日本サッカー協会

WS003063

今回は「無責任」「無能」と批判されている日本サッカー協会について構造的な問題点をまとめてみました。

日本サッカー協会の抱えている問題は他のスポーツ団体や企業、日本社会全体の問題とも関わりがあると思うのでサッカーに興味が無い方も参考になるかもしれません!

是非、最後までご覧ください!

sports_soccer_boy

 

 協会役員とかいう 寄生虫のようなジイサンをクビにして

   現役選手たちにすべてを任せれば

 日本のサッカーは もっと強くなるのかも  (;´Д`)

 

パワハラ上司-偉そう-イラスト日本サッカー協会が無能無責任と言われる理由は?

日本サッカー協会が「無能」「無責任」と批判される理由は、1993年にJリーグ発足とドーハの悲劇があり、日本サッカー界はアマチュアからプロへ、国内だけから世界へと価値観を変えることが求められてきました。

日本サッカー協会に関してはそれまでの学校スポーツと企業スポーツの旧態依然のしがらみからなかなか変われないでいるところが問題視されているんです。

どこの競技団体も同じ問題があると思いますが、日本代表はワールドカップ出場という明確な目標を当たり前に達成出来るようになりJリーグはプロ化して地域密着型に変わっていく中で日本サッカー協会もプロの組織であることが要求されるので批判的な目で見られる事が多いことが理由とされているんじゃないでしょうか。

日本サッカー協会の派閥争い

日本サッカー協会は、強化と運営を昔は規模が小さかったので責任者が一人で担当する必要がありましたが、強化と運営が分業していく過程で主導権を巡る不毛な派閥争いがあるのでは?

という噂があるので検証してみました。

まず1つは学閥

10代会長からの出身大学はこちら

第10代会長/川淵 三郎/早稲田大学
第11代会長/犬飼 基昭/慶応義塾大学
第12代会長/小倉 純二/早稲田大学
第13代会長/大仁邦彌/慶應義塾大学
第14代会長/田嶋幸三/筑波大学

早稲田と慶応で持ち回りみたいに見られても仕方ないですね。

ちなみに前技術委員長の原博実、現技術委員長の関塚隆も早稲田大学出身です。

現在の田島会長は筑波大学出身なので早稲田、慶応が中心の学閥派閥はなくなってきたのかなと思いたいですね。

優秀な人材で組織として機能しているのであればどの大学出身でも構わないんですが、批判されているということはそのように見られていないのかもしれません。

続けて、出身企業派閥

10代会長からの出身企業はこちら

第10代会長/川淵三郎/古河電工
第11代会長/犬飼基昭/三菱自動車
第12代会長/小倉純二/古河電工
第13代会長/大仁邦彌/三菱重工
第14代会長/田嶋幸三/古河電工

古河電工と三菱が交互になっています。

ちなみに日本代表監督を務めた岡田武史監督、西野朗監督は早稲田出身で古河電工出身ですね。

人が集まると派閥は出来るものですが、プロ化して間もない日本サッカー界は協会の上の世代はプロを経験していません。

そして、選手はプロという非対称な状況が時代遅れな派閥争いに繋がってしまうのかなという印象です。

日本サッカー協会組織の疑問点

日本サッカー協会は協会内の運営の責任者と現場のサッカーの責任者があいまいで誰が最終的に判断を下すのか分からないまま日本代表監督人事も継続性を持てずにいました。

この問題の解決策と現状について見ていきましょう。

技術委員会の位置づけ

継続性を持った強化のために運営と現場の責任を切り分ける必要に迫られた日本サッカー協会は技術委員会を立ち上げて現場の責任を独立されることになったのです。

技術委員会を立ち上げてから原博美と霜田正浩のコンビによりザッケローニ監督、アギーレ監督、ハリルホジッチ監督と継続性を持ちつつ独自でパイプを作り外国人監督を連れてきたわけですが、原博美技術委員長は会長選挙に出馬して田嶋幸三に敗れた後に降格人事となりJリーグに副チェアマンとして引き抜かれます。

原博美の後を引き継いだ霜田正浩技術委員長も謎の辞任となり技術委員会の継続性が全く失われてしまっていました。

結局は、現場の責任者が協会内の政治力で負けたことで力を失い元の「誰が責任者かわかりません状態」に逆戻りしたわけです。

技術委員長が監督になる矛盾

極めつけとなった事件がハリルホジッチ監督の解任です。

解任を決定したのは田嶋幸三日本サッカー協会会長で後任監督が西野明技術委員長となりました。

本来、解任するのも後任監督を決定するのも西野明技術委員長のはずですが、技術委員長が後任監督となること自体が組織内のガバナンスが無いということですね。

日本サッカー協会とお金の問題

ここからは年間200億円ともいわれる日本サッカー協会の予算に関しての問題点については「資金繰りは電通頼み?」と言われていますね。

会長や役員、理事は元選手ばかりでビジネス畑からサッカー協会に入ってきた人がいないんです。

日本サッカー協会が資金調達する手段は、試合の観客動員のチケット販売。

「放映権とスポンサー収入は電通仕切り。」となっています。

Jリーグの巨額契約で話題となったDAZNのようなネット配信企業との契約もありませんし、特定のメインスポンサーの顔ぶれは20年前から変わりありません。

日本サッカー協会は独自の交渉力、経営力を持つということにおいて問題を抱えているといえるでしょう。

最後に

いかがでしたか?

今回は、日本サッカー協会の問題点を特集してみました。

おそらくサッカーというスポーツが200カ国以上参加するワールドカップというグローバルな大会で島国の日本代表がどうやって結果を出すかという命題があるのでうまくいかない部分があって当然かと思います。

ただ、海外のスポーツ協会の運営方法を取り入れたりしながら変えるべきところは変えて行って欲しいんですが・・・

その気配を感じないどころか退化している感じすらあるところがサッカーファンのもどかしいところですね。

スポーツ団体なんてどこも問題が少なからずあると思いますが、日本サッカー協会は、他のスポーツ団体の見本となる存在となって欲しいですね!

 

SNSでもご購読できます。

コメントを残す