12【新宿高校OB有名人】

新宿高校と日野高校

1982年4月5日坂本龍一&忌野清志郎「い・け・な・いルージュマジック」がオリコンのシングルチャート1位を獲得した。

1982年といえば、私が大学を卒業した年である。

在学中にアルバイトをしていたCBSソニー(当時)のTさんから「就職するのならば新しくできる会社がいい」と薦められ、できたばかりのロンドンレコードを受け、何度かの面接の後、なんとか合格。

4月から入社する予定だった。

社会人になるそれまで、いわゆる卒業旅行として、以前お世話になった、LAで「ハリウッド・ミュージック・ストア」を営んでいるMさんのところへ3か月ほど行く予定を立てていた。

そんな矢先、「邦楽第1弾を2月に出すことになったので、1月からアルバイトとして来てほしい」とロンドンレコードから連絡があった。

渋々、ソ連大使館の脇にあった就職先の会社へ行くと、その邦楽第1弾はYMOの坂本龍一さんとRCサクセションの忌野清志郎さんのコラボレーションだという。

「へえ、YMOとRCとはすごいじゃん」というのが、大学卒業前のアルバイトとしての実感だった。

1月上旬に新入社員となる我々(と言っても3人だが)が集められた時点で、すでにレコーディングは終わっており、ミックスの作業をしているという新富町の音響ハウスに連れて行かれた。

そこにはちょうど夕食のお弁当を食べている牧村憲一さんがいた。

挨拶をすると、「いやあ、今回僕は仲人役ですから」と言って自己紹介をされた。

牧村さんは資生堂のCM音楽のディレクターであり、またレコード原盤のディレクターという立場であった。

そこで初めて「い・け・な・いルージュマジック」とB面の「明・る・い・よ」を聴いた。

聴き終わると、スタジオにいたみんなの顔が“パアッ”と明るくなったのを憶えている。

さて、最初の私の仕事は宣伝だった。

邦楽第1弾であるこの「い・け・な・いルージュマジック」を各媒体に売り込むことである。

そして、ロンドンレコードからの宣伝請負人として吉見佑子さんが小さいけれども大きな声でさっそうと現れた。吉見さんに連れられて、出版社を中心にいろいろなところを回ったものだ。

当時、写真週刊誌の先行雑誌であったFOCUSが売れ行きを伸ばしていた。

何とかFOCUSの記事を取れないものかと宣伝会議でも議題に上がり、集英社なども担当していた私がFOCUSへ出向き、売り込むこととなった。

アポイントを取り、会ったのは記事を担当するフリーの記者であった。

今となっては誰だったのか知る由もないのだが。

使う写真は十文字美信さんが撮った宣伝用のポスターを使うことで合意した。

当然、記者としては内容を面白くしようとする。

曲も認知もされ、プロモーションビデオもかなり流れて話題になっていたので、そのPVのことをかなり取材された。

当時、「い・け・な・いプロジェクト」では撮影時のエピソードとして「撮影に使ったお金はすべて本物で、なぜか2万円がなくなっていた」というストーリーを作り、我々はそれを使っていた(2万円が紛失したのは本当の話で、その2万円は牧村さんが個人的に立て替えたそうだ)。

取材する記者に「撮影後、2万円が紛失していたのだけれど、それはもしかしたら清志郎の仕業かもしれないですね。いや、真相はわからないのですよ」と、なんとなくその場を盛り上げるプロモーショントークの延長のように言ってしまった。

FOCUSでの記事は掲載され、ヒットを後押しするための有効な宣伝となり、私はミッションを達成。

当時の役員から「これが欲しかったんだよ! ごちそうするぞ」と言っていただき、吉見さんからも「犬も歩けば棒に当たるのね」とおほめの言葉をいただいた。

しかし、後日、忌野清志郎さんの所属事務所の社長である奥田義行さんが会社にそのFOCUSを持ってやって来た。

ずいぶんとご立腹で、記事の中の「2万円は忌野清志郎が持って行ったことが判明した。

坂本龍一は新宿高校で、忌野清志郎は日野高校。その育ちの違い」という、正確な文面は覚えていないが、そこの部分に赤線を引いて何やら宣伝部長に言っている。

そこから聞こえたのは「これは杉岡がやったことですから」。

「え?! そりゃないでしょう!」初めて味わう大人の社会の仕組み。

だいたい、新宿高校と日野高校で何の育ちの違いがあるのか訳が分からない。

当時は原稿の事前確認なんてことはまったくできなかった。

まあ、そんなことも今となっては40年ほど前の楽しい思い出だ。

後年、間違った記事を見受けるが、撮影で使用されたお金は一部を除きそのほとんどはダミーのお札。

もちろん、清志郎が2万円を持って帰ったという事実もない。すべては私の若さゆえのことである。

【著者】杉岡中(すぎおか・あたる)

