天国にさえない風体の男がたどり着いた。
門番の天使は、男の生前の記録をざっと調べ、困った顔で言った。
門番の天使 「あなたは天国に入るほどの善行をしていませんねー!」
男 「はぁ・・・」
門番の天使 「何か生前に善行をしましたか?」
すると男は誇らしげに答えた。
男 「一度だけ困っている女性を助けたことがあります!」
門番の天使 「ほぉー!」
男 「ドライブしていたら、女性ドライバーが不良に囲まれて困っていました」
門番の天使 「それで?」
男 「私は車を停め、そのご婦人から手を離せ!豚野郎!と言ってやったのです!」
すると門番の天使は満足そうに頷き、記録を調べながら尋ねた。
門番の天使 「それは勇気ある善行ですね! いつ頃の話ですか?」
男 「つい5分ほど前です」
慣れないことをするから・・・(^_^;)