短期為替相場は、140とか150といったキリの良い数字を意識して動きますので、150という大台に乗せたことで目標達成感が出て、流れが変わる可能性もあります
いまの円安は、日銀の低金利政策の結果で、日銀が低金利をやめれば、すぐに円安は終わります
日本は、世界最大の債権国で経済は安定していますから、低金利政策以外に円安要因はありません
これが韓国のような、自国経済への信用不安から自国通貨が安くなっている国との大きな違いです
輸入業界など、一部の円安が不利に働く業界が、大声で円安に不満を叫んでいますが、円安のおかげで、多くの日本企業が「静かに」好決算を出して潤っています
(^_^;)
10月20日の円相場は、1ドル=150円台まで値下がりしました。
1990年8月以来、およそ32年ぶりの円安水準です。
日本政府と日銀は、9月22日に円買いの市場介入に踏み切り、円相場は一時、1ドル=140円台前半に戻りましたが、そこから10円近く円安が進んだことになります。
市場関係者は
「日米の金利差が拡大するとの見方から、じりじりと円安が進んでいるが節目として意識される1ドル=150円台に達したことで、日本政府・日銀による市場介入の警戒感がより一層、強まっている」
と話しています。
急速な円安の背景にあるのがインフレを抑え込むため、大幅な利上げを続けるアメリカと、金融緩和を続ける日本の姿勢の違いです。
金利の上がらない円を売り、金利の上がるドルを買う動きが続いています。
ことしはじめに1ドル=115円台だった円相場は、アメリカの中央銀行に当たるFRBの利上げに連動するように円安ドル高が進みました。