▲フジテレビ本社 お台場
高画質化や大画面化を進めているとはいえ、テレビは技術的には成熟した商品で、価格競争が激しいので余り儲からない
世界のテレビ市場は大ざっぱに言って年間2億台で、その半分を韓国(サムスン、LG)が占めており、内需が乏しい輸出立国の韓国にとって、半導体と並ぶ重要な輸出品目だ
そのテレビの需要が、世界的に減少傾向に入っている
下の記事は韓国の新聞(中央日報)の記事だが、韓国経済を支える大黒柱の不振なだけに、悲壮感が漂っている
そもそも、いまどきテレビを長時間見ているのは、少々ボケかかった人の多い高齢者だ
知的な若者は、テレビよりYouTubeのようなネット動画を見る(もっと知的な若者は読書する)
だから極論すれば、
いまテレビを見ているのは
ボケ老人とDQNな若者だ
視聴者の知的レベルが低くなれば、それに合わせて番組のレベルを下げないと視聴率が稼げない
そんな訳でテレビ番組の知的レベルは下がり続け、さらに知的な視聴者が離れていくという悪循環に陥っている
これを称して
テレビはオワコン!
と言われるようになった
テレビの売上が減っている以上に、テレビを見る人が減っているので、テレビ広告が収入源のテレビ局の経営は、危機的な状況になっている
フジテレビは倒産
のウワサが絶えない
と言われている
広告収入に頼らないNHKも、受信料の強制徴収に対する批判は高まるばかりで、
NHKもオワコン!
と言われかねない状況に陥っている
公共の電波を少数のテレビ局で寡占し、我が世の春を謳歌してきたテレビ業界は、業界の存在価値そのものが問われる厳しい冬の時代に突入した
(^_^;)
世界のテレビ市場が急激に萎縮しており、業界から懸念の声が出ている。
市場調査会社のオムディアが8/23に明らかにしたところによると、上半期の世界のテレビ出荷台数は9260万4500台で前年同期より6.6%減少した。
販売額は475億ドルで、前年同期より12.5%減った。
上半期の世界のテレビ市場で、金額基準でサムスン電子は31.5%、LGエレクトロニクスは17.4%のシェアを記録した。
出荷台数基準ではサムスンが21%、LGが12.3%のシェアとなった。
次いでTCLが11.1%、ハイセンスが9.5%、シャオミが6.4%など、中国企業が続いた。
2500ドル以上のプレミアムテレビ市場でも売り上げシェア53.6%を記録し、LGが21.5%、ソニーが17.2%と続いた。
新型コロナウイルスのエンデミック転換、インフレ深化、ウクライナ戦争にともなう供給網不安などで市場が沈滞したためと解説される。
ここにTCL、ハイセンス、シャオミなど中国企業が猛追撃してくる様相だ。
何よりテレビ市場が急激に萎縮している。
オムディアは6月に今年の世界のテレビ出荷台数見通しをそれまでより284万台(1.3%)少ない2億879万4000台にとどまると修正した。
別の調査会社であるトレンドフォースは2億台以下に落ちる恐れもあるとの分析を出した。
こうした見通しの通りならば世界のテレビ市場は2009年に2億1083万台を記録してから13年ぶりに2億台を割り込む可能性がある。
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オワコンとは、主に一般ユーザー又は個人ユーザーに飽きられてしまい、一時は栄えていたが現在では見捨てられてしまったこと、ブームが去って流行遅れになったこと、および時代に合わなくなった漫画・アニメや商品・サービスなどを意味する日本のインターネットスラングである。