送りだったと思う
戦前の左翼は命がけの覚悟が必要だったし、立派な人物も多かった
現在のふやけたパヨクとはまるで違う
戦後の吉野源三郎は、岩波書店で岩波新書や雑誌「世界」の創刊に携わり、当時の左翼運動の先頭に立った
戦後25年間くらいは左翼(共産主義)運動が盛んで、全学連などの学生が暴れまくり、日本も共産化しそうになったことがある
その最若年層に坂本龍一もいて、新宿高校で暴れていた
戦争に負けた日本(吉田茂内閣)は、米国中心の自由主義陣営と講和して国際社会に再デビューした
このとき吉野源三郎など左翼陣営は、ソ連や中国など共産国を含んだ講和を主張していた
この左翼陣営の主張が通っていたら、やがて左翼運動が盛り上がった1960年ころに日本が共産化して、現在の中国や北朝鮮のような暗黒独裁体制の共産主義国家になっていた可能性もあって恐ろしい
このころ、安倍ちゃんの祖父の岸信介首相が
「共産勢力に勝つためなら、何でも利用しよう!」
ということで、カルト宗教の統一教会(反共団体だった)に接近し、これが今に至る自民党と統一教会の腐れ縁になった
実際、共産革命を主張する全学連が国会を取り囲み(↓)、岸信介も命の危険を感じた
今では信じがたいが、日本が共産化するかどうか、紙一重だった
▲国会を取り囲んだデモ隊(1960年)
統一教会のおかげも少しはあったのか不明だが、日本は共産化を免れた
当時の大学生の多くや坂本龍一は、共産革命の成功を本気で信じていた
その熱っぽい雰囲気は、柴田翔「されどわれらが日々」を読むと伝わってくる
第二次大戦中の英国首相チャーチル(→)は
「ヒトラーに勝つためなら、悪魔とでも手を組む!」
と言ったらしい(史実かどうか知らんけど)
まさに岸信介はそれを実行し、共産主義者に勝つために、悪魔(統一教会)と手を組んだ
チャーチルも岸信介も、相当な悪党だと思うが、東條英機よりははるかに人間が大きい
政治とは結局、力(パワー)の世界なのだから、必要とあらば猫の手でも悪魔の手でも借りるくらいの器の大きい悪党じゃなきゃいけないと思う
黒船に乗ってペリーが日本に来てから170年、日本という国は随分と危険な橋を渡りながら現在に至っているのだなぁと思います
それでも何とか乗り切って来れたのは、徳川時代260年の天下太平の世で培われた民度の高さがあったからかな?
「どうする家康」終わっちゃったね
(^_^;)
* * * * * * *
追伸 大河ドラマ「どうする家康」の最終回
北川景子演じる茶々が、燃え上がる大坂城と血まみれの顔で最期に掃き捨てたセリフ
「つまらぬ国になるであろう」
「正々堂々と戦うこともせず、万事長きものに巻かれ
人目ばかりを気にし、陰でのみ嫉み、あざける」
「やさしくて、卑屈な、かよわき者の国に」
まさにニーチェの言った「畜群」そのもの
器の大きい悪党のいない国ですね
(;´Д`)
▲映画「君たちはどう生きるか」予告編(2023年)
▲学徒出陣壮行会(明治神宮外苑、1943年)
▲全学連の安保闘争デモ隊(1960年)
多摩ファミ応援団
コンサート終了後、八王子JCOMホールのロビーにて
★クリックすると当日の写真へ移動します
多摩ファミに親しむようになって7年くらい
こんなに大応援団になったのは初めてかもしれません
井野先生(写真右端)と二人だけで
コンサート後の飲み会をしたこともあったなぁ
(^_^;)
▲土屋さん ホルンを持つ山潤さん F組の柴田さん
コンサート終了後の飲み会にて
土屋さんは、日本ヘンデル協会の会員です
ちなみに、日本メンデル協会ではありません
日本メンデルスゾーン協会というのもありますね
(^_^;)
* * * * * * *
山潤さんが参加している多摩ファミのコンサート
私が親しむようになって、もう7年くらい
例年は数名でしたが、今回は十数名の大応援団!
会場も大きく、音響効果も良かったようで、多摩ファミの歴史の中でも画期的な定期演奏会のようです
その直前には、調布稲門会(萩原会長)が出店している福祉バザーも見学させていただきました
当日の写真をアップしましたので、ご高覧いただければ幸いです
写真の削除修正などのご要望あれば、小杉までどうぞ (^_^;)
当日の写真へ 当日の録音へ 当日の動画へ これまでの多摩ファミの歴史へ
▼当日に会場で配布されたパンフレット(クリックすると拡大します)
▼ベト7は、こんな曲です
大野さんの大のお気に入りで、1000回聴いたとか(ホンマかいな)
全国的に師走となり、街にはクリスマスソングが流れ、何となく慌ただしい季節です
コンビニ「セイコーマート」の店頭に、290円のクリスマスケーキが登場しました
「まだ早すぎる」「小さすぎる」などと思ったら、実はこれ「試食用」のケーキ
本番のクリスマスケーキは、一家でそろって食べる「儀式用」なので、サイズも大きいし結構な値段がする
そんなケーキを12/24に一口食べたら、期待していた味と違ったりして
「あぁー、これ失敗じゃん!」
とガックリ経験をした人も少なくないはず
楽しいはずのクリスマスが台無しになりかねない
そこでセイコーマートが「試食用」ケーキを発売したら
「こーゆーのが欲しかったんだよ!」・・・(*)
と、ヒット商品になったそうです
試食用ケーキを買って味に安心できたお客さんの多くは、本番12/24にも同じ味のセイコーマートのケーキを買うでしょうから、顧客囲い込み戦略としても大成功!
