4人のスーパーイリュージョニスト(手品師)チーム“フォーホースメン”。
彼らはラスベガスでショーをしながら、遠く離れたパリの銀行から金を奪い、観客を驚かせた。
このことから、FBIとインターポールから追われることになったホースメン。
・・・という話なのだが、ストーリーがゴチャゴチャしてて分かりにくい
ラスベガス、ニューヨーク、パリと、絵になる街を背景に、ド派手なアクション場面が続くので、退屈はしないが、奥深さの乏しい「子ども向け娯楽映画」という感じがする
(^_^;)
4人のスーパーイリュージョニスト(手品師)チーム“フォーホースメン”。
彼らはラスベガスでショーをしながら、遠く離れたパリの銀行から金を奪い、観客を驚かせた。
このことから、FBIとインターポールから追われることになったホースメン。
・・・という話なのだが、ストーリーがゴチャゴチャしてて分かりにくい
ラスベガス、ニューヨーク、パリと、絵になる街を背景に、ド派手なアクション場面が続くので、退屈はしないが、奥深さの乏しい「子ども向け娯楽映画」という感じがする
(^_^;)
▲フランスの1人あたりワイン消費量
フランスと言えばワイン、というイメージがありますが
実際のフランス人は、以前ほどワインを飲まないそうです
(^_^;)
このところ言動がオカシイなぁと思っていたら
メンタルの弱さをかかえていたんですね
世の中には
鉄筋コンクリートのような
強靭な精神力(ずうずうしさ)
を持った人もいるのにねぇ
(^_^;)
テニスの全仏オープンに出場している女子シングルス世界ランキング2位の大坂なおみ(日清食品)は5/31、自身のツイッターに
「私が棄権することが大会や他の選手、
私自身の健康にとってベストであり、
皆が再びテニスに集中できると思う」
と投稿し、大会を棄権する意向を表明した。
大坂は全仏の開幕前、規則で義務づけられている試合後の記者会見を
「選手の心の健康を無視している!」
とし、全仏では会見に応じないことを表明した。
5/30の女子シングルス1回戦で勝利後は記者会見をせず、大会主催者は同日、違反行為を繰り返した場合は大会への出場停止など重い処分を科す可能性があると警告していた。
大坂はツイッターで、優勝した2018年全米オープン後にうつ病となり、心の不調に苦しんでいることを明かし、
「私は元々、社交的に話せる人間ではなく、
世界のメディアと話す際は大きな不安を抱えている」
と説明。
全仏の開幕前に会見拒否を表明したのは
「規則がとても時代遅れのものだと強調したかった」
とした上で、
「今はいくらかの時間、コートから離れようと思っている。
正しい時期に、選手やメディア、ファンにとってより良い方法を議論するために、
ツアー(大会側)と一緒に取り組みたい」
とした。
ラディゲが20歳で夭逝したショックで、10年間も阿片中毒になったという、詩人ジャン・コクトーの作品
彼は詩や小説以外にも、劇作家、評論家、画家、映画監督、脚本家などでも活躍し、「芸術のデパート」などとも呼ばれていた
本作品は、小説の形式をとっているが、ほとんど詩である
ゆえに訳文が重要になるが、本作には数種類の和訳があり、今回は手元にあった佐藤朔の訳を読んだが、かなり読みにくくて途中から飛ばし読みになった
元々の作品の難解さなのか、訳文の読みにくさなのか、よく分からない
左の表紙の中条訳が読みやすいそうなので、手に入ったら改めて読んでみようかとも思う
中条氏は、ラディゲ「肉体の悪魔」も訳しており、これは読みやすかった
(^_^;)
原作(小説)ではイメージしにくい南仏の享楽的な雰囲気が、映画だとよく分かる
原作のストーリーの不自然さはそのまま
プレイボーイで40歳の父を演じているのが、撮影時47歳のデヴィッド・ニーヴン(→)というのは、年齢的にも少々無理がある
この人は粋な英国紳士なら似合うが、フランスの遊び人役は、ミスキャストだと思う
残りの3人は、適材適所
(^_^;)
ラディゲ「肉体の悪魔」の映画化
第一次大戦下であることが、原作よりもはっきりと示されている
夫が戦場へ行っている19歳の新妻マルト(ミシュリーヌ・プレール、←)と不倫する15歳の高校生フランソワ・ジャベール(ジェラール・フィリップ)
