美容室は、男性に髪のカットだけのサービスはできない――。
厚生労働省(旧厚生省)が1970年代に通知で定めたルールが、撤廃されることになった。
理容師と美容師の資格について検討していた政府の規制改革会議が、「時代に合わない」と提言したためだ。
有名無実化していた通知が、実態に合う形で見直されることになる。
有名無実
「え、ダメなんですか」
17日、東京・下北沢の美容室「パーカット」で髪をカットしてもらった男子大学生(18)は驚いた。
旧厚生省が1978年に出した局長通知では、「美容師は、男性 に対するカットのみのサービスを行ってはならない」と定めている。
厚労省によると、美容師は女性向けにデザイン性の高いカットやパーマの技術は習得してい るが、男性のカットは原則、「理容師の領域」だからだという。
しかし、散髪で美容室を利用する男性は多い。
厳密には通知違反 だが、安倍首相が美容室で散髪していることも知られており、通知は有名無実化しているのが現状だ。
規制改革会議では「時代遅れだ」などと異論が相次ぎ、 16日に首相に答申した改革案に見直しを盛り込んだ。
政府は今月中にも閣議決定する予定で、厚労省は通知を改め、性別に関する規制を撤廃する。
最初はちょっと緊張したけど
慣れると美容室の方がいいです (^_^;)