京都産業大学は3月20日、2008年にノーベル物理学賞を受賞した益川敏英教授(79)が3月31日付で退職すると発表した。
2009年に設置された同大の教育・研究機関「益川塾」の塾頭も同日付で退き、同塾は廃止される。
年齢や体力を理由に退職の意向が示されたという。
4月1日付で名誉教授の称号を授与する。
益川敏英教授は
「若い人には夢中になれることを探してもらいたい。指導する立場にある人には、若い人を正しく導いてもらいたいと思う。これからは、大好きな読書やクラシック音楽を楽しみながら、ゆっくりと過ごしたい」
とのコメントを発表した。