人生も後半に入ると健康への関心が高まり、誰かと飲めば、話題は健康や病気の話になります
その心理的背景には不安がある訳ですが、本書はその不安に対して、いかに対峙するかという本です
著者は医者なのですが、書いてある内容は、医学と言うより哲学に近い
人間は不安を感じると何かにすがりたくなる
特に健康不安では、医者とか医学情報にすがりたくなる
すがりたがっている人というのは、洗脳されやすい状態にあるので、洗脳してやろうという側から見たら、格好の洗脳ターゲットになる
悪く言えば、マーケティングというのは、潜在顧客をいかに洗脳して顧客に変えるかという体系的な技術です
製薬会社とか健康産業は、日々そういったマーケティング技術を研究し実行していますから、マスコミやネット上には、そういった不安をあおる洗脳情報があふれかえっています
そんな不安喚起情報に囲まれた中で、いかに主体性を維持して、健康と心の平静を維持するか
本書には、その心構えのようなもの(哲学)が書かれています
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