新宿駅の東西自由通路

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▲東西自由通路のイメージ

新宿駅で現在、「東西自由通路整備計画」が進められている。

8月の東京2020オリンピック・パラリンピック開催までに開通する予定。

2012(平成24)年9月にJR東日本が事業主体となって始まった計画で、現在の西口と東口改札をそれぞれ移設し、両改札を結んでいた北通路部分が改札外の自由通路となる。

通路幅もこれまでの約17メートルから25メートルに広げ、エレベーターを改札内に4基新設する。

1885(明治18)年に開業した新宿駅は、都心と郊外を結ぶターミナルとして鉄道各線の駅が次々と開業し、路線も地下化、立体化するなど重層的に発展してきた。

現在は7路線8駅が結節し、一日に約380万人が乗降する。

新宿区役所の担当者は「利用者の多い駅構内で、終電後から始発までの短い時間帯を中心に工事を行ってきた。現在は躯体も完成し、床を貼るなどの作業が進んでいる」と話す。

東京都と新宿区は2018(平成30)年、新宿駅、駅前広場、駅ビルなどを一体的に再編整備し「新宿グランドターミナル」とするべく「新宿の拠点再整備方針~新宿グランドターミナルの一体的な再編」を策定した。

担当者は「オリンピックをきっかけに海外からの来街者なども増加が見込まれる中、同通路の完成で、新宿駅の利便性や東西周辺地域の回遊性もかなり向上するのでは。開通を一つの契機として、今後、線路上空の東西デッキ、南北の街をつなぐデッキや東西駅前広場などの整備、街の特性やまちづくりの動向を踏まえた、さらなるまちづくりの推進力となれば」と期待を込める。

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