80【ヒストリー】

読書 アウトサイダー

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著者コリン・ウイルソンの略歴は、

1931年、イギリス、レスター生まれの評論家、小説家。労働者階級の家に生まれ、アカデミックな教育は受けなかった。さまざまな職につきながら独学、作家の道を志す。56年、『アウトサイダー』で衝撃的デビューを飾り・・・

とある

まともな学校教育をほとんど受けず、ほぼ独学にもかかわらず、25歳で本書を書いて全世界に衝撃を与えた

まさに天才の名にふさわしい人物が、過去の、特に19世紀の天才(アウトサイダー)たちに焦点をあて、その生態を明らかにしている

個人的には、特にニーチェとショーペンハウエルへの言及に興味がある

天才を対象にしている以上、それは脳の構造や機能の分析とならざるを得ず、まだ右脳の概念は登場していないが、その後の「フランケンシュタインの城」などへ続く意識のメカニズムの解明が為されている

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著者コリン・ウイルソンは非常に多くの本を書いているが、処女作から一貫して同じテーマを追求している

実は本書を最初に読んだのは20年くらい前なのだが、そのときは余りの難解さにうんざりして、5分の1くらい読んだところで読み進めるのを断念している

しかし、何か非常に重要なことを論じていることは間違いなさそうなので、その後、コリン・ウイルソンの本を10冊くらい読んだが、本書よりずっと分かりやすかった

そのおかげかどうか、今回は最後まで読み通すことが出来たが、果たしてどれほど理解できたかは自信がない

まだ何回も読む必要を感じる

(^_^;)

 

18000年前の音楽

     ▲クリックすると聴けます

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 いまでも日本の山伏さんたちは

  使っていますね

 (^_^;)

 

いまからおよそ18000年前のことだ。

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現在のフランスにある洞窟の内部に、誰かが珍しい忘れ物をしていった。

ホラガイの貝殻である。

といっても、ただの貝殻ではない。

先端のとがった部分が削られ、息を吹き込めるように加工されていたのだ。

研究者たちはCTスキャンなどの画像技術を駆使し、貝殻をこれまでに発見された最古の楽器へと変身させた後期旧石器時代の人の素晴らしい仕事ぶりを証明してみせた。

そのうえ科学者らは音楽家に演奏を依頼し、数千年にわたる沈黙からその音色をよみがえらせたのである。

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能と東京タワー

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 2月の末、お天気が良かったので

  芝公園の周辺をお散歩していたら

 こんな案内板(↓)を見つけました

  もうすぐ桜が咲きますね

 (^_^;)

 

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▼建設中の東京タワー 1958年ころ

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ゴーン逃亡手助け犯人 日本へ移送

凶悪犯マイケル・テイラー(右)と息子のピーター・テイラー

 

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日産自動車前会長のカルロス・ゴーン(66、→)(会社法違反などで起訴)が保釈中にレバノンに逃亡した事件。

東京地検特捜部は3/2、主犯ゴーンの逃亡を手助けした米国籍の親子2人の凶悪犯について、米国側から身柄の引き渡しを受け、犯人隠避容疑で逮捕した。

凶悪犯2人は、米ボストンから3/2夕に日本に着く航空機で移送され、その後東京小菅の東京拘置所に移される見通しで、東京地検特捜部は逃亡劇の解明を図る。

凶悪犯2人は、米陸軍特殊部隊「グリーンベレー」元隊員・マイケル・テイラー(60)と息子のピーター・テイラー(28)の両容疑者。

凶悪犯2人は2019年12月29日、米国籍の凶悪犯ジョージ・ザイェク(61)とともに、主犯ゴーンが関西空港からプライベートジェット(PJ)で日本から逃亡(不法出国)するのを手助けした。

 これまでの東京地検の発表や、米当局が連邦裁判所に提出した資料によると、凶悪犯ピーター・テイラーは2019年7~12月上旬に少なくとも3回来日。
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主犯ゴーンの弁護人だった弁護士弘中惇一郎(→)の事務所などで主犯ゴーンと面会したほか、2019年12月28日にも来日し、都内のホテルで主犯ゴーンと会っていた。

凶悪犯マイケル、ザイェクは翌29日にプライベートジェットで来日した。

主犯ゴーンを東京から大阪まで護衛しながら案内するなどし、主犯ゴーンが隠れた箱をプライベートジェットに積み込み、自分たちも同乗して経由地のトルコへ向かったとみられる。

主犯ゴーンは12/31、レバノン(↓)に逃亡入国した。

 

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東京地検特捜部は2020年1月30日、主犯ゴーンについて入管難民法違反(不法出国)容疑で、テイラー親子ら3容疑者についても犯人隠避と同法違反(不法出国)ほう助の両容疑で、逮捕状を取得した。

凶悪犯親子は主犯ゴーンの逃亡を手助けした後、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイから米国に帰国。