「大人のMusic Calendar」編集長。

ロンドンレコードでRCサクセション、坂本龍一を担当。

MIDIレコードを経て角川書店へ入社。

「月刊カドカワ」、「The寂聴」「月刊短歌」などの編集長を務める。

現在は「大人のMusic Calendar」の傍ら、ニッポン放送のサイト「1242.com」で編集を担当。

また瀬戸内寂聴等の書籍プロデュースを行っている。

 

レゲエに2年

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 私はゴルフをしないので

  正直「何がいいんだろう」なんですけど

 夢中になってる人が多いということは

  きっと本当はスゴク面白いものなんでしょうね

 早起きは超苦手だし

  ゴルフ2年ガンバル根性もなかったです  (T_T)

 

J-WAVEで2ヶ月に1度、第1日曜にお送りしている番組『RADIO SAKAMOTO』。

ナビゲーターは、坂本龍一(新宿高校OB)

1月6日(日)のオンエアでは、編集者でライターの若林恵さんをゲストに迎えて、音楽について語り合いました。

坂本:僕が跳ね返されたのはレゲエです。
若林:「レゲエ、わかんねえ」って感じですか?
坂本:わかんない。何がいいんだろうと思う。
若林:面白い。
坂本:たぶんいいんだろうと思って、わかんないんだけど聴き続けて、面白いってなるまでに2年かかりました。

「ある日突然、レゲエ空間が見えた。幾何学的な空間」と坂本。

それ以来、レゲエを面白く聴けるようになったと言います。

若林:坂本さんでもそういうのあるんですね。
坂本:頭で考えちゃだめなんだね。
若林:そうですね。僕も無理して聴いて、馴染んでくると入り方がわかってくるみたいなことがあるのかなと思うんです。
坂本:分析的に聴いたりしてたらダメなんでしょうね。

 

 

対談の元記事へ

世田谷区役所の職員 逮捕

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▲世田谷区長・保坂展人(新宿高校OB)

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 その後、世田谷区役所のM山

  どーなったのかな?  (^_^;)

 

「ナンパの技術を学べる」とうたう塾、「リアルナンパアカデミー」の塾生で、世田谷区役所の職員ら2人が、女性に酒を飲ませて性的暴行を加えたとして、警視庁に逮捕されました。

逮捕されたのは、世田谷区役所の地域振興課の職員・根津天亮容疑者(24)ら2人で、ともに再逮捕された塾代表の渡部泰介容疑者(42)と今年3月、新宿区のマンションの部屋で女性(23)に酒を飲ませて性的暴行を加えた疑いがもたれています。

3人は、女性を塾生だけが使える部屋に連れて行き、ダーツなどの罰ゲームと称してテキーラ15杯を飲ませたということですが、3人とも容疑を否認しています。

リアルナンパアカデミーの逮捕者は、これで7人となります。

詳細はここをクリック

 

文化功労者 池辺晋一郎さん

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▲現在の新宿高校生と。コギャルとおじいちゃん、といった風情  (^_^;)

日本政府が 10 月 26 日に発表したところによると、

2018 年度の文化功労として池辺晋一郎さん新宿高校15 回生 作曲家)が

「社会との関係の中で音楽を捉 えるメッセージ性のある創作活動を展開し、クラシック音楽の普及に尽力した」 功績により選ばれました。

文化功労者の顕彰式は 11 月 5 日に東京都内のホテルで開かれます。

朝陽同窓会事務局で把握している、新宿高校卒業生の文化功労者受賞者は、以下 7 名の方々です。

調査が行き届いていないかと思いますので、同期やお知り合いに受賞者がいらしたら事務局までお知らせ下さい。

年度 新宿高校卒業回  氏名(敬称略) 業績

1997  中 5  金田一 春彦  言語学・国語学

2001  中 14  秋山 虔  国文学

2000  中 17  松尾 敏男  日本画

2011  中 21  加賀 乙彦  作家

2011  2  菅野 卓夫  電子工学

2008  2  富永 健一  社会学

2002  13  外村 彰  物理学

池辺晋一郎さんに関する記事

待機児童の多い世田谷区

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 杉並区、世田谷区は 革新系の区長で

  そのせいか 区役所職員の態度が悪い!

