▲PL教団のシンボル 超宗派万国戦争犠牲者慰霊大平和祈念塔
一時は高校野球と言えばPL学園でした
宗教法人が経営する高校の野球部
教祖不在と閉鎖的運営によって
野球部だけでなくPL学園も、PL教団も
消滅に向かっているのでしょうか?
(・_・?)
桑田真澄や清原和博(→)らのプロ野球選手を輩出し、春3度、夏4度の日本一を誇るPL学園。
2016年を最後に硬式野球部は休部となっているが、復活の話は聞かない。
実は野球部だけでなく、学校そのものが“消滅”の危機にある。
PL学園の生徒数減少が下げ止まらないのだ。
母体となるパーフェクトリバティー教団(PL教団)が最盛期を迎えていた1980年代に、PL学園は男子の金剛寮と女子の葛城寮に、男女生徒あわせて1000人以上が暮らすマンモス校だった。
「野球部は、信者の子供以外の生徒を集めて強化されてきましたが、2014年秋に新入部員の募集停止となり、外部から入学してくる球児がいなくなった。PL学園の生徒のほぼすべてが、信者の2世、3世となっています。1学年の生徒はだいたい20人弱」
母体PL教団の信者数は、1980年代に公称260万人超にまで拡大していた。
しかし、3代教祖である御木貴日止(→)が2020年12月に死去し、後継者が指名されずに「教祖不在」の状況が続いている。
現状は、3代教祖夫人である美智代が、教祖代理のような立場で実権を握っている。
「教祖代理の御木美智代の意向で、信者の子供以外の生徒を受け入れたくないという方針を学校はとっている。信者数が減少しているのだから、生徒数も減少し、寺子屋のような学校になってしまった」