32【ジャズ・ポップス】

音楽と脳 2つの仮説

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昨夜はYouTubeで、Oldiesをいっぱい聴いた

特に、Joan Baezが良かった!

それにしても、この時期(1950~60年代)の音楽には、なぜかくも名曲が多いのだろう?

あるいは、なぜ「名曲が多い」と、私は感じるのだろう?

一つの仮説は、直前に第二次大戦が終わり、その爆発的な開放感が多くの名曲を生んだという仮説(外部要因)

そもそも、Oldiesという言葉があること自体、この時期の音楽の特異性を示している

もう一つの仮説は、人はその人生の初期(おそらく20歳くらいまで)に聴いた音楽を、脳の奥深くの特定の部位に記憶し(刻み込み)、後になって名曲として感動し易い認識構造が脳に形成されるという仮説(内部要因)

脳の深層記憶にはタイミングが重要という仮説だが、生まれたばかりの小鳥の母親認識などに明瞭に現れている

また、聴覚や味覚臭覚など人間の根源的感覚に関する記憶が、それを初めて感じ取った時の生々しい周辺記憶を呼び覚ますという現象は、人間心理(脳)の特徴として広く認識されている(プルーストの『失われた時を求めて』など)

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私は今でこそ高校の友人に誘われて時々クラシックのコンサート(多くは無料)へ行くこともあるが、残念ながらOldiesに感じるような、深層心理に突き刺さって来るような強烈な感覚は、クラシック音楽からはまったく得られない

生演奏特有の迫力があるので、クラシックのコンサート自体は嫌いじゃないんだけど、曲によっては「早く終わらないかなぁ」と感じることも少なくない

私の家は貧しかったから、子供のころ家にステレオはおろか、モノラルのプレーヤーすら無かった

日本全体が貧しかった時代だから、私の親が特別に悪いわけではない

小学校の半ばに家にテレビが入ったので、歌謡曲とかは聴くようになったが、親が新潟の山奥から東京に出て来たばかりで、世の中にクラシック音楽というものが存在することすら知らないような感じだったので、私がクラシック音楽を聴くことは皆無だった

私の両親は死ぬまで、クラシック音楽とは無縁だった

おそらくこのころ歌謡曲に混じってOldiesの曲もテレビから流れ、私の耳(脳)に入り込んだのかも知れない

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私がクラシック音楽も聴くようになったのは、大学生になって自分の部屋にステレオを買ってからだったように記憶している

高校の友人(熊さん)に勧められて、クラシックの廉価版LPを買ったのが最初、たしかヴィバルディの「四季」だったかな

ただ、その時すでに私の「人生の初期(おそらく20歳くらいまで)」は過ぎ去っていたので、クラシック音楽が私の脳の奥深くの特定の部位に記憶(刻み込み)されることは無かったのかもしれない

いま私がクラシックのコンサートへ一緒に行ったりする友人たちは、みなクラシック音楽に深く傾倒しているクラシックマニア(オタク)なのだが、彼ら彼女らに共通しているのは、「親もクラシック音楽が好きだった」という決定的な事実だ

おそらく彼ら彼女らは、生まれたときからクラシック音楽を日常的に聴き、クラシック音楽に囲まれて生きて(成長して)きているようだ

これがおそらく、彼ら彼女らの耳(脳)に、決定的な影響を与えているのだろう

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そして、その決定的な影響は、私には無かった

暴力団の世界を取材して、多くの本を書いている作家がいる

彼はこれまでに1000人以上の暴力団組長を取材してきているのだが、これまでクラシック音楽のファンだという組長には、一人も会ったことが無いと言っている

世の中にクラシック音楽のファンがそれほど多数派ではないことは知っているが、1000人の中に一人もいないというのは、かなりスサマジイことだ

安部譲二

安部譲二(←)のような恵まれた家庭出身の例外もいるが、ヤクザの世界に入るということは、その生育環境が恵まれたものではなかったであろうことは容易に想像できる

時代の違いもあるが、おそらくステレオもモノラルプレーヤーも無い貧しい家庭がほとんどだったはずだ

そして1000人の組長の親に、クラシック音楽のファンは、ほぼ皆無だったのだろう

(ちなみに安部譲二は、クラシック音楽に関する本やCDも出しているが、組長ではない)

私は幸か不幸か、ヤクザにはならずに成長したが、クラシック音楽から「深層心理に突き刺さって来るような強烈な感覚」は、今でも得られずにいる

果たして2つの仮説のうち、どちらが正しいのか?(どちらも正しいのか?)