 として有名です  (;´Д`)

 

待機児童の多いことで知られる東京・世田谷区で、企業主導型の2つの保育所で保育士が一斉退職し、休園になるなどのトラブルが起きていることが分かりました。

保育士が一斉退職したのは世田谷区にある「こどもの杜」が運営する2つの企業主導型保育所です。

企業主導型保育所に補助金決定などの権限を持つ児童育成協会によりますと、先月末までに2つの保育所をあわせて保育士11人と調理師や栄養士ら7人が退職したということです。

また、協会側の聞き取りに対して複数の保育士が「給与の未払い」を訴えたということです。

2つの保育所のうち1つは、今月1日から「休園」となっていますが、もう1つは保育士を確保し受け入れを続けています。

一方で、5日に取材に応じた「こどもの杜」の経営者は退職した保育士はあわせて7人で、給与の未払いは「絶対にない」と反論しています。

「遅れてもいないし、減額したこともない。不安を払拭できるように、しっかり信頼関係をつくっていきたい」(「こどもの杜」 和田勝海 代表)

世田谷区には子どもの新たな預け先などについて保護者からの相談が多く寄せられていて、5日も担当者が東京都とともに直接、保育所を訪ねて、事情を聴くなど対応に追われています。

 

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▲世田谷区長・保坂展人(新宿高校OB)

 

新型ジープ ラングラー発表会

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 河原さん、情報ありがと~ (^_^;)

 

世界的ミュージシャンの坂本龍一(66、新宿高校OB)が25日、千葉・浦安の「舞浜アンフィシアター」で開催された「新型ジープ ラングラー発表会」に出席し、トークショーを行った。

イベントでは、約11年ぶりにフルモデルチェンジした米自動車メーカー「FCA」のジープブランドの本格的オフローダー「ラングラー」についての発表が行われた。

坂本はトークショーで、ジープのコンセプト「自由」にちなんで、自身の音楽や生き方について語った。

小学生のころを振り返り

「学校でなりたい職業を書かされたが、なりたいものがなかったので、『ない』と書いた。音楽家になりたいっていうのもない。夢を言ったり、態度に出したりするのが恥ずかしかった」

と告白。

「ここまでこれたのは、会う人や周りの人が、たまたま良かっただけ」と明かした。

昨年3月、約8年ぶりに発売したソロアルバム「async」について「今までやったことがないこと、今やりたいことをやろうと集中した」と説明。

笑みを浮かべて「それが18歳の時にやりたいと思っていたことと同じで、50年くらい何をしてきたんだろうと思った」と打ち明けた。

世田谷区役所のM山

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▲世田谷区長・保坂展人(新宿高校OB)

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最近は役所の接客が非常に良くなって、目黒区や港区では、一流ホテルのコンシェルジュかと思うこともありますが、広い東京には、まだ「お役所仕事」を堂々と続けている、絶滅危惧種みたいなお馬鹿公務員もいるようです。

杉並区と世田谷区は、革新系区長のせいか、区役所職員の態度が悪いことで有名です。

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今はブログやSNSで誰でも簡単に情報発信できますから、あまりお馬鹿なことをすると、あっという間に悪名がとどろき渡って、長く歴史に汚名を残すことになります  (^_^;)

 


 

漫画『岡崎に捧ぐ』などで知られる人気漫画家・山本さほ氏がツイッターで

世田谷区役所のM山を告発し、話題になっている。

事の発端となったのは、今月1日、世田谷区が主催した国際マンガ交流イベント。

そこに講師として参加した山本さほ氏は同日夕方にツイッターを更新し、

「世田谷区役所と仕事したんだけど、やばすぎて笑うしかなかった…。人のことなんだと思ってんだろう」

とツイートし、何らかのトラブルを匂わせていた。

その後、山本さほ氏は2日に「区役所と仕事したまんがです」と4枚の画像をアップし、世田谷区役所の担当者(M山)とのやり取りを公開。

それによると、山本さほ氏が請け負ったのは「海外の子どもたちにまんがを教える」という仕事。

しかし世田谷区役所の担当者(M山)は、前もって山本さほ氏が送っておいたデータを失くす、会場をダブルブッキングさせるなどの上、お店のキャンセル料2万円を山本氏のギャラから差し引くことを宣言したという。

