ビジネスマンであれば、各地域の特性に合わせて付き合い方を変えることが、仕事を成功させるカギとなる。
特に、出張や転勤に際して知っておかなければならないのは、その土地土地で言ってはならないNGワードの数々。
地方に転勤・出張する営業マン 必読デス (^_^;)
◎札幌(人口193万人)
NG⇒「明日までに結論を」と部下や取引先を急かす
※保守的なものを説明なく押しつけ、早く決めろと急かすのはNG
札幌市民の特徴
●開放的
●新しもの好き(裏を返せば)飽きっぽい
●決断力がない
◎仙台(人口106万人)
NG⇒仙台風「芋煮」を「なんだ豚汁か」と言う
※社内・取引先・町内などが開催する「芋煮会」に不参加もNG行為
仙台市民の特徴
●プライドが高い(裏を返せば)頑固
●おおらか(裏を返せば)のんびり屋
●何事にも消極的
仙台●宮城県、特に仙台市では企業内高校閥が強く、仙台二高絶対主義が。一流大学出よりも仙台二高出身のほうが幅を利かせている場合も。(建設・31歳)
NG行為:「仙台二高絶対主義」を知らないでいること
◎東京(人口1300万人)
NG⇒「どちらのご出身で?」と出身地を尋ねる
※田舎出をひた隠しにしている人多し。初対面でプライベートを聞くのも×
東京都民の特徴
●義理人情型で見栄っ張り(下町)
●権威的、よそよそしくて見栄っ張り(山の手)
●淡泊でも見栄っ張り(多摩)
とにかくみんな見栄っ張り (^_^;)
◎名古屋(人口227万人)
NG⇒「読売(朝日)新聞掲載の情報によると」と言う
※郷土愛強く、名古屋の悪口NG! 中日新聞掲載ネタ以外は信用せず
名古屋市民の特徴
●保守的(裏を返せば)他人を信用しない
●ケチで実利性に富む
●見栄っ張り
転勤も半年になる頃、昼食中にふとひと言。「あ~、フツーの味噌汁が飲みたい」。生まれも育ちも名古屋の同僚に「フツーってなんだよ! フツーって。これがフツーの味噌汁なんだよ」とキレられる始末。土地の伝統を特別視してはいけないと、痛切に感じた出来事。(商社・31歳)
NGワード:八丁味噌ベースのものを「フツーでない」ように言う
◎大阪(人口287万人)
NG⇒「自分おもろいな」と女性社員に言う
※「自分おもろいな」=「好き」の意味も! スマートな標準語もNG
大阪市民の特徴
●商人気質
●派手好き、せっかち
●新しもの好き(裏を返せば)短絡的
3年の大阪勤務後、転勤で東京に戻ることに。取引先に後任者を連れ挨拶にいったところ、「せやから東京モンは信用ならへん。取引は終しまいや」と、超ご立腹。「これまで以上にきちんとさせますさかいに。私もちょくちょく寄らせてもらいます」と、ヘタな大阪弁でこれっきりの関係でないことを強調。大阪の商売は会社対会社でなく、人間対人間で成り立っていることを改めて痛感。(商社・51歳)
NGワード:「あとはすべて後任に」と大阪を〝捨てる〟発言
◎広島(人口118万人)
NG⇒「昨日の巨人戦は盛り上がったね」と語りかける
※野球は「広島カープ」のみ。阪神・巨人の話は、たとえ社内であってもNG
広島市民の特徴
●陽気で楽天的
●祭り、遊びが大好き
●飽きっぽい(裏を返せば)ルーズ
出張時、おいしいお好み焼きを、と言われ同伴したところ、目の前で焼かれているのは、いわゆる具材を重ねて焼く「広島風お好み焼き」。それを見て「広島風のお好み焼きもいいですね」と口にした途端、大将に「広島風とはなんだ! これがお好み焼きじゃ!」と店内に響き渡る声で一喝される始末……。他の客からも白い目で見られ、気まずい雰囲気に。広島では「お好み焼き」とは広島風を言い、具材を混ぜて焼く大阪の「お好み焼き」は「関西焼き」だそう。食べ物の呼び方にも注意が必要。(メーカー・35歳)