 (^_^;)

 

 

 

 

こじのりさんのライブスケジュール

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フルートの小島のり子です。

6月になりました。
清水絵理子と2人、初のツアーで山形仙台へ。7仙台カーボ、8鶴岡シック、9山形マーシー、10高畠ちゅうしん蔵。
エモーショナルで深いところから心を揺さぶられる素晴らしいピアノです。一緒に演奏できることはうれしく光栄なこと。のりえり、是非体験しにいらしてください。
6/24(土)午後3時〜上尾プラスイレヴン、浅利史花(g)澁谷盛良(b)初共演ライブ!
浅利ちゃん、6月にリーダーCDをリリース。ジャズライフ誌6月号の表紙になっています。
若き、歌心溢れる、ニュートラルなギターと一緒にやりたく、叶いました。配信もリアル来店も、お待ちしています。配信詳細はWebsiteでどうぞ(URLぎりぎりにUPするかも、で、後ででも聞けます)。

9月は九州に行きます。一番下にペーストします。
10月中旬は今年2度目の大阪〜南紀ツアー予定しています。

ライブへのお越しをお待ちしています。
よろしくお願いいたします。


小島のり子
080-6736-6168
kojinori@mac.com
jazzkojinori@gmail.com

Website(ライブ詳細こちらでチェックできます)
kojinori.com
YouTube
少しずつですが動画をUPしています。いつまでも無料ですので、チャンネル登録をしていただけると嬉しいです。
youtube.com/user/fujinokage
または
@jazzkojinori
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こじのりさんのライブスケジュール

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フルート小島のり子です。
慌ただしい1月が終わりました。札幌での林栄一さん、小山彰太さんとの競演は、自分にとって初めてのインプロでもあり、未体験の場所にいざなわれた感があります。音はもちろん、お二人お人柄もあり、すごい日々でした。
大雪の中、銭湯に行くのに普段の倍の時間がかかりました。たどり着いた先頭の看板にはツララが下がっていました。
2月のスケジュールを送ります。
9,10と、大阪から、清水武志(p)東ともみ(b)が来ます。
せっかく来てくれるのだから、1人でも多くの方に聴いていただけたら、嬉しいのです。
予約はミュージシャン、またはお店にお願いします。10しぇりるは、有料配信も予定しています。

春のツアーは、4/8〜16に大阪近畿、南紀(和歌山)を、1人で回ります。
6月は清水絵理子と初のツアーで山形仙台へ。7仙台カーボ、8鶴岡シック、9山形マーシー、10高畠ちゅうしん蔵。

ライブへのお越しをお待ちしています。
よろしくお願いいたします。
小島のり子
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江戸のお座敷芸「かっぽれ」

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このところ、こうの紫さん(←)を中心に、YouTubeで小唄長唄などの古典邦楽をBGM的に聴いているのですが、この「かっぽれ」もその中の名曲のひとつです

もともと大道芸だったので、他のお座敷芸に比べると飾り気が少なく、いかにも庶民の芸能という感じがしますね

上の動画のおばさん(師匠?)の、ノリの良さには感動します

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江戸時代のちょっと豊かな町人は、こんなお座敷芸を楽しみながら、のんびり飲んだり食ったりしていたのでしょうか

日本の江戸時代260年は、世界史でもまれに見る長く平和が続いた時代で、「パクス・トクガワーナ」などと呼ばれたりもします

芭蕉に代表される江戸の都会的な文人たちは、「軽み」というものを重視し、重々しく深刻ぶることを田舎臭いものとして嫌いました

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何ごとも壮大な体系を構築して重々しく深刻ぶるドイツ流の学問が明治日本で重視されたのは、明治政府の高官たちの多くが、薩長の田舎侍出身だったからかもしれません