2020年5月、米当局が日米犯罪人引き渡し条約に基づいて逮捕した。

日本側からの犯人の身柄引き渡し請求を受け、マサチューセッツ州のアメリカ連邦裁判所は2020年9、引き渡しは可能と判断し、米国務省も10月に引き渡しを承認。

凶悪犯2人の弁護側は、アメリカ連邦地裁に移送の差し止めを申し立てたが、今年1月に地裁が申し立てを棄却し、控訴裁、最高裁も地裁の決定を支持した。

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一方、凶悪犯ザイェクの行方は分かっておらず、東京地検特捜部は情報収集を続けている。

 

ゴーンが楽器ケースに入って逃げたため

「ゴーンは入っていません」シール(→)を

楽器ケースに貼るのが流行した (^_^;)

 

▼ゴーンが入って逃げた楽器ケース

ゴーン逃走方法

 

▼2020年8月のレバノン大爆発

この大爆発の被害は、レバノン市街にあるゴーンの豪邸にも及び

驚いたゴーンは「日本が攻めて来た!」と大いにうろたえ

アタフタ右往左往して醜態をさらしました

見かけによらず、肝っ玉の小さい男のようですね  (^_^;)

 

読書 ものぐさ精神分析

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この本を初めて読んだのは20年以上も前だが、読み始めたとたんにグイグイ引きづりこまれて、正続あわせて800ページ以上、ほぼ一昼夜で読み切った記憶がある(余りにも面白くて面白くて、興奮して夜も眠れなかった)

冒頭に

「フロイド理論は

 何よりもまず

 社会心理学である」

とある通り、個人の深層心理がいかに社会現象として現出するかを主に扱っている(著者は、フロイではなくフロイと表記している)

つまり、毎日のニュースに現れるような社会現象や歴史上の事件を、フロイト理論の立場から、バッサバッサと切りまくる、その分析の切れの鋭さが実に痛快なのだ

本当の発見とは、まったく未知の存在を発見することではなく、今まで何気なく見ていた存在(世界)がまったく違って見えるような、そんな斬新な視点の発見であると言われるが、まさにそれを体験できる

しかもそれは、どうでもいいような世界の話ではなく、自分自身の一回限りのかけがえのない人生の生き方に深く関わって来るのだから切実感がある

著者は自分の立場を「唯幻論」と呼んでいるが、

「この世のすべては、幻(まぼろし)である」

という考え方は、日本人の考え方や生き方に合っているようにも思えるし

「人間は、本能が壊れた動物である」

という主張は、人の心の闇を解析する上で実に示唆に富んでいる

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20世紀の天才による三大理論というと、アインシュタインの相対性理論、マルクスの共産主義理論、そしてフロイトの精神分析理論というのが定番とされている

この3人がすべてユダヤ人というところに、ユダヤ人のすごさが感じられる

フロイト理論は創始から100年以上が経過し、新しい学説による様々な批判も受けているが、人の心の闇を解析するための最も基盤となる理論としての重みは変わらないように思える

フロイト理論をより高い視点から批判したと主張する同時代の学者に対して、フロイトは

「巨人の肩の上に乗った小びと」

と手厳しく反論している

ピュアなフロイト理論なら、フロイト自身の著作に当たるのが良いのかもしれないが、フロイト理論を楽しく学ぶなら、本書は超オススメです!

(^_^;)

 

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▲ギリシア神話の盲目の巨人オーリーオーンと

その肩の上に乗る小びとケーダリオーン (プッサン、1658年)

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このところ書評(読書感想文)が少ないのは、関心が一時的に別のことに移ってサボっているからです

読書そのものは続けていますし、今までも読んだ本のすべてに書評を書いていた訳ではありません

また気が向いたら、バリバリ書評も書きますね

(^_^;)

 

宇宙恐竜ゼットン

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「ウルトラマンさ~ん

  電話ですよ~」

「ジュワッキ!」

  (^_^;)

 

男の子なら、誰もがウルトラ怪獣を好きになったことがありますよね?

好きな怪獣は人によってさまざまですが、やはりウルトラマンたちを苦しめた強い怪獣の人気は高いものです。

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昭和世代で強い怪獣と言えば、必ず挙がる名前はやはり「ゼットン」。

ウルトラマンに完全勝利した怪獣だけに、誰もが「強敵」「最強」と認めていました。

〇〇怪獣でなく「宇宙恐竜」というセンスのいい別称。

目や口が記号化しているポーカーフェイスな顔。

ウルトラマンの銀に対して黒いボディ。

そして「1兆度の火炎」というオーバースペックなパワー。

だいたいの男の子はゼットンで「兆」という単位を知りました(笑)。

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散歩 荻生徂徠のお墓

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昨日2/13は天気が良かったので、散歩しました

このところ寒かったので、家の中をいろいろ断熱DIYしていたのですが、そのとき直角測定の必要性を感じ、三田にあるケーヨーD2というDIYショップ(ホームセンター)で指矩(さしがね)を買いました

プロの大工さんは、たぶんもっと大きいのを使いますが、私はアマなので30センチの小さいやつ(↓、327円)

 

