学校といえば「校則」が付き物だと誰もが考えがちだとおもうが、校則のない学校がある。それも、公立だ。
東京の世田谷区立「桜丘中学」が、その学校である。
かつては桜丘中学にも校則は存在したのだが、途中からなくなった。
それも急に「校則廃止」になったわけではなくて、少しずつなくなっていったのだそうだ。
そのきっかけになったのは、西郷孝彦校長が赴任してきたことだった。
彼の桜丘中学校長としての経歴は2019年4月に10年目にはいるというから、けっこう前のことである。
「急に廃止といったって、子どもたちも先生たちも頭のなかが簡単に切り替えられるわけじゃないから、徐々になくしていった」
と、西郷校長は云った。
それにしても、どうやって校則を廃止していったのだろうか?