しかし、イベント終了後には世田谷区役所の担当者(M山)の機嫌が直っておりそのままギャラをもらうことができたものの、山本さほ氏がダブルブッキングしたお店を訪れると、もともと山本さほ氏のギャラは予算から場所代を引いたものだったことが判明したという。

WS000000山本氏はこれに「フリーランスの仕事をなんだと思ってるのでしょうか…」とつづっていた。

さらに、山本さほ氏はその後のツイートで、「ちなみに子どもの画材も買いに行ってくれと言われたので子供たち全員分の画材も自腹で買いました。打ち合わせ、画材の買い出し、資料作成、授業で実働4日です」と、かなりの持ち出しがあったことも告白。

そして、同イベントの手伝いをしたというお笑いコンビ・ゲオルギーの吉川きっちょむ氏もツイッターで「世田谷区役所の担当者(M山)の対応が酷すぎて笑うしかなかったなー…」とツイートしており、トラブルの証言者となっている形に。

この告発にネットからは「世田谷区役所の担当者(M山)、あまりにも酷すぎる」「フリーランスだから雑に扱っていいと思ってるとしか思えない」といった声が噴出。

また、世田谷区長・保坂展人(新宿高校OB)の元にも

「世田谷区長にも責任があります。なんらかの対応をしてください」

「山本さほさんの件について正式に回答して欲しいです」

といった声が届けられており、炎上しかけるような事態になっている。

t02200165_0800060013283034511さらに、これらの事態を受け、世田谷区議会議員の上川あや氏が山本さほ氏に

「どのような状況があったのかご説明をいただけましたら、強く是正を求めることもできると考えます」

とリプライ。

山本さほ氏もそれに対応しており、今後、何らかの形で事態は動くものと見られている。

記事内の引用について

山本さほ公式ツイッターより https://twitter.com/sahoobb

上川あや公式ツイッターより https://twitter.com/KamikawaAya

 

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「検査」と「キャンサー(がん)」

medical_igan平成30年 6月13日発行の新宿高校「進路部通信」第36号に、竹迫和美さん(新宿高校25回生)が「人生の扉を叩け!!」と題して寄稿されました。

医者や看護師が話す「検査」と言う言葉が、外国人の耳には「キャンサー(がん)」と響くこともあるそうです。

この一例で解る通り、医療現場では外国人に不安や不満を与えないように、患者の訴えを的確に訳して医者に伝え、文化の違いや医療用語も理解して患者に伝える「医療通訳者」の役割は重要で、東京オリンピックに向けての観光客の増大、「医療ツーリズム」拡大を目指す日本にとって益々その重要性が増しています。

外地での子育て時代に文化的背景が違うことで医者の治療法に納得がいかなかった経験を持つ竹迫さんは、帰国後51歳の時、東京外国語大学大学院、地域研究科国際コミュニケーション・通訳専修コースに往復6時間かけて通学し猛勉強。

修士研究では「専門医療通訳者養成」を選ばれました。

大阪大学大学院、人間科学研究科から博士号を取得後、講師の道を歩み始められました。

その後幾多の経験を経て、外国人患者を積極的に受け入れる大学病院を併設する、藤田医科大学(2018年10月まで藤田保健衛生大学)大学院、保健学研究科医療経営情報学領域の教授として教鞭をとり、2018年に定年退職されました。

結びの言葉の中で挙げられている「IMIA」は米国に本部がある国際的な医療通訳者の職能団体、International Medical Interpreters Association(通称IMIA)だそうです。

竹迫さんは2016年にIMIAから、日本における医療通訳の発展に貢献したことを高く評価され、『米国の医療通訳発展の母』と呼ばれる創設者の名前を冠したRaquel Cashman Awardを受賞されました。

寄稿内容はこちら

 

空を見てますか

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池辺晋一郎さん(新宿高校15回生)の新著『空を見てますか⑧ 歴史を見る、音楽をする』。

『空を見てますか』シリーズは、週刊の「うたごえ新聞」連載のエッセーを収録したもので、本書はその8巻目。

本書は、2005年1月3、10日合併号から12月26年号までの1年分を収録されています。

 本書の目次内容はこちらからご覧ください。