気象庁は21日、東京の桜(ソメイヨシノ)の開花を発表した。
平年より5日早く、昨年と比べて2日早い。
1週間から10日後に満開となる見込み。
今年のさくらは、平年より早い開花となるところが多いでしょう。
開花が一番早い予想なのは福岡で3月18日、続いて東京の19日です。
関東から西の地域では、見頃は3月末ごろからとなりそうです。
連休明け以降の寒の戻りが、これまでの予想よりも強まりそうなため、満開の予想が前回よりやや遅くなっています。
昨年の11月から1月半ばにかけて気温が高い状態が続き、記録的な暖冬となりました。
暖冬は桜の花芽が休眠から目覚めにくく、開花が遅くなる要因となります。
一方で、1月末以降も気温が高い日が多く、この先も20日日曜日ごろまではかなりの高温となる見込みです。
このため、暖冬による影響を考慮しても平年よりも早い開花となるところが多い見込みです。
ただ、暖冬による開花の遅れは、平年の気温が高い地域ほど大きくなるため、九州南部など西日本の太平洋沿岸を中心に、開花がやや遅くなる所もありそうです。
北日本は暖冬の影響が小さいですが、高温傾向も東・西日本ほどではないため、平年よりやや早い開花となる見込みです。