▲フジテレビ「相談役」 日枝久(87)
モンスター独裁者は「空気」で周囲を支配します
「空気」による支配には、社長とか会長の肩書きは不要です
そんなものが無い方が、肩書きから来る責任を免れて、勝手放題の独裁支配が可能になります
独裁支配権だけを行使して、いざとなると「相談役だから」などと言って卑劣な逃亡をします
日本的な「空気」は、独裁者を生み出す土壌です
日本人の最大の欠点として、
人間関係や、それが醸し出す「空気」が関係してくると
とたんに冷静な判断力を失って(思考停止)
トンデモない愚かな判断をしてしまう
というのがあります
異常なほど先輩後輩の序列を気にする
常に周囲の顔色を見ながら意思決定する
余計な忖度(そんたく)をして、発言や行動を自粛する
などの日本人のおかしな習性は、ほとんどこの「空気」が関係しています
例えば、80年以上前の御前会議(天皇臨席の会議)でも、この「空気」が充満していました
会議出席者の誰もが「空気」に飲まれて開戦に反対できない気分(思考停止)になりました
そして、絶対に勝てないと分かっていた愚かな戦争に突入(真珠湾攻撃)していって、善良な日本人が310万人も死んだのです
この「空気」こそ、日本人を狂わせる最大の脅威であり、この「空気」を悪用して、組織の独裁者に居座っている悪党が、組織の大小を問わず、日本社会のあちこちに広く存在しています
そんな独裁者の醸し出す「空気」に触れると、周囲の日本人は冷静な判断力を失って思考停止に陥り、「愚かな羊たちの群れ」となります
ひたすら凶悪独裁者に盲従し、その言いなりになって黙ってしまうのです
まさに【羊たちの沈黙】です
今日の記者会見は、そんな「愚かな羊が4匹」登場しただけのように見えました
私たち日本人の99%は、この「空気」に触れると、みんな愚かな羊になってしまう可能性を秘めています
浜田聡議員やホリエモンみたいな、「空気」に流されないスゴい人は、たぶん1%もいないでしょう
「王様は裸だ!」と叫ぶ子供が必要です!
いまフジテレビの不祥事に憤って叫んでいる人たちも、それは自分が外部にいて「空気」に触れていないからであって、もし自分自身の属する会社や組織に独裁者がいたら、その独裁者の前では「空気」に威圧されて、言いたいことも言えない羊になってしまうのかもしれません
▲日枝が死ぬほど恐い4匹の羊