ドイツオーストリア

読書 曲げないドイツ人 決めない日本人

★曲げないドイツ人 決めない日本人_ ドイツ人僧侶が語る日本人の才能 (サンガ新書)_01

著者は、禅にあこがれて来日25年、日本で禅寺の住職をしているドイツ人

日独双方の思考や行動の違いを、ユーモラスに書いているが、本当に水と油ほど違うので、大変だったんだろうなぁ、と思う

著者はドイツ人の国民性を、ヨーロッパの中でもかなり特殊と見ていて、それはゲルマン民族が農業を始めるのが遅く、割と最近まで野蛮な生活をしていたせいだと考えている

ドイツ人の心の中には獰猛なイノシシが住んでいて、普段は理性的に生きていても、ときどきそのイノシシが暴れだすのだと言う

なかなかうまい例えだと思う

(^_^;)

読書 すてきな旅「ドイツ」

★すてきな旅05 ドイツ  -_01

旅行ガイドですが、歴史や文化についての説明が詳しい

半世紀以上前の1965年発行なので、東西ドイツ分裂状態の雰囲気が伝わって来る

その20年前に第二次大戦で徹底的に破壊されたはずだが、日本と同様に「奇跡の復興」なのか、中世を感じさせる美しい街並みが蘇っている

中央集権のフランスと異なり、地域の特色が際立っているドイツは、場所が変われば別な国のようだと言っている

大雑把に言えば、北部はゲルマンそのもので謹厳実直だがちょっと暗い、南部はラテンっぽくなり明るい

(^_^;)

読書 ドイツ人と日本人

★ドイツ人と日本人、似てるの? 違うの?_ ドイツ人との仕事・生活での付き合い方  ドイツ人と日本人の国民気質の違いを様々な視点から比較_01

著者は、ドイツ人と一緒に働いた日本人

ドイツ人の人生観は「人生は険しいもの。懸命に働いて糧を得よ」に尽きると言う

徳川家康の人生訓みたいだな

大体、よく言われているドイツ人の特徴が書いてある

特にドイツ人は仕事の計画、もっと言えば一人一人への仕事の分担とスケジュールを細かく決めることに最大のエネルギーを注ぐそうだ

これがきちんと出来上がると、あとはスムーズに進む

途中で想定外のことが起きて計画通り進まなくなると、日本人のように柔軟に軌道修正しないので、計画修正に手間がかかるらしい

内容的に、さほど深いことは書いてない

(^_^;)

読書 魔女とカルトのドイツ史

41WS0WYEEDL._SX286_BO1,204,203,200_

イタリアでルネサンスの文化が花開いていたころ、多少のズレはあるが、ドイツ(神聖ローマ帝国)では、宗教改革と魔女狩りが「花盛り」であった

生真面目で律儀、仕事は正確なんだけど、なんとなく余裕がなく、陰鬱で、不機嫌そう、というようなマイナスイメージも付きまとう

そして20世紀、ヒトラーが先頭に立って、派手にやらかしてくれた

とにかく、ドイツ人は何かが違う!

日本も一時は組んだし、明治の日本はお手本にしたこともあるけど、この何かが違う感じは何だろう?

これをドイツにおけるカルト集団の歴史の中で解き明かしている

ひと言で言えば、カルトにハマり易い国民性、民族性

その背景には、合理的な表層文化の裏に潜む、非合理主義の基層文化、ドロドロしたデモーニッシュな心理、キリスト教文化に抑圧されたゲルマン精神

社会が大変動して、ドイツ人が強いイライラに陥ると、これらがまた噴き出してくるかもしれないよ

((((;゚д゚))))

 

読書 アイヒバウム「天才 創造性の秘密」

51AEPELaZDL

 

天才論の二大古典のうちの1冊で、どちらも100年近く前に書かれた

クレッチマーの「天才の心理学」が、天才の精神の内部(ミクロ)に深く切り込んでいるのに対して、アイヒバウムは天才という存在に関する社会学的考察(マクロ)が中心

「天才と狂気」という昔からある疑問に対して、「名声」という中間項を置いて、天才が社会から天才として認知されるプロセスを、スッキリ分析している

「オレはビッグになりたいんだ!(名声が欲しいんだ!)」という人には、参考になる点が多々あるだろうと思う

しかし、クレッチマーの「天才的」な分析のキレと比べると、相対的には凡庸な「非天才」が、外から天才を観察しているという印象は残る

ただし、アイヒバウムには「天才・狂気・名声」という主著(600ページ以上もある大著)があり、本書はその要約版であるから、主著を読まずして評価を下すのは、公平を欠くかもしれない

主著「天才・狂気・名声」の日本語訳は、現在絶版で手に入らない(原書で読むのは、ちとツライ)

(^_^;)

 

ドイツ人のサービス

iStock_43675264_MEDIUM

job_maid_meido_kissa

 

 日本の方が特殊なんだと思います

   日本は「お客さま」になれば天国ですが

 「従業員」になると キツイですね  (^_^;)

 

