熊谷です。
4月24日鶴見、25日大阪のアタッカのコンサートに
連ちゃんで行かせてもらいました。
いやーすごかった、素晴らしかったです。
まず1日目のハイドンからびっくり、ぶっとんびました。
こんな凄いハイドンは初めて。
その他もいずれもすごく、2日目のデッドなホールでも
またまた素晴らしい演奏でした。
日本では デッドな、と良くいいますが
ネーサンはドライと言ってました。英語では ドライなのでしょうか?
しかしヤナーッチェックのドラマティックなこと。参りました。
個々に感想を 書いていったら長くなってしまいますが
2日とも聞かせてもらって 目を閉じて聞いていたら
4人しかいないのが信じられず、どこかの優れた
オーケストラを聞いているような響きと音量と
高度な合奏技術に圧倒されました。
アタッカは、もう進化して 世界の超一流カルテットの
仲間に入ったことを確信しました。
そして大阪の最後のアンコールのスターウオーズ!
YOU CUBE で何度か聞いていましたが
生演奏は別物。大迫力でした。
大阪まで来て良かった~と思いました。
慶子さん、アタッカの皆さん、
素晴らしい演奏をありがとうございました。
どうかこれからもどんどんご活躍ください。
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再度、熊谷です。
今回のアタッカのコンサート、けっこう聞いた人がいるようで
ネットにアップされてますが
この批評は プロ?すごく詳しいです。
クラシカル ウオッチ :
http://merrywillow.com/?p=7309
>セカンド徳永はもちろん日本人で元気一杯、ファイト満々。
駄洒落を飛ばしたり、アクシデントも即座にネタにしてしまう辺りは、
頭の回転の速い人なんでしょう。最後のメンデルスゾーンでは
楽譜が思わず落ちてしまうアクシデントもありましたが
“楽譜を飛ばすほど熱が入りました”なんて言ってましたからね。
>やはりアタッカによるアダムス作品初演は、強烈なインパクトがありました。
ベートーヴェンの借用云々より、短いモチーフを執拗に繰り返しながら
聴き手を次第に興奮させ、息をするのも憚られるほどの集中力が生まれてくる所が凄い。
もちろんアタッカの一糸乱れぬ合奏力と、チョッと気を抜けば何処を
演奏しているのか分からなくなるような作品の展開に対する集中力とが
生み出した圧倒的な時間と言えるでしょうか。
この初演、サルビアホールの歴史に新たな1ページを書き加えたと断言します。
>4人(チェロ以外の3人、だっけ)は2種類の弓を持って登場し、
ハイドンとアダムスでは弓を替えて演奏しました。彼らは歴史的奏法と
解釈を重んじているとのことで、ピリオド系のスタイルで
既にハイドンの全曲演奏を達成しています。
チェロはエンドピンを立てず、両足で抱え込む様な弾き方。
従って音量はどうしても小振りなものとなり、サルビアホールの小さな空間でこそ、
彼らのハイドンが楽しめました。メヌエットに1箇所あるフォルツァート fz を強調したり、
フィナーレのこれぞプレストという快速は、この弓使い無しには生まれません。
>後半のメンデルスゾーンも、これまでの常套的メンデルスゾーンとは次元が違いました。
ハイドンにもアダムスにも共通していることですが、アタッカの解釈にはドラマ性が
あるということ。ストーリーが隠されているとでも言いましょうか。
>第2楽章後半の情熱的な盛り上がり方、軽やかな、というより神秘的な
インテルメッツォに直ぐ続けて、それこそアタッカで突入する終楽章プレストの
激しいトレモロ。決然と弾き始めるエイミー・ファーストの劇唱に、
ドラマを感じない人はいないでしょう
おお、すごい感想だ~。
>アタッカの解釈にはドラマ性があるということ
まさに納得。(やくぺんさんは 過激派アタッカ、と書いていましたが・・)
そして アダムスの
>この初演、サルビアホールの歴史に新たな1ページを書き加えたと断言します。
とのこと。
いやー、やはりすごかったですね。
ではまた。
熊さん 情報ありがと~ (^_^;)