80【ヒストリー】

読書 この人を見よ

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ニーチェが44歳で、発狂する直前に著した、自叙伝のような、一種の著作目録

このときのニーチェは理解者を失い、非常に孤独だったが、自分の思想の重要性は深く自負していたので、自分に注目しない世間に「私に注目せよ!」という叫びを発していて痛々しい

 1)噴出するような創造力

 2)同時代人に理解されない

 3)狂気と紙一重

という天才の3条件に見事に適合している

脳(おそらく右脳)から噴き出すような直観と情動を、知性(左脳)がかろうじて文章化したような作品群

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あの「ツァラトゥストラ」全4部を、各部10日程度で書き上げていることからも、その噴出の速さと激しさがうかがわれる

私はまだ「ツァラトゥストラ」と本書だけなのだが、激しく情動を揺さぶられるような読後感が残る

本書の読後に、手塚富雄「ニーチェの人と思想」(中公「世界の名著・ニーチェ」所収)を再読して彼の人生をたどり直してみたが、まさしく「天才はつらいよ」という悲壮感に満ちている

(^_^;)

 

 

水月湖の年縞

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 木の年輪はせいぜい二千年くらい

  大自然が生み出した

 偉大なタイムレコーダーですね

  (^_^;)

 

年縞(ねんこう)とは、長い年月の間、湖沼などの底に堆積した土などの層が描く特徴的な縞模様の湖底堆積物のこと。

年縞堆積物とも称される。

英語の varve に対して、国際日本文化研究センターの安田喜憲名誉教授がつけた訳語である。

縞の1つは1年分の堆積層で約0.7ミリ。

水月湖の年縞は、過去の自然史を知る重要なサンプルである。

そこで数回にわたるボーリングが行われたが、岩盤までの年縞を途切れなく採取するのはきわめて困難で、やっと成功したのは2006年になってからだった。

水月湖の湖底には45メートル、7万年分の年縞が1年の途切れもなく残されていたのだ。

この年縞は、縞々に残る葉の化石が含む放射性炭素の量によって、世界のあらゆる歴史研究に欠かせない出土品の年代決定の「世界標準のモノサシ」に採用される栄誉を手にした(2013年)。

さらに、縞々に含まれる花粉分析によって過去7万年の緻密な気候変動を再現してくれるタイムマシンとしての発見も続いている。

こうして水月湖は、「奇跡の湖」と呼ばれるようになった。

 

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同情するならカネをくれ

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英国のエリザベス女王(94)の夫エディンバラ公フィリップ殿下が4/9に99歳で死去したことを受け、英国は全ての政府庁舎で葬儀の翌朝まで半旗にするなど、全土で喪に服している。

新型コロナウイルスの感染拡大でソーシャルディスタンス(社会的距離)の規則が出ていることを受け、エリザベス女王が葬儀の形式など詳細を検討している。

英国政府は人混みができることを防ぐため、追悼や献花で関連施設に集まらないよう呼びかけている。

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英王室は

「献花の代わりに寄付をして欲しい」

と声明に記した。

弔問者向けの芳名録は、王室施設には置かれず、オンラインで実施されている。

それでも4/9夕方、ロンドン市内のバッキンガム宮殿には、多くの人々が集まっていた。

人々はマスクを着用して献花し、少し立ち止まって黙禱(もくとう)していた。

 

広尾の古民家

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この近所に住んでいたことがあるので、前を通るたびに「なんじゃ、これは?」という気がしました

周囲は高級住宅街なのですが、この家の周囲だけ別世界

「古民家」などという風流なシロモノではなく、「ゴミ屋敷」「お化け屋敷」といった感じ

夜は中に電球が1個点灯していたので、人が住んでいるみたいでした

((((;゚д゚))))

 

明治通り沿いの広尾商店街に入る交番の向かいの古民家が、撤収・解体されることがわかった。

以前から

「今にも崩れそう・・・」

「傾いている!」

と話題騒然だった。

関係者の話では、住人が亡くなり解体することになったそうです。

昨年は二階の窓が外れて、一時警察沙汰になるような事もあった。

いつも見慣れた風景が無くなる事もあり、近隣の住民が写真に収める姿も見られた。

 

▼この人が住んでいたそうです

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フレンチトースト

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 シーザーサラダも

  ローマ帝国の英雄とは関係なくて

 コックのなんとかシーザーさんが発明した

  というのを何かで読んだことがあります

 (^_^;)

 

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フレンチトースト

「フレンチトースト」の語源については、アメリカ合衆国で1724年に、ニューヨーク州オールバニの酒屋の店主ジョーゼフ・フレンチが命名したとされている。

アメリカ、ヨーロッパの一部、アジアの一部の国・地域などで、朝食や軽食、デザートとしてよく食べられているパン料理の1種である。

溶いた鶏卵と牛乳などの混合液をパンに染み込ませ、フライパンなどにバターや植物油を熱して焼いたもので、パンがしっとりした食感に変わる。

 

