映画

映画 ドライブ・マイ・カー

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 この映画、まだ見てないんですけどね

  これだけ評判がスゴいと

 見たくなりますねぇ~

  (^_^;)

 

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今月3日、米アカデミー賞にも大きな影響を与えている、
ニューヨーク映画批評家協会賞が発表され、
濱口竜介監督(→)
ドライブ・マイ・カー」が作品賞を受賞しました。

ニューヨーク映画批評家協会賞は87回目を迎える大変歴史ある賞で、
日本映画が作品賞を受賞するのは今回が初。

村上春樹氏の同名短編を映画化した「ドライブ・マイ・カー」は、
第94回米アカデミー賞国際長編映画賞部門の日本代表に決定。

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すでに第74回カンヌ国際映画祭で脚本賞など4冠、
第31回米ゴッサム賞では最優秀国際映画賞を受賞しており、
米ローリングストーン誌は2021年の1位、
米ヴァニティ・フェア誌は2位に選出するなど、
各方面から非常に高い評価を受けています。

なお、ニューヨーク・タイムズ紙が8日、
今年の映画を代表する俳優13組を発表しており、
主演の西島秀俊さん(→)がアジアから唯一選出されています。

 

 

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映画 トランス・ワールド

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登場人物は4人だけ

 舞台セットはボロ小屋ひとつ

非常に製作費が安そうな映画だが

 奇妙な謎に引き込まれる

(^_^;)

 

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米国の人里離れた森の中で、夫とドライブ中にガス欠になり、ガソリンを買いに行った夫を待つサマンサ。

同じように車のトラブルで立ち往生している男性のトムに遭遇し、無人の小屋で一緒に夫を待つことにした。

そこにもう一人、ジョディと名乗る不良っぽい女が現れる。

寒さと飢えに震えながら、3人は奇妙なことに気づく。

何度森に出ても、キャビンに戻ってきてしまう。

さらには、3人それぞれが認識している現在地や時代が全く違う。

 

東京ラムストーリー

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近所にラム(羊肉)のお店が出来てました

最近リバイバルしている往年の人気ドラマ

  東京ラブストーリー

にうまく便乗して

  東京ラムストーリー

(^_^;)

 

▼平成バージョン バブルムードたっぷり

 

▼大ヒットした主題歌

 

▼令和バージョン 平成版を超えるのは無理かな?

 

映画 ショックウェーブ

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▲この動画は、映画とは違います

 

世界を震撼させたベイルート港爆発事故から1年余

報道ニュースでは、主に爆発の遠景動画が流されましたが

人々は爆発の瞬間とその余波をスマホで撮影していました

この映画は、それらの個人撮影の動画を編集したドキュメンタリーです(監督 Adam Harve)

レバノンの首都ベイルートで、2020年8月4日18時頃(現地時間)、壊滅的な大爆発が街を襲いました

広島原爆の14分の1の規模で、核兵器以外では、人類史上最大の人工爆発

まるで災害映画のワンシーンのように見えましたが、現実に起こったのです

都市の半分以上が被害を受け、死者218人、負傷7000人、そして30万人が家を破壊されて住む場所を失いました

ベイルート港の倉庫には、約2750トンの硝酸アンモニウムが保存されていました

レバノン政府の首脳たちは、このことを知っていたが、何もしなかったのです

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保管とは「保存して管理する」という意味ですが、誰も管理していなかった

2750トンもの爆発危険物のすぐ近くで、倉庫を修理するため、溶接工事の火花を飛ばしていた!

まったく、恐れ入ります

爆風の速度は、時速300キロ

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爆風で割れた窓ガラスの破片などが、時速300キロで人々に浴びせかかりました

私の家は東京湾に面していて、近くには倉庫も少なくありません

日本政府が、危険物をちゃんと管理してくれているといいのですが・・・

((((;゚д゚))))

 

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▲爆発後のベイルート港

向こう側の、まだ立っているビルの多くも

内部は破壊されて、使えなくなっています

 

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▲東京湾

 

映画 ザ・ハント

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2020公開なので、ごく最近の映画

この映画を見たトランプ(←)

 「民主党を支持する腐ったセレブどもが、

  オレを支持する善良なプア白人たちを殺している!」

と怒ったらしい

広大な森の中で目覚めた12人の男女、なぜ自分がここに来たのかも分からない

だが、突然銃声が鳴り響き、何者かに狙われて、虫けらのように殺されていく

かなりグロで、ストーリーもハチャメチャだが、けっこう引き込まれる

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セレブとプアというアメリカの伝統的な対立に加え、ちょっとした発言が炎上して社会的生命が危険にさらされるという、最近の社会動向も織り込んでいる

ベティ・ギルピン(→)の演技が、なかなか良い

(^_^;)

 

* * * * * * *

 

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・・・この映画とは関係ないが

1828年、オーストラリア政府は、白人がオーストラリアの原住民アボリジニを自由に殺す権利を認める法律を制定した

当時の白人にとって、アボリジニなどの非白人は動物(類人猿)との認識であった

この認識は、非白人国家である日本が、白人国家のロシアに、日露戦争で勝利するまでは、世界の常識だった

そんな訳でオーストラリアでは、スポーツハンティングとして、白人(人類)が原住民アボリジニ(動物)を殺しまくった

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週末は「アボリジニ狩り」なる、娯楽としてのスポーツハンティングが流行していた

