渋谷のハチ公広場にある
東横線の車両を撤去して
替わりに設置したら
面白いんじゃないかな
(^_^;)
8月末に閉園した東京都練馬区の遊園地「としまえん」を代表する遊具だった回転木馬「カルーセルエルドラド」。
ドイツで造られ、第一次世界大戦を逃れて米国に渡り、約50年前に日本にたどり着いた。
修復後に移設される予定だが、製造から100年以上たつ世界最古級のメリーゴーラウンドだけに、関係者は新たな安住の地に頭を悩ませる。
としまえんによると、エルドラドは1907年にドイツの機械技師ヒューゴー・ハッセが生み出した。
直径18・4メートル、高さは約8メートルで、乗り場は3段に分かれ、内側に行くほど回転速度が上がる。
24頭の木馬、豚やゴンドラにはアールヌーボー調の豪華な彫刻が施されている。
製造当時は移動式で、欧州各地のビール祭りやカーニバルを回っていたが、政情が不安定となる中、11年に米ニューヨークの遊園地に移されることになった。
ニューヨーク時代は、セオドア・ルーズベルト米大統領や女優のマリリン・モンローも乗り心地を楽しんだとされる。
しかし、遊園地は64年に閉園。
エルドラドは解体され倉庫に眠っていた。
「伝説の回転木馬」のうわさを聞きつけ、としまえんが購入したのは69年のこと。
園の歴史に詳しい事業運営部長の内田弘さん(65)は
「状態を確認せず買ったので、
船便のコンテナを開けた際は
老朽化に驚いたそうです」
2年の修復を経てデビューしたのは71年。
豪華な装飾が人気を集め、園を象徴する存在となった。
安住の地を得たかに思えたエルドラドだったが、今回の閉園で流浪の旅はまた続くことに。
別の遊園地やホテル、米国へ戻す-。
複数の案が浮上しているが、「どれも決め手に欠ける」と内田さん。
「世界の歴史とともにあった偉大な遊具。
私たちが決めるのもおこがましい気すらします」
と心情を語った。