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▼調べたら、やっぱりそうだった (^_^;)

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シーザーサラダ

ロメインレタス、またはレタスを主体にしたサラダ。

名前の「シーザー」は、メキシコのレストラン「シーザーズ・プレイス」のオーナーであったイタリア系移民の料理人・シーザー(チェーザレ)・カルディーニ(Caesar Cardini)に由来する。

ジュリアス・シーザー(ユリウス・カエサル)の好物であったという説が散見されるが、全く根拠のない俗説である。

 

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▼これも面白い (^_^;)

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スパゲッティ・ナポリタン

トマトケチャップで味付けし、炒めた日本独自のスパゲティ料理。

昭和20年代に、横浜のホテルニューグランドで考案されたといわれている。

喫茶店や洋食屋、レストランで、老若男女に愛される定番のパスタ料理。

類似の名を持つイタリア料理の「スパゲッティ・アッラ・ナポレターナ」とはまったく異なる。

 

訃報 篠田桃紅 107歳

水墨を使った独自の抽象作品で国際的に知られる美術家の篠田桃紅(しのだ・とうこう、本名満洲子=ますこ)さんが3/1、老衰のため東京都内の病院で死去した。107歳だった。

葬儀は近親者で済ませた。喪主はめい、爽子(そうこ)さん。

中国東北部(旧満州)の大連生まれ。

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幼少から書を始め、第2次世界大戦後、文字を解体した抽象表現「墨象」に取り組んだ。

1956年に渡米し、ニューヨークを拠点にシカゴやパリなど欧米で個展も開いた。

1958年に帰国し、東京・芝の増上寺大本堂の壁画やふすま絵を手掛けるなど精力的に活動を続けた。

エッセイストとしても活躍。

著書に日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した「墨いろ」などがある。

映画監督の篠田正浩さんはいとこ。

▼20歳のころ

浅田真央ちゃんに似てますね (^_^;)

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読書 アウトサイダー

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著者コリン・ウイルソンの略歴は、

1931年、イギリス、レスター生まれの評論家、小説家。労働者階級の家に生まれ、アカデミックな教育は受けなかった。さまざまな職につきながら独学、作家の道を志す。56年、『アウトサイダー』で衝撃的デビューを飾り・・・

とある

まともな学校教育をほとんど受けず、ほぼ独学にもかかわらず、25歳で本書を書いて全世界に衝撃を与えた

まさに天才の名にふさわしい人物が、過去の、特に19世紀の天才(アウトサイダー)たちに焦点をあて、その生態を明らかにしている

個人的には、特にニーチェとショーペンハウエルへの言及に興味がある

天才を対象にしている以上、それは脳の構造や機能の分析とならざるを得ず、まだ右脳の概念は登場していないが、その後の「フランケンシュタインの城」などへ続く意識のメカニズムの解明が為されている

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著者コリン・ウイルソンは非常に多くの本を書いているが、処女作から一貫して同じテーマを追求している

実は本書を最初に読んだのは20年くらい前なのだが、そのときは余りの難解さにうんざりして、5分の1くらい読んだところで読み進めるのを断念している

しかし、何か非常に重要なことを論じていることは間違いなさそうなので、その後、コリン・ウイルソンの本を10冊くらい読んだが、本書よりずっと分かりやすかった

そのおかげかどうか、今回は最後まで読み通すことが出来たが、果たしてどれほど理解できたかは自信がない

まだ何回も読む必要を感じる

(^_^;)

 

18000年前の音楽

     ▲クリックすると聴けます

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 いまでも日本の山伏さんたちは

  使っていますね

 (^_^;)

 

いまからおよそ18000年前のことだ。

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現在のフランスにある洞窟の内部に、誰かが珍しい忘れ物をしていった。

ホラガイの貝殻である。

といっても、ただの貝殻ではない。

先端のとがった部分が削られ、息を吹き込めるように加工されていたのだ。

研究者たちはCTスキャンなどの画像技術を駆使し、貝殻をこれまでに発見された最古の楽器へと変身させた後期旧石器時代の人の素晴らしい仕事ぶりを証明してみせた。

そのうえ科学者らは音楽家に演奏を依頼し、数千年にわたる沈黙からその音色をよみがえらせたのである。

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能と東京タワー

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 2月の末、お天気が良かったので

  芝公園の周辺をお散歩していたら

 こんな案内板(↓)を見つけました

  もうすぐ桜が咲きますね

 (^_^;)

 

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▼建設中の東京タワー 1958年ころ

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