「今日はアボリジニ狩りに行って、17匹やった」

「オレはウサギ3匹、アボリジニ2匹だ」

こんな白人の日記が、今でも山ほど残っている

アボリジニ狩りは、つい最近まで続いていた

100万人以上いたアボリジニは、現在7万人しかいない

狩られたアボリジニの気分を知るには、この映画は向いているかもしれない

((((;゚д゚))))

 

映画 グランド・イリュージョン

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4人のスーパーイリュージョニスト(手品師)チーム“フォーホースメン”。

彼らはラスベガスでショーをしながら、遠く離れたパリの銀行から金を奪い、観客を驚かせた。

このことから、FBIとインターポールから追われることになったホースメン。

・・・という話なのだが、ストーリーがゴチャゴチャしてて分かりにくい

ラスベガス、ニューヨーク、パリと、絵になる街を背景に、ド派手なアクション場面が続くので、退屈はしないが、奥深さの乏しい「子ども向け娯楽映画」という感じがする

(^_^;)

 

映画 ウトヤ島、7月22日

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これは2011年に現実に起きたウトヤ島銃乱射テロ事件を元にした再現映画です

数百人の学生が、ノルウェー・ウトヤ島(↓)のサマーキャンプに参加

そこに突然の銃声が鳴り響き、学生たちは300m四方くらいの狭い島中を必死に逃げ回る

わずか72分で69人射殺という、八つ墓村(←)の元になった津山事件(30人)をはるかに超える、記録的な短時間大量射殺をした無差別テロ事件です

何の心の準備もなく、銃弾が飛び交う戦場に突然投げ込まれたようなものだから、うろたえるのは分かるのですが、それにしてもここまで状況判断が出来なくなるのだろうか?と少々不思議に感じました

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実は、この映画を見ている途中で、急に吐き気を催してトイレにかけこんだのです

映画を観ていて、こんな気分になるのは初めて!

死体のグロい場面は少ないから、それに反応した訳ではありません

この映画、無差別銃撃の72分をワンカット撮影しているので、その場に居合わせたような独特の臨場感があります

主人公の女子学生の近くにカメラマンが立ち、ずっと彼女の行動を追いかけて、場面切替なしで撮影しています

彼女が走れば、カメラマンも一緒に走るので、その時にカメラが揺れて、画面が激しくブレる

そんな超ブレブレ動画をずっと見ていて、しかもスゴい臨場感に当てられたのかなと思っています

画面が激しくチラチラするTVアニメを見ていた子供が、急に気持ちが悪くなった事件がありましたよね

あれ以来、TVアニメには「画面から離れて観ましょう」と表示されるようになりました

とにかく臨場感は非常に高いのですが、娯楽性は低いので、観る人によっては退屈してしまうかもしれません

((((;゚д゚))))

 

▼事件は北欧ノルウェーで起きました

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▼事件現場のウトヤ島は、首都オスロから30キロくらい

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▼湖の中にある小さな島です

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▼対岸からは600mくらいで、夏だから泳いで渡ることも可能

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▼300m四方くらいの狭い島内には、キャンプ場がある

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現実の事件現場の動画(映画ではない)へ

 

映画 ハウンター

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少女リサは奇妙なことに気づく。朝から昨日と同じ事の繰り返しなのだ。16歳の誕生日の前日を、毎日延々と、繰り返し過ごしていることに気が付く

ここまでの紹介文を読んで、既視感(déjà-vu)の重症事例をベースにした心理ホラーかな?と思って観はじめたのだが、それほどの奥深さは無かった

話があちこち展開するので、分かりにくいストーリー

娯楽性を高めたいのなら、ヒッチコックのように、もっと観客の注意を一点に集中させて欲しい

室内の明かりが無闇やたらと点滅したり、ホラー効果を使い過ぎ

(^_^;)

 

映画 わが道

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出稼ぎ者が東京で行き倒れ、身元不明人として勝手に医大の解剖実験材料にされた事件の裁判闘争記録『ある告発-出稼ぎ裁判の記録』(佐藤不器ほか、日刊東北社、1972年刊)の映画化

実際の事件は、昭和41年に青森県十和田湖近くの寒村から出稼ぎに出た64歳の川村由松が、東京品川の大井町駅で亡くなった

その身元を証明する所持品があったにも関わらず、大井町警察署と港区役所のズサンな扱いで身元不明人とされ、8か月後には慈恵医大の冷蔵庫に移され、解剖実習の材料にされていた

遺族である妻が激しく憤り、地元で地方新聞『日刊東北』を出していた佐藤不器(原作本の著者)の支援で、青森県と東京都を相手に訴訟を起こした過程を映画にした

昭和41年の事件だから、すでにテレビもクルマもあるのだが、高度成長前期の日本の貧困が、実に暗くリアルに描かれている

その絶望感を音羽信子が名演している

後半は一転して、法廷が舞台の裁判ドラマ

原作本の著者が新聞記者のせいか、新聞記者や弁護士が「人権を守る良い人」、警察や役所が「権力をカサに着て人権無視する悪い連中」というように、ことさらに単純対比しているような印象も受ける

安保闘争が激しかったころの時代精神を感じる

(^_^;)

YouTubeで130分すべて見れます