人生なんて長いようで実は短いんだから、深刻ぶってないで軽いノリで楽しんだ方がいいんだよと、江戸っ子は考えていたのかな

  (^_^;)

 

こじのりさん ライブスケジュール

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フルート小島のり子です。

2023年になりました。みなさまにとって、より良い年になりますように、心より、そう思います。

長い間一緒に演奏し続けてきた、ギター天野丘が、本人の要望によって、共演を休止する運びとなりました。
自分の音楽や音世界を、集約してより深いものにしていきたいのだと思います。
丘ちゃんには、育ててもらった、一緒に進んで行った歴史があります。残念なことです、が、仕方ないと思っています。
1/21(午後)と2/17、2つのライブをもって、終了になります。
いらしていただけたら嬉しいです。
また1/21は配信も予定しています。どのような形になるか、落合が動いてくれています。
決まるのは直前かもしれませんが、下記WebsiteやSNSにUPします。
観ていただけたら嬉しいです。

わたし自身、この先どこまで進んでいけるのか、考えてしまうこともあります。
それでも、今まで通り、望まれれば吹く、思い立ったら行く。少しゆっくりする時もあると思いますが、より先に、イメージした音に向かって進んでいきたいと思っています。
ライブへのお越しをおまちしています。
どうぞ、よろしくおねがいいたします。

小島のり子
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こじのりさんのライブスケジュール 1/9-11札幌

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 新宿高校出身こじのりさんのライブスケジュールです

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フルート小島のり子です。

今年最後のひとりツアー九州福岡4Days-札幌4Days-大阪近畿4Days、無事に終了いたしました。

最後の3日間は琵琶湖の見えるホテルでした。

長旅の所為もあって、なんだか夢の中にいるようでした。

さて、このあと12/7新宿ポルカドッツ、
12/8からは、3年ぶり(?)のトリオでの西ツアー。

そして月後半に7つのライブで、2022年も終わりです。

2023年は1/5のピーズバーからスタートします。

1/9,10,11は、またしても札幌がきまりました。

「正月あけたら林栄一」に、ゲストで吹かせていただきます。

彰太さんからのご縁ですが、林さんとも、ドラム竹村一哲さんとも初共演です。

新春に、フレッシュにもほどがある組み合わせ、どんな音世界でしょう。

応援よろしくおねがいします。

来年もどうぞ、よろしくおねがいいたします。

小島のり子

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Website kojinori.com

 

12/7(水)新宿・ポルカドッツ
海堀弘太(p)伊藤勇司(b)SP
19:30〜 ¥3,000
新宿区新宿3-8-2,クロスビル4F

 

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こじのりさん ライブスケジュール

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こんばんは。大阪に来ました。暑いです(笑)

11月は南と北と西へ、旅に出ます。
今月の都内のライブは残すところ、11/16(水)渋谷ココ、コードレストリオのみ!
みなさまココに来てくだされー(笑)

そして12月は、今年最初で最後の、天野落合とのトリオでのツアーです。
名古屋岐阜方面のかた、3年以上ぶりです、お待ちしています。
体調に気をつけて、ぎゅっと吹きに行きたいと思います。
ライブへいらしてくださいね。どうぞよろしくお願いします。

小島のり子

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ソプラノ 「津軽海峡・冬景色」

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 超有名な曲なので

  いろいろ聴き比べの

 バリエーションが豊富です

  (^_^;)

 

▲石川さゆりの元歌

▲12年前、高校生だった野々村彩乃さん

▲松田聖子

▲アメリカ海軍

▲元アイドル 長山洋子

▲歌唱力トップの玉置浩二

▲坂本冬美

▲アンジェラ・アキ

▲クール・ファイブ

▲市川由紀乃

テ▲レサ・テン

▲ヴァイオリン

▲EDM風

▲初音ミク

 

【訃報】仲本工事が交通事故 81歳 ややスサんだ私生活

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超人気番組「8時だヨ!全員集合」の番組終了が1985年ですから、もう37年前

