ラディゲが20歳で夭逝したショックで、10年間も阿片中毒になったという、詩人ジャン・コクトーの作品
彼は詩や小説以外にも、劇作家、評論家、画家、映画監督、脚本家などでも活躍し、「芸術のデパート」などとも呼ばれていた
本作品は、小説の形式をとっているが、ほとんど詩である
ゆえに訳文が重要になるが、本作には数種類の和訳があり、今回は手元にあった佐藤朔の訳を読んだが、かなり読みにくくて途中から飛ばし読みになった
元々の作品の難解さなのか、訳文の読みにくさなのか、よく分からない
左の表紙の中条訳が読みやすいそうなので、手に入ったら改めて読んでみようかとも思う
中条氏は、ラディゲ「肉体の悪魔」も訳しており、これは読みやすかった
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