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ちなみに私はDIYツール(日曜大工道具)を買う場合

1)百均ダイソーなど 超安いけど、安いなりにショボい、品揃え少ない

2)通販アマゾンなど 何でもあって割と安いけど、実物を見れない、送料かかる場合あり

3)三田のケーヨーD2(↓) 少し高いけど、たいていのものは揃う

4)渋谷の東急ハンズ 高いけど何でも揃うし、店員さんが相談に乗ってくれる

の順番で探します

 

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そのあと通りを歩いていたら、「史跡 荻生徂徠」という表示があったので入ってみました

元禄赤穂事件(忠臣蔵)では、義士を賛美して助命を願う世論に対して、徂徠は切腹論を説いた

そのお墓が、泉岳寺の近くにあるというのも歴史の皮肉

(^_^;)

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若者のクルマ離れ

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子どものころ、アメリカでは大学生が一人一台クルマを持つのが当たり前で、クルマが無いと彼女とデートも出来ないというテレビ番組を見て、アメリカって豊かな国だなぁと感じた記憶があります

ところが自分が大学生になってみると、日本もまったく同じ状況になっていました

(^_^;)

 

若者のクルマ離れが指摘されてから久しい。

日本の場合、国民の平均所得が著しく減少しており、特に賃金の低い若者にとっては、買いたくても買えないというのが現実である。

だが、若い世代が以前ほどクルマに対して興味を示さないのは各国共通の現象でもある。

これには社会のIT化というイノベーションが密接に関係しており、逆にいえば、この動きを逆手に取ることで、若者を取り戻すことができる。

そのためには、自動車業界自身が抜本的に変わらなければならない。

ソニー損害保険が昨年12月に行った調査によると、2021年の新成人の中で

「クルマに興味がある」36.2%、

「興味がない」41.5%

だった。

「興味がない」と答える若者の方が多く、クルマ離れを裏付ける結果となった。

だが冒頭でも説明したように、日本の場合には買いたくても買えないという事情がある。

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国会の開会式

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フランス革命やロシア革命など、過去に王制を廃止した国は、その後に国内が大混乱に陥っており、内乱や虐殺、大量処刑など悲惨な事態を招いていることは、歴史が証明しています

一般に内乱は、戦争より残酷で悲惨です

日本は天皇制が維持されているおかげもあって、国家の統合で悩むことの少ない珍しい国ですが、たいていの国は国内対立や分裂独立問題という「内乱の元」をかかえています

いま米国の南北対立が表面化していますが、中国でもチャイナチス中国共産党による強権独裁体制でなければ、5~10くらいの国に分裂する可能性があると言われています

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それにしても、最後に登場する大江アナ(→)、42歳なんですけど、相変わらずキレイですね

毎日スタジオ入りすると、本番前に2時間かけて、念入りにお化粧しているそうです

(^_^;)

 

阪神・淡路大震災から26年

1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災から、1/17で丸26年を迎えた。

発生時刻の午前5時46分に合わせ、神戸市中央区の東遊園地など各地で追悼行事があった。

新型コロナウイルス禍の中でも「この日だけは」と多くの人が手を合わせ、震災で亡くした家族や友人らを思い起こした。

前日から紙製の灯籠でかたどられた「がんばろう」の文字が点灯され、分散来場が呼び掛けられた東遊園地。

その中に、震災で母親の藤井あい子さん=当時(83)=を亡くした神戸市東灘区の寺内和子さん(72)の姿があった。

あい子さんは全壊した自宅の下敷きになった。

震災の日が近づくと当時がよみがえる。

自身もけがをしながら実家に駆け付けたこと、がれきから出てきた足が温かかったこと、掘り出されたあい子さんは「あ、あ」と懸命に何かを伝えようとしたこと、自らくぎを打ち棺おけを作ったこと…。

和子さんは「お母さんの代わりに誰かのためになれば、自分が救われるかもしれない」と介護ヘルパーの仕事を続けている。

新型コロナの影響で離職者が増え、夜から翌朝までの勤務にも入るようになったが、「この仕事は辞めたくない」。

* * * * * * * * * *

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東日本大震災では東京でも、住んでいるマンションが崩れるかと思うほど揺れましたが、阪神・淡路大震災では、揺れた瞬間はほとんど気が付きませんでした

でもテレビで刻々と入って来るニュースは神戸一帯が燃えているような感じで、死者数も当日は数百人くらいでしたが、毎日千人くらいずつ増えていく感じで、非常に恐ろしかった

たまたま地震の翌日に大阪で結婚式に招かれていて、問い合わせたら決行するとのこと

飛行機を調べたら飛んでいたので、伊丹空港経由で大阪へ行き、結婚式の翌日、西宮から神戸にかけて10時間くらい歩きました

最も印象に残ったのは、木造建築が地震に弱いということ

木造の家が跡形もなくグシャグシャになって燃えているすぐ隣で、鉄筋コンクリートの家が、外形はほぼ無傷という場面をたくさん見ました

日本に住んでいる限り、木造の家には住みたくないなぁ、と今でも思っています

((((;゚д゚))))

そのとき撮影した写真へ