マルトはジャベールの子を身ごもる
戦争が終わって周囲は歓喜に満ちているが、やがて夫は戦場から帰って来る
恋の終末の予感に苦しむ二人
モノクロで画質も悪いが、原作に負けない素晴らしい映画だ
主演した二人はともに撮影時25歳なので、幼い恋の雰囲気は弱まっている
背徳の恋を周囲に余り隠そうとしない二人に、日仏の文化と社会の違い(個人主義)を感じる
(^_^;)
第一次大戦の前後、15歳の少年が19歳の新妻マルトに出会い、愛(不倫)に堕ちる
マルトの夫は戦場にいる
状況は単純かつ劇的、そして主人公の少年の告白に表現される恋愛心理の分析は、残酷なほど鋭利さを極めている
ガラスケースの中にチーズがあり、戦争がガラスを割り、猫がチーズを食べたのだと比喩する
驚くべきは、作者ラディゲの14歳の時の恋愛体験を、同じく16歳のラディゲが書いていること
早熟の極みである
ラディゲは、わずか2つの作品でフランス文学界の寵児となり、その直後にカキを食べて腸チフスになり、20歳で夭逝する
あの三島由紀夫が激賞した作品
((((;゚д゚))))
1964年に出た、歴史や文化に詳しい旅行ガイド
半世紀以上前に定価2400円だから、かなりの豪華本
ヤフオクで古本を安く買ったんだけどね
海外旅行先の人気ナンバーワンで、「すてきな旅」シリーズ全14巻のトップバッター
先日読んだ地方色豊かな「ドイツ」と比べると、まさにパリ一点豪華主義の国だなぁと感じる
西洋史と人類文化の展覧会場のようなパリの街、かなり以前に半月ほど旅したが、また行きたくなってくる
左の写真(←)を見ても分かるけど、凱旋門ってホントに、ゴジラがくぐれるくらいデカいです
(^_^;)
1948年、イングリッド・バーグマン(→)、2時間25分の大作
舞台は15世紀のフランスの百年戦争で、今風に言えば英仏戦争なんだけど、当時はまだ英仏ともに国家意識が確立していなかった
監督がヴィクター・フレミングなので、「風と共に去りぬ」に雰囲気が似ている
前半はジャンヌが「神の声」に目覚め、ダラケきった軍隊に喝を入れ、イングランド側を打ち破る
後半は一転して、敵軍に捕まった後のジャンヌの異端裁判を描く
バーグマンは1915年生まれ、この映画のころは32歳くらい
ジャンヌは12歳で「神の声」を聴き、19歳で火あぶりになったから、年齢的にはちょっとキツイんだけど、何とかなっちゃうところが超一流女優
それにしてもバーグマンとグレースケリー(→)、よく似てますね
米国映画なので、プロテスタントの立場からなのか、ジャンヌを火あぶりにしたカトリック聖職者を、徹底的に悪役の偽善者として、実に憎々しげに描いている
歴史的事実から言えば、魔女狩りで無実の者を火あぶりにしたのは、プロテスタントの方がはるかに多かったらしいですけどね
(^_^;)
▲火あぶりの刑
「ユダヤ人とは何か?」という問いに対する答えの一つとして、歴史的な名著とされている本です
読んでいると、ユダヤ人は全面的に哀れな被害者であり、悪いのは全て「反ユダヤ主義者」だと断定していて、20世紀を代表する思想家サルトル(→)にしては、ずいぶん善悪二元論で話を単純化しているなぁと感じます
この本のフランス語版の原著が出版されたのは1954年、戦後9年が過ぎたころですが、元となる原稿が書かれたのは1944年、大戦の真っ盛り、ドイツ人がユダヤ人を毎日ガス室で大量虐殺していたときでした
当時サルトルの母国フランスはドイツ軍に占領され、アメリカ軍によって解放されたばかりという状況で、ドイツ人に対する憎しみが満ちていたころですので、分からないこともありません
ユダヤ人の屈折して複雑な状況心理に対する洞察には、さすが天才哲学者だなぁと思わせるものがあります
最後に、ではどうすればいいのか?という方法論の話になると、「社会主義革命が必要だ!」としており、当時の時代精神がいかに現在と違っていたかを、まざまざと見せつけられます
サルトルは1980年に亡くなっていますが、その後ソビエト連邦が崩壊し、中国共産党がチベット人を大虐殺して民族絶滅に追い込み、ウイグル人を強制収容所へ送り、自由を求める香港人を弾圧している現状をもし彼が見たら、どう考えるでしょうか?
(^_^;)