NGワード:「“広島風”お好み焼き」
◎福岡(人口149万人)
NG⇒「論理立ててきちんと説明を」と部下に迫る
※曖昧さを認めず、理屈で責め立て、小難しくする行為はNGもの
福岡市民の特徴
●派手好き、開放的
●個人主義(裏を返せば)排他的
●新しもの好き
福岡●出張時、「福岡は、ヤクザがいっぱいの“怖い街”と聞いてきました」と言ったり、連れていかれたスナックで「『暴追ステッカー』は貼らないの?」と聞くのはタブー行為。さらに「ヤクザ抗争」の話題は、自宅以外では絶対禁止! 特に酒の絡む場所ではくれぐれも注意を。(コンサルタント・43歳)
NGワード:「ヤクザ」「暴力団」“怖い街”と言う
食べ物編――郷土の“味”は、母の味。地雷の威力はメガトン級
◎高知
下戸のため、酒を無理に勧められるのが苦手。何度か「ウーロン茶で」と言っているうちに、二度と酒席に誘われなくなり、商談でもどこかよそよそしい態度に。早く担当を外してほしい。(商社・40歳)
NGワード:「酒は飲めません」「ウーロン茶をください」
ライバル編――同県内でもライバル心あり地雷原はすぐそこに
◎兵庫
姫路出身の取引先担当者に、「兵庫のご出身ですか。姫路城も素晴らしいですし、神戸も洗練されていていいですよね。住んでみたい街です」と、ヨイショのつもりで言ったところ、途端に不機嫌に……。何が悪かったのかいまだに理解できない。(メーカー・37歳
NG行為:姫路出身者に「神戸」を褒める言葉を発する
◎千葉
別部署の女性が千葉出身と小耳に挟んだので「住まいは千葉なんだって?」と気楽に話しかけたところ、「千葉じゃありません、“浦安”です!」と少々不機嫌に。その後、ディズニーランドの話題に切り替え持ち直した苦い経験が……。浦安は千葉じゃないのか!?(メーカー・41歳)
NGワード:「浦安」を「千葉」とひとくくりにして言う
◎秋田
NGワード:「秋田は“自殺率”毎年高いですよね」
ツカミ:「秋田美人」や「チャンポン」の話
ツボ:“自殺率”禁句。おだてとムードが
◎福島
NGワード:「わたしは山口(長州)出身です」(会津地方)
ツカミ:相手の友人知人を徹底的に褒める
ツボ:山口出身者は担当を外れること
◎宮崎
NGワード:「酒は飲めません」「焼酎は苦手」
ツカミ:「黒霧島」「白霧島」など焼酎の話題
ツボ:「飲み方(飲み会)」の誘いを断らない
◎埼玉
NGワード:「“ダサイ”の語源なんだってね」
ツカミ:どんなことも褒め殺しで攻めて○
ツボ:「ダサイたま」「くさいたま」と言わない
◎沖縄
NGワード:「オレが上司だから言うこと聞いて」
ツカミ:「ゴーヤー」「泡盛」などの話題
ツボ:上下関係をむやみに押しつけない
◎奈良
NGワード:「鈍くさいな!仕事は素早く片づけて」
ツカミ:「鹿」や、文化遺産の話
ツボ:ペースを乱す発言を控え、早口も封印
◎熊本
NGワード:「アイデアはいいんだけどね~」
ツカミ:「くまもん」「焼酎」の話題でヨイショ
ツボ:プライドを傷つけず、大仰な相槌で感心して
◎神戸
NGワード:「京都、大阪、神戸で『京阪神』だよね?」
ツカミ:神戸の夜景、元町の話題
ツボ:ひとくくりにせず神戸を特別扱いする
◎長野
NGワード:「はじめまして~知事のヤッシーで~す」
ツカミ:「信濃の国」をリクエストする
ツボ:初対面での冗談を控え真面目に接する
◎新潟
NGワード:「いつも曇りばかりだと陰気になりますね」
ツカミ:「地酒」や「魚」「イタリアン」の話題
ツボ:曇り=陰気=性格が暗いと暗に連想させない
◎福井
NGワード:「もはや、原発は不要ですよね」
ツカミ:嫁入り道具の豪華さ、「メガネ」「箸」の話題
ツボ:親族に原発関係者多し。原発ネタは封印