まさに「天才の発明」です
マーケティングの世界には、「潜在ニーズ」という概念があって、顧客もまだ気付いていないニーズを発見して提供すると、(*)のような反応があって大歓迎されます
もちろん、潜在ニーズだと思って勝負したら大ハズレというケースもあるけどね
セイコーマートの試食用ケーキには、
「バタークリームデコレーション」
を筆頭に、
「ショコラピスターシュ」
「キャラメルポム」
「モンブラン」
「ショコラブラン」
「抹茶デコレーション」
など、おもわずヨダレが出てくる豪華ラインナップがズラリと並んでいます
同じくマーケティングの世界には
ホイラーの法則:ステーキを売るな、シズルを売れ!
というのもあって、「シズル」というのは、ステーキがジュージュー焼けるような音
何かを売りたければ「おもわずヨダレが出てくる」ように、商品のセールスポイントを最前面に押し出したマーケティングが重要とされています
結局、ビジネスとか経済って、心理学なんですよねー
コンビニ「セイコーマート」(→)は、東京では余り見ないんですけど、北海道ではそこらじゅう、セブンイレブンに負けないほど沢山あります
以前、北海道をドライブ旅したとき、その品揃え(特に食品)が素晴らしくて感動し、北海道以外にももっと進出して欲しいなぁと感じました
さすが北海道、日本最大の食品産地(特に乳製品)だけのことはありますよ
(^_^;)
ホンダの創業者、本田宗一郎は65歳で引退した
この引退にもいろいろドラマがあるのだが、それは置いて、引退後のエピソード
本田宗一郎は「仕事一筋」で生きてきた人なので、引退して家にいてもすることが無い
まだ65歳だから元気はある
人に勧められて、世間でいわゆる「趣味」と呼ばれるものをいろいろ始めてみたのだが、どれもイマイチ退屈で飽きてしまい困ったそうだ
逸話として聴いた(読んだ)話なので、どこまで事実なのか、困ってからどうしたのか、その辺の詳しいことは知らない
ただ本田宗一郎にとって、
「仕事一筋」(新しいものを創造する楽しさ)
の世界は、
「趣味」(出来上がった作品を味わう楽しさ)
の世界に比べると、次元が異なるほど底抜けに楽しかったのではないかと思う
趣味にも創造的な要素はあるが、やはり仕事のそれとは次元が違うのだろう
仕事からそのような底抜けの楽しさを感じ取れる人は、おそらく少数派だ
だが優秀なエンジニア、ビジネスマン、創業者、研究者、芸術家などには、そんな人が少なくないように思われる
仕事を通じて自分で何かを創り出し、それを見たり感じ取ったり出来る人は幸せだ
工場の流れ作業のような単純作業がツライのは、それを感じ取ることが難しいからだ
* * * * * * *
文豪の永井荷風(→)は「人生に三楽あり」と言った
読書と酒と女だそうだ
彼はかなり自分勝手な人間で、他人の都合など構わず、人生の楽しみを味わい尽くしたような感じの人だ
そんな人の言葉なので、それなりに真実味がある
だが荷風が本当に楽しかったのは、文章を書くことだったと思う
読書と酒と女というのは、その合間の、やや息抜きのような楽しみ
どんなに楽しいことでも、そればかりずっと続けていると集中力が持たなくなったり、一時的に飽きてきたりするので、息抜きというのは必要だ
私は、人生の知的な楽しみには2種類あると思っている
創楽(そうらく):自分で何かを創り出す楽しみ
受楽(じゅらく):他人が創り出したものを味わう楽しみ
創造には苦しみの側面もあると思うが、それでも創楽の真髄に触れると、受楽など詰まらなく感じて、せいぜい息抜き程度になるのかもしれない
天才は創楽を味わう、と言うより、創楽を味わって「仕事一筋」に生きたから、結果として世間から「天才」と呼ばれるようになったようにも思える
「仕事一筋」などと聞くと、世間の平凡な人は「無趣味の詰まらない人間」をイメージすることが多いだろうし、確かにそんな人間もいると思う
だが実は「仕事一筋」の人の中に、「人生の本当の楽しみを味わい尽くしている人」がいるのではあるまいか?
何かに挑戦して失敗した人を見て、批判したりあざ笑ったりする人がいるが、そんなあざ笑う人こそ「人生の本当の楽しみ」から最も遠いところにいるように思える
(^_^;)