意識不明の重体

久しぶりに世間の注目を浴びて浮き上がってきたのは、ややスサんだ私生活

長生きするのも大変なようです

  (T_T)

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ザ・ドリフターズの仲本工事(81)が、10月18日午前9時過ぎ、横浜市内を歩行中のところをワゴン車にはねられた。

意識不明の重体

仲本工事は、2012年に再婚した演歌歌手の三代純歌(54)との家庭内トラブルを『週刊新潮』に報じられ、渦中にいるタイミングだった。

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三代が、飼っていた犬猫と夫を置いて家を出たのは昨年7月。

以来、仲本は夫婦で営んでいたカラオケスナック『ピンクローズで生活をしているが、掃除が行き届いておらず、“ゴミ屋敷”のような状態。

1階部分の窓の隙間などから獣臭が漂い、2階は物置代わりに使われているのか、窓際にまで段ボール箱などが積み上げられている様子が外からもうかがえた。

 

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▲カラオケスナック『ピンクローズ

 

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▲カラオケスナック『ピンクローズ』の場所 自由が丘の近く

 

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▲拡大すると「仲本家JUNKAの台所」と表示されている

 

 

 

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【続報】10月19日22時22分、

急性硬膜下血腫のため、

満81歳で亡くなられました

動画は訃報前の作成です

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潤花さん 宝塚を退団 宙組トップ娘役

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「えっ、もう退団?」とビックリしました

 入団8年目、2016年初舞台の第102期生

大劇場4作での卒業は、少し早すぎる気がします

 真風涼帆との同時の「添い遂げ」退団が理由

ということになってますが

結婚説や不仲説など、いろいろウワサは飛び交ってます

 (^_^;)

 

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宝塚歌劇団の宙組トップ娘役・潤花(じゅん・はな)が、2023年6月の東京宝塚劇場公演「カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~」の千秋楽をもって退団する。

2021年2月に星風まどか(現花組トップ娘役)の後を継いで相手役を務めている

宙組トップスター・真風涼帆(まかぜ・すずほ、→)

との同時退団。

真風からは、今年6月の「FLY WITH ME」の際に退団を告げられ、

「よろしければ、ご一緒させていただけませんか」

と答えた。

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真風から

「ありがとう。最後まで一緒に頑張りましょう」

と声をかけられたことを振り返り、

「今でも忘れられない瞬間になりました」

と、しみじみ。

“添い遂げ”は新コンビ始動時から決めていた。

「思い始めたのは『ホテル スヴィッツラ ハウス』

 (2021年4月)で初めてお隣に立たせていただき、

 初日の幕が開いた時。真風さんに出会わせていたいだけた

 奇跡のようなご縁に感謝しなければと思いました。

 出会えたことは私の財産。

 最後までご一緒したいと強く思いました」

と説明した。

この日の退団会見は、昨年の誕生日に真風からプレゼントされたピアスと、提案された白のロングドレスで登場。真風もこの日、先に退団会見を行ったが、事前に真風から

「心のままに、お話しましょう」

と助言があったという。

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2016年初舞台の第102期生。

雪組に配属され、2020年9月に宙組へ組替えになり、新パートナーとなった。

真風という存在について

「このような私を本当に大きく受け止めていただきましたし、

 居場所を作っていただいたような…」

と話すと、一瞬、涙ぐむような場面もあった。

入団8年目、大劇場4作での卒業となるが

「時間的に見ると短く感じられることもあるかと思いますが、

 時間の長さよりも、真風さんと最後までご一緒させていただく

 ことに大きな価値を感じるので、責任感を持って努めたい」

とラストへ向けて気を引き締めた。

潤花は「HiGH&LOW―THE PREQEL―」「Capricciosa!!」の東京公演初日を10月15日に迎える。

来年1月9~19日には真風のリサイタル「MAKAZE IZM」(東京国際フォーラム ホールC)に出演する。

卒業の後は

「退団後のことは何も考えていなくて、どうなるのかな?

 と思いますが、今、自分自身にできることは、

 たくさん愛をいただいた歌劇団のために

 少しでも尽力し、恩返しすること」

と話していた。

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