日本人と比べて、他人の感情を尊重したり、まわりの空気を読んだりしないドイツ人。

ドイツに29年住んで、この国ではもはや良好なサービスを期待しなくなった。

world_germany_diandl

「ここはドイツなので、良いサービスは無い」

と思うようにしている。

以前、食堂の店員が

コースターを客の前に手裏剣のように投げた

姿を見かけたことがある。

その場にいたある日本人は

「ドイツに5年間住んでいるが、こうした態度には、いまだに慣れない。

 客に対して最低限の思いやりがない」

と憤慨していた。

cup_coaster

多くの日本人は、目の前に物を投げられると「邪険に扱われている」と不快に思う。

繊細な客の中には、犬や猫の前に餌を投げる情景を連想する人もいるだろう。

しかし私はこのとき、店員がコースターを客の前に投げるのを見てもまったく怒りを覚えなかった。

その理由は、

「この国(ドイツ)のサービスというのは、こんなものだ」

と悟っていたからである。

以前私は会議の席で、ドイツ人が

自分の名刺を客に1枚ずつ手渡さずに、テーブルの上に投げた

のを見たことがある。

meishikoukan_youngman

名刺すら投げる人がいるのだから、飲み物のコースターを投げられたくらいでは驚かない。

冷静に考えれば、それで何か不都合なことが起こるわけではない。

あくまで気分の問題である。

つまり、サービスに対する期待度を下げてしまえば、サービスが悪くてもあまり不快に思わない。

「自分はお客様なのだから、よいサービスを受けて当たり前だ」と思い込んでいると、サービスが悪いと頭にくる。

腹を立てると、その日は損をしたような気がして楽しくない。

いやな思いをするのは結局自分である。

私もドイツへ来た1990年ごろには、サービスの悪さについてしばしば腹を立てていた。

だがこの国に長らく住んでいるうちに、

「ドイツだけでなく、日本から一歩外へ出ると、サービスは基本的に悪い」

という考え方が身についてしまった。

chuuka_turntable_yamucha_family

いくらじたばたしても、他人の行動や考え方を変えることはできないので、自分の感受性を変えたのだ。

サービスに対する期待度を下げると、スーッと気持ちが楽になる。

私の態度について、「悪いサービスの前に降伏したのか」とあきれる人もいるかもしれないが、このほうが精神衛生上、メリットが大きい。

レストランで店員がなかなか注文を取りに来ず、待ちぼうけを食わされても「経営者が人件費を節約しようとしているので、従業員の数が足りないからすぐに注文を取りに来られないのだろうなあ。かわいそうだなあ」と思うくらいだ。

51JZ6HB5S3L._SX355_

大半のドイツ市民も、この国のサービスについて「こんなものだ」と思っており、際立って悪いとは感じていない。

多くのドイツ人は、日本に行ったことがない。

日本のような「サービス先進国」があることを知らないのだ。

 

ドイツ大使館オススメ

 

 

藝大生「葵トリオ」1位 

▲2013年 尾道にて 左が小川響子さん

ドイツ南部ミュンヘンで行われているドイツ公共放送ARD主催の

第67回ミュンヘン国際音楽コンクールで15日、ピアノとバイオリン、チェロによる三重奏部門で東京芸術大学の大学院生と卒業生の3人が結成した「葵トリオ」が1位になった。

同部門で日本からの入賞は初めて。

奈良県橿原市出身の小川響子さん(26)がバイオリン、同県生駒市出身の伊東裕さん(26)がチェロ、兵庫県西宮市出身の秋元孝介さん(25)がピアノを演奏。

シューベルトの曲などを熱演し、会場を沸かせた。

決勝は3組で競われ、葵トリオを除く残りの2組はともに3位になった。

 

続きを読む

ドイツ銀行クライシス

5cb7042a012575efe5ee2c6342a95df6

ドイツ銀行は危機を脱しておらず、株価はさらに下落するだろう。

ベレンベルク銀行のアナリスト、エオイン・ムラニー氏がこのような見方を示した。

同氏は23日のリポートで、ドイツ銀は「ゆっくりと消え去りつつある」とし、最重要事業が構造的な衰退をたどっていると分析した。

経営陣が中期的な目標とする株主資本利益率(ROE)10%は永久に達成できないだろうとし、目標株価を8ユーロと12ユーロから引き下げた。

ブルームバーグがまとめたアナリスト予想の中でこれは最低だが、バークレイズとソシエテ・ジェネラル、ロイヤル・バンク・オブ・カナダの目標株価も同額だ。

フランクフルト時間午前9時42分現在は9.80ユーロ。6月には過去最低の8.75ユーロを付けた。

ムラニー氏によると、ドイツ銀は法人・投資銀行業務の市場シェアを引き続き失っている。どうやってこのトレンドを反転させるかが「なかなか見えない」という。

レバレッジを低下させる計画は基調的な収益力の弱さをさらに露呈させるだろうとも同氏は述べた。

欧州の他の銀行はリテールバンキングかウェルスマネジメントという頼れる中核事業があるが、「ドイツ銀にはそれがない」とムラニーは指摘。

国内同業コメルツ銀行と合併すればリテールおよび商業銀行業務を強化し得るが、実現の「可能性は低く最後の手段」だと同氏はみている。

world_germany_diandl

 

ドイツ銀行がおかしくなると リーマンショックより

 世界経済への影響は 大きくなるかも  ((((;゚д゚